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探鳥記 2020.9.1 三番瀬 8:00~9:00 曇

本日は午前中の三番瀬だけの探鳥の予定だったのだが、突如、九十九里浜まで探鳥することに!

まずは三番瀬から。

今季の戻り渡りでは初めてチュウシャクシギを観察できた。


チュウシャクシギ やはり季節の常連さんを観察できると嬉しい

換羽中のミユビシギの群れに幼鳥を確認、白黒のメリハリのある上面が目立つ。


左)今季初認のミユビシギ幼鳥 右)キアシシギ

トウネンがいないか?ずいぶんと探して、帰り際にようやく遠くにいる幼鳥を見つけることができた。


トウネン幼鳥

今季はトウネンが少ない、特に成鳥は少なくて心配。

本日もオオメダイチドリは観察できず。

九十九里浜での探鳥もあることから、早々に三番瀬探鳥を終えた。

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ、ウミネコ、ダイサギ、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、オバシギ、カワウ、アオサギ、ダイゼン、キアシシギ、メダイチドリ、ミユビシギ、トウネン 計13種

ヒメアマツバメ 2020.8.29 小田原漁港

今回の特集は小田原漁港で観察したヒメアマツバメです。

酒匂川の探鳥を終えて、旬のアジを食べるべく小田原漁港内の食堂へ。

新鮮でプリっとしたアジフライ定食は美味しかったです。

食事を終えて駐車場へ向かう途中、上空を飛び回るヒメアマツバメ達を発見。

注視すると、頭上を通る西湘バイパスの高架の底部に巣を発見。

丸い窪地に巣がいくつもあるようで、巣の中に入ったまま出てこない個体や

タッチ&ゴーでエサ遣り?巣作り?個体もおり、それぞれの繁殖の進行状況があるようです。


頭部が巣の中に入っています


この格好は新鮮です 三列風切がハッキリと見えますね。


巣から出てきたところ 正面顔を見るのは初めて!


上空へ急上昇!

動画 ※後半にスロー再生あり

探鳥記 2020.8.29 酒匂川 8:50~11:00 晴れ

早朝の平塚の水田地帯での探鳥を終えて、酒匂川へ。

今季は7月初旬に河口の海岸部でオオメダイチドリの幼鳥が観察され、その後もトウネンミユビシギの観察されている。

河口付近の運動場付近から探鳥開始。

厳しい日差しの中、まずは海岸へ。

河口付近の河原を観察するも、いると思っていたコチドリササゴイカワセミセッカなどもおらず。

中州にいるカワウウミネコも口を開けるなど夏バテ気味な感じ。

海岸に到着してシギ・チドリをメインに探索を開始。

しばらくすると上空を飛び去る鳥影を発見、急いで撮影したところ、メダイチドリであった。

結局、この日はこのメダイチドリが最初で最後にシギ・チドリであった。


なんとか撮影できたメダイチドリ 

その後も遠くの波打ち際まで丁寧に探索するも見つからず。

余りの暑さにここで切り上げようと何度も考えたが、鳥仲間に促されて上流の飯泉取水堰までは行くことにした。

飯泉取水堰の中州にシギ・チドリが観察されることがあるそうだが、本日は見当たらず。

ムナグロ辺りが観察できるとテンションが上がるのだが、、、。

この日一番の盛り上がりは、鳥仲間がはるか上流にいる2羽のカワアイサを見つけたことだ。

カワアイサは冬の酒匂川の名物であるが、まさか越夏しているとは思わなかった。

間近でカワアイサを観察する気力はすでに残っておらず、これにて酒匂川探鳥はお開き。


最後の最後で登場したミサゴ

見聞きした野鳥(観察順)

アオサギ、ダイサギ、カワウ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、コサギ、ウミネコ、ムクドリ、イソヒヨドリ、メダイチドリ、ハシボソガラス、キジバト、カワセミ、カルガモ、カワアイサ、ミサゴ 計16種

探鳥記 2020.8.28 稲敷 11:00〜16:00 晴れ

三番瀬から稲敷へ。

この時期に稲敷での探鳥は初めて。

刈り取られていないハス田の風景は新鮮だ。

本新地区ではオオハシシギの目撃談があったが、観察できず。

蓮田街道沿いでは何とかアオアシシギタカブシギクサシギを観察。

アオアシシギ 稲敷に入って最初に観察できただけに印象に残った

西の洲地区では撮影するには難しい距離にシギ・チドリが集結。

オジロトウネンの夏羽個体と幼鳥?冬羽個体?、ヒバリシギ幼鳥、タカブシギ幼鳥、キリアイ幼鳥、飛翔するエリマキシギ幼鳥などを観察。


エリマキシギ雌幼鳥 

遠距離で残念であったが、ヒバリシギの胴体がオジロトウネンの胴体より小さいことが分かり、勉強になった。

ここでモズの高鳴きを初認して、秋の気配を感じることができた。

 

見聞きした野鳥(観察順)

チュウサギ、コサギ、ムクドリ、キジバト、スズメ、コサギ、ハクセキレイ、トビ、アオアシシギ、カワウ、カルガモ、ミサゴ、オナガガモ、タカブシギ、ツバメ、アオサギ、ハシボソガラス、セッカ、クサシギ、セグロセキレイ、カワラヒワ、カワセミ、バン、コチドリ、ホオジロ、オジロトウネン、ヒバリシギ、キリアイ、エリマキシギ、モズ、イソシギ 計31種

 

 

探鳥記 2020.8.28 三番瀬 5:45〜8:30 晴れ

本日は早朝から三番瀬で探鳥。

すでに10くらいのバーダーが干潟にいてビックリ。

手前より奥の干潟にシギ・チドリ達がいる模様。

水際のミユビシギダイゼンの群れに中に下腹が黒いシギを発見!

懐かしいハマシギの成鳥だ。

1羽だけであったが、ようやく戻り渡りでの初認となった。

メダイチドリの数は前回より少なかったが、代わりにシロチドリコチドリを観察。

オオメダイチドリは幼鳥が2羽いた模様だが、出会えなかった。

しばらく波打ち際のコアジサシの群れにいるアジサシを観察していたが、市川側の波打ち際にいつの間にか2羽のダイシャクシギが!


ダイシャクシギ 下面の白さが映えて綺麗だった

おそらく葛西臨海公園の東なぎさからの飛来だろう。

採食行動も羽繕いもせず、しばらく2羽でたたずみ、その後干潟の中央部、そして船橋側へと移動していった。

オバシギは幼鳥も目立つようになった、群れの中にコオバシギはおらず。


オバシギ幼鳥

干潟を一通り観察したので切り上げることにした。

本日は三番瀬では久々のダイシャクシギハマシギシロチドリを観察できて良かった。

次の目的地は稲敷か?九十九里浜か?

ヒバリシギを観察したく稲敷へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、メダイチドリ、キアシシギ、ソリハシシギ、ウミネコ、ミヤコドリ、ミユビシギ、カワウ、アオサギ、ダイゼン、コアジサシ、アジサシ2、ハマシギ成鳥1、コチドリ、トウネン幼鳥1、シロチドリ、ダイサギ、セッカ、オバシギ8、オオソリハシシギ4、ダイシャクシギ2、ハクセキレイ、イソシギ 計23種 目撃談:オオメダイチドリ幼鳥2

探鳥記 2020.8.24 平潟湾 11:30~13:00 晴れ

前日の午後に平潟湾でキリアイ幼鳥が観察されたとのこと。

飛び去ってしまった可能性が高いが、横浜バーダー&シギ・チドリ好きとしては

躊躇なく突入!

野島の自然海岸から追浜高校前までキリアイとの出会いを想像して探鳥したが、

見つからず。

キアシシギは少なくとも9羽確認、キアシシギが休憩に使用する自称鉄柵波止場付近で7羽、野島の釣り船の発着所付近で2羽。

動画 キアシシギの水浴び

メダイチドリは幼鳥3羽と成鳥5羽を確認。

当地では幼鳥を初めて観察したような気がする。

幼鳥は初の渡りなので本能で越冬地に向かう途中に立ち寄ってくれたことになる。

ウェルカムパーティーでもしたいぐらいだ。

動画 メダイチドリ幼鳥の採食行動

それにしても暑い。

キリアイ探索という目的があったので気力が続いていたが、そろそろ心身ともに限界だ。

残念ながらキリアイは観察できなかったが、ここに立ち寄ったという事実だけでも嬉しいし、

来年以降の探鳥の励みとなるだろう。

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ、キアシシギ9、メダイチドリ8、ムクドリ、トビ、カワウ、アオサギ、ハクセキレイ 計8種

タカブシギ 2020.8.15 葛西臨海公園

今回の特集は葛西臨海公園で観察したタカブシギ幼鳥です。

汽水池の擬岩観察舎で出会いました。

杭の根本の日陰のところで羽繕いをしては、また別の杭の根本に移動。

しばらくするとセンター前の亀島周辺の湿地へ移動して採食行動をしていました。


奥にいるのはキアシシギ

動画①羽繕い ※BGMにはキアシシギの声が入っています

動画②頭掻き ※スロー画像あり

 

 

探鳥記 2020.8.23 三番瀬 12:40〜16:00 曇り

あお本日は天気予報が二転三転して探鳥のタイミングに苦労したが、雨もギラギラ太陽もない快適な探鳥となった。

到着時、ほぼ干潮状態。

ざっと見渡すと特にシギ・チドリが集まっている場所もないので、コアジサシの群れが集まる船橋側の堤防奥へ移動。

知り合いが先日コアジサシの群れの中にオオアジサシを観察したのだ。

先週に比べてコアジサシの数は減少、残念ながらオオアジサシの姿もなし。

堤防上にはカワウウミネコの群れ、中には久々に見るオオセグロカモメの姿も。

堤防奥に広がる干潟にはシギ・チドリが集まっていた。

スコープ観察の距離ではあるが、他種間の大きさや部位の特徴、同種の雄・雌・幼鳥の比較をじっくり観察することができた。

先週に続いて様々な装いのダイゼンの群れ、今季初めての観察となったオバシギ幼鳥、トウネンの数が少ないのが気になるところ。


ダイゼンらの上空を飛ぶコアジサシ


左)ウミネコ 右)オオソリハシシギ

堤防から再び干潟に戻ってからはオオメダイチドリメダイチドリソリハシシギミユビシギらをじっくり観察。

先週まで観察されていたオオメダイチドリ成鳥は観察できず。

メダイチドリの数は減ったものの幼鳥の数は増えてきた。


オオメダイチドリ幼鳥 今季は毎回観察できる幸せな日々が続いている


メダイチドリ成鳥夏羽後期 

八月の後半に入り、幼鳥が増えてきた。

次回の探鳥ではオオソリハシシギの幼鳥やコオバシギあたりがそろそろ観察できる頃である。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ、メダイチドリ、カワウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ、ミヤコドリ54、ダイゼン、オオソリハシシギ雄2雌3、ミユビシギ、アオサギ、ダイサギ、スズガモ、キョウジョシギ雄1、オバシギ成3幼2、ハクセキレイ、トウネン幼2、ユリカモメ、オオメダイチドリ幼1、ソリハシシギ2 計20種

探鳥記 2020.8.16 三番瀬 8:30〜12:30 晴れ

到着時、干潟はほぼ干潮状態。

シギ・チドリはどこにいるか?

ざっと見渡すと市川側の奥にバーダーを発見。

そちらに向かう途中、メダイチドリらしき群れが船橋側に移動して、再度戻ることになり、しばらく暑い干潟を彷徨った。

本日ようやく近くで最初に観察したのはメダイチドリの群れ。

群れに混じるオオメダイチドリの幼鳥も直ぐに見つかった。


オオメダイチドリ幼鳥

そばにはミユビシギキアシシギ、そしてソリハシシギ

ソリハシシギは5羽前後いただろうか?キアシシギの脚より鮮やかな黄色の個体もいた。


ソリハシシギ 鮮やかな山吹色の脚

飛び去るまでの間、目の前を歩き回るシギ・チドリ達をじっくり堪能した。

次にシギ・チドリ観察が盛り上がったのは市川側の最奥部エリア。

徐々に潮が満ち始めて本日三番瀬で観察してきたシギ・チドリが集まって来た。


ダイゼン 夏羽が色濃く残る個体 本日はダイゼンの姿が目立った


左)ウミネコ 右)ミヤコドリ T6個体を本日も確認


オバシギ成鳥 夏羽が摩耗して全体的に黒っぽい個体


トウネン幼鳥 今季初めての出会い

シギ・チドリ以外にも水際ではコアジサシの大群やウミネコの群れが終結、本日一番のにぎわいだった。


コアジサシの飛翔 

今回はトウネン幼鳥の登場、ダイゼンの増加、ソリハシシギ登場などが先週からの主な変化。

来週の三番瀬はどんな様子になっているのか?楽しみだ。

酷暑の三番瀬はお開きにして、次の目的地・東京港野鳥公園へ向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ、カワウ、コアジサシ、アオサギ、ダイサギ、メダイチドリ約30、オオメダイチドリ成1幼1、ミユビシギ約30、キアシシギ約10、ソリハシシギ5前後、ダイゼン21、ミヤコドリ52、オオソリハシシギ雄1雌4、オバシギ2、トウネン成2幼2、ハクセキレイ 計16種

 

探鳥記 2020.8.15 葛西臨海公園 12:00~15:00 晴れ

酷暑の中、葛西臨海公園へ。

正午からの探鳥、潮の状態から東西なぎさにはいかず、センター周辺の探鳥となった。

この時期、汽水池の擬岩観察舎では渡り途中の淡水系のシギ・チドリが観察される。

今回はどんな出会いがあるか?

駅から真っ直ぐに擬岩観察舎へ。

まずはアオアシシギ


暑い最中、ようやく魚を捕まえたアオアシシギ

杭のそばで休む個体、活発に採食する個体、合わせて4羽(冬羽に換羽中の成鳥3と幼鳥1)を確認。

次にコチドリ、数羽いる中にイカルチドリを発見。


葛西では珍しいイカルチドリ

次にキアシシギ、観察時間中、鳴き声をずいぶんと聞いた。

観察舎の中は蒸し暑く、じっとしていても汗が滴り落ちるほどであったが、この3種の観察と撮影に夢中になり、気が付くと一時間経過。

そろそろセンターへ移動しようと考えた矢先、ふと見るとタカブシギが舞い降りていた!


左)タカブシギ 右奥)キアシシギ

しかも羽根模様が綺麗な幼鳥で、更に一時間留まることになった。

こちらの暑いが、シギ達も熱いようで杭の日陰に移動して休憩したり、くちばしを半開きにしてたたずんでいる光景を見る時間が増えてきた。


左奥)アオアシシギ 右手前)キアシシギ 暑さに苦悩する表情に注目!

潮が満ちて来て、シギ・チドリが擬岩観察舎からセンター前の湿地方面に移動したので、合わせて移動。

淡水池ではカイツブリが活発に潜水を繰り返していた。

オオヨシキリヨシゴイは観察できず。

センター2階に移動して、汽水池を探索開始。

手前の亀島周辺ではヒクイナ親子が、周辺の樹上ではコムクドリが観察されているそうだ。

ヒクイナを意識しながら、シギ・チドリを探索。

しばらくすると擬岩観察舎で観察したタカブシギアオアシシギなどを再び発見。

遠目からの観察は動きや他種との大きさ比較などが分かりやすく、近距離とは違った観察ができる。

最後までヒクイナは現れなかったが、暑さでそろそろ限界である。

珍鳥はいなかったが、基本種をじっくり丁寧に観察できて充実した探鳥であった。

見聞きした野鳥(観察順)

アオアシシギ、コチドリ、オナガ、イカルチドリ、キアシシギ、ムクドリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ハクセキレイ、スズメ、カルガモ、タカブシギ、カワセミ、ハシボソガラス、カワウ、カイツブリ、ヒヨドリ、イソシギ、ゴイサギ 計20種