探鳥記 2019.4.21 谷津干潟 11:30〜13:30 晴れ

三番瀬から逃げるように谷津干潟へ避難して来た。

避難して来たのは我々だけでなくシギチドリも一緒だろう。

期待を込めて干潟を覗くとシギチドリが見当たらない!

渡りの時期で潮の状態も良く、行き来する三番瀬があの混雑ぶり、来ない理由がないだろう。

再度スコープで探索すると、ビジターセンター寄りの遠くの干潟にセイタカシギを6羽発見。

その後、30分経過した頃、メダイチドリ3羽、コチドリ2羽が目の前の干潟に飛来、じっくり観察した。


メダイチドリ

さらに30羽近くのメダイチドリが飛来して、干潟上を何度も旋回し、どこへ降り立つか注視していると、何とそのまま飛び去ってしまった!

そんなに魅力のない場所ということなのか。

確かに近年は谷津干潟でのシギチドリの観察種数とも減少しており、寂しさを感じていた。

しかし、昨年の5月にはトウネン約500羽、サルハマシギ4羽、ヨーロッパトウネン2羽を同時に観察できた素晴らしい日もあった。

単純な評価をできない探鳥地ではある。

が、そんな気持ちをパッと明るくしたのはサンショウクイの「ヒリリッ、ヒリリッ」という鳴き声だ。

上空を通過して、そのまま飛び去ってしまったようだ。

渡り途中で谷津干潟の立ち寄ったのだろう。

谷津干潟はどうしても水鳥のイメージだが、サンショウクイの声を聞いて、渡りの時期も注意しないといけない場所であると再認識した。

特にセンター周辺の緑地は要注意である。

その後の干潟では6羽のメダイチドリがいるのを通りがかりのバーダーから教えてもらった。

潮干狩りが終わる時間なので三番瀬に戻るか迷ったが、葛西臨海公園へ移動することにした。

見聞きした野鳥(観察順)

コガモ
ハシビロガモ
カルガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オオバン
ダイサギ
コサギ
シジュウカラ
セイタカシギ
アオサギ
コゲラ
カワウ
メダイチドリ
コチドリ
オナガ
オナガガモ
サンショウクイ

計18種

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