「オオセグロカモメ」カテゴリーアーカイブ

野鳥 オオセグロカモメ 2018.2.12 みなとみらい地区

今回は前回の臨港パークで観察したオオセグロカモメの特集です。

大きさ、背中の濃いグレー、脚のピンクからオオセグロカモメと判断しました。

次に年齢ですが、
くちばしに注目すると①くちばしが黄色である点で、ピンク色である第2回・第3回冬羽や黒褐色の第1回冬羽ではなく、成鳥か第4回冬羽のどちらかとなる ②次に成鳥のくちばしには赤斑が先端下部にあるが、第4回冬羽にはウミネコのような黒斑があるので、この個体は第4回と思われます。

ウミネコのようなくちばし

今度は上面の体色に注目すると背中や肩羽は成鳥のような濃いグレーではあるが、雨覆や三列風切には褐色の部分も残っていることから成鳥ではないです。
上の画像を見ると尾羽の黒斑が特に目立ちますね。カモメ識別ハンドブック(文一総合出版 氏原巨雄・氏原道昭 著)には第4回冬羽の飛翔図がないので成鳥と第3回冬羽の飛翔図を見て類推しなくてはいけませんが、尾羽の黒斑や翼の上下面を見ると第3回冬羽のようにも見えます。
セグロカモメワシカモメの個所も第4回の飛翔図はありませんので、成鳥と第4回冬羽の差はくちばし模様の違いであって体色はほとんど差がない、あるいはその中間の色合いということでしょうか。

現時点での私の判断では、くちばしからは第4回冬羽、体色からは第3回冬羽に見えます。

この個体はどちらなのでしょうか。

くちばしと羽根の成長スピードは、個体差や生息環境や状況に寄って変わると思いますので難しいです。


下腹の褐色斑も目立ちますね。


後ろから見ても雨覆と三列風切部分の褐色斑は目立ちます。

野鳥 オオセグロカモメ 2017.12.3 長井

今回は、前回の長井で観察したオオセグロカモメの特集です。

観察場所には、オオセグロカモメセグロカモメウミネコユリカモメがいました。

成鳥冬羽

セグロカモメと比較すると、体上面の灰色の濃さが濃い点、頭部の褐色斑が目の周囲に集中する傾向にある点、くちばしがより大きく特に先端部は太く見える点が主に異なります。

第2回冬羽と推定


この画像から識別するのは乱暴ではありますが、①肩羽にも雨覆にも褐色の軸斑があるように見えますので、肩羽が灰色になる第3回冬羽ではない②くちばしの先端部の黒斑も第3回より第2回冬羽の模様に近いので、第2回冬羽と推定しました。

第1回冬羽と推定


上画像の拡大図
この画像だけから識別するのは乱暴とは思いましたが、淡色の羽先縁がハッキリとあるので、セグロカモメではなくオオセグロカモメと推定しました。

飛び去る姿


飛び去るオオセグロカモメ達。体上面の濃い灰色と翼の後縁の白が目立ちます。

参照:「カモメ識別ハンドブック」 氏原 巨雄・氏原 道昭氏 著