「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2020.2.19 三ツ池公園 10:30〜13:00 晴れ

前回探鳥時はカモが中心だったので、今回は池の林縁部も探鳥した。

以前、冬の三ッ池公園といえば、カモだけでなくトラツグミの観察できる場所として知る人ぞ知る場所であった。

最近はすっかり目撃情報がないが、警戒心が強いので、探し切れていないだけでは?という思いもあった。

園内を歩いてみるとトラツグミがいる雰囲気のある場所はあるのだが、結局見つからなかった。

ウグイスは前回より見聞きする機会が増えた(さえずりは聞かれなかったが)。

アオジはめっきり減った感じ、カラ類は相変わらず活発に行動していたて。

カモの状況であるが、前回観察時のキンクロハジロは雄105雌16であったが、何今回は雄210雌69なので大幅アップ!

各地のキンクロハジロが集結した?

雄は微妙にまだ脇が純白の繁殖羽でない個体も多い。


キンクロハジロ


キンクロハジロ雌 

前回いた2羽のミコアイサ雌タイプの姿は見えず。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、メジロ、ハシブトガラス、ムクドリ、キンクロハジロ雄210雌69、カルガモ12、ユリカモメ、コゲラ、エナガ、ツグミ、アオジ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、コサギ、カワウ、キセキレイ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、カイツブリ、アオゲラ、ホシハジロ雄2雌1、オオバン、キジバト 計24種

探鳥記 2020.2.18 恩田川 中山大橋⇒田奈駅 10:30〜12:30 晴れ

先日の新横浜公園ではカモの数が減少するなど、冬鳥シーズン終盤の気配。

そこで今季の横浜カモ観察でやり残したこと、アメリカヒドリ雌を探しに恩田川へ。

スタートの中山大橋付近、前回よりコガモが少なくなっており、先行きがちょっと心配。

恩田川の両隣りに広がる農耕地では風が強いため小鳥の出が悪かった。

ただ、ドバトの群れがオオタカに襲撃されて上空を右往左往している光景は目撃することができた。

テーブルガーデン篠原付近はカモがたくさん集まる場所である。

コガモの群れ、オカヨシガモマガモ、そして要チェックのヒドリガモ雌タイプが1羽。

残念ながらアメリカヒドリ雌ではなかった。


頭隠してお尻隠さず!のオカヨシガモ


左からオカヨシガモ雌、雄

毎回だがマガモ雄の頭部は綺麗で撮影しまう。

マガモ

環状4号付近辺りはアメリカヒドリ雌が今季観察されていたが、本日もヒドリガモを含めていなかった。

ここから田奈駅まではカワセミと出会う機会が多くなった。

田奈駅付近でも相変わらず強風なので、県境まで行かずにお開きとした。

本日は珍しくイソシギを観察できなかった。

神奈川県ではイソシギは留鳥だが、冬季に観察機会が増えることを考えると北国から国内移動してくる漂鳥個体もかなりいるはず。

本日たまたま観察できなかったのか?漂鳥個体が北へ移動してしまったのか?

次回観察時はイソシギにも注目したい。

見聞きした野鳥(観察順)

コガモ雄35雌50、カワセミ、ハシブトガラス、カルガモ23、カイツブリ、セグロセキレイ、オオバン、コサギ、キセキレイ、カワウ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、カワラヒワ、ムクドリ、オオタカ、オカヨシガモ雄1雌2、スズメ、エナガ、マガモ雄3雌2、バン、アオジ、ホオジロ 計22種

探鳥記 2020.2.14 新横浜公園 12:30〜13:30 曇り

鶴見川の右岸コースから新横浜公園へ。

入口の堤防上から普段は見ることができない長池の裏側を探索したところ、2羽のオオジュリンを発見!

本日の長池は前回より更にカモの数が減っていた。

水面では久々のホシハジロの姿が。


ぬいぐるみみたいで可愛いホシハジロ

新横浜探鳥のルーティンであるクイナタシギ探索も本日は不発。


ハシビロガモ雌 くちばしの裏側を見てビックリ

水門付近の小池に珍しくにオカヨシガモペアとミコアイサ雌幼鳥がいた。


ミコアイサ雌幼鳥 雨覆が純白ではなく褐色の羽縁となっています

見聞きした野鳥(観察順)

オオジュリン、ムクドリ、ツグミ、カンムリカイツブリ、カルガモ7、ホシハジロ雌2、カワラヒワ、アオサギ、オオバン、カワウ、カワセミ、ダイサギ、コガモ雄10雌11、オカヨシガモ雄4雌3、ミコアイサ雌1、アオジ、シジュウカラ、メジロ、ハシビロガモ雄3雌2、ノスリ、トラフズク、ハクセキレイ、スズメ 計23種

探鳥記 2020.2.14 鶴見川 鴨居駅⇒新横浜公園 10:30〜12:30 曇り

前回の探鳥(⇒探鳥記2020.1.14)からちょうど1か月。

気温が高かったためか河川敷の様子は春を予感させるものであった。

鴨居駅をスタートしてすぐの河原でイカルチドリを発見!この区間では初見なので嬉しい。


観察中じっとしていた2羽のイカルチドリ 

カモ類では相変わらずオカヨシガモは多く、本日はヨシガモ雌を観察できた。


上陸して休んでいるオカヨシガモの群れ 右手前はイソシギ

今回の探鳥でカモが雄雌でいる場面が多く見かけるようになり、繁殖に向けてペアが形成されていると思われた。

ウグイス2個体のさえずりを今年初めて聞くことができた。

モズが青虫を捕って、枝に刺すいわゆるはやにえの場面に遭遇。

はやにえ後のモズは青虫のそばにいたが、気に留める様子もなく周囲を見渡し、次の狩りに備えている様子。


モズ雌と枝先に刺さっている青虫 

その後、縄張り内を小移動の巡回をしていた。

縄張り誇示の意味合いもあるのでは?と感じた。

セグロカモメを2羽同時に観察したので、鶴見川中流域の1羽仮説は消滅。


まったり休憩中のセグロカモメ 撮影直後に上空を別のセグロカモメが上流に向かって飛んで行った。

ゴールの新横浜公園の探鳥は次回で。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、カルガモ8、オカヨシガモ雄24雌13、セグロセキレイ、ハシブトガラス、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ツグミ、ヒドリガモ雄7雌6、カワラヒワ、モズ、シジュウカラ、ヨシガモ雌1、セグロカモメ、キジバト、アオジ、ウグイス、スズメ、ホオジロ、ムクドリ、ハクセキレイ、コガモ雄23雌23、カワウ、ハシボソガラス、コサギ、メジロ、トビ、カワセミ 計28種

探鳥記 2020.2.11 境川遊水地 15:45~17:30 晴れ

酒匂川から境川遊水地へ。

日没までの時間はそれほどないので、私はビオトープのある俣野遊水地へ、他のメンバーはヒクイナを求めて今田遊水地へ一時別行動となった。

俣野遊水地での探鳥としたのは先月ここで何と夏鳥であるヨシゴイの越冬が目撃されたのだ。

横浜バーダーとしては是非とも観察したいところである。


本日の最後の舞台となった俣野遊水地

ヨシゴイということで水際の草地を丁寧に様々な角度から探索するも本日はご縁がなかった。

しかし、時間をかけて探索したおかげで普段の探鳥より野鳥との出会いや生態を知ることができた。


境川遊水地では久々と再会となったキジ

前回観察できなかったタシギを無事観察できたが、クイナは発見できなかった。

赤みの強いベニマシコ雄を奥のアシ原で発見、前回も中島の裏手で観察したのだが同じ個体なのかどうか?


いつも見るウグイスより小さいような、、、ウグイス雌?

日没後、辺りが更に暗くなり始めた。

ねぐらに向かうチョウゲンボウが上空を通過したり、ねぐら入りする前のモズホオジロの鳴き声が草地から聞こえて来た。

ついに暗くなって探鳥終了、帰り支度をしていると境川の川面から複数のイソシギの声がした。

普段なら聞き流すだけだが、いつもの鳴き声と少し違う声なのが気になる。

川面を見ると上流からイソシギの3羽と2羽の群れが砂利の中州へ降りた。

何と1m×2mのエリアにイソシギが8羽!

どうやらイソシギはここに集まってねぐら入りするようだ。

本日は最後の最後まで楽しめて充実した探鳥であった。

見聞きした野鳥(観察順)

キジ、オオバン、モズ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ベニマシコ、バン、スズメ、カワウ、ツグミ、カワセミ、ジョウビタキ、ウグイス、ムクドリ、タシギ、キジバト、カワラヒワ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、コサギ、アオジ、シジュウカラ、タヒバリ、チョウゲンボウ、ホオジロ、イソシギ 計28種 同行者観察 クイナ

探鳥記 2020.2.7 金沢臨海部 野島周辺 10:15〜13:30 晴れ

本日は金沢区の臨海部の野島周辺を探鳥。

まずは八景島駅前でざっと観察。

今季横浜で未見のウミアイサビロードキンクロをまず探索。

スコープで沖合遠くまで探すも見つからず。

近場にいるスズカモの群れを見ると、眠っている真っ黒なカモを発見!
クロガモの雄だ、しかも近くに雄1羽雌2羽もいる。


左)クロガモ雄 右)クロガモ

バーベキュー広場沖ではアカエリカイツブリを発見、この海域では初めて見た。

カモのカウントをしたいところだが、本日は野島で神奈川支部の探鳥会を実施中。

急いで野島に行き、途中から参加。

伊藤博文別邸前ではオオバンクロガモの中にビロードキンクロ雄幼鳥がいた!

目の周辺にあるNIKEマークの白斑はないが、くちばしは淡い橙色をしており、雄成鳥の面影がある。


白い次列風切が雄雌年齢関係なくビロードキンクロの分かりやすい特徴


動画はHPトップ画面と同じです。

合流する前に探鳥会ではウミアイサが鷹取川や夕照橋付近で観察されたとのこと。

そこで野島沖に移動して来る可能性が高いので、探鳥会終了後も探索するも見つからず。

今回は目標の一つであるビロードキンクロを観察!そしてウミアイサは観察未遂?となったが周辺にいることが分かったので良かった。

ウミアイサは近々再チャレンジしたい。

見聞きした野鳥(観察順)

ユリカモメ、スズガモ、オオバン、クロガモ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、ハシボソガラス、イソシギ、カワウ、トビ、ハジロカイツブリ、アカエリカイツブリ、ヒドリガモ、ビロードキンクロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、モズ、キジバト、ハクセキレイ、ツグミ、オナガガモ 計21種

 

 

 

 

 

 

 

探鳥記 2020.2.6 久良岐公園 10:30〜12:00 晴れ

本日は港南区の久良岐公園で探鳥。

行きは磯子駅から急坂を登り、帰りは上大岡へ下るコース。

気温が低く、しかも風が強いので、探鳥には苦労した。

野鳥が少ないのは気象状況が原因なのか?分からない、、、。

樹上にノスリオオタカが、林縁部にトラツグミアカハラがひっそりといるイメージで探鳥するも見つからず。

カラ類の混群には出会わなかったが、草薮からはウグイスの声がよく聞こえた。


アオジ雌 園内で最初に観察できた小鳥

公園中央に池があり、ここはカモ達がにぎやかであった。

マガモカルガモ、そして内陸部では珍しいスズガモ


マガモ


マガモ

スズガモ


ダイサギ

見聞きした野鳥(観察順)

メジロ、ウグイス、シロハラ、アオジ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、コサギ、カワウ、マガモ雄4雌4、カルガモ12、スズガモ雌1、ダイサギ、アオサギ、ヤマガラ 計15種

探鳥記 2020.2.4 新横浜公園 12:00〜13:30 晴れ

ほぼ一週間ぶりの新横浜公園。

高速道路側の長池の水面ではコガモ求愛や交尾行動が観察されたが、常連のオカヨシガモハシビロガモは見当たらず。

人気のミコアイサは対岸のアシ原の中にいて表に出て来なかった。


お休み中のミコアイサ

恒例のタシギクイナ探索では、ついに待望のタシギを発見!しかも3羽もいた。

拡大図

本日の躍動感ある場面はハシボソガラスにモビングされて飛び回るノスリの飛翔だろう。


悠然?と飛ぶノスリ幼鳥(虹彩が黒くないので幼鳥)と思いきや、、、


ハシボソガラスにモビングされていた!

投擲場の奥に広がる池でオカヨシガモハシビロガモにやっと出会えた。


オカヨシガモ 奥)雄 手前)雌 ペア誕生か?ずっと一緒に行動していた。

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ、ツグミ、カルガモ9、オオバン、カワラヒワ、コガモ雄18雌15、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミコアイサ雄2雌1、ノスリ、モズ、タシギ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カンムリカイツブリ、ハシビロガモ雄7雌2、シジュウカラ、ムクドリ、オカヨシガモ雄8雌4、メジロ、トラフズク 計23種

探鳥記 2020.2.2 金沢臨海部 10:30~12:00 晴れ

本日は金沢臨海部と相模湾を探鳥した。

まずは金沢臨海部へ。

向かう途中で立ち寄った公園でヒレンジャク3羽を観察。

ベイサイドマリーナ突端では今季最多となる259羽のスズガモの群れを観察。

今季は50羽前後の観察が続いていたが、本日は約5倍の数。

地元の先輩バーダーの方の話では、八景島や野島周辺のスズガモが移動したのではないか、とのこと。


遠くに浮かぶスズガモ

本日もクロサギを観察できた。


クロサギ

本日も越冬キョウジョシギには会えず、、、。

少し南へ移動してリネツ沖へ。

例年200羽前後のカンムリカイツブリの大群が観察できるが、今季は未だに数羽のみ。


カンムリカイツブリ

アカエリカイツブリは前回同様に2羽確認できた。


アカエリカイツブリ

今季は金沢臨海部でも観察例があるクロガモウミアイサビロードキンクロを探索するも発見できず。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒレンジャク、ハシボソガラス、カワラヒワ、メジロ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズガモ雄112雌147、ホシハジロ雄1、カワウ、クロサギ、イソシギ、ウミウ、トビ、ハジロカイツブリ、セグロカモメ、イソヒヨドリ、カンムリカイツブリ、ヒドリガモ、ユリカモメ、アカエリカイツブリ 計20種

探鳥記 2020.2.1 舞岡公園 15:45~17:45 晴れ

本日は夕方ちょこっと舞岡公園へ。

前回の再現なるか?

宮田池では常連のカワセミを観察。

本日は午前中ヤマシギきざはし湿地で、午後からはアリスイ水車小屋前の草地で観察されたとのこと。

到着時、すぐにはヤマシギが見つからなかったが、しばらくして最奥の草陰でじっとしている姿を発見!嬉しい!!

拡大図

 

ヤマシギは暗くなるまでは活発な動きはないと考え、宮田池狐久保を簡単に探鳥。

日没を過ぎると辺りはさすがに暗くなり、再びきざはし湿地へ。

双眼鏡で何とか奥の様子が分かる暗さの中、時間をおいて何度も丁寧に探索したのち、ついにヤマシギを再発見!

1羽だけかと思いきや後からもう1羽登場。

双眼鏡からカメラに持ち直して再び視界に入れるのにも難儀するほどの暗さ。

一時見失って焦ったが、気が付けば2羽とも斜面を下りて(動きが速いぞ!)正面の平らな湿地でモゾモゾ採食行動中。

湿地の半分くらい前までやって来たが、もはや撮影は困難な暗さ。

しばらく双眼鏡で様子を観察して本日はお開き。

今回は夜行性のヤマシギの自然な行動の様子を先週に続いて観察できて楽しかった。

以下、絞りF5.6  速度1/10  ISO25600の画像 およその見当で連射して何とか撮影されていました!


今季は2羽いる情報がありましたが、少なくとも2羽いることは証明できました


以前は日中でもこの距離で撮影できたのだが、年々警戒心が強くなっている

 

聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、アオジ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、カワセミ、ウグイス、コゲラ、アオゲラ、ヤマシギ、アカハラ、ツグミ、メジロ、シロハラ、モズ、アオサギ、ハシブトガラス、カルガモ 計17種