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ヨシゴイ 2020.3.6 境川遊水地

今回は境川遊水地で撮影した横浜越冬ヨシゴイです。

横浜越冬?だから何?ということなかれ。

通常ヨシゴイは夏鳥として日本に渡来して繁殖活動をして、フィリピンインドネシアなど南国(日本の南部で越冬する個体もいる)で越冬します。

ですからヨシゴイが越冬しかも横浜でするのは珍しいケースなのです。

以前、12月の上旬に新横浜公園で観察したことがあります。

その時はずいぶん南に帰るのが遅い個体だなぁと思っていただけでしたが、あの個体も越冬していたのかも知れませんね。

今回の観察時の印象は、あれ?こんなに小さかったっけ?でした。

上面にも下面にも太い黒褐色の縦斑があり、また頭上が黒っぽいので雄幼鳥の繁殖羽への移行中の個体と思います。


拡大画像

じっとして動かないと見失うこともありました。

またゆっくり動くだけでなく時折素早く動くこともあり、動作を見ているだけでも面白かったです。

一部しか見えませんが3本の長い趾も注目です。

顔アップ 黄色の虹彩が「O」字です。ちなみにオオヨシゴイリュウキュウヨシゴイは「C」字です。

※後半に0.25倍のスロー再生があります。

野鳥 ヨシゴイ 2017.10.14 新横浜公園

以下は2017.10.14に新横浜公園で撮影したヨシゴイです。

ヨシゴイは夏鳥なので新横浜公園には南への渡りの最中に立ち寄ったと思われます。

ヨシゴイは日本のサギ科の中では1番体が小さく、また草むらに隠れるのが上手なので探索するのに苦労します。

ただ、ヨシゴイは飛翔することが多いので、飛ぶ姿を見つけることができると探索は楽になります。

ちなみに大きさはヨシゴイ36.5㎝<ササゴイ52㎝<ゴイサギ57.5㎝の順です。

画像


目の前の水面を横切って降り立った直後の様子


上の画像にある状態から採餌のため移動してきた。


頭頂部が青黒いのでヨシゴイ雄と思われます。

動画

 


この直前に魚を捕まえて飲み込んでいます。

水面にくちばしをつけているのは鳥が食後に良く行う水飲み行動と思われます。