探鳥記 2020.9.27 稲敷 10:45~17:15 曇り

九十九里浜から稲敷へ。

浮島のハス田でウズラシギ幼鳥2羽と出会えた。

茶色のベレー帽が可愛い!

ここではオジロトウネンタカブシギコチドリもいて楽しい時間を過ごせた。


ウズラシギの幼鳥達


オジロトウネン幼鳥から第1回冬羽へ移行中の個体 幼鳥特有のサブターミナルバンドの羽模様がハッキリと分かる。肩羽には灰色の冬羽も見える。

観察中に上空をサシバが登場、思わぬゲストに現場は興奮!

頭上近くで弧を描くようにゆっくりと飛翔してくれた。

間もなくしてトビがからんで来て、嫌がるように飛び去っていった。


下)サシバ 上)トビ トビの方が明らかに大きい


左)トビ 右)トビを避けるため急降下するサシバ

また、ここでは知り合いの方と偶然の再会となり、その後キリアイ観察ポイントを教えてもらうなど最後までご一緒に探鳥することになった。

蓮田エリアの最奥部の水路に移動、ここではクサシギタカブシギの似たもの2ショットに成功。

ここは大好きなクサシギを観察する機会が多いので必ず訪れる場所である。

が、クサシギシギの中でも警戒心が強い方なので、たいてい飛び去って距離を取られて、遠くから熱視線を送ることが多い。


左)タカブシギ成鳥冬羽 右)クサシギ成鳥冬羽 

ここからは現地で得た目撃情報3連発を巡ることに!

まずは知り合いの方の誘導でキリアイのポイントへ移動。

向かう途中のハス田には2羽のコアオアシシギを発見、前回の観察ポイント付近だったので同一個体かも。

キリアイは8月31日の稲敷探鳥で観察した以来の今季2例目。

先端が下に曲がる独特のくちばしは遠くからでも分かりやすい。


キリアイ幼鳥 こちらを警戒中して一時停止中

次はオオハシシギの観察ポイントへ。

8月31日と9月21日の探鳥では見つからなかったオオハシシギ4羽をようやく観察できた。

例年オオハシシギは20~30羽前後の群れが稲敷で越冬する。

この4羽はこのまま越冬するのか気になるところ。


オオハシシギ成鳥 夏羽から冬羽へ換羽中の個体

次はアカエリヒレアシシギの観察ポイントへ。

現場に到着すると何とオオタカコサギを捕食して食事中であった。


オオタカ幼鳥 

到着時は死角に入り見えなかったが、同行者がアカエリヒレアシシギを発見!

そばにはアオアシシギ幼鳥もいて、オオタカと共に嬉しい最後を飾った。


左)アオアシシギ幼鳥 右)アカエリヒレアシシギ幼鳥

本日の稲敷は先週に続いて充実したシギ・チドリ観察ができ、気持ちよく帰路に就いた。

見聞きした野鳥(観察順)

チュウサギ、スズメ、コチドリ、モズ、ハクセキレイ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ハシボソガラス、ツバメ、オジロトウネン、ミサゴ、カワウ、トビ、カルガモ、ショウドウツバメ、アオアシシギ、カワラヒワ、ウズラシギ、タカブシギ、サシバ、クサシギ、ムクドリ、コガモ、セグロセキレイ、コアオアシシギ、キリアイ、カケス、オオハシシギ、アカエリヒレアシシギ、オオタカ 計31種

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