「関東エリア探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2020.8.10 九十九里浜 上総一ノ宮 11:30〜14:15 晴れ

九十九里浜シギ・チドリ探鳥、次の舞台は上総一ノ宮。

昨年コシジロウズラシギを観察して以来の探鳥である。

片貝漁港から有料道路で南下して河口そばのサービスエリアに到着。

防波堤から河口を見ると、眼下の波打ち際に3羽のミユビシギが採食行動中。

上から目線での観察が新鮮で、しばし堪能。


夏羽から冬羽へ移行中のミユビシギ

ミユビシギの他には、そばで1羽たたずむダイゼン、渡りの疲れなのか元気がない様子で気になる。


ダイゼン 何もすることなく時々とぼとぼと歩いていた

奥の上流に見える岸辺には10話前後のメダイチドリの群れとキアシシギ

この岸辺が探鳥予定地なので、先行き良好に感じたのだが、、、結果的にこの時が観察のピークであった。

岸辺に到着して14時過ぎの干潮に向けて干潟が広がって行くかと思いきや、シギ・チドリも干潟も動きがほぼない。

そこで対岸に見える海岸沿いの自然堤防沿いに移動。

昨年の潮が満ちている状態で探鳥した際にメダイチドリオオメダイチドリダイゼンミユビシギが数十羽の群れで休憩していたのだ。

残念ながら昨年の現場にはいなかったが、同行メンバーが突端付近でミユビシギの群れを観察。

海上では越夏中のクロガモの群れを発見。


越夏中のクロガモ達 ケガをしてそのまま日本に残っている様子には見えない

干潮の時間が近づいて来たので、再び岸辺に戻って最後のチャンスにかけたが、動きなし。

この辺が潮時と見切りをつけて九十九里浜ツアーをお開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

ミユビシギ、ダイゼン、メダイチドリ、キアシシギ、イソシギ、トビ、スズメ、ハクセキレイ、カルガモ、ササゴイ、ホオジロ、アオサギ 計12種

 

 

 

探鳥記 2020.8.10 九十九里浜 片貝漁港周辺 8:00〜10:00 晴れ

前日の三番瀬に続いて、本日も千葉県でのシギ・チドリ探鳥。

舞台は九十九里浜の片貝漁港と上総一ノ宮。

まずは片貝漁港へ。

昨年は到着1時間前にヒメハマシギが飛び去ってしまうという大惨事に見舞われた場所である。

到着時、漁港そばの浜辺はサーファーでにぎわい、昨年見られたミヤコドリミユビシギの群れは見当たらない。

沖合には越夏しているクロガモの群れ、この夏は周辺でビロードキンクロも観察されているとのこと。

そばにある大きな池に目をやるもウミネコが1羽いるのみ。

昨年とまるで違う光景にしばし唖然として、せめて一種でもシギ・チドリを探そうと決めたとたん、砂浜にたたずむオオメダイチドリ幼鳥を発見!


オオメダイチドリ幼鳥 前回に続いて観察できた!

1種見つけると次々と見つかるから不思議である。
メダイチドリ、シロチドリの成鳥と幼鳥のチドリ足の行動をしばらく楽しんだ。

同行メンバーが池の水際を歩く小型シギを発見したので、急いで確認すると脚の黄色が目立つバリシギあった。


ヒバリシギ幼鳥

現場にいたバーダーによると、我々の到着前にハヤブサの登場で一時避難した個体が、また舞い戻って来たようだ。


ヒバリシギがいた池

海岸はこれ以上の進展はないと見切り、昨年オオメダイチドリメダイチドリなどを観察した河口そばの岸辺に移動。

あいにく干潟は出ておらず、苦笑いであったが、何とか護岸で休むキアシシギの群れを発見。

よく見ると、ソリハシシギイソシギも混じっており、改めて似たもの3種類の識別比較の確認を行った。

この観察を終えて、次の目的地の上総一ノ宮へ移動。

※ここでブログを終える予定であったが、数日後に同行メンバーが画像整理中にこの3種以外のシギがいるのを発見。

自分も画像分析を急遽実施したところ、エリマキシギ雌幼鳥と判断した。


上の拡大画像 上面の綺麗な状態の太くて黒い軸斑と淡褐色の羽縁が目立つ。

嬉しい同行メンバーからの便りであったが、現場で見落としてしまったことが悔やまれてしようがない。

フワッと観察してしまったことを大いに反省!!!

見聞きした野鳥(観察順)

ホオジロ、クロガモ、ウミネコ、カワウ、ダイサギ、オオメダイチドリ、メダイチドリ、シロチドリ、セッカ、ハクセキレイ、ヒバリシギ、ハシボソガラス、スズメ、キアシシギ、イソシギ、ソリハシシギ 計16種 ※エリマキシギ雌幼鳥を確認

 

 

 

探鳥記 2020.8.9 三番瀬 8:45~12:30 雲のち晴れ

前日に所属している野鳥グループのふれあいの室内例会で「これからの時期に三番瀬で観察されるシギ・チドリ」を中心に講義をした。

そこで本日は自分の講義内容の検証も兼ねて、三番瀬で探鳥した。

本日の同行メンバーには大学時代のサークルでお世話になった大先輩の2人がスペシャルゲストとして登場!

学生時代はお二人から多大な影響を受けて、時々フィールドで当時の会話や学んだことを思い出すほどだ。

久々の再会の嬉しさと緊張感(笑)ある探鳥となった。

開始時はほぼ満潮状態。

本日最初のシギ・チドリはネット上で休憩するダイゼンの群れである。

白黒の夏羽の姿が映える個体から冬羽に近い個体など、この時期ならではの光景である。

その他、キアシシギオオソリハシシギの姿も目に付いた。

左奥の防波堤に移動。

防波堤上では手前にミユビシギ、真ん中にミヤコドリ、奥にメダイチドリの群れがいる。


休憩中のミユビシギ

横に広がるネット上にはコアジサシがずらっと並んでいて壮観だ。


オーストラリアへの旅立ち前に三番瀬で集結するコアジサシ

潮が引き始め、干潟が徐々に見え始めた頃、先陣を切ってミユビシギが堤防から飛び立った。


満を持してテイクオフするミユビシギ

ミユビシギメダイチドリの採食しているエリアを観察していると、なんとオオメダイチドリを発見!


オオメダイチドリ成鳥夏羽 摩耗しているとはいえ夏羽を観察できて嬉しい!

飛び立つまでオオメダイチドリをじっくり観察した後、更に市川側へ前進。

ここではキアシシギの群れがまずは登場。

本日は珍しく大群で、鳴き声が周囲に響き渡り、存在感抜群であった。


キアシシギの群れ

次にメダイチドリミユビシギの群れが登場!

今度はオオメダイチドリが現場にいるのが分かっているので、意識して探すと直ぐに見つかった。

驚いたことにそばにオオメダイチドリの幼鳥もいるではないか!

つまり本日は成鳥と幼鳥の2羽がいることが分かり、俄然テンションが上がった。

 


オオメダイチドリ幼鳥 背後は成鳥であるが、ぼやけていても長いくちばしは目立つ!

先輩方もご満悦の様子だ。

更には、キョウジョシギが見たい!ソリハシシギが見たい!という恐怖の先輩オーダーの返答に困っていると、

あら不思議?

目の前の干潟に何時の間にかキョウジョシギが3羽、しばらくしてソリハシシギ2羽が降臨!

先輩力?後輩力?どちらの影響か不明だが、タイミングの良すぎる不思議な時間であった。


左・中央)ソリハシシギと右)キアシシギ 似たもの同士の2種だが、大きさやくちばしの違いが分かる

潮が引いて、シギ・チドリは奥の干潟へ移動して行った。

観察距離が遠くなり、探鳥もこの辺が潮時なのでお開きとした。

本日は戻り渡りのシギ・チドリの種数も一気に増えてきて一安心かつ満足の探鳥であった。

また久々の先輩方との探鳥は懐かしさと新たなやる気を私に思い起こさせてくれた。

見聞きした野鳥(観察順)

コアジサシ、ウミネコ、ダイゼン、カワウ、アオサギ、オオソリハシシギ、キアシシギ、アジサシ、ミユビシギ、ダイサギ、ミヤコドリ、メダイチドリ、オオセグロカモメ、ハクセキレイ、オオメダイチドリ、ユリカモメ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、スズメ 計19種 メンバー観察 スズガモ、セッカ

 

探鳥記 2020.7.19 三番瀬 10:20~13:00 曇

朝起きて外を見ると、昨夜までの雨の天気予報が見事に外れて、晴れているではないか!

急ぎ準備をして、シギ・チドリの戻り渡りが始まっている三番瀬探鳥を決行した。

コロナの影響で楽しみにしていた春の三番瀬でのシギ・チドリ観察ができなかった分、戻り渡りは例年以上に探鳥したい!

いつも以上に気合を入れて現地入り。

干潟はほぼ干潮状態であり、潮干狩りの人達があちこちにたくさんいる。

肝心のシギ・チドリ達をどこにいるのか?ざっと探索すると、はるか遠くにバーダー達が集まっているのが見えた。

60倍スコープで見るとオオソリハシシギのように見える。

遠すぎるので潮が満ちて近づいて来た時に観察することにして、近場にいるミヤコドリの群れへ向かった。

鼻息荒く来た割には最初から日和ってしまった、、、。

ミヤコドリは23羽おり、繁殖地へ向かわずにそのまま三番瀬に居残った越夏組と思われる。


ミヤコドリ 三番瀬では1年中観察できる

ミヤコドリのそばにはメダイチドリが5羽、盛んに採食行動をしている。

彼らは夏羽が摩耗しており、繁殖地から戻って来たばかりなのだろう。


メダイチドリ雄成鳥

戻り渡りの序盤と人が多いこともあって、なかなかシギ・チドリを探すのに苦労したが、潮が満ちてくるにつれて出会える機会が増えていった。

まずはオオソリハシシギ雄の成鳥。

繁殖羽の体下面の赤褐色は薄れているが、雄と識別するには十分である。


1羽だけで寂しそうな背中?のオオソリハシシギ雄成鳥

次は2羽のオバシギ成鳥の夏羽の登場である。

冬羽への換羽前で夏羽の摩耗が目立つので全体的に黒っぽい。


この時期の黒っぽいオバシギ成鳥もこれはこれで好きである


正面から見ると更に黒さが増すオバシギ


上空を旋回飛行するオオソリハシシギ左)とオバシギ右)

その後はコアジサシの群れを観察したが、最近目撃情報のあるチュウシャクシギソリハシシギは最後まで出会えなかった。

数種とも戻り渡りの序盤なので少なかったが、久々の再会となったオオソリハシシギオバシギをじっくり観察できたし、何より久々に三番瀬で探鳥できたことが有意義であった。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、ウミネコ、ミヤコドリ23、ダイサギ、メダイチドリ9、オオソリハシシギ雄成鳥1、キアシシギ成鳥1、オバシギ成鳥2、ダイゼン、コアジサシ 計10種 目撃談 シロチドリ1

探鳥記 2020.3.26 葛西臨海公園 10:15〜13:15 晴れ

シギ・チドリ観察のために葛西臨海公園へ。

東西なぎさ周辺でダイシャクシギホウロクシギが観察されているとのこと。

駅から真っ直ぐに西なぎさへ。

シギ・チドリだけでなく、いまだ目撃されているオニアジサシカモ類、猛禽類なども要注意である。

到着時、西なぎさはほぼ干潮状態、クロツラヘラサギオニアジサシの飛来を期待したが、登場せず。

沖合にはスズガモの群れがいまだ健在、ウミアイサハジロカイツブリが点在していた。

東なぎさを望遠すると、ミヤコドリダイシャクシギホウロクシギが目に付いた。

西なぎさをチェックすると、コガモの群れの中にハマシギを発見、どの鳥も夢中に食事をしている。


中央にハマシギ 周囲はコガモ

干潟の奥ではホウロクシギの姿も確認。

再び水路に目を向けると、オオジュリンが岩礁にいる虫のようなものを食べていた。

アシ原以外の場所での観察は新鮮であった。

水路の水際に広がっている干潟ではホウロクシギが食事中、次々と地中からカニを見つけ出しては食べていた。


ホウロクシギ 通常より白っぽい個体

ホウロクシギの観察の合間に水路で頻繁に潜水するハジロカイツブリの繁殖羽も堪能した。

目の後方に広がる金色に輝く繁殖羽が綺麗だった。


繁殖羽になったハジロカイツブリ

本日は鳥類園でも探鳥する予定であったが、ホウロクシギの観察・撮影に夢中になり、時間切れ、、、。

東西なぎさだけとなったが、3時間近くじっくり観察することができて、その分濃い探鳥となった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、メジロ、スズガモ、ハジロカイツブリ、カワウ、ハシボソガラス、ユリカモメ、カンムリカイツブリ、コガモ、ミヤコドリ、アオサギ、ダイサギ、ダイシャクシギ、ウミネコ、シロチドリ、ハクセキレイ、ウミアイサ、オオジュリン、コサギ、イソシギ、オオセグロカモメ、クロツラヘラサギ、ホウロクシギ、カルガモ、ムクドリ 計25種

探鳥記 2020.3.1 船橋市茜浜 15:30〜17:00 晴れ

三番瀬から近場にある茜浜へ。

三番瀬で出会ったバーダーの方の話ではビロードキンクロが近くで観察できるとのこと。

場所は三番瀬の対岸にあるエリアで、防波堤沿いを歩きながら海上を観察した。


幕張方面を望む

スズガモが各方面に点在している中、クロガモが直ぐに見つかった。


クロガモ 本日も安定感抜群の可愛さ!

お目当てのビロードキンクロを探すも見当たらず。

しばらくして遠く海上でも海鳥が行き来しているのが見えたので、意識して探索していると、幕張方面から三番瀬方面に向かって飛翔するミヤコドリの小群を発見。

ミヤコドリは三番瀬を起点として葛西臨海公園へ行き来するパターンだけかと思っていたので新しい発見だった。

その後、三番瀬方面から幕張方面に向かって低空飛翔するビロードキンクロを2回目撃した。

全体が黒い体色なので次列風切の白さが遠くからでも際立つ。


2羽のハジロカイツブリ 同じ種でも体毛の状況で見た目の大きさに違いが出る

防波堤の突端まで行くと対岸には三番瀬が見える。

いつもと逆からの眺めは新鮮である。

目の前に南北に伸びる防波堤にはカモメ類がたくさん止まっている。

この防波堤は三番瀬からは様子が分からないので興味深く探鳥した。

その中にオニアジサシがいないか探索するも見つからず。


三番瀬方面を望む 右の海上にある赤い建造物は三番瀬からも目立つ

帰り際、再度ホオジロガモアビ、そしてコオリガモがいないか探索して、本日の東京湾最奥探鳥を終えた。

 

見聞きした野鳥(観察順)

スズガモ、カワウ、オオバン、クロガモ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、ダイサギ、セグロカモメ、ウミアイサ、ミヤコドリ、ビロードキンクロ、ハジロカイツブリ、ユリカモメ、ウミネコ、ムクドリ 計15種

 

 

探鳥記 2020.3.1 三番瀬 11:30~14:30 晴れ

この冬、腰を据えて三番瀬でシギ・チドリ観察をしていないことに今更ながら気がついた。

今の時期なら繁殖羽に移行中のシロチドリハマシギの群れ、今季観察されているダイシャクシギに期待したい。

急遽、予定を変えて三番瀬へ、正午前に到着。

ハマシギの大群が干潟で食事中。

奥にミヤコドリが点在している。


ハマシギ 第一回冬羽の幼鳥が多かった

ハマシギの群れの中にミユビシギが混じっていた。

ズグロカモメは干潟でポツリといる姿や飛翔する姿を何度も観察できた。


越冬地のズグロカモメ 頭部はずいぶんと黒い繁殖羽になっている

船橋側の防波堤から湾内を観察する。

本日は幸運にもビロードキンクロ雄が近くにいた。


王者の風格があるビロードキンクロ

再び干潟へ。

前半は見かけなかったトウネンダイゼンシロチドリが登場


トウネンと5か月ぶりに久々に再会した


徐々にこちらに近づいて来たダイゼン


前頭部に繁殖羽の黒帯があるシロチドリ

本日の三番瀬は穏やかな天候で探鳥しやすかった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ハマシギ、ミヤコドリ、ハシブトガラス、ミユビシギ、カワウ、スズガモ、ズグロカモメ、ウミアイサ、オオバン、ダイサギ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハジロカイツブリ、ビロードキンクロ、セグロカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、シロチドリ、ダイゼン、トウネン、スズメ、キジバト、ムクドリ 計23種

 

探鳥記 葛西臨海公園 2020.2.23 8:45〜15:30 晴れ

本日は葛西臨海公園で私的探鳥会を行った。

今回はカモなどの海鳥と猛禽類を中心に探鳥することにした。

まずは西なぎさへ。

最近コオリガモアビオニアジサシズグロカモメが観察されているので、海上も上空も目が離せない。

海上では冬の名物スズガモの大群の中から珍しいカモを探すというのがいつもの探鳥だが、本日はクロガモが多いことが直ぐ分かった。

嬉しかったのは強風の中でもクロガモの口笛のような求愛の鳴き声が何度も聞けたこと。


葛西でもクロガモは多かった 右手前はスズカモ 

残念ながらコオリガモアビビロードキンクロは観察できず

カモを探索中にそばの干潟にミヤコドリが舞い降りて、採食行動をじっくり観察できた。


ミヤコドリ

東なぎさでは潮が引いてダイシャクシギが登場して、シギチ好きの私はテンションが上がった。

東なぎさ上空を飛ぶオニアジサシズグロカモメチュウヒハヤブサをイメージして探索したが発見できず。
東西なぎさ水路では5羽のアオアシシギを観察。


アオアシシギ 反り気味の嘴が目を引く

鳥類園に移動。

上の池ではハシビロガモ雄がくちばしをぶつけ合っている姿を目撃。

強風のためオオジュリンは現れず、残念。

鳥類園周辺ではアカゲラが目撃されているようなので探索するも見つからず。

時間となったので探鳥会はお開き。

その後、アフター探鳥会をリスタート。

再度西なぎさへ。

途中のアメダスポイントから東なぎさの定位置で寝ているクロツラヘラサギを観察、きちんとヘラを無事確認。

東なぎさは潮が満ちて来ており、残った干潟で休んでいるズグロカモメを発見。

なぎさの突端まで行き、再度カモ探索。

ビロードキンクロをようやく見つけることができた。

安堵感とともに疲労感も生じて、ここでアフター探鳥会はお開き。


圧巻のスズカモの飛び出し


潮が満ちて干潟が残る場所に集結するミヤコドリ その数約60羽、三番瀬からの遠征隊か。


強風に耐えながら休憩するダイシャクシギ

参加者の皆様、お疲れ様でした!

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、ヒヨドリ、オカヨシガモ、スズガモ、カルガモ、オオバン、ヒドリガモ、カワウ、ホシハジロ、イソシギ、スズガモ、カイツブリ、クロガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミサゴ、コサギ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ムクドリ、ハマシギ、コガモ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、アオサギ、トビ、シロチドリ、ウミアイサ、ホオジロガモ 、ミヤコドリ、カモメ、ダイシャクシギ、アオアシシギ、ツグミ、アオジ、メジロ、キジバト、ノスリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、クロツラヘラサギ、ズグロカモメ、ハシブトガラス、ビロードキンクロ 計45種 参加者観察:イソヒヨドリ、スズメ、モズ

探鳥記 2020.2.9 稲敷 10:40~17:40 晴れ

前回の稲敷探鳥から約3か月、その後の動向は?(⇒2019.11.17稲敷探鳥記① 探鳥記②

本日のコースは本新地区⇒浮島湿原⇒ハス田街道沿い⇒西ノ洲干拓地⇒稲波干拓地⇒甘田干拓地⇒本新地区⇒浮島湿原。

本新地区では21羽オオハシシギと遭遇!

こんなに多くのオオハシシギを観察できるのは最後かも、、、と最近のシギ・チドリの減少を目の当たりにすると喜びと不安を感じながらの観察となってしまう。


オオハシシギ その後、オオタカが群れに突っ込んで飛び去ってしまった!

稲敷大橋のそばの水面にあるいけすのようなところには何とミサゴが11羽も止まっていて、びっくり!

ハス田街道周辺では例年通りオジロトウネンを無事に観察、少なくとも7羽はいた。


オジロトウネン 泥で特徴である黄色の脚が見えにくいですね

西ノ洲干拓地ではツルシギオオハシシギセイタカシギを観察。


左からセイタカシギオオハシシギツルシギ このトリオを同時に観察するのは初めて 

稲波干拓地では残念ながらオオヒシクイの群れは午前中に鹿島灘方面に飛び去ったとのこと。

現地の観察員の方の話では現在189羽で昨年より約50羽も多いとのこと。

前回探鳥した11月に時点では飛来数が5羽だったので心配したが、一件落着となった。

甘田干拓地ではハイイロチュウヒ雌や時々コミミズクが遠くで舞うことがあるそうだが、ノスリチュウヒのみを観察。

本新地区ではホシムクドリは観察できなかったが、2羽のムナグロを観察、西日を受けて金色に輝く背中を観察できた。


タシギ


西日を浴びるタゲリ

最後は恒例の浮島湿原での猛禽類のねぐら入り観察。

コチョウゲンボウの頭掻きや俊敏な飛翔にニンマリ。

ほとんどのバーダーが撤収した頃、霞ケ浦の湖面の方向から翼先の幅が広い猛禽類が登場。

チュウヒではないな?と双眼鏡でチェックすると、何とコミミズク

浮島湿原のねぐら入り探鳥では初観察となった。


ねぐら入りではなく活動開始のコミミズク 何とか撮影することができた!

人気者のハイイロチュウヒ雄はカメラ撮影が厳しくなる暗くなってからの登場!

ここ数年の観察では最後の最後での登場が続いていて、ヤキモキさせられる。

稲敷はどのエリアでも様々なタイプの野鳥がおり、鳥を探す楽しみと鳥から学ぶことの多いフィールドである。

 

見聞きした野鳥(観察順

猛禽類 シギ・チドリ

ムクドリ、ツグミ、トビノスリ、ハクセキレイ、スズメ、タゲリ、タヒバリ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ミサゴ、オオバン、アオサギ、カイツブリ、オオハシシギ21、タシギオオタカイソシギ、カシラダカ、ホオジロ、カワセミ、モズ、チュウヒ、ユリカモメ、マガモ、ミコアイサ、ウミネコ、カワウ、ハシブトガラス、ダイサギ、タカブシギクサシギ、セグロセキレイ、アオジ、オジロトウネン、コサギ、セイタカシギツルシギ、バン、ウグイス、カルガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、ムナグロ、ヒバリ、ヒドリガモ、オナガガモ、セグロカモメ、キンクロハジロ、ハジロカイツブリ、コチョウゲンボウコミミズクハイイロチュウヒ、オオジュリン 計55種 同行者観察 アリスイ、アカハラ

 

探鳥記 2020.2.9 三番瀬 7:45〜9:00 晴れ 

稲敷へ向かう途中、三番瀬に立ち寄ることにした。

昨年夏のシギ・チドリ探鳥以来の三番瀬。

越冬中のシギ・チドリの様子はもちろん、長期滞在中のオニアジサシを是非とも観察したかった。


到着時の様子 雪化粧の富士山が綺麗で申し分のない背景

到着時、ほぼ満潮状態であったが、手前に出ていた干潟にハマシギの大群やミユビシギの群れが採食行動中。


ハマシギの群れ


頭掻きをする直前のミユビシギ 後趾がないのが分かりますね 


ハマシギの群れの中に舞い降りたズグロカモメ

オニアジサシは船橋側の防波堤上でミヤコドリの群れと休憩中の観察場面が多いそうだが、本日は見当たらず。

防波堤上には強風に耐えながらじっと立つ5羽のダイシャクシギの姿があった。


強風に耐えるダイシャクシギ

湾内ではビロードキンクロ雄やクロガモ雌の姿もあった。

潮がもっと引けばシギ・チドリ達をもっと観察できるのだが、稲敷での探鳥時間が少なくなるので、短時間でお開きとした。

次の目的地・稲敷へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ハマシギ、ミユビシギ、ズグロカモメ、カワウ、スズガモ、ミヤコドリ、ダイシャクシギ、セグロカモメ、ユリカモメ、カモメ、ダイゼン、ハジロカイツブリ、オオバン、オナガガモ、クロガモ、ビロードキンクロ、ヒドリガモ、メジロ、ハクセキレイ、シロチドリ、カイツブリ、ホオジロガモ 計22種