ヒレンジャク 2020.2.22 富岡総合公園

今回の特集は2年ぶりの再会となった富岡ヒレンジャクです。

15時過ぎに現地入りして、観察できるか不安だった分、嬉しさの増す再会となりました。


横浜で観察するヒレンジャクは格別ですね。

当日は少なくとも12羽のヒレンジャクを確認しました。

数日前はヒレンジャクの群れの中にキレンジャクも1羽混じっていたそうです。


左奥に見えるのがヤドリギ(宿り木)で、他の樹木の枝の上に生育しているのが分かります。


尾羽先端が赤い(緋色)のでヒレンジャクという名前が付いています。

※採食行動の直後にスロー再生が続きます。

 

ヤドリギの果実は液果で、ネバネバしたものは種子を包んでいる繊維のようなものだそうです。

この種子を含んだ排泄物が樹木に絡み付いて発芽し、生長していきます。

植物に疎い私はレンジャクがヤドリギの実を食べる光景を見るまでは、ヤドリギが樹木に寄生している植物と知りませんでした。

※排泄行為の動画を見るのは気分の良いものではないかもしれませんが、ヤドリギの生長の出発点という意味合いもあるので掲載しました。

探鳥記 2020.2.24 酒匂川河口 9:15~13:00 晴れ

私のお気に入りブログに酒匂川で撮影されたミツユビカモメが掲載されていた。

前回2月11日の探鳥の時期とほぼ同じなので、河口付近に集まっていたカモメ類の中にミツユビカモメがいたのかも知れない。

気になったので酒匂川へ向かった。

国道1号線の高架橋のやや下流域に今季はカモメ類が集結している。

ここのカモメ類はカモメが多いのに驚いた。

オオセグロカモメセグロカモメカモメウミネコユリカモメと次々と観察したが、ミツユビカモメは見当たらない。

しばらくして鳥仲間が群れの影に隠れていたミツユビカモメを発見!


レモン色のくちばし、目の後方のある黒斑が目立つ


脚が短いので上陸すれば見つけやすい

カモメ類の観察に夢中であったが、いつの間にか目の前の中州にシロチドリ8羽とハマシギが舞い降りていた。


シロチドリ雄 頭部前方に繁殖羽の黒帯が生え始めている


左)ハマシギ 右)シロチドリ

河口でのカモメ類の観察を堪能したので、上流に移動。

今回の目的の一つである、前回乱舞していたヒメアマツバメコシアカツバメの姿が見当たらず、、、残念!

ハヤブサオオタカチョウゲンボウノスリ等の猛禽類も現れず。

今回幸運だったのはカワアイサを近くで観察できたこと。

盛んに潜水して採食行動をしていた。


カワアイサ

またイカルチドリが採食行動の合間にずいぶんと鳴いていた。

酒匂川では早ければ3月中旬にはコチドリが飛来するので、この似た2種類の同時観察が今から楽しみである。

東海道線本線の高架橋付近で引き返した後、ミサゴが登場!して、お開きとした。

 

見聞きした野鳥(観察順)

アオジ、カワウ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミウ、カモメ、アオサギ、オオセグロカモメ、ミツユビカモメ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、コサギ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、タヒバリ、オオバン、イソシギ、ハシブトガラス、シロチドリ、トビ、ハシボソガラス、イカルチドリ、ハマシギ、ウグイス、セグロセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、モズ、ヒバリ、カワセミ、カワアイサ、ヒヨドリ、キセキレイ、マガモ、ミサゴ、メジロ、イソヒヨドリ 計40種

 

探鳥記 葛西臨海公園 2020.2.23 8:45〜15:30 晴れ

本日は葛西臨海公園で私的探鳥会を行った。

今回はカモなどの海鳥と猛禽類を中心に探鳥することにした。

まずは西なぎさへ。

最近コオリガモアビオニアジサシズグロカモメが観察されているので、海上も上空も目が離せない。

海上では冬の名物スズガモの大群の中から珍しいカモを探すというのがいつもの探鳥だが、本日はクロガモが多いことが直ぐ分かった。

嬉しかったのは強風の中でもクロガモの口笛のような求愛の鳴き声が何度も聞けたこと。


葛西でもクロガモは多かった 右手前はスズカモ 

残念ながらコオリガモアビビロードキンクロは観察できず

カモを探索中にそばの干潟にミヤコドリが舞い降りて、採食行動をじっくり観察できた。


ミヤコドリ

東なぎさでは潮が引いてダイシャクシギが登場して、シギチ好きの私はテンションが上がった。

東なぎさ上空を飛ぶオニアジサシズグロカモメチュウヒハヤブサをイメージして探索したが発見できず。
東西なぎさ水路では5羽のアオアシシギを観察。


アオアシシギ 反り気味の嘴が目を引く

鳥類園に移動。

上の池ではハシビロガモ雄がくちばしをぶつけ合っている姿を目撃。

強風のためオオジュリンは現れず、残念。

鳥類園周辺ではアカゲラが目撃されているようなので探索するも見つからず。

時間となったので探鳥会はお開き。

その後、アフター探鳥会をリスタート。

再度西なぎさへ。

途中のアメダスポイントから東なぎさの定位置で寝ているクロツラヘラサギを観察、きちんとヘラを無事確認。

東なぎさは潮が満ちて来ており、残った干潟で休んでいるズグロカモメを発見。

なぎさの突端まで行き、再度カモ探索。

ビロードキンクロをようやく見つけることができた。

安堵感とともに疲労感も生じて、ここでアフター探鳥会はお開き。


圧巻のスズカモの飛び出し


潮が満ちて干潟が残る場所に集結するミヤコドリ その数約60羽、三番瀬からの遠征隊か。


強風に耐えながら休憩するダイシャクシギ

参加者の皆様、お疲れ様でした!

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、ヒヨドリ、オカヨシガモ、スズガモ、カルガモ、オオバン、ヒドリガモ、カワウ、ホシハジロ、イソシギ、スズガモ、カイツブリ、クロガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミサゴ、コサギ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ムクドリ、ハマシギ、コガモ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、アオサギ、トビ、シロチドリ、ウミアイサ、ホオジロガモ 、ミヤコドリ、カモメ、ダイシャクシギ、アオアシシギ、ツグミ、アオジ、メジロ、キジバト、ノスリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、クロツラヘラサギ、ズグロカモメ、ハシブトガラス、ビロードキンクロ 計45種 参加者観察:イソヒヨドリ、スズメ、モズ

アリスイ 2020.2.20 舞岡公園

 

今回の特集は先日舞岡公園で撮影したアリスイです。

久々に近くに現れたので、舌を出したり様々な表情を撮影できました。

キツツキの仲間ですが、何度見てもキツツキには見えないところが魅力的で逢いたくなる鳥です。

 

 

 

以下の動画の中で、アリスイが長い舌をだす場面があります。見にくいので、最後にスロー再生5連発をどうぞ。

探鳥記 2020.2.22 円海山周辺 9:50~12:00 晴れ

 

冬鳥シーズンの終盤を実感している今日この頃。

何とか終わる前に横浜トラツグミを観察したい!

そこで地元の円海山の瀬上池周辺で探鳥することにした。

瀬上池へ向かう途中、何度もウグイスの「ホーホケキョ」のさえずりを聞いた。

まだ未完成のさえずりだが、いかにも春先の雰囲気だ。

満開の梅の花にはメジロの姿があり、盛んに蜜を吸っている。


メジロ

瀬上池ではマガモが依然として越冬中。


マガモ雌 翼鏡のコバルトブルーに目を奪われた。


本日もカワセミが登場

池の奥の湿地ではカシラダカの群れが本日も食事中、警戒心が強いので要注意である。

観察中にカシラダカの群れが突如茂みに入り、その直後に猛禽類が群れを追って茂みに突っ込んで行った。

しばらくすると茂みのそばの小枝にツミ雌の姿を発見、すぐに私を警戒して奥へ飛び去って行った。

肝心のトラツグミであるが、いくつかある観察ポイントを巡ったが出会えなかった。

トラツグミ探索中、ふと森を見上げると何とミサゴが上空を通過していった。

森の探鳥中にミサゴを見るのは意外性があって楽しい。


強風の煽られながら飛ぶミサゴ

本日は春一番のような強風、そしてウグイスのさえずりと更に春を感じた探鳥であった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、シジュウカラ、アオジ、ハシブトガラス、メジロ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリ、カワセミ、マガモ、カイツブリ、カシラダカ、キセキレイ、ツミ、ミサゴ、トビ、キジバト 計17種

カワセミ 2020.2.18 恩田川

今回の特集はカワセミの羽繕い&頭掻きです。

またまた頭掻き動画、撮っちゃいました!

目の前で何度も水面に飛び込んではエビのようなものを捕らえていました。

その後、お腹も心も満たされたのでしょうか?お手入れモードへ。

羽繕いをし始めたので、もしや頭掻きもするのでは?と期待を込めて熱視線。

すると間もなく頭掻きをしたので、撮影開始!

動画には2回分収めていますが、1回目は顔中心、2回目はくちばしの基部を中心に掻いていますね。

カワセミは翼の上から脚を出して頭を掻く間接法を採用していました。

朱色の脚も鮮やかでしたね。

探鳥記 2020.2.20 舞岡公園 10:30 〜13:00 晴れ

前夜、本日は舞岡ヤマシギ詣で。

入り口からきざはし湿地までは鳥の気配が少なかった。

きざはし湿地に到着して、早速ヤマシギを探索するも見当たらず!

アリスイはしばらくすると間近まで来てくれて、10分くらい採食行動を観察できた。


長い舌まで撮れた!と思ったら、、、草でした。


アリスイ 久々に間近で撮影できた!

水車小屋からセンターへ向かう道沿いの小さな池にカワセミを発見!

日光に照らされて背中のコバルトブルーが映える!

帰る直前にようやく湿地奥にいるヤマシギを観察できた。

昨日は湿地のかなり手前で観察されていたそうで、相変わらず今季は観察のタイミングが悪い。


奥で食事中のヤマシギ


拡大画像

ヤマシギが旅立つ前に、あの複雑で綺麗な羽模様を間近でしっくり観察したいものだ。

 

見聞きした野鳥(観察順)

エナガ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、アオジ、ウグイス、カシラダカ、モズ、アリスイ、ヤマガラ、シジュウカラ、シメ、コゲラ、カワセミ、キジバト、ムクドリ、ハシボソガラス、メジロ、コガモ雌2、クイナ、ヤマシギ、スズメ、ハクセキレイ、コサギ 計23種

探鳥記 2020.2.19 三ツ池公園 10:30〜13:00 晴れ

前回探鳥時はカモが中心だったので、今回は池の林縁部も探鳥した。

以前、冬の三ッ池公園といえば、カモだけでなくトラツグミの観察できる場所として知る人ぞ知る場所であった。

最近はすっかり目撃情報がないが、警戒心が強いので、探し切れていないだけでは?という思いもあった。

園内を歩いてみるとトラツグミがいる雰囲気のある場所はあるのだが、結局見つからなかった。

ウグイスは前回より見聞きする機会が増えた(さえずりは聞かれなかったが)。

アオジはめっきり減った感じ、カラ類は相変わらず活発に行動していたて。

カモの状況であるが、前回観察時のキンクロハジロは雄105雌16であったが、何今回は雄210雌69なので大幅アップ!

各地のキンクロハジロが集結した?

雄は微妙にまだ脇が純白の繁殖羽でない個体も多い。


キンクロハジロ


キンクロハジロ雌 

前回いた2羽のミコアイサ雌タイプの姿は見えず。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、メジロ、ハシブトガラス、ムクドリ、キンクロハジロ雄210雌69、カルガモ12、ユリカモメ、コゲラ、エナガ、ツグミ、アオジ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、コサギ、カワウ、キセキレイ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、カイツブリ、アオゲラ、ホシハジロ雄2雌1、オオバン、キジバト 計24種

探鳥記 2020.2.18 恩田川 中山大橋⇒田奈駅 10:30〜12:30 晴れ

先日の新横浜公園ではカモの数が減少するなど、冬鳥シーズン終盤の気配。

そこで今季の横浜カモ観察でやり残したこと、アメリカヒドリ雌を探しに恩田川へ。

スタートの中山大橋付近、前回よりコガモが少なくなっており、先行きがちょっと心配。

恩田川の両隣りに広がる農耕地では風が強いため小鳥の出が悪かった。

ただ、ドバトの群れがオオタカに襲撃されて上空を右往左往している光景は目撃することができた。

テーブルガーデン篠原付近はカモがたくさん集まる場所である。

コガモの群れ、オカヨシガモマガモ、そして要チェックのヒドリガモ雌タイプが1羽。

残念ながらアメリカヒドリ雌ではなかった。


頭隠してお尻隠さず!のオカヨシガモ


左からオカヨシガモ雌、雄

毎回だがマガモ雄の頭部は綺麗で撮影しまう。

マガモ

環状4号付近辺りはアメリカヒドリ雌が今季観察されていたが、本日もヒドリガモを含めていなかった。

ここから田奈駅まではカワセミと出会う機会が多くなった。

田奈駅付近でも相変わらず強風なので、県境まで行かずにお開きとした。

本日は珍しくイソシギを観察できなかった。

神奈川県ではイソシギは留鳥だが、冬季に観察機会が増えることを考えると北国から国内移動してくる漂鳥個体もかなりいるはず。

本日たまたま観察できなかったのか?漂鳥個体が北へ移動してしまったのか?

次回観察時はイソシギにも注目したい。

見聞きした野鳥(観察順)

コガモ雄35雌50、カワセミ、ハシブトガラス、カルガモ23、カイツブリ、セグロセキレイ、オオバン、コサギ、キセキレイ、カワウ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、カワラヒワ、ムクドリ、オオタカ、オカヨシガモ雄1雌2、スズメ、エナガ、マガモ雄3雌2、バン、アオジ、ホオジロ 計22種

ハイタカ 2020.1.20 三渓園

前回から引き続き、今回の特集もハイタカです。

三渓園からいったん外にある池でカモを観察している最中に向かいの森から登場しました。

前回の舞岡ハイタカ同様に今回もその大きさから第1印象はオオタカでした。


遠くからでもハッキリと分かる白い眉斑・赤みのない下面・胴体の綺麗な横斑


褐色味を帯びた青灰色の上面

以上から雌の成鳥と判断しました。

 

 ※後半はスロー再生です。軽快に翼をパタパタする点に注目です。