「関東エリア探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2017.4.2 涸沼(前半)9:45~11:45 晴れ

先週から日本初記録のカオグロアメリカムシクイが涸沼で観察されている話は聞いていた。

なぜか気乗りしないまま時が過ぎたのだが、前日に野鳥の大先輩から誘われて決断!

涸沼の向かった。

横浜を7時に出発。
途中で休憩した友部SAではツバメのペアが飛び回っていた。

ツバメは営巣場所と決めているのだろう場所に何度も来ては小休止して飛び立つ行動を繰り返していた。

本当に適した場所なのか用心深く確認しているのかなぁ。

9時半に涸沼の西岸に無事到着。

最近カオグロアメリカムシクイが観察されている場所は西岸のあし原付近。

すでに堤防の上には何十人ものバーダーがいた。

本日は8時半過ぎに観察できたそうだ。

まだ飛び去っていないという安堵と観察したかった口惜しさ半分といったところ。

観察された方からの話によるとカオグロアメリカムシクイは、①声はウグイスの地鳴きに似ていること、②すばやい動きと草むらの中にいることが多いので、非常に観察しづらいとのこと。

探鳥条件を頭に入れて探索開始。

カオグロアメリカムシクイがこのエリアにいると思って探すのと漠然と探すのとでは集中力の度合いが違う。

何度も何度も食い入るように見続けるが、現れない。

集中する分、疲れも溜まってくる。

もともと同じところにじっとしていられない性格なので、2時間が過ぎて限界を迎えた。

カオグロアメリカムシクイは夕方の時間帯の方が観察されやすいと聞いていたので、作戦変更。

気分転換に違う場所で探鳥した後に再挑戦しよう。

前回、2015年2月1日の涸沼探鳥の際は那珂川河口やその周辺にも立ち寄り、クロガモシノリガモなど冬の海鳥観察を楽しんだ。

冬鳥が残っているか心配だが、今回もそのエリアに行こう。

主役不在の中で注目を浴びたオオジュリン

途中、涸沼の南岸にある大網公園に寄った。

前回涸沼探鳥時に来た場所だ。

冬のオオワシの観察場所として適所である。

堤防に上がって涸沼を見る。

ポツンとカモメが2羽浮かんでいるだけで水鳥が何もいない!

広大な水面に漂うカモメ

この分だと那珂川河口も冬の水鳥がいないのでは?と不安がよぎる。

いざ那珂川河口へ!

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)


キジ
ヒバリ
ハシボソガラス
オオバン
ウグイス
トビ
マガモ
ツグミ
オオジュリン
ジョウビタキ
カモメ

計11種

探鳥記 2016.11.13 奥日光(後半) 15:00~16:30 晴れ

戦場ヶ原探鳥を終えて赤沼駐車場の戻ってきた。

隣接する赤沼自然情報センターに立ち寄り、スタッフに最近の野鳥状況を尋ねる。

今季の奥日光の野鳥状況は春先からずっと良くないそうで困惑していた。

本日の探鳥報告をすると、私達は頑張った部類に入ったようだ。

赤沼自然情報センター

夕暮れが迫る中、駆け足で付近の探鳥スポットを回ることにした。

まずは光徳牧場。

あわよくばオオマシコ!だったが、人懐っこいゴジュウカラを観察したのみ。

次に湯ノ湖。

湖畔を一周する時間がなかったので湯滝付近で観察。カモが予想以上に少ない。遠くにオシドリの群れを発見。

湯ノ湖から戦場ヶ原を望む

最後に中禅寺湖湖畔。

ここでの注目は例年越冬するオオワシオジロワシ。今年の初認記録はまだない。

山の斜面の止まり木で休息するワシをイメージして探すも観察できず。

この2日後にオオワシオジロワシが初認されたそうだ。もしかしたら当日も付近にいたかも。

湖面に目をやると2年前に比べてカモが少ない。今年はカモの飛来数が少ないのかなぁ。

見聞きした野鳥(観察順)

光徳牧場:ゴジュウカラ

湯ノ湖:オオバン、マガモ、オシドリ、コガモ、ホシハジロ

中禅寺湖:シジュウカラ、ハジロカイツブリ、アトリ、ホシハジロ、オオバン、ゴジュウカラ、ハクセキレイ、

探鳥記 2016.11.13 奥日光(前半)9:15~14:30 晴れ

アオシギと戦場ヶ原の風景が見たくなり、2年ぶりに奥日光へ。

野鳥も風景も楽しめるお勧め探鳥地。

横浜を車で6時に出発して9時に赤沼駐車場に到着。風もないせいか思ったより寒くない。

今回は赤沼と湯滝の間を往復するコース。

まずは駐車場でアオゲラのお出迎え。

ど~も

散策路の入るとマヒワエナガヒガラを観察。

右手に戦場ヶ原と雄大な男体山、左手にはゆったり流れる湯川。

野鳥の気配を求めて進む。

男体山の雄姿

不意に前方右奥に白っぽい物体が地上から横枝に飛び乗る。一瞬ノスリか?と思って確認すると何とフクロウだった!!

どこかで見る画像

突然の大物との出会いに久々に大興奮!

急いで鳥仲間に知らせる。

お前ら、もうこの辺にしときな、、、。

フクロウは警戒心が強いから直ぐに飛び去ると思ったが、こちらの様子を見ながらも羽繕いをするなどリラックスした雰囲気。

太陽を浴びてまぶしそうな表情をしたり眠そうな表情をしたり。

 

ぬ~!

フクロウ類は他の野鳥と違い、人間と同じく正面顔なので、つい擬人化して見てしまう。

そのあたりの親近感が昔からのフクロウ人気にもつながるのかなぁ。

話が外れた。実は戦場ヶ原はフクロウの目撃情報が多い場所で、訪問する度にしつこく探すもフラれてきたので嬉しいな。

泉門池付近ではキバシリゴジュウカラの競演を観察。

キバシリは関東周辺の有名な探鳥地の中では一番観察しやすい場所と思う。

キバシリ(木走り)

小田代橋から湯滝では同行者の執念でオオアカゲラを観察。

湯滝付近ではアオシギを重点的に探すが見つからない!
例年この周辺でよく観察されているのだが、、、。

私が問題のアオシギです 2014.11.22撮影 湯滝

復路では更に丹念に湯川沿いをアオシギ探索したが駄目だった。

青木橋付近の針葉樹ではカラ類の混群の中にキクイタダキを発見。

復路は日中の時間帯のせいか往路より野鳥の出が悪かった。

総じてフクロウのサプライズを除けば野鳥の種類・数とも低調だった。

特にここでは頻繁に観察してきたアカゲラがいなかったのが気になった。

奥日光探鳥の後半は次回の探鳥記で!

見聞きした野鳥(観察順)

ベニマシコ
アオゲラ
ホオジロ
ハシブトガラス
エナガ
ヒガラ
コゲラ
マヒワ
ハシブトガラス
フクロウ
カワガラス
カワラヒワ
キバシリ
ツグミ
シジュウカラ
ゴジュウカラ
ノスリ
オオアカゲラ
ミソサザイ
コガラ
マガモ
アトリ
コガモ
トビ
ハクセキレイ
キクイタダキ

計26種