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探鳥記 2020.9.27 九十九里浜 7:45〜9:00 曇り

先週に引き続き、また!同じコースをたどるシギチツアーを実施。

渡りの時期なので、1週間も間が空けばシギチドリの動向にも変化があることだろう。

まずは九十九里浜の真亀川から片貝海岸を探索。

真亀川河口

キアシシギソリハシシギイソシギの似たものトリオを観察。

片貝海岸

ここ数日の雨で淡水池は湖と呼んでしまうくらい拡大してビックリ!

波打ち際近くまで水が浸り、パッと見てシギチドリがいない感じがした、、、。

が、何とかオオソリハシシギシロチドリトウネンダイゼンを観察できて良かった。

消化不良気味で次の目的地・稲敷へ移動。


トウネン幼鳥① 本日は5羽の群れで行動


トウネン幼鳥② トウネンには水が深すぎて採食には不向きな状況であった


左)オオソリハシシギ 右)ダイゼン 

 

見聞きした野鳥(観察順)

カルガモ、コサギ、イソシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、モズ、ダイサギ、オオソリハシシギ、シロチドリ、トウネン、ダイゼン、イソヒヨドリ、ハクセキレイ 計13種

 

 

 

 

探鳥記 2020.9.21 稲敷 12:50~17:20 曇

九十九里浜から稲敷へ。

本新・浮島・西の洲地区のポイントを巡回するも普段より種数ともに少なく低調気味。

現地で出会った知り合いの情報により、蓮田街道エリアでツルシギアカアシシギコアオアシシギ3、トウネンオジロトウネンを観察できた。


左手前)アカアシシギ幼鳥 左奥)ツルシギ幼鳥 右)コアオアシシギ幼鳥 念願のツルシギアカアシシギの比較画像が撮れた!


オジロトウネン幼鳥 幼羽の特徴であるサブターミナルバンドがある


トウネン第1回冬羽へ換羽中の個体 幼羽の軸斑の黒さが目立つ個体であった

この時期の稲敷はシギ・チドリの他にショウドウツバメが渡り途中に立ち寄ることが多く、ほぼ毎年観察している。


ショウドウツバメ 風切羽が換羽中

夕暮れまで稲敷の各エリアを回り、最後にアオアシシギと出会ってお開きとした。


夕日に照らされたアオアシシギ幼鳥 印象に残るラストであった

見聞きした野鳥(観察順)

ダイサギ、アマサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、キジバト、スズメ、タカブシギ、コチドリ、ハシボソガラス、カワウ、クサシギ、タシギ、オジロトウネン、モズ、カワセミ、ショウドウツバメ、トビ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ツルシギ、アカアシシギ、コアオアシシギ、ヒドリガモ、トウネン、カルガモ、ムクドリ、ヒヨドリ、アオアシシギ 計29種

探鳥記 2020.9.21 九十九里浜 8:15~10:45 曇

今回は九十九里浜から稲敷、あわよくば三番瀬まで探鳥しようという強欲シギチツアー。

まずは九十九里浜の片貝海岸へ。

前回探鳥時では海岸近くにある池がまさかの干上がり!

驚きつつも何とかチュウシャクシギ4羽とトウネン5羽を観察。

今回は恐る恐るのぞき込むと水が溜まっており一安心、、、?

どころかパッと見ても大小様々な種類のシギ・チドリがいることが分かり一気に興奮状態へ。

まず目に飛び込んで来たのはアカアシシギ

珍鳥ではないが、観察機会が少ないので毎回見る度に嬉しくなるシギだ。

じっくり観察したのだが、いつ飛び去るか分からない鳥達。

急いで他の鳥達を1羽1羽チェックを開始!

ハジロコチドリ、トウネン、ムナグロ、オオソリハシシギ、キョウジョシギ、、、。

残念ながら先日目撃談のあったヨーロッパトウネンは見当たらず。

シギ・チドリ達との濃厚な空間と時間を過ごすことができ、あっという間の2時間半だった。

次の目的地・稲敷へ。


アカアシシギ第1回冬羽 出会うとテンションの上がるシギ


ハジロコチドリ成鳥 夏羽から冬羽へ換羽中の個体 チドリの中では一番のお気に入り!


ムナグロ幼鳥 上面の金色模様の美しさをしばし堪能


キョウジョシギ幼鳥 三毛猫模様の成鳥も良いが、幼鳥のツートーンも渋くて好き

見聞きした野鳥(観察順)

アカアシシギ、ハジロコチドリ、トウネン、ムナグロ、オオソリハシシギ、キョウジョシギ、メダイチドリ、シロチドリ、ハマシギ、コサギ、イソヒヨドリ、ツバメ、ホオジロ、ハクセキレイ 計14種

 

 

速報!探鳥記録 2020.10.4 稲敷 8:20~17:10 曇

最近、探鳥記の更新の遅延で新鮮さが欠けていますので、今回は昨日の稲敷探鳥の速報版をアップします。

本新・浮島・西ノ洲・古渡・稲波エリアをシギ・チドリを中心に探鳥、15種を観察。

渡り鳥だけでなく冬鳥の出会いも多い一日となりました。


ウズラシギ幼鳥 4羽一緒に行動していた


ケリ 稲敷では初めての観察となった


オグロシギ幼鳥 最後の探鳥場所に降臨してオオトリを飾った!

 

見聞きした野鳥(観察順)

チュウサギ、コサギ、イソシギ、アマサギ、スズメ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、コチドリ、タカブシギ、セイタカシギ、タシギ、オジロトウネン、オオハシシギ、モズ、ハシボソガラス、アオサギ、ダイサギ、ホオジロ、コガモ、カルガモ、クイナ、クサシギ、ショウドウツバメ、カワラヒワ、バン、カイツブリ、ミサゴ、ハマシギ、トビ、ウズラシギ、トウネン、アリスイ、マガモ、チュウヒ、ユリカモメ、ケリ、カワウ、カワセミ、チョウゲンボウ、オオバン、アオアシシギ、ムナグロ、オグロシギ

計44種

同行者観察:ハイイロチュウヒ上空通過、ヒシクイ2上空通過、ノスリ、ヒヨドリ、ヒバリ、ムクドリ、ハシブトガラス、キジ

合計52種

 

探鳥記 2020.9.19 三番瀬 8:30〜15:30 曇り

ヨーロッパトウネンが観察されたということで三番瀬へ。

本日の三番瀬はキアシシギオオソリハシシギが見当たらず、数も少ない印象。

注目のヨーロッパトウネンはしつこく探索したが見つからず。

それでもトウネン成鳥の冬羽を2個体観察できたので良しとしよう。


左)コオバシギ幼鳥 右)オバシギ幼鳥 本日も2ショットを無事観察できた。


食事に向かうミヤコドリの群れ


本日の主役! トウネン成鳥冬羽


トウネン冬羽  戻り渡りの時期、トウネン成鳥は夏羽の摩耗した個体を観察することが多く、冬羽を見る機会はそれほど多くはない。


夏羽から冬羽へ換羽中のハマシギ成鳥 本日は前回より更にハマシギの数が増えた。

シギ・チドリの戻り渡りもそろそろ終盤に差し掛かったが、毎回新たな出会いや発見があって、三番瀬通いは楽しい。

次回はいまだ観察できていないオオソリハシシギ幼鳥を是非観察したい!

見聞きした野鳥(観察順)

ダイサギ、カワウ、ダイゼン、ミユビシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、ハマシギ、ミヤコドリ、ウミネコ、アジサシ、ユリカモメ、コオバシギ、オバシギ、トウネン 計14種

 

 

 

探鳥記 2020.9.13 葛西臨海公園 9:00~10:30 曇

東京での用事の前にサラッと?どん欲に?葛西臨海公園90分探鳥に挑戦してみた。

回り切れる広さではないので、シギチ優先モードで東西なぎさと汽水池を中心に観察。

まずは9時開門の西なぎさへ。

人が少なく、ほぼ干潮状態という好条件がそろい、干潟にはダイゼンメダイチドリがいた。


ダイゼン成鳥 冬羽へ換羽中の個体


メダイチドリ幼鳥

東西なぎさ間の水路では観察機会の多いアオアシシギキアシシギキョウジョシギなどを探索するも見当たらず。

嬉しい出会いは越冬のため渡って来たばかりのコガモ

向こう岸の東なぎさの探索では何とかダイシャクシギを見つけるもホウロクシギクロツラヘラサギは見つからなかった。


右)ダイシャクシギ 左)カワウ

つい夢中になってしまい、急いで次のポイント・鳥類園へ。

上の池で簡単に探索しているとオオタカ幼鳥が面前を横切って林の中へ。


オオタカ幼鳥 幼鳥ではあるが眼光は鋭い!

しばらくするとオオタカは下の池方面へ飛び去ってしまった。

下の池の擬岩観察舎では観察条件は良かったが、肝心のシギ・チドリが見当たらず。

タイムオーバー寸前で前方の樹上に猛禽類らしきものが止まっている。

サシバ?と思ったら、先ほどのオオタカ幼鳥であった。


再び登場のオオタカ幼鳥 

最後にオオタカのサービスを受けたところでお開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、シジュウカラ、スズメ、ハシボソガラス、ムクドリ、カワウ、ウミネコ、ダイゼン、メダイチドリ、カルガモ、コガモ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ダイシャクシギ、イソシギ、イソヒヨドリ、カイツブリ、オオタカ、カワセミ、ハクセキレイ、オナガ 計22種

 

探鳥記 2020.9.12 三番瀬 8:00~10:30/12:30~14:00 曇

本日は自分が担当する神奈川支部のシギ・チドリ探鳥会。

一週間前から天気予報を注視していたが、開催日だけはずっと雨の予報、、、。

雨を考慮して一時間早めて探鳥会を開始。

幸運にも干潟で探鳥している時間帯に雨は降らず、ほぼ貸し切り状態のフィールドであった。

本日の注目は先週に引き続くオバシギコオバシギのツーショットが観察されたこと、先週に比べてハマシギが一気に増えたこと。


キアシシギ幼鳥 


本日もミヤコドリT6は健在

シギ・チドリ達と我々とで一定の距離間はあったものの、じっくりと識別ポイントや異種間の大きさ比較などを観察することができた。

まさかの二時間半の観察で、本日観察できそうなシギ・チドリは見たので、展望デッキ内に移動。

室内で1時間半(笑)のシギ・チドリの説明をした後、無事お開きとなった。

終了後に有志で再び干潟へ。

今回もいつものように探鳥会終了後に探鳥会では観察できなかったシギ・チドリが登場!

嬉しいやら悲しいやら複雑な気分、、、。

KYの主はチュウシャクシギアオアシシギ

チュウシャクシギの登場は朝に目撃情報があったので予想できたが、アオアシシギは三番瀬では意外と観察できない。


アオアシシギ幼鳥


メダイチドリ幼鳥

潮が満ちて面前に残った干潟でKYコンビの他、本日観察した多くにシギ・チドリが終結。

種の識別・異種との比較ができる最高の復習の舞台となった。

参加された皆さん、有難うございました!そしてお疲れさまでした!

見聞きした野鳥

スズガモ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オバシギ、コオバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オナガ、ツバメ、セッカ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、計27種

探鳥記 2020.9.4 九十九里浜 10:20~13:30 晴れ

三番瀬から九十九里浜へ。

一宮川河口

まずは先日ハヤブサの登場でお開きになった一宮川河口のPAからの観察。

河口の対岸にオオメダイチドリを発見!

遠くからでも長い脚とくちばしは目立つ。

そのそばにはメダイチドリキョウジョシギイソシギキアシシギ

上流域の水際には前回より大きな干潟が出現しており、小型のシギ・チドリが見えた。

本日はゆっくり観察できると現場付近に行くと何と護岸工事で立ち入り禁止!

前回はハヤブサ、今回は工事と近くて遠い探鳥地であった。


有料道路のSAからの河口付近を望む

次の目的地・真亀川河口へ。

真亀川河口

前回観察したコオバシギトウネンと無事の再会。

淡い期待をしたが、今回もサルハマシギには会えず。


左)コオバシギ幼鳥 右)トウネン幼鳥 

前回探鳥できなかった片貝海岸へ移動。

片貝海岸周辺

ここではチュウシャクシギ4羽とトウネン5羽を確認。


チュウシャクシギ幼鳥 大きくて目立つ存在だが、ここでは意外にも周囲に溶け込んでいた。


トウネン幼鳥

波打ち際まで探索したが、何も確認できず。

ここで今回の千葉県シギチツアーはお開きにして、地元のいわし料理を食べて帰宅した。

見聞きした野鳥(観察順)

オオメダイチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、イソシギ、キアシシギ、カワウ、ダイサギ、コオバシギ、トウネン、アオサギ、セグロセキレイ、チュウシャクシギ、イソヒヨドリ 計13種

 

探鳥記 2020.9.4 三番瀬 8:00~9:00 晴れ

本日もシギ・チドリを求めて千葉県の三番瀬⇒九十九里浜コース。

三番瀬到着時、潮は満ちており、かろうじて波打ち際の一か所にウミネコシギ・チドリが終結している場所があった。

メンバーはオオソリハシシギチュウシャクシギ、そしてミユビシギ約80羽の群れ。


干潟が出るのを待つミユビシギ

やがて徐々に潮が引き、ぽつぽつと干潟が現れ、シギ・チドリが集まり始めた。

その中に、いつもの常連シギとは違和感があるシギが目に付いた。

ずんぐりしたシギで上面の模様を見て思わず、コオバシギ幼鳥!と叫んでしまった。

今季、三番瀬では待望の初認である。

上面の特有の模様が朝日に照らされてハッキリと美しく見えた。


干潟へ向かうコオバシギ幼鳥

先日もコオバシギの幼鳥を九十九里で見たばかりだが、何度見ても嬉しいものだ。

しばしコオバシギを堪能した後の次の関心事は、似て非なるオバシギとのツーショット比較撮影だ。

そばにオバシギ幼鳥が3羽いたので、容易に撮影できたのが下の画像。


左)オバシギ幼鳥 右)コオバシギ幼鳥 

本日の主役となったコオバシギは1羽のオバシギが気に入ったらしく採食行動したり、ちょっかいを出したり、周囲を飛翔したりとその密着マークぶりが微笑ましかった。


後ろ姿は何を語る? 左からダイゼンミヤコドリオバシギコオバシギ、2羽のキョウジョシギ

本日はコオバシギが注目されたが、相変わらずダイゼン達の様々な換羽の装いは見ていて楽しかった。


ダイゼン成鳥 夏羽から冬羽へ換羽中の個体

早朝の静かな三番瀬でしばらく観察したかったが、前回会えなかったサルハマシギを探すべく、次の目的地・九十九里浜へ移動した。

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ミヤコドリ、ミユビシギ、コオバシギ、キョウジョシギ、ダイゼン、メダイチドリ、ダイサギ、カワウ、ソリハシシギ 計12種

探鳥記 2020.9.1 九十九里浜 10:00~12:00 曇

三番瀬から九十九里浜へ。

まずは上総一ノ宮にある一宮川河口。

有料道路のPAから河口付近を探索開始。

そばでは2羽のイソシギを観察。

スコープで一宮川の上流方面の川岸を探索するとシギ・チドリの小群を発見。

メダイチドリキアシシギは少なくとも確認。

近くで観察すべくそろそろ移動しようとした時、ハヤブサが上空に登場!

しかも続けてもう1羽!


ハヤブサ幼鳥 目指す先は?

2羽のハヤブサの襲来でシギ・チドリが飛散するのでは?という恐れが見事的中!

目の前を逃げ惑うシギ・チドリの群れが通過、、、そのまま飛び去ってしまった。


現場から飛び去るメダイチドリ幼鳥の群れ


現場から飛び去るミユビシギ 後方の2羽は翼が換羽中なのが分かりやすい

時間を置けば、またシギ・チドリが戻って来る可能性もあったが、本日は時間がない!

次の目的地の真亀川河口付近に移動。

最近知り合いがコオバシギ幼鳥とサルハマシギ幼鳥を観察したのだ!

遠くにいるコオバシギを発見した時、胸の赤みが目立ったので成鳥の繁殖羽に見えたが、近づくと幼鳥特有の羽根模様(サブターミナルバンド)がバッチリ見える上面であった。


前面から見ると、成鳥の繁殖羽後期のような赤褐色ある装い

それにしてもここまで赤みに強いコオバシギ幼鳥は初めてであった。

残念ながらサルハマシギ幼鳥は観察できなかったが、6羽のトウネン幼鳥、ムナグロらを観察できた。


トウネン幼鳥

観察が一段落したところで、タイムオーバー、、、本日はここでお開き。

見聞きした野鳥(観察順)

イソシギ、メダイチドリ、キアシシギ、ソリハシシギ、ハヤブサ、ミユビシギ、ハマシギ、ウミネコ、カワウ、ハクセキレイ、コオバシギ、トウネン、メダイチドリ、セグロセキレイ、コチドリ、ムナグロ、スズメ、ハシボソガラス 計18種