「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2019.11.15 山下公園⇒みなとみらい地区 11:30~13:00 晴れ

本日も横浜でカモ観察をしよう。

観察時間があまりなかったので、山下公園とみなとみらい地区をサラッと探鳥することにした。

カモがいるように見えないエリアだが、実は百羽単位のスズガモをじっくり間近で観察できる横浜、いや神奈川屈指のエリアと言ってしまおう!

東京湾には毎年数万羽のスズガモが越冬するが、遠くの海面に黒点となって浮かんで見える観察状況が多い。

しかし、ここでは満足するまで見放題、しかも水が意外と綺麗なため潜水する様子がある程度分かって面白い。

まずは山下公園へ。

遠足中の小学生や観光客で賑わう中、探鳥開始。

ユリカモメが海上にも海面にも、そして水際の柵の上でも見られる。

湾内奥まで探索するもハジロカイツブリカンムリカイツブリの姿はない、もう少し寒くなれば会えることだろう。

氷川丸前の水面には300羽近くのスズガモが水面にいる。しかも岸から20メートルくらいの距離だ。


氷川丸と水面に浮かぶスズガモの群れ 画面左にいます」

雄は繁殖羽の個体はまだ少なく、エクリプスから繁殖羽へ移行中の個体が多い。

この時期は換羽の進行状況が個体ごとに微妙に違うので、差異に注目して観察するが面白い。


スズガモ雄成鳥 うっすらと脇に波状斑が残っているので、エクリプスから繁殖羽へ移行中という状態。2枚とも同じ個体

 


スズガモ雌成鳥

 


スズガモ雄成鳥 エクリプスから繁殖羽へ移行初期の個体だが、移行初期なので雌に似ている。雄でもエクリプスでは不明瞭で狭い白い斑がくちばし基部付近にある。また頭部の一部に深緑色が、脇の一部に白色があり、繁殖羽を垣間見ることができる。2枚とも同じ個体

一羽の雌がそばに近づいて来て、目の前で海中に潜って採食行動を何度も披露してくれた。

実は意外と水が綺麗でビックリする。

スズガモが貝などを捕まえる場面を見ることまではできないが、潜ったり海面に出てくる様子が分かるのだ。

おそらく岩ガキのようなものを捕えて、くちばしで貝殻を砕きながら中身を食べているように見える。

スズガモ観察を堪能したので、みなとみらいの臨海部方面に移動。

大さん橋では飛鳥Ⅱが停泊中。

初めて飛鳥Ⅱを見たのだが、船というビルという感じ(基礎データ 全長241m  幅30m  排水量5万t)。

船尾に横浜と記載されているので、横浜が母港なのだろう。

飛鳥Ⅱにしばし見入ってしまったが、探鳥も忘れずに4羽のスズガモを発見。

ハンマーヘッドから万葉の湯付近の海面には水鳥の姿はなし。

時間がなくなってきたので、ここからパシフィコ横浜の奥の水面も注目していたが発見できず。

ここで本日の探鳥は終了。

スズガモの大群と横浜が母港である氷川丸と飛鳥Ⅱという新旧の名鑑を鑑賞できて良い昼間となった。


見聞きした野鳥(観察順)

ムクドリ
ユリカモメ
スズガモ約300
カワウ
スズメ
オオバン

計6種
 

 

探鳥記 2019.11.12 鶴見川 鴨居駅⇒新横浜公園 10:30~13:00 晴れ

本日の探鳥は鶴見川のカモの飛来の様子を知りたく、鴨居駅前から新横浜公園へ。

このコースは毎年1月に野鳥の会神奈川支部が実施するガン・カモ調査での私の担当エリア。

ららぽーとへ向かう橋から下流へ向かって探鳥開始。


スタート付近の様子 雪化粧の富士山が遠くに見えた

水面にも岸辺でもヒドリガモの姿が目立つ。

良く見るとオカヨシガモコガモも混じっている。


上空警戒中のハクセキレイ


カワラヒワが食べては休みを繰り返していた。


実は動画初登場のカワラヒワ!黄色の羽根は日光を受けて綺麗でした。

 


エクリプスから繁殖羽へ移行中のヒドリガモ雄 頭部の赤みはエクリプスの方が濃いとのこと

鶴見川と横浜線が近接する付近は例年オナガガモが多い場所だが、姿が見えない。

川向橋付近で上空を横切るチョウゲンボウを発見、続いて別のチョウゲンボウが後を追っていった。

先日、新横浜公園で見た光景にそっくり、近くなので同じ2羽の可能性が高い。

河岸ではウグイスアオジホオジロの声がする。

この流れでベニマシコホオアカを期待したのだが観察できず。

崎陽軒の工場付近辺りは例年通り水鳥が濃いエリアだ。

オカヨシガモの群れがたたずんでいる。

そばにある新横浜公園とこの辺りを往き来しているのだろう。

ここで今季初めてカンムリカイツブリを観察、相変わらず存在感がある。

冬季、この付近でノスリを目撃することが多いので依然として会えていない。

新横浜公園に入った。

本日は野球場の芝生に12羽!のタヒバリの群れがいた。

池ではハシビロガモが今回も目立った、特に雄が増えたような気がする。

ハシビロガモは気になる存在ので、どうしても撮影枚数が多くなる。


この画像ではくちばしはヘラ状に見える。確かにくちばしが広いからハシビロガモなのだが、ヘラシギヘラサギといるならヘラガモという名前がなぜ付かなかっただろうか?ふと考えてしまった。


遠くからだと白い胸と赤茶色の脇が目立つが、後方からだと印象が変わる。


くちばしも痒いのか?おそらく根元か喉辺りが気になっているのだろう。

本日は猛禽類は池上空に現れなかった。

投擲場そばの水面には今季初観察のホシハジロ雄。

鶴見川では東横線沿いにある大綱橋から下流域に多いが、この中流域では稀である。

オカヨシガモの群れの中では一際目立つホシハジロ
前の画像を拡大!茶色の頭と赤い目が雄の特徴

本日も今季初めてオナガガモ雄とハシビロガモ雄を観察できるなど、良い探鳥となった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン
コサギ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
ハシボソガラス
セグロセキレイ
スズメ
カルガモ
オカヨシガモ
イソシギ
ヒドリガモ
コガモ
カワラヒワ
カイツブリ
ホオジロ
カワセミ
チョウゲンボウ2
カンムリカイツブリ
ハシビロガモ
アオジ
モズ
バン
アオサギ
タヒバリ
キンクロハジロ
ホシハジロ

計25種

探鳥記 2019.11.8 新横浜公園 12:00~13:30 晴れ

まさか2日連続で新横浜公園で探鳥するとは思わなかったが、、、昨日見たオカヨシガモヨシガモの交雑種を再度きちんと観察したかったのだ。

昨日と違って、水面にはオオバンがいるのみで、交雑種はもちろんオカヨシガモの群れさえも見当たらない。

しまった!こういう日もあるかと気持ちを切り替えて池のポイント巡り。

ようやく水際の草地で休んでいるカルガモを発見。

直後に頭掻きを披露してくれて元気になった。


カルガモの頭掻き(直接法) くちばしが半開きで「気持ちいい~」という表情に見えませんか?

右の方に移動すると、ようやくオカヨシガモの小群を発見。

群れの中に交雑種を探すも見つからず。


左)オカヨシガモ雌 右)オカヨシガモ

本日はオカヨシガモに代わりハシビロガモが主役、小群で頭を低くして食事中。


くちばしと姿勢から掃除機のように見えてしまう。

ここで知り合ったバーダーの方としばし鳥談義、本日はチョウゲンボウがいたそうだ。

鳥談義中、ハシボソカラスに追い回されている猛禽類を発見。

肉眼ではカラスとの大きさ比較や長い尾からチョウゲンボウと思いきや、とっさに撮影した画像は何とハイタカ雄であった。


ハイタカ雄 下面の赤褐色の横斑が目立つ

昨日ホシハジロがいた池の奥に進むと、オカヨシガモの群れを発見。

祈りながら探索して、遂に交雑種を発見。
画像中央)オカヨシガモヨシガモの交雑種


上画像を拡大  遠目からでも頭の大きさは目立つ

交雑種の周りにはキンクロハジロの小群が見える。


目先やお尻が白いキンクロハジロもいた。

本日は最後の最後で交雑種を無事確認、昨日より距離が遠くて困ったが見れたたけでも良しとしよう。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
モズ
スズメ
ハクセキレイ
カルガモ
オオバン
バン
オカヨシガモ
ハシビロガモ
ハイタカ
ハシボソガラス
キンクロハジロ
ホシハジロ
コガモ

計14種

探鳥記 2019.11.7 新横浜公園 11:00~13:00 晴れ


小机駅からスタート。

直ぐそばの草地でハクセキレイと冬鳥のタヒバリを発見。


タヒバリ

横浜では今シーズン初めての出逢いに開始早々テンションが上がった。

園内に入って、奥にある鶴見川沿って横に広がる池に到着。

水面に浮かぶオカヨシガモの群れを発見、1番好きなカモだけに思わずニンマリ。


今季初認のオカヨシガモ雄 9か月ぶりの再会となったが、雄の色合いはやはり渋くて好きだ

新横浜公園とここから鴨居辺りの鶴見川流域は県内でもオカヨシガモの飛来数が多い場所である。

ざっと見ただけでも雄19羽・雌12羽を観察できたので、今年も例年通りの飛来を期待できそうだ。

オカヨシガモの群れに違和感のある個体がいる。

頭部がヨシガモのような色合いと形に見え、おそらく両者の交雑種と思われる。


緑の光沢はもちろん頭部の大きさも目立つ。

この時期は対岸の水際にある草地はクイナタシギヨシゴイに要注意!と言い聞かせた直後に見つけたので驚いた。


珍しい鳥ではないが、タシギは見つけ出す度に鳥を探すという喜びを感じる

池の左端はバンオオバンの共演を観察、改めて違いを確認した。


左) バン 右) オオバン   名前通りに大きさに違いがあるのが分かる

池の右側ではハシビロガモの群れを観察。

この周辺はオカヨシガモと同様に横浜で最も渡来数が多い場所である。

特徴あるくちばしと悪役の匂い?がするので好きなカモである。


目の前を悠然と通り過ぎていくハシビロガモ

上空をふと見るとチョウゲンボウを発見!

夢中で目で追っていると、何ともう1羽が後ろから追尾しているではないか!

縄張り争いというより一緒に行動しているように見えた。

池の更に奥では今季初認のホシハジロ雌を発見。

カモの飛来数はまだまだであるが、メンバーは揃って来た新横浜公園であった。

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ
タヒバリ
ハシボソガラス
スズメ
オカヨシガモ
ヨシガモ
コガモ
タシギ
カイツブリ
オオバン
バン
カワウ
アオサギ
カワラヒワ
カワセミ
ハシビロガモ
チョウゲンボウ2
ヒヨドリ
ホシハジロ

計19種

探鳥記 2019.11.3 舞岡公園 8:25~11:30 曇り

本日は雨が降る前に少しでも探鳥しようと近場の舞岡公園へ。

2週間前に比べて舞岡公園の様子はどうなっているか?楽しみだ。

早速、駐車場で「ヒッ、ヒッ、ヒッ」というジョウビタキの声が聞こえてきた。

まずはおおばな広場へ行き、まだエゾビタキキビタキなどの渡り鳥がいるかどうかチェック。

渡り鳥はいなかったが、シジュウカラヒヨドリ、そしてハシブトガラス常連がお出迎え

ふとハシブトガラスに目がいき、しばしその美しい紫色の光沢に見とれてしまった。


ハシブトガラス 改めて画像を見ると体色の美しさ、太いくちばし、そして思っていた以上にガッシリとした脚である。

※後で聞いた話では昨日ここでサンショウクイが観察されたとのこと、残念!

前回キビタキ雌を観察したもみじ休憩所そばの下り坂では「ジャッ、ジャッ」というウグイスの地鳴きが聞こえて来た。

さらに懐かしい「チッ、チッ」という鋭いアオジの地鳴きも!

冬鳥のアオジがいよいよ舞岡にやって来た(この後も園内のあちこちからアオジの声がして、相当数がいる模様である)。

台風による倒木に被害が目立つばらの丸の丘を過ぎてさくらなみ池宮田池に到着。

カワセミの姿を見ることができなかったが、遠くの方で鳴く声だけは聞くことができた。

水車小屋前の草地では前回目撃情報があったアリスイを待つことにした。

ここでは地元のベテランバーダーの皆さんと久々の鳥談義ができ楽しかった。

待機中、アオゲラクイナベニマシコの鳴き声を聞いたり、アオジジョウビタキを観察。


ジョウビタキ雌 小刻みに尾を振る姿がこれまたカワイイ!


スズメ 待機中のバーダー達をほっこり気分にさせてくれました

アリスイの登場する気配がない(ホンネは気長に待つことができない)ので、瓜久保へ。


瓜久保入口から 本日もチコちゃんは健在です

かっぱ池では3羽のアオジが動き回っており、じっくり姿を観察することができた。


アオジ 鋭い地鳴きで存在を知ることが多い

瓜久保からみずき休憩所を通って狐久保へ。

森の樹上から「プチッ、プチッ」というこれまた懐かしい声がした。

ん?なんだっけ?あ、シメの声だ!

急いで姿を探して冬鳥シメとの再会を喜んだ。

水車小屋に戻ったが、アリスイは依然として草地の中にいて登場せず。

ここ数年この場所で何度もアリスイにフラれ続けているので本日もご縁がないと諦めた。

小谷戸の里で舞岡で撮影した写真展が開催中とのことで帰り際に立ち寄った。

知り合いの作品の出来栄えに思わず唸った。

作品の中には以前撮影された懐かしいアオシギの姿を発見。

10年以上も前の話だが、きざはし湿地アオシギヤマシギタシギが出揃った舞岡黄金期を思い出した。

今回は冬鳥のアオジシメベニマシコを見聞きすることができ、冬の到来を感じる有意義な探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ジョウビタキ
ヒヨドリ
シジュウカラ
ハシブトガラス
ウグイス
アオジ
モズ
カワセミ
アオゲラ
エナガ
クイナ
コゲラ
ベニマシコ
アオサギ
シメ
ヤマガラ

計16種

探鳥記 2019.10.20 境川遊水地 12:30~13:30 曇り

舞岡公園から境川遊水地へ。

前日探鳥した鳥仲間情報によると、遊水地は台風19号により本来の機能を果たして相当量の水が入り込んでいる状態で普段の探鳥はできないが、今田遊水地でクロハラアジサシを観察したとのこと。

※ちなみに境川遊水地は3つの遊水地の総称で、上流から①最近整備された藤沢市の今田遊水地②横浜市泉区の下飯田遊水地③戸塚区の西俣野遊水地からなる。

情報に従い、今田遊水地に直行して、探鳥開始。

クロハラアジサシを求めて上空と休憩しそうな場所を探索するも見当たらず。

もうどこかへ飛び去ってしまったかな?

登場を待ちながらコガモ、カイツブリカワセミなどを観察。

左)カイツブリ幼鳥 右)成鳥 大きさはほぼ同じ大きさですね

そろそろイカルチドリタシギが観察され始めてもよい時期だが、水量が多くて浅瀬がないからなのか?飛来していないだけなのか?見当たらず。

しばらくすると遠くからアジサシ類の飛び方をした白っぽい鳥がこちに向かって来た。

クロハラアジサシだ!

クロハラアジサシ幼鳥 主役の登場である!

しばらく優雅な飛翔を観察していると、遊水地上をだいだい同じコースを飛んでいることが分かった。

コースを見越してカメラをセット!

一時は境川の向こう側、つまり横浜市側へ飛び去ってしまい、現場のバーダーは呆然と見送っていた。

が、横浜バーダーとしては横浜での観察記録となったので一人ニンマリ、サービスの良いクロハラアジサシであった。

クロハラアジサシは再び今田遊水地に戻ってくると、水面に突き立つパイプ上で羽繕いをし始めるなど、休憩モードへ。

この辺りで相模川河口で探鳥してる鳥仲間からハシブトアジサシの観察情報が入った。

本日は境川遊水地で探鳥を終えるつもりだったが、ハシブトアジサシがそばにいるとなれば行くしかないでしょ!

鼻息荒く相模川河口へ!

次回に続く。

見聞きした野鳥(観察順)

カルガモ
コガモ
バン
ハクセキレイ
カワセミ
クロハラアジサシ

計6種

探鳥記 2019.10.20 舞岡公園 9:20~12:00 曇り

この秋、各地で渡り鳥を観察しているが、地元横浜の舞岡公園での探鳥が疎かになっている。

例年通り、9月後半からコサメビタキエゾビタキキビタキなどの小鳥が観察され、10月初旬辺りがピークだったようである。

大好きなヒタキに会うには遅すぎるかな?と半ば諦めつつも舞岡公園へ。

ヒタキ類の観察ポイントであるおおばな広場からスタート。

鳥の気配がなく、あえなく次の観察ポイントのもみじ休憩所付近のスロープへ。

この辺りは渡りの時期はツツドリも観察されるので、要注意である。

しばらく待機していると小鳥の姿が!

動き方がカラ類やメジロに比べて、どこか違う。

キビタキ雌であった、しかも2羽もいた。

2羽とも活発に周囲を飛び回り食事をしていた。

宮田池では2羽のコガモが睡眠中、いよいよ冬鳥の季節が始まった。

隣接するさくらなみ池では住人のカワセミは留守中であったが、代わりにバンが登場。

この時期は池の縁でヨシゴイを稀に観察するが、見当たらず。

瓜久保では期待したキビタキエゾビタキには会えなかったが、チコちゃんには出会えた。


ちこちゃんが案山子となって登場!掲示板には黒米のチコちゃん(腹も黒いよ)

瓜久保から狐久保へは丘を越えて移動。

この時期、丘の周辺ではマミチャジナイヒタキの観察例が多いが、気配がない。

狐久保では念願のエゾビタキを観察。

今年も舞岡で見ることができた、しかもノーマークのポイントなので、なおさら嬉しい。


やはり胸の太い縦斑が目立つ

知り合いの舞岡バーダーによると、最近はオシドリやアトリの立ち寄り、冬の舞岡の裏番長?アリスイも到着した模様。

渡り鳥のエゾビタキキビタキを無事観察でき、また冬鳥の到来を感じることができた舞岡公園であった。

次はクロハラアジサシを見るために境川遊水地へ移動することに。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
シジュウカラ
キビタキ
コガモ2
バン
コゲラ
スズメ
モズ
エゾビタキ
ハシボソガラス

計10種

探鳥記 2019.8.17 平潟湾 17:10~17:40 晴れ

三番瀬から横浜市の平潟湾へ。

今年もキアシシギが戻り渡りの途中に平潟湾に立ち寄っているという吉報を受けている。

どうしても自分の目で彼らの旅姿を観察したいので、時間的にもコース的にも多少の無理はあったが、突入!

到着時、ほぼ満潮状態なので観察は厳しいかと思ったが、水際に休んでいるキアシシギの小群を発見!

疲れ気味に見える灰色の上面と下面の横斑模様から成鳥ばかりの群れだ。

幼鳥はもうしばらくしたらの到着だろう。

その群れの右上方に何とメダイチドリの群れも休憩中。

こちらも繁殖羽の名残のある成鳥だ。

八景島からの道路拡張工事(未着工)が公表された時は、平潟湾のシギチドリ達の姿はもう見られなくなるだろうと悲観していた。

が、本日の光景を見ていると、工事により彼らの居心地は悪くなると思うが、今後も立ち寄ってくれそうな気持ちになった。

来年の春の再会を祈って、帰宅した。

※昨年夏の平潟湾の様子⇒2018.8.5探鳥記

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ16
メダイチドリ6
トビ

計3種

探鳥記 2019.6.2 円海山 16:00~18:00 晴れ

午後遅く、近所の円海山へ。

6月になっても、この森でホトトギスをいまだに見聞きしていない。

この森を見渡せる尾根沿いの場所に到着すると、さっそく待望のホトトギスの声が聞こえて来た。

鳴き声の出どころを探したが、さすがに森が広すぎて分からないし、頻繁に移動しているのだろう点々と鳴く場所が変わる。

ホトトギスの鳴き声の合間にウグイスの声も聞こえて来た。

托卵する方と托卵される方の両者の攻防がいよいよ始まったようだ。

尾根沿いを進むと瀬上池方面からはキビタキの声、氷取沢方面からはヤブサメの声が聞こえてきた。

ここから沢を降りて氷取沢へ。

本日は常連のオオルリセンダイムシクイの声も聞こえない。

静かなおかげでヤブサメの声がいつもより耳に届く。

再び尾根に上がって瀬上池へ向かう。

途中の杉林では前回と同じ場所でキビタキがさえずっている。

さすがにカメラ撮影は困難な暗さなので、今回は音声録音をした。

さえずりの後半部分がずいぶん長い特徴からも前回ここにいた個体だろう。

ここから50mくらい離れた場所でも前回同様に別のキビタキがさえずっている。

こちらの声の方が震えるような音色で個人的にはタイプである。

ねぐら入りする前のなわばり宣言なのか?

それとも、いまだ両者とも恋人募集中なのか?

誰もいない薄暗い森の中でのキビタキ達のさえずり鑑賞はぜいたくな時間であった。

見聞きした野鳥(観察順)

ホトトギス
ウグイス
ハシブトガラス
キビタキ
ヤブサメ
ヤマガラ
コゲラ
エナガ
シジュウカラ
センダイムシクイ
メジロ
アオゲラ

計12種

探鳥記 2019.5.18 円海山周辺 7:50~11:20 曇り

2週間ぶりの円海山。

瀬上池周辺では前回より野鳥の気配が少ない。

センダイムシクイの声も本日は低調。

葉が更に生い茂り、野鳥の声はすれども姿が見にくくなる時期となった。

いつものなら声を聞くだけで姿を探すことを諦めてしまいがちだが、今回はきちんと姿を探し出すという目標を立ててみた。

負荷を掛けたおかげで予想以上に発見することができた。

本日の瀬上池周辺のの主役はキビタキ

まだ縄張り争いをしており、時々ブンブンという音を出しては雄同士で追いかけっこをしていた。

 

※典型的なさえずりの後半部分がいつもより非常に長く、雌へ猛烈にアピールしている感じがする。

キビタキ観察を終えて、尾根道を通って氷取沢へ。

氷取沢に到着すると常連のセンダイムシクイオオルリの声が聞こえてきた。

センダイムシクイの姿は結局見つけられなかったが、オオルリは何とか観察できた。

GWの早朝、ここでコルリオオルリウグイスコマドリ達のコーラスを聴いたことを思い出し、しばし脳内鑑賞をして、引き返すことにした。

本日は瀬上池でも氷取沢でもヤブサメの声を間近で聞く機会が多かった。

しかし、体が小さい・生息場所と同化した体色・警戒心が強いの3点セットなので、しつこく探索するも見つけられず。

次回はヤブサメを何とか観察したいものだ。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
メジロ
コゲラ
ハシブトガラス
センダイムシクイ
カワセミ
ウグイス
キビタキ
ヤマガラ
オオルリ
ヤブサメ
カワウ
アオゲラ
エナガ
キジバト

計15種