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探鳥記 2020.3.15 境川遊水地(俣野⇒今田) 12:00~14:00 晴れ

金井遊水地から境川遊水地へ、引き続きコチドリ探索が続く。

俣野遊水地(横浜市)

到着すると早速ホオジロのさえずりが聞こえて来た。

先日まで地鳴きの「チチン、チチン」という声であったので、新鮮で美しい音色だ。


ホオジロ雄

アシ原の上方ではホオジロのほかにスズメオオジュリンの姿が見える。

アシ原の根本ではいつものようにタシギクイナヨシゴイ探し。

タシギは見やすい所にいたが、睡眠中。

クイナアシの中で見え隠れしていたが、ついに登場!


クイナ

ヨシゴイは先日と同じ水たまりの周囲にいたが、本日は魚を捕ると急いでアシ原の奥へと姿を消した。


首を伸ばして水面にいる獲物を狙うヨシゴイ

ここではオオジュリン活発に動き回っていた。


オオジュリン

オオジュリンを観察中に遠くのアシ原のでベニマシコ?を見たような見ていないような、、、。

不意にチョウゲンボウ雌が頭上を通過して行った。

その後、そばの鉄塔で休んでいるのを再発見した。


チョウゲンボウ

時間がなくなってきたので、下飯田遊水地をスキップして今田遊水地へ。

見聞きした野鳥(観察順)

ホオジロ、コガモ、ムクドリ、オオバン、カルガモ、スズメ、カワセミ、オオジュリン、カイツブリ、バン、タシギ、クイナ、コサギ、シジュウカラ、カワウ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キジ、ヨシゴイ、チョウゲンボウ 計20種

 

今田遊水地(藤沢市)

ここでは今季注目されたヒクイナセッカを中心に探索。

水面ではハシビロガモカイツブリが一際目立つ。

ハシビロガモ

本日は不思議と常連のカワセミがいない。

ヒクイナは先ほどまでいたという一番進退に困る目撃情報があったが、時間切れで探索終了となった。

結局、本日はコチドリは初認できなかったが、ツバメが初認できたので良かった。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン、ハシビロガモ、コガモ、カルガモ、カイツブリ、ダイサギ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ウグイス、コサギ 計10種

探鳥記 2020.3.15 金井遊水地 8:30~11:00 晴れ

そろそろコチドリが飛来する時期なので、金井遊水地周辺を探鳥することにした。

公園内の野球場にはツグミが2羽。

遊水地ではカイツブリオカヨシガモが目を引いた。


繁殖羽となったカイツブリ 毛皮の襟巻きをまとった御婦人を想像してしまうのは私だけか?


手前)オカヨシガモ雌  奥)雄 ペアなのだろうか?雄雌一緒の行動が目立つ。

遊水地上空に懐かしい飛び方をする鳥が!

めでたく今季初認となるツバメだった。


春の告げる使者ツバメ

遊水地と柏尾川を分ける堤防上ではタヒバリカワセミノスリを何度も目撃した。

タヒバリが意外に多いのには驚いた。

同じタヒバリでも、この時期は非繁殖羽から繁殖羽への移行期なので、胴体下面がほのかな橙色になっている個体、額から体上面が褐色から灰褐色へなっている個体、発色のある脚の個体など、様々な姿をしていて面白い。


体上面に灰褐色の繁殖羽が見えているタヒバリ

カワセミは雄雌が付かず離れずの感じで川面を飛翔しては川岸に止まるを繰り返していた。

通りがかりのバーダーの話では、ここのノスリカモなど鳥を獲物にすることが多いそうだ。

拡大画像

ノスリ幼鳥 虹彩が黒くないのが幼鳥の特徴

再び遊水地に戻ると4羽のタシギが採食行動中。


タシギ もう北へ渡去したと思っていたので嬉しい誤算となった。

結局、コチドリを観察することはできなかった。

先ほどのバーダーの話では、2日前にこの周辺で目撃されたとのこと。

遊水地に隣接するエリアでは工場跡地が2つあるので、ここでコチドリが繁殖すると見込んでいる。

次回の探鳥では会えると信じて、お開きとした。

コチドリ初認の探鳥はまだまだ続く、、、次の探鳥地・境川遊水地へ。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、オオバン、カイツブリ、オカヨシガモ雄7雌4、コガモ、アオサギ、カルガモ、ハシボソガラス、トビ、ノスリ、タヒバリ、ツバメ、カワラヒワ、イソシギ、カワセミ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、コサギ、アオジ、ムクドリ、カワウ、ハシブトガラス、キセキレイ、キジバト、バン、タシギ、メジロ 計30種

探鳥記 2020.3.13 長井 13:30~14:00 晴れ

城ヶ島から長井へ。

到着前の予想ではカモ類を中心とする冬の水鳥は北へ飛び去って寂しい湾内と思っていた。

が、前回同様にクロガモ達を近くから観察することができた。

雄2雌2で、雄は盛んに寂しげない声で鳴いていた。


左からクロガモ雌 雄


雌の真横でいきなり立ち姿勢、雌へのアピールかな。

※前回(⇒2020.2.2 クロガモ特集)の動画より鳴き声が聞こえます。最後に鳴き声3連発!

残念だったのは今回も越冬キョウジョシギに会えなかったことだ。

昨年末に目撃談があるのだが、、、タイミングの問題か?他の越冬地へ移動してしまったのか?

帰り際にイソヒヨドリ雌が登場、雌とは久々との再会となった。

イソヒヨドリ

見聞きした野鳥(観察順)

カワウ、ウミネコ、クロガモ雄2雌2、ハジロカイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、イソヒヨドリ 計7種

 

探鳥記 2020.3.13 城ヶ島 10:30〜13:00 晴れ

3月に入ってから城ヶ島での海鳥観察の機会を待っていた。

南風が吹くと今の時期だと遠くの海上にいるアホウドリ類やミズナギドリ類が観察可能な距離まで近づいて来るのだ!

個人的にはコアホウドリを是非観察したい。

本日は午前10時から南風が強くなる好条件なので、満を持して鳥仲間と現地入り。

現地では偶然にも支部の先輩方と出会い、一緒に探鳥することに。

到着時、遙か遠くにミズナギドリ類が数羽、近場ではスズガモが点在している状況。

天気予報通り、どんどん南風が強くなり、「これよ、これよ、この風よ、、、」と余裕のセリフを吐いていたのだが、、、。

予想以上の強風を受けてスコープを手で押さえ付けての観察、最後は岩陰から頭だけ出しての観察となった。

肝心の海鳥というと、風が強くなるにつれて、防波堤で休んでいたのだろうミツユビカモメが海上を横切って飛び去るのを何度も目撃した。


ミツユビカモメ 

ミズナギドリ類ではオオミズナギドリばかりと思いきや撮影した中にオナガミズナギドリもいた。


オナガミズナギドリ 2枚とも同一個体

アオホウドリ類では大島をバックに臨む沖合でコアホウドリを観察、細長い翼と飛び方が印象に残った。

13時にあまりの強風で観察を切り上げることにした。

ちなみに我々が観察していた時間帯、そばにあるウミウの繁殖地の崖では上陸しているカツオドリが目撃されていた。


帰り際、風に煽られながらなんとか撮影

城ヶ島から次の目的地の長井へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、スズガモ、ユリカモメ、トビ、ウミネコ、オオミズナギドリ、ミツユビカモメ、セグロカモメ、コアホウドリ、ウミウ、オナガミズナギドリ 計11種

 

探鳥記 2020.3.11 恩田川(十日市場〜中山)11:30〜13:00 晴れ

カモのシーズンもそろそろ終わり、、、今季何度も通った恩田川の様子を見に行った。

ガーデンハウス付近にはコガモの群れが依然として滞在中。

コガモ雌の体色は以前に比べて、橙褐色の繁殖羽が目立ち、またくちばしも黄色味が見えるようになった。
コガモ

前回観察されたオカヨシガモの姿はもうなく寂しい。

今回のハイライトはカワセミのペア行動だろう。

以下の3つの行動を目撃した。①いっしょに枝止まりしていた。②別行動で50mくらい離れていても互いに鳴き声を発して存在を確かめ合っていた。③雌がマイペースで場所を変えながら採食行動をしている間、雄は気を引くためか雌の前の川面を旋回しては飛び去るを繰り返していた。

残念ながら雄が雌に魚をプレゼントする求愛行動は観察できなかった。


川エビ?を捕まえてカワセミ


求愛作戦思案中?のカワセミ

シギチドリの春渡りが間もなく開幕なので、いつもよりイソシギの動きが気になった。


まさにくちばしの先にいる虫を捕食しようとするイソシギ


胸に繁殖羽である飾り羽が生えているコサギ


伸びをするカルガモ 美しい翼鏡を披露してくれた

山野の冬鳥では常連のジョウビタキモズツグミに出会えず。

すでに渡去してしまったのか。

次回探鳥時には春の使者ツバメコチドリの第一陣に会えそうだ。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、キジバト、ハシボソガラス、コガモ雄25雌32、マガモ雄2雌1、カルガモ18、カワセミ、ヒヨドリ、キセキレイ、ムクドリ、イソシギ、アオジ、コサギ、カイツブリ、ハシブトガラス、ヒドリガモ雄1雌1、ハクセキレイ、アオサギ、メジロ、カワラヒワ 計20種

 

 

オオモズ 2020.1.5 野辺山高原

今回の特集は1月5日に野辺山高原で観察したオオモズです。

今季このエリアでの目撃談がありましたので、鳥の気配が少ない荒涼とした高原を意識して探索しました。

開拓碑のそばを通りかかった時に、Eさんの「オオモズ!!!」という叫び声がして、とっさに外を見ると枝先に止まっているオオモズをキャッチしました。

以下は発見時に撮影しました。体下面の白色が周囲の殺風景に映えて非常に目立ちました。

拡大画像

発見後すぐに飛び去ってしまいましたが、遠くの林の樹上にいるのを再発見できたのは幸運でした。

拡大画像

100m位離れていたでしょうか。

これ以上近づいたら、飛び去るだろうとしばらく様子見をしました。

オオモズは樹上を転々と移動してはしばらくじっとする状態が続きました。

オオモズのいる林の裏手に回ると、高い場所ですが先ほどより近い距離で観察できました。

以下がその画像です。

拡大画像

最後にまとめ動画です。遠距離で不鮮明かつ消音ですが、今後の探鳥のご参考に。スロー再生での翼を広げた時の白い模様に注目です。

キセキレイの採食行動 2020.2.18 恩田川 

今回はキセキレイの採食行動であるフライングキャッチです。


今回の主役 キセキレイ 1月1日円海山にて

川面上空を飛ぶ羽虫をフライングキャッチしています。

ズームすると全体の行動が撮れないので、遠目からの撮影となり、その分キセキレイが小さく映ってしまいました。

※採食行動5連発 0.125倍スロー再生あり

以前アップした別の採食行動の動画です。

アラナミキンクロ 2020.2.3・2.11 稲村ヶ崎〜腰越沖

2月2日に初認され、神奈川県初記録となったアラナミキンクロ雄成鳥。

荒海の北海道の沿岸や時々外房で観察されるカモという認識であったので、まさか相模湾に現れるとは?想定外でした。


鳴いているのでしょうか?遠すぎて声は聞こえませんでした。


かろうじて黒い瞳孔が写っている画像です。


伸びをしているのでしょうか?勢いを感じます。


頭部を見ると💀ドクロを連想してしまうのは私だけでしょうか?


寝ていても後頭部の白斑が目立つので識別は容易です。以上2月3日撮影


正面顔  額も幅広く白いので、遠くからの観察ですと頭部の前後が不明な時がありました。また、遠目からは意外?とオオバンに似ています。


後頭部にサロンパスを貼っていると多数のバーダーから言われていました。具体的な商品名が出るということで久光製薬の宣伝効果を実感しました。


左)クロガモ雄 右)アラナミキンクロ雄 現場ではクロガモより大きく、ビロードキンクロとは同じくらいに見えました。以上、2月11日撮影

※頭掻き⇒潜水三連発 後半スロー再生あり。潜水時、翼をたたまずに半広げの点も注目です。頭掻き動画収集家としては嬉しいですね。

ヨシゴイ 2020.3.6 境川遊水地

今回は境川遊水地で撮影した横浜越冬ヨシゴイです。

横浜越冬?だから何?ということなかれ。

通常ヨシゴイは夏鳥として日本に渡来して繁殖活動をして、フィリピンインドネシアなど南国(日本の南部で越冬する個体もいる)で越冬します。

ですからヨシゴイが越冬しかも横浜でするのは珍しいケースなのです。

以前、12月の上旬に新横浜公園で観察したことがあります。

その時はずいぶん南に帰るのが遅い個体だなぁと思っていただけでしたが、あの個体も越冬していたのかも知れませんね。

今回の観察時の印象は、あれ?こんなに小さかったっけ?でした。

上面にも下面にも太い黒褐色の縦斑があり、また頭上が黒っぽいので雄幼鳥の繁殖羽への移行中の個体と思います。


拡大画像

じっとして動かないと見失うこともありました。

またゆっくり動くだけでなく時折素早く動くこともあり、動作を見ているだけでも面白かったです。

一部しか見えませんが3本の長い趾も注目です。

顔アップ 黄色の虹彩が「O」字です。ちなみにオオヨシゴイリュウキュウヨシゴイは「C」字です。

※後半に0.25倍のスロー再生があります。

探鳥記 2020.3.7 円海山周辺 13:00~14:45 曇り

午後から地元の円海山を探鳥。

雨上がりの曇天で肌寒い状況のせいか野鳥との出会いは少なかった。

いっしんどう広場そばの農耕地ではジョウビタキホオジロを観察。

氷取沢は閑散としており、小川でキセキレイと出会えたのが唯一の救い。


キセキレイ 頭部の黄色味が目立っていた

瀬上池周辺でも鳥影が少なく、しばらく待機しているとカシラダカアオジシロハラの常連さんがやっと登場。

池ではマガモが居眠り中。

池回りの樹木では本日もウグイスが活発に行動しており、3月はやはり一番見やすい時期であると実感した。

鉄塔ではノスリが止まっていた。

見聞きした野鳥(観察順)

トビ、ハシボソガラス、ジョウビタキ、ホオジロ、ウグイス、シジュウカラ、エナガ、キセキレイ、キジバト、アオジ、カシラダカ、シロハラ、コゲラ、マガモ、ノスリ 計15種