スズメ 2021.6.25 大田区

今回の特集は六郷干潟で撮影したスズメです。

砂浴びや頭掻きやピョンピョン歩きなど可愛い姿を至近距離で撮影することができました。

砂浴び

砂浴びの目的は体に着いた寄生虫や余分な脂などを除去するためであり、砂浴びをする鳥としてヒバリキジライチョウなどが挙げられます。スズメは水浴びと砂浴びの両方をします(「平塚市博物館刊行 ガイドブック14 野鳥の観察」参照)。

砂浴び中でも時々顔を上げて、周囲への警戒は怠らない。

顔を砂に埋めて、気持ちよさそう!

動画では更にスズメの表情と仕草をご堪能下さい!

頭掻き 

間接法 =翼を下げて翼越しに脚で頭を掻く方法を採用しています。

砂浴びしても頭部のかゆみは頭掻きが一番かな?

最後はスッキリした表情でした!

ピョンピョン歩き(ホッピング)

空中に浮いているショットを集めてみました。

今回の観察でスズメがもっと好きになりました!

探鳥記 2021.6.20 早戸川林道 8:10~12:30 晴

夏鳥シーズンの早戸川林道の様子が知りたくなった!

前日に雨が降ったので、ヒルに気を付けながらの探鳥となった。

本日は駐車場〜金沢橋〜早戸川橋を往復するコース。

全面アスファルトで真ん中を歩けばヒルは回避できるだろう。

駐車場に着くと早速「ヒリリ、ヒリリ」というサンショウクイの鳴き声が聞こえて、テンション急上昇。

スタートして直ぐの樹上で姿を確認できた。

サンショウクイ 鳴きながら飛び回る姿を見ることが多いので、久々にじっくり観察できた。

そばではホオジロカラ類がにぎやかだ。

ホオジロ

森の奥からはキビタキサンコウチョウセンダイムシクイオオルリの声が響き、早くも役者が揃った。

サンコウチョウは探鳥中に少なくとも5箇所から声が聞こえて来た。

前回3月に探鳥した際はヤマセミを観察したので、今回は湖面が見えれば注意深く探索したが、結局見つからず。

今回は特にオオルリ雄の幼鳥、若鳥、成鳥を観察できて、違いを楽しめた。

オオルリ雄第1回夏羽

猛禽類はミサゴノスリトビで、残念ながらクマタカは観察できず。

換羽中のミサゴ 

また今回は幼鳥を各地で観察することができた。

エナガ幼鳥

シジュウカラ幼鳥

姿を見ることが難しくなる時期ではあるが、その分、美声を聴いたり、声を聞き分ける楽しみを味わえることができる早戸川林道であった。

見聞きした野鳥(観察順)

サンショウクイ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、キビタキ、サンコウチョウ、ウグイス、コゲラ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、センダイムシクイ、オオルリ、エナガ、ノスリ、トビ、カワウ、カケス、ホトトギス、ヤブサメ、アオゲラ、ジュウイチ、ヒガラ、ヤマガラ、ミソサザイ、イカル、キジバト、カワラヒワ、イワツバメ、ハシブトガラス、キセキレイ、ミサゴ、アオサギ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ツバメ 計36種

オオルリ 2021.6.18 森戸川

今回の特集は先日の森戸川で観察したオオルリです。

高い枝先や樹上で鳴くシロハラビタキ状態を観察する機会が多いのですが、この日は低くて見えやすい枝先での観察が多く、撮影には良い日でした。

動画をどうぞ。全て同一個体であり、囀る姿をご堪能下さい!

 

 

探鳥記 2021.6.18 森戸川 11:10~15:50 晴

およそ一月ぶりの森戸川。

今回も相変わらずサンコウチョウの観察は難しく、姿を1回チラッと見ただけと声を3か所で聞いただけ。

例年に比べて、明らかに見聞きできる機会が減少しており、この状態はサンコウチョウが南に帰る秋口まで続くのか。

飛来個体数は例年と同じくらいなので、サンコウチョウが林道沿いの観察しやすい場所に近づかないだけだとは思う。

他の野鳥の動向であるが、センダイムシクイは林道入り口をちょっと進んだ付近で1羽のみのさえずり。

ホトトギスは何度も上空?高い樹上付近?から声を聞いた。

林道終点付近では雄の声に呼応して、雌のピピピピ、、、という声を3回聞いた。

あの周辺のウグイスの巣を狙っている感じだ。

キビタキは森戸川では声のみを聞くことが多い鳥であるが、今回は林道終点で観察できた。

キビタキ 観察時間中、縄張りを2周巡回していた

そして今回の主役はオオルリ、今までで一番じっくり観察できた。

特に林道終点では見つけやすい枯れ枝の止まることが多く、その美声と瑠璃色の姿を堪能。

観察最中にキビタキサンコウチョウホトトギスが同時に見聞きする機会があり、嬉しい悲鳴を上げたのだった。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、カルガモ、ホオジロ、オオルリ、センダイムシクイ、キビタキ、ホトトギス、ヤマガラ、メジロ、シジュウカラ、キジバト、エナガ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、トビ、カワセミ 計20種

探鳥記 2021.5.25 平潟湾 10:00~10:30 晴

5月の下旬となり、すでに北の繁殖地へ旅立ってしまっただろうシギ・チドリ達の不在を確かめに行く目的で平潟湾へ。

わざわざ不在を確かめるという終認(⇔初認)作業は寂しいが、大事な記録でもある。

いないと思って当地へ着くと、遠くから「ピュイー」というキアシシギの声が!

終認目的は吹き飛んだが、また会えて良かった。

声を求めて野島水路の方に移動すると、2羽のキアシシギがこちらに飛んできた。

1羽が目の前の水際に着地して、早速採食行動を開始。

道路工事の建設が決まり、来年この場所が現状維持されているか分からない。

この風景は見納めかもしれないと思うと寂しい気持ちでキアシシギを観察しつつ、繁殖地への無事の飛行を祈るのであった。

動画 ※カニを捕食しています

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ2、アオサギ、ツバメ 計3種

探鳥記 2021.5.22 森戸川 10:40~13:30 曇

今季、初めての森戸川。

鳥仲間によると、夏鳥のサンコウチョウは例年より早くの到着だが、例年と異なり、樹上や森の奥の方から声はすれども姿は見えず状態が続いているという。

入口付近の山からはホトトギス、ゲートそばの森からはサンコウチョウの声が聞こえて、幸先良いスタートとなった。

オオルリはだいたい例年通りの位置で鳴いており、時々高い枝先で鳴く姿を観察できた。

が、問題のサンコウチョウは話通りの出の悪さで、時々森の奥から声が聞こえるだけで間近に来ることはなかった。

キビタキは一回だけ声がしただけで、センダイムシクイヤブサメは声も聞こえず。

折り返しの終点でしばし良い展開を期待したが、状況は変わらず。

落胆気味の復路の途中、オオルリ雌を発見!

本日はオオルリとの相性は良い。

このままサンコウチョウを見ずに終わるのか?復路の終盤、入り口の川の対岸の森からサンコウチョウの声が!

食い入るように森を探すと、長い尾の雄をキャッチ!

最後の最後での登場に、ずいぶんと引っ張ってくれたなぁ~と翻弄された喜びが湧いて来た。

また、ここでは川面で水浴びをするオオルリ雄も観察できた。

上から目線のオオルリ観察は久々、水浴びにより、いつもよりキラキラした姿を堪能。

最後にご褒美をいただいて、本日も気持ちよく終了。

見聞きした野鳥(観察順)

ホトトギス、ツバメ、ハシブトガラス、サンコウチョウ、ヤマガラ、オオルリ、エナガ、キビタキ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ホオジロ。シジュウカラ、メジロ 計13種

 

探鳥記 2021.5.11 生田緑地 10:40~13:30 曇

東高根公園から生田緑地へ。

冬季に探鳥したことはあるが、初夏の探鳥は初めてである。

渡りの時期は都市部の大規模緑地なので夏鳥が通過するポイントではあり、過去にはミゾゴイも記録されている。

前半はホタルの里ハンノキ林を回った。

ここではキビタキ雌やカラ類を中心に観察。

後半の野鳥の森ではキビタキの声が聞こえてきたので、出会えることを期待しながら小径を歩いていると、突如サンコウチョウの鳴き声が!

声を頼りに周囲を探すと、尾の長い雄を発見!

上り斜面だったので、ほぼ同じ目線での観察・撮影となった。

やはり雄はアイリングの太さが目立つ!

このサンコウチョウが渡り途中なのか?この地で繁殖するのか?

その後、サンコウチョウの声は聞いていないそうで通過個体と思われる。

周囲ではキビタキアオゲラの声が響きわたり、この辺りが一番鳥密度が濃い感じがした。

見聞きした野鳥(観察順)

メジロ、シジュウカラ、コゲラ、ウグイス、ハシブトガラス、キビタキ、ヤマガラ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、サンコウチョウ、アオゲラ、ムクドリ 計13種

探鳥記 2021.5.11 東高根公園 8:40~10:20 曇

本日は川崎市内の東高根公園と生田緑地の2つの探鳥地を巡ることに。

どちらも冬季の冬鳥観察で探鳥したことがあったが、この時期は初めてである。

春渡りにはやや遅い時期ではあるが、期待を込めて現地入りした。

まずは東高根公園へ。

この冬はヤマシギが観察されて盛り上がった場所だ。

駐車場入り口から水辺の散策路を真っすぐ進む。

キビタキセンダイムシクイの声が聞けるかな?と予想していたが、鳥の気配が少ない。

台地を上がり、古代植物園へ。

コゲラシジュウカラの声が聞こえる中、キビタキの声が近くでして、テンション急上昇。

探すのに苦労したが、ようやく樹木の内部でさえずるキビタキを観察できた。

薄暗い中でもあの鮮やかな黄色は映えて綺麗だ。

普段は直ぐに飛び去ってしまい、じっくり観察できないのだが、このキビタキは10分くらい鑑賞できた。

ここからは鳥運が良くなったのか?アオゲラのドラミングを間近で聞くことができたり、別個体のキビタキ雄も観察することができた。

次の目的地・生田緑地へ。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、カルガモ、キビタキ、コゲラ、アオゲラ、キジバト、ハシボソガラス 計10種

探鳥記 2021.5.9 酒匂川河口 7:50~10:30 曇

相模川河口から酒匂川河口へ。

まずは前回5月1日の探鳥ではオグロシギウズラシギなどでにぎわった国道1号線そばの中州付近へ。

前回と違って、今回は閑散とした雰囲気、、、。

しばらく待機していると、ようやく1羽のキアシシギコチドリが登場!

直ぐに飛び去ってしまって、そろそろ移動しようとした頃、ムナグロが1羽中州へ舞い降りた。

ムナグロ

逆光気味なので、しばらくののち観察を切り上げて上流側へ移動。

新幹線の高架下辺りまで探索したが、水辺は鳥影が少なく、3羽のキアシシギコアジサシを確認できたが、お目当てのササゴイは今回も出会えなかった。

本日も活発なコアジサシ

再び、ムナグロを観察したポイントへ。

ここで5月1日に観察したマガンと再会した。

本日は水浴びを披露してくれたマガン

ムナグロは対岸に移動していた。

左)ウミネコ 右)ムナグロ 

昨年のこの時期はチュウシャクシギオオソリハシシギアオアシシギトウネンの小群、出会えなかったがキリアイ繁殖羽!などが観察されたのだが。

今季の酒匂川のシギ・チドリの山場は4月下旬から5月初旬だったようだ。

帰り際、平塚の農耕地へシギ・チドリを探しにいった。

あわよくば、農耕地でムナグロツバメチドリコシャクシギオオチドリを観察!と向かう途中、どんどん妄想が膨らんでいった。

どの鳥も観察できなかったが、5羽のチュウシャクシギを観察することができた。

嬉しい出会いとなったチュウシャクシギ

県西シギ・チドリ探鳥、これにてお開き。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、アオサギ、キアシシギ、コチドリ、カワウ、コサギ、ダイサギ、カルガモ、スズメ、ハシボソガラス、ムナグロ、コアジサシ、ツバメ、イソシギ、セグロセキレイ、トビ、キジバト、コガモ、オオバン、ウミネコ、コシアカツバメ、イワツバメ、マガン 計23種

探鳥記 2021.5.9 相模川河口 6:00~7:10 曇

渡り途中のシギチドリを求めて、相模川河口と酒匂川河口へ。

茅ヶ崎側の砂洲辺りをまずチェックすると、下記画像の光景が!

左)コチドリ 右)オオソリハシシギ雌 奥)チュウシャクシギ

逃げないようにじわじわと間合い取りながら接近し、最後はオオソリハシシギ雌が5m近くで観察・撮影できた。

オオソリハシシギ

コチドリ 周辺に合計3羽がいたが、争いや求愛のような行動はなかった。

砂洲を歩いていると、私に驚いて鳥が飛び去って行った。

現場ではメダイチドリの群れと思っていたが、キアシシギハマシギの混群だった。

先頭がキアシシギ 後にメダイチドリとハマシギが続く。

左下)メダイチドリ 右上)キアシシギ

海岸に出ると、4羽のキョウジョシギと2羽のチュウシャクシギを発見。

荒ぶる波打ち際の岩礁をウロウロしていた。

手前)キョウジョシギ 奥)チュウシャクシギ

まとめ動画

シギ・チドリは数は少し寂しかったが、種類は予想した以上であった。

次の目的地・酒匂川へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、コチドリ、キョウジョシギ、キアシシギ、メダイチドリ、ハマシギ、カワウ、ウミネコ、トビ、シジュウカラ、ムクドリ、ハクセキレイ、スズメ、ツバメ 計14種