探鳥記 2019.4.28 葛西臨海公園 9:00~12:30 晴れ

本日は自分が担当する神奈川支部のシギチドリ探鳥会を行った。

この時期の葛西は留鳥・冬鳥・夏鳥・渡り鳥が同時に観察できる素晴らしい場所。

集合前に園内でエゾムシクイキビタキを観察した参加者もいた。

今回の探鳥会は西なぎさ⇒鳥類園のコース設定だったが、下見をなさった参加者の方からの情報ではセンター前にクロツラヘラサギが2羽いるとのこと。

葛西のクロツラヘラサギといえば、遠く東なぎさにポツンといるというイメージだから、今回は近距離からの観察できる絶好のチャンス。

ということで、シギチドリ探鳥会ではあるがコースを逆にして、まずはクロツラヘラサギを観察へ。

2羽とも杭の上でお休み中で、一瞬立派なくちばしを見ることができた。

いよいよ本格的なシギチドリのスタート。

まずは通称アメダスポイントで対岸の東なぎさを探索。

ざっと遠くの干潟の様子を見ると、満潮時に近いが小潮のため、半分ぐらいは干潟が残っている。

それでは野鳥達がたくさんいるだろうと思いきや干潟には姿が見えず、海上でスズガモの群れが浮いてるのみ。

対岸の水際ではアオアシシギイソシギがいることが多いのでチェックすると予想通りいたので一安心。

ここでは結局アオアシシギ8羽、イソシギ4羽、チュウシャクシギ2羽を観察できた。

西なぎさに移動。

海面の杭にコアジサシアジサシ4羽を発見。

アジサシの方がコアジサシに比べて一回り大きいのを皆で実感する。

洋上や上空ではチュウシャクシギが時々飛び交う。

西なぎさの海岸線や草地ではシロチドリを期待したが見当たらず。

対岸の東なぎさでは、探索して直ぐにホウロクシギ2羽とオオソリハシシギを発見。

水路の対岸前方では採餌行動中のキョウジョシギ雌1羽を観察。

この観察中、他の参加者が対岸でソリハシシギキアシシギを観察していた。

ここではダイシャクシギムナグロオバシギあたりが観察できると期待をしていたが、残念!

次はセンター擬岩観察舎に移動。

先週観察できた3羽のアオアシシギは見当たらず。

さきほどの対岸で観察した個体の中にいるのかも。

今回はチュウシャクシギ4羽が観察窓の正面で休憩中。

コチドリはさきほどまで交尾をしていたそうだ。

擬岩の周辺の緑地であったキビタキの目撃した参加者もいた。

ここで葛西臨海公園での探鳥はお開き。

次の目的地・三番瀬へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

ダイサギ
コサギ
ムクドリ
クロツラヘラサギ
カルガモ
キンクロハジロ
ホシハジロ
カイツブリ
ハシブトガラス
ヒヨドリ
オオヨシキリ
スズガモ
アオアシシギ
オオバン
カワウ
イソシギ
チュウシャクシギ
コアジサシ
アジサシ
ホウロクシギ
ダイシャクシギ
ユリカモメ
セグロカモメ
ウミネコ
キョウジョシギ
オナガ
ハクセキレイ
コチドリ
ヒヨドリ
キジバト

計30種 探鳥会記録ではなく個人記録

探鳥記 2019.4.21 葛西臨海公園 14:40〜17:20 晴れ

谷津干潟から葛西臨海公園へ。

まずは西なぎさへ。

橋の上から東なぎさの様子を簡単に探索すると、クロツラヘラサギを発見。

ちなみにこの日はクロツラヘラサギが2羽いたとのこと。

他に目立つのはユリカモメチュウシャクシギミヤコドリの大群。

橋を渡り終えて西なぎさの波打ち際を観察するもシギチドリはいない。沖合の杭にコアジサシが2羽、今期初めての観察。

東なぎさの方へ移動し、中の様子を探索。

ホウロクシギが少なくとも3羽いた。

ダイシャクシギと迷う個体もいたが、この3羽は羽を広げた際に腰が白くなかった。

ミヤコドリはざっと約300羽、三番瀬の越冬組が潮干狩り回避で移動して来たのだろう。

チュウシャクシギは約130羽、さきほどの三番瀬組と別なら合計160羽近くがいることになる。


西なぎさから東なぎさを望む 手前)チュウシャクシギ 奥))ミヤコドリ

両なぎさの間にある水路付近には、この時期キョウジョシギキアシシギアオアシシギなどがいることが多いが、本日は見当たらず。

目の前にはスズガモホシハジロが珍しく上陸中。

潜水しないカモに比べて脚がより後方に付いているのは分かっているが、両脚の幅もより広い気がした。


羽繕いをするスズガモ

鳥類園に移動して、レンジャーと最近の様子を聞くと、擬岩付近で渡り途中のオオルリキビタキが、またクロツラヘラサギは何と2羽いるそうだ。

汽水池の擬岩観察舎ではアオアシシギ3羽とコチドリ1羽を確認。


繁殖羽となったアオアシシギ

アオアシシギは嘴が上にやや反り気味なので、水面近くにいる魚をすくい取るような採餌行動をしていた。

比較的大きいシギの部類に入るアオアシシギだが、時折このように歩くスピードが速い場面を見ることがある。

干潟で早足のシギチドリといえば、シロチドリソリハシシギアオアシシギを直ぐに思い浮かべてしまう。

今回3羽のアオアシシギが汽水池にいたが、この冬の間、3羽で群れていた個体かもしれない。

夕暮れが近づいて来たので、本日はこれで終了。

見聞きした野鳥(観察順)

ダイサギ
クロツラヘラサギ
カワウ
ユリカモメ
ミヤコドリ
スズガモ
チュウシャクシギ
コアジサシ
ホウロクシギ
アオサギ
ウミアイサ
ホシハジロ
ハクセキレイ
イソシギ
カワラヒワ
ツバメ
セッカ
キンクロハジロ
カイツブリ
シジュウカラ
ヒヨドリ
カルガモ
ツグミ
アオアシシギ
コチドリ

計26種

 

探鳥記 2019.4.21 谷津干潟 11:30〜13:30 晴れ

三番瀬から逃げるように谷津干潟へ避難して来た。

避難して来たのは我々だけでなくシギチドリも一緒だろう。

期待を込めて干潟を覗くとシギチドリが見当たらない!

渡りの時期で潮の状態も良く、行き来する三番瀬があの混雑ぶり、来ない理由がないだろう。

再度スコープで探索すると、ビジターセンター寄りの遠くの干潟にセイタカシギを6羽発見。

その後、30分経過した頃、メダイチドリ3羽、コチドリ2羽が目の前の干潟に飛来、じっくり観察した。


メダイチドリ

さらに30羽近くのメダイチドリが飛来して、干潟上を何度も旋回し、どこへ降り立つか注視していると、何とそのまま飛び去ってしまった!

そんなに魅力のない場所ということなのか。

確かに近年は谷津干潟でのシギチドリの観察種数とも減少しており、寂しさを感じていた。

しかし、昨年の5月にはトウネン約500羽、サルハマシギ4羽、ヨーロッパトウネン2羽を同時に観察できた素晴らしい日もあった。

単純な評価をできない探鳥地ではある。

が、そんな気持ちをパッと明るくしたのはサンショウクイの「ヒリリッ、ヒリリッ」という鳴き声だ。

上空を通過して、そのまま飛び去ってしまったようだ。

渡り途中で谷津干潟の立ち寄ったのだろう。

谷津干潟はどうしても水鳥のイメージだが、サンショウクイの声を聞いて、渡りの時期も注意しないといけない場所であると再認識した。

特にセンター周辺の緑地は要注意である。

その後の干潟では6羽のメダイチドリがいるのを通りがかりのバーダーから教えてもらった。

潮干狩りが終わる時間なので三番瀬に戻るか迷ったが、葛西臨海公園へ移動することにした。

見聞きした野鳥(観察順)

コガモ
ハシビロガモ
カルガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オオバン
ダイサギ
コサギ
シジュウカラ
セイタカシギ
アオサギ
コゲラ
カワウ
メダイチドリ
コチドリ
オナガ
オナガガモ
サンショウクイ

計18種

探鳥記 2019.4.21 三番瀬 9:20〜10:40 晴れ

地元の円海山での夏鳥観察を終えて三番瀬へ。

来週実施する神奈川支部の探鳥会の下見が主な目的だ。

この時期の三番瀬は潮干狩りで賑わうことは承知していたが、それでもあの広大な三番瀬なら空いたスペースでシギ・チドリを観察できるだろうと甘く考えていた。

到着して、ビックリ!

大潮と週末と潮干狩りの開催日の3点セットは強烈だった!

陸地側はスペースがないくらいテントが立ち並び、干潟の中央には潮干狩り会場となるネットで囲まれた4つのエリアがある。

この会場は開始時間前のため人がいないので、ハマシギダイゼンの小群がいる。

この臨時保護区?にはシギチドリがもっといてもよいはずだが、あまりの人の多さに彼らも寄り付かない。

沖合に潮が引いた時に現れのる牡蠣殻島をチェックすると、チュウシャクシギオオソリハシシギが約30を筆頭に、ホウロクシギミヤコドリキョウジョシギメダイチドリを次々と発見。


牡蠣殻島で採餌行動をするシギ

遠くからでもオオソリハシシギ雄の繁殖羽の赤褐色は目立った。

せめて開始前にエリア内にいるダイゼンの群れを観察しようと膝まで水に浸かりながら進み、さぁ、カメラを構えようした矢先、無常にも沖合に向かって飛び去ってしまった。

ダイゼンにまでも見棄てられてしまった?ので、ここでの探鳥は終了とした。

来週は小潮で潮干狩りは開催されないので、本日とかなり探鳥状況は違うのが救いだ。

この状況では三番瀬のシギチドリは谷津干潟に避難しているだろうと思い、久々に谷津干潟へ向かうことにした。

見聞きした野鳥(観察順)

ムクドリ
チュウシャクシギ
オオソリハシシギ
ホウロクシギ
ミヤコドリ
メダイチドリ
キョウジョシギ
ハマシギ
ダイゼン
アオサギ
コサギ
ユリカモメ
スズガモ

計13種

野鳥 オオルリの鳴き声 エゾムシクイ編 2019.4.21.円海山

先日録画したオオルリのさえずりを編集中にエゾムシクイの鳴き声が一部入っていると思われる箇所がありました。

高音な感じもそっくりと思うのですが、どうでしょうか。

同じ夏鳥で繁殖時期も地域も重っているので、雛の時に周囲で鳴くエゾムシクイの声が刷り込まれた?あるはクロツグミのようにさえずりに他の鳥の鳴き声を取り込む性質があるのか?

動画は典型的な鳴き声の後にエゾムシクイ版を1セットにして5回繰り返しています。

いかがでしょうか?

ちなみに数分間のさえずりでエゾムシクイ版の声は1回のみでした。

参考までに:オオルリの鳴き声  ジュウイチ編⇒ここをクリック

野鳥 オオルリのフライングキャッチ 2019.4.21 円海山

今回はオオルリのフライングキャッチ(飛びながら空中にいる虫を捕まえること)です。

前回の探鳥記に登場したオオルリと同一個体です。

さえずりながら獲物を探して食べる姿を動画に収めることができて良かったです。

あの小さな体で、あの音量で何度もさえずるのですから、お腹は空きますよね。

探鳥記 2019.4.21 円海山 6:10〜7:50 晴れ

本日は東京湾岸で探鳥をする前に地元の円海山へ。

この時期の円海山周辺は、ここで繁殖するために渡って来たばかりのオオルリセンダイムシクイなどや渡りの途中で立ち寄るコマドリなど、夏鳥が観察できる。

鎌倉・天園へ続く尾根沿いは、新緑と旺盛な小鳥のさえずりで生命力に溢れている感じで、最も好きな時期である。

シジュウカラヤマガラメジロウグイスの囀りを聴きながら、氷取沢へ斜面を降り始めた矢先、斜面上からヒーツーキー、ヒーツーキーの高音の声が!

エゾムシクイだ!

円海山で聞いたのは初めてなので感激した。

声を頼りに姿を求めたが、だんだん森の奥へ移動して行く様子で探すのは厳しそうだ。

再び斜面を下ると、今度は遠くからキビタキの声がする。

久々に聞くホイッスルのようなキビタキの声、その場にしばらく鳴き声を堪能した。

沢に着くと、直ぐそばの森の斜面からセンダイムシクイ、遠くからオオルリのさえずりが聞こえて来た。

どちらも毎年同じ場所から聞こえて来る。

オオルリの姿が見たいので、声を頼りに探索すると、まだ芽吹いたばかりの樹上にいるのを発見。

懐かしい「ピール―リリー、ジジ」というさえずり。

樹上で鳴くことが多いので、どうしても見上げての観察となり、体上面の美しい瑠璃色をじっくり間近で観察できないのが残念!

このオオルリ、美声だけでなくフライングキャッチも披露してくれた。

ここでは渡りの時期、コマドリの声を聞くチャンスもあるので、要注意である。

しばらくボーッとしながら夏鳥の声に聞き入っていたいが、この後の東京湾岸探鳥を考慮するとそろそろ帰らなくてはいけない。

帰りの斜面を登る途中、ここで初めてソウシチョウを見た。

だけでなく、ガビチョウ、タイワンリス、コジュケイと続けざまに登場。

さすがに円海山周辺は以前より更に外来種が多くなったとの強烈な印象を持ってしまった。

尾根に戻ってからの帰り道、いっしんどう広場でアカハラのさえずりが聞こえた。

このアカハラはここで越冬していた個体なのか?渡り途中の個体なのか?この時期は両方の可能性があるので嬉しい悩みだ。

ここでの最後の観察は、電線でチチンとなくホオジロで、観察中に頭掻きを披露してくれた。

予想以上に夏鳥を堪能でき、気分良く東京湾へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
ホオジロ
ヤマガラ
ダイサギ(3羽が上空を通過)
ヒヨドリ
コゲラ
ウグイス
メジロ
エゾムシクイ
キビタキ
センダイムシクイ
オオルリ
エナガ
アカハラ

計14種

 

 

 

 

 

 

 

野鳥 ズグロミゾゴイ 2019.3.10 石垣島

今回は石垣島で撮影したズグロミゾゴイ若鳥です。

ミゾゴイを観察してからというもの、ずっと気になる存在でした。

石垣島では観察しやすい鳥と聞いていたので、初日に直ぐ観察できると思っていましたが、、、。

最終日に何とか観察することができて、ホッとしました。

ミゾゴイ同様にミミズを好んで食べていました。

動画 ※最後に反転&ミミズを飲み込むスロー再生あります。

ミミズをを飲み込んだ後に首をクネクネ動かす姿が気に入っています。

探鳥記 2019.3.8~10 石垣島 まとめ

探鳥雑感

  • 3月上旬は渡り鳥の序盤であり、下旬の本格的な渡りに比べるとまだまだですが、留鳥・冬鳥・渡り鳥が観察できるので面白いです。
  • 警戒心が強い野鳥が多いので、なるべく車内からの観察・撮影をお勧めします。都会モードでは飛ばされてしまうことが多いです。
  • 自分で探鳥する面白さもありますが、特に初めての方は地元の野鳥に精通しているガイドさんにお願いすることを推奨します。
  • 天気予報はあまり当てにできない(今回はピッタリでしたが、、、)ようなので、晴天でも雨具の用意は忘れずに。
  • 水鳥の鳴き声を覚えておくと、草原の中から聞こえる声の主が分かるので有効です。次回訪問時はマスターしてツルクイナオオクイナなどを探鳥したいです。
  • 行動食の調達に便利なコンビニ(主にファミリーマート)は南部の市街地中心に集中しています。

見聞きした野鳥(鳥類目録順)

ヒドリガモ
カルガモ
ハシビロガモ
オナガガモ
シマアジ
コガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
リュウキュウキジバト
ベニバト
チュウダイズアカアオバト
カワウ
ズグロミゾゴイ
アマサギ
アオサギ
ムラサキサギ
ダイサギ
チュウサギ
コサギ
クロサギ
クロツラヘラサギ
シロハラクイナ
バン
オオバン
タゲリ
ムナグロ
イカルチドリ
コチドリ
シロチドリ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
セイタカシギ
タシギ
オオハシシギ
アカアシシギ
コアオアシシギ
アオアシシギ
タカブシギ
キアシシギ
イソシギ
キョウジョシギ
トウネン
ウミネコ
ミサゴ
カタグロトビ
カンムリワシ
サシバ
アオバズク
チョウゲンボウ
ハヤブサ
リュウキュウサンショウクイ
シマアカモズ
タカサゴモズ
オサハシブトガラス
イシガキシジュウカラ
ツバメ
リュウキュウツバメ
イワツバメ
シロガシラ
イシガキヒヨドリ
ウグイス
リュウキュウメジロ
セッカ
ムクドリ
カラムクドリ
クロウタドリ
アカハラ
ジョウビタキ
イソヒヨドリ
リュウキュウキビタキ
スズメ
ツメナガセキレイ
キセキレイ
ハクセキレイ(ホオジロハクセキレイを含む)
ビンズイ

計75種

把握している範囲で観察できなかった野鳥
スズガモ
アカツクシガモ
ヤツガシラ
ギンムクドリ
リュウキュウヨシゴイ
キンバト
ミフウズラ
タマシギ
ツルクイナ
オオクイナ
リュウキュウコノハズク
リュウキュウヒクイナ
リュウキュウツミ

探鳥記 2019.3.10 石垣島⑦ 最終日 7:00~15:30 雨のち晴れ

前回からの続き。

新川周辺 9:30~9:55

初日、昨日と観察できたタカブシギが見当たらない。

渡りへ出発したのだろう。

本日は電線止まりのシロガシラを何度も観察できた。

このシロガシラ、思っていた以上に観察機会が少ないと感じた。

昨日同様に淡水池では様々なカモを観察。

次の探鳥ポイントの空港周辺へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

アマサギ
スズメ
シロガシラ
オサハシブトガラス
カルガモ
コガモ
シマアジ
ヒドリガモ
ハシビロガモ
オオバン
ホシハジロ
バン
アオサギ
アオアシシギ

計14種

空港周辺 10:15~12:20

まずは空港の西側から開始。

この辺りは緩やかな丘陵地帯で牧場と畑と荒地が入り混じっている感じだ。

昨日、最後の最後でカタグロトビを観察したのもこの辺りだったような、、、。

同じような風景が広がり、何度も道に迷ってしまった。

広葉樹がある緑地帯の林床で本日3個体目のズグロミゾゴイ若鳥を発見。

車内からの観察なので間近に観察・撮影することができた。

ミゾゴイと大きさも動きも同じように見える。

そばではオサハシブトガラスが採餌中。

頭部の形も体の大きさもハシボソガラス方が似ている

空港の海岸側エリアへ移動。

ここではカタグロトビを中心に探索するも見当たらず。

草原ではいつの間にかムラサキサギの成鳥と若鳥が降り立って採餌行動をしていた。


ムラサキサギ若鳥


ムラサキサギ成鳥

再び、空港西部へ。

ここではシマアカモズタカサゴモズを続けて観察。

この辺りでようやく雨が止み、晴れ間が見えるようになった。

シギチドリが恋しくなったので、大浜海岸へ移動。

途中で立ち寄ったコンビニの駐車場でシマアカモズを発見。


シマアカモズ 成鳥に比べて、目先やくちばしが黒くなく、胴体下面にうろこ模様があることから若鳥

見聞きした野鳥(観察順)

ズグロミゾゴイ
オサハシブトガラス
ウグイス
セッカ
リュウキュウメジロ
サシバ
チョウゲンボウ
イシガキヒヨドリ
リュウキュウキジバト
ミサゴ
アオサギ
ムラサキサギ
カルガモ
シマアカモズ
タカサゴモズ

計15種

大浜海岸 12:45~13:15

3日連続の大浜海岸。

石垣島に来て初めて南国の鋭い日差しを受けた。

やはり晴れている海岸は良い。

3日目にして初めてのキアシシギを発見、盛んに採餌行動をしていた。

そのそばでは白いクロサギが獲物を狙っている様子。

改めて間近で見るとコサギとは似て非なることを実感。

昨日は雨でしっかりと観察できなかったオオメダイチドリの冬羽を堪能。

時間が心配だが、ヤツガシラクロウタドリを求めて北部へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ
キョウジョシギ
メダイチドリ
ムナグロ
クロサギ
アオアシシギ
オオメダイチドリ

計7種

伊原間地区 14:00〜14:30

伊原間の草地では幸運にもクロウタドリ2羽を観察できた。

ヤツガシラは今回も観察できず、残念!

時間がないのでイソヒヨドリの朗らかな囀りを聞いて後、再び空港付近に戻った。

見聞きした野鳥(観察順)

クロウタドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、ツバメ、計4種

空港周辺 15:00~15:30

空港へ向かう時間まで、再び周辺でカタグロトビを中心に探索を続けたが、結局会うことはできず。

なおさら昨日の走行中に発見、狩りの様子を観察できたのは幸運であった。

本日は後半にようやく雨が止み、南国の強い日差しを浴びることができた。

この3日間、ほとんど雨の中での探鳥で必ずしもイメージした探鳥通りにはならなかった。

が、おかげで雨天探鳥への耐性が付いて抵抗感がなくなり、何でも来い!の気持ちになれた。

また、石垣島の野鳥の豊富さとSea Beansさんのガイドのおかげで、悪天候の割には多種多様な野鳥を観察することができた。

今回の石垣島探鳥はこれにてお開き。

見聞きした野鳥(観察順)

ミサゴ
オサハシブトガラス
イシガキヒヨドリ
アオサギ

計4種

次回はまとめです。