「ウズラシギ」カテゴリーアーカイブ

ウズラシギ 2021.9.30 三番瀬

今回の特集は先日の三番瀬探鳥で終了間際に降臨したウズラシギです。

三番瀬など干潟ではウズラシギの観察は比較的珍しく、またいつの間にかそばに舞い降りていたことの2重の驚きで、いつも以上に興奮してしまいました。

いつの間にか降臨していました!!


茶色のベレー帽は可愛い識別点となっています。

後方にいる私を警戒中!後方から見ると黒さが目立ちますね。

水浴びをした後に羽根を膨らませています。よりふっくらした体型に見えます。和名のウズラシギの由来はその名の通りウズラに似たシギです。

脚が見えなくなると印象がかわりますね。

ウズラシギオオソリハシシギは見慣れないツーショットでしょう。

飛び出し直後をパチリ!


前画像を拡大 尾羽の先端が尖っています。これが英名のSharp-tailed Sandpiperの由来です。

 

 

 

野鳥 ウズラシギ 2015.4.26 葛西臨海公園

今回はウズラシギの動画です。

夕方の撮影なので赤茶色の頭部は目立ちませんが、胸・脇・下尾筒辺りまで黒斑が出ています。

ヒバリシギに似ていますが、大きさは二回りぐらい差があるように感じたのを覚えています。

東京湾では秋の観察が多いのですが、春の観察はこの時が初めてでした。

野鳥 ウズラシギ 羽繕い&頭掻き&水浴び&水飲み

 

以下は2017.8.11に葛西臨海公園で撮影しました。

画像


繁殖羽が摩耗して黒ずんでおり、体全体が黒っぽく見える。
シギの中では特にウズラシギオバシギが繁殖羽の摩耗で黒っぽく見える。

参考画像


こちらは幼鳥ですが、成鳥の繁殖羽の初期の状態はだいたいこのような感じです。
終盤になると上記画像のようになっていきます。2015.11.3江の島にてYさん撮影。


この画像も胸や脇に黒褐色のV字斑があるので成鳥です。2016.9.17 平塚市

 

動画

頭がかゆいのだろう4回も脚で掻いています。

野鳥 背中の白いV字模様 ~ヒバリシギ、ウズラシギ、ヨーロッパトウネン、トウネン、キリアイ~

白いV字模様

5種ともだいたい同じ色合いと模様で幼鳥であることが共通しています。

ヒバリシギウズラシギは大きさは一回り以上ウズラシギの方が大きいですが、白いV字模様の他に茶色のベレー帽をかぶったような頭頂と黄色の脚が似ています。

ヒバリシギウズラシギキリアイは黄色の脚が共通です。大きさはウズラシギキリアイヒバリシギです。

また白いV字模様はヨーロッパトウネンの識別点の判断材料として有効で有名ですが、トウネンも白いV字模様がある個体もいますので、V字模様だから即ヨーロッパトウネンであるという判断はキケンです。


ヒバリシギ幼鳥 2017.8.26 平塚市


ウズラシギ幼鳥 2015.11.3 江の島 Yさん撮影


ヨーロッパトウネン幼鳥 2017.8.27 三番瀬


トウネン幼鳥 2017.8.27 三番瀬


キリアイ幼鳥 2016.8.14  谷津干潟

野鳥 ウズラシギのカモフラージュ

以下の画像は2015.11.3に鳥仲間が江の島で撮影したものです。

撮影当時の状況を聞いたところ、ウズラシギは渡りの疲れなのか人が近づいても逃げなかったそうです。

前回キョウジョシギのカモフラージュの話をした後に、このウズラシギのことを思い出しました。

この画像もただの偶然か?

ウズラシギが意識して自分の羽根に似た環境色の場所を選んで休んでいるのか?

ウズラシギに是非聞きたいですね。