今回の特集は4月26日に平潟湾で観察したチュウシャクシギです。
飛翔画像や飛び出しや降り立ちも含めた動画をアップします。
発見時、落ち着きのない様子で飛翔して居場所を見つけては採食している様子でしたので、いつもより飛翔場面を多く観察できました。
動画
ベイサイドマリーナから平潟湾へ。
地元バーダーの方の情報ではメダイチドリやハマシギが飛来しているとのこと。
先週からチェックしているが、タイミングが悪く、観察できない日々が続いている。
到着して直ぐにチュウシャクシギがそばにいるのを発見!
先程のベイサイドマリーナでの興奮が再び蘇った!
同じ日に金沢区の別々の場所に飛来していたことになり、2羽並んでの観察より嬉しい。
幸浦沿岸など周辺部には3羽目がいるかも。
そばには今季ここでの初認となるキアシシギの姿も。
常連さんだが、毎年初認するまでは旅の無事を祈るばかりだ。
ちなみに本日もメダイチドリとハマシギには出会えなかった。
チュウシャクシギ、キアシシギ、スズガモ、イソヒヨドリ、ムクドリ、アオサギ 計6種
シギ・チドリの渡りシーズンということで、金沢区臨海部の様子を見に行くことに。
まずはベイサイドマリーナ。
ここでは越冬中のキョウジョシギの動向と渡り途中のシギ・チドリの動向に注目である。
ほぼ干潮ということで、道路沿いの側壁基部付近が露呈しており、そこには予想通りキョウジョシギの群れがいた。
その数25羽で盛んに採食行動をしている。
中には側壁の高い部分にいる虫を捕るために背伸びをした格好のキョウジョシギもおり、いつ見ても興味深い。
次に対岸の防波堤をチェックすることにする。
昨年、小型のシギを複数目撃したので、今年も何かいるのではないか?いつも以上に期待を込めて注視していると、何とチュウシャクシギがいるではないか!
この時期、平潟湾では観察することはあるが、ここでは初見である。
かなり遠いが独特のくちばしはハッキリと認識できる。
周囲には20羽前後のキョウジョシギがいるのも判明。
先程の群れとこちらの群れのどちらが越冬組か渡り組か?あるいは全て渡り組か分からないが、昨年の八景島での約100羽の群れといい、やはり、このエリアは一大中継地であることは間違いないだろう。
シギ・チドリ以外では常連のミサゴ、ペアで行動していたイソヒヨドリ、地味ではあるが5羽の繁殖羽のヒメウがいた。
興奮を抑えて、次の目的地。平潟湾へ。
まとめ動画
チュウシャクシギ、キョウジョシギ、イソシギ、イソヒヨドリ、カワウ、ヒメウ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、ツバメ、カルガモ 計11種
本日は午後から日向薬師周辺を探鳥。
この時期は渡り途中のコマドリや夏鳥のオオルリ、キビタキ、クロツグミなどとの出会いに期待。
まずは日向渓谷へ。
早速オオルリの美声を堪能。
コマドリはともかくミソサザイも見つからなく残念であったが、カワガラスは見ることができた。
日向林道へ移動。
ここでもオオルリの囀りを何度も耳にした。
30分ぐらい歩いただろうか。
私の気配を感じて林道に出ていた鳥がサッと草陰に逃げ込んだ。
アカハラか?
正体を知りたいところだが、しばらく林道に現れないだろう。
しばらく先に進んだのち、再び戻る時に慎重に探索することにした。
案の定、アカハラが地面に降りて、採食中。
1羽と思いきや、戻る先々でアカハラを発見、5羽はいただろうか。
密度が濃いエリアであった。
そして待望のクロツグミ雄が登場!
アカハラより少し小さく、遠くからでも黄色のくちばしと脚がハッキリと目立つ。
飛ばさないように静かに観察する時間が続いた。
ここでは一瞬の観察だったが、他のクロツグミ雄と雌も登場!
ここで出会ったバーダーの方から早朝に渓流付近でコマドリを観察した話を聞いたので、再び戻って探索するも気配なし。
日没間際であったが、最後の悪あがきで再び林道へ。
鳥の姿はなかったが、森からはアカハラやクロツグミの美声が周囲に響き渡り、しばし傾聴。
午後からの探鳥にしては実りある内容であった。
エナガ、メジロ、シジュウカラ、オオルリ、ヒヨドリ、ウグイス、コゲラ、カワガラス、キビタキ、ホオジロ、アカハラ、クロツグミ、ヤブサメ、ヤマガラ、ハシボソガラス、アオゲラ 計16種
まさかの連日の城ヶ島。
昨日より風が強いのでアホウドリ類を特に期待したいところ。
到着直後がこの日の最後のピークで、昨日より近い場所でオオミズナギドリ達とトウゾクカモメを観察できた。
ピーク後は海鳥の出が悪い状態が続いた。
9時の現地入りは余りに遅すぎて、観察機会も少ない当然の結果となった。
海鳥観察の合間に波打ち際の岩礁付近で風に流されるチュウシャクシギを目撃したり、長旅で疲れたのか、岩礁の上でじっとしているキョウジョシギを観察した。
オオミズナギドリ、トウゾクカモメ、、ハシボソミズナギドリ、ウミネコ、クロサギ、ウミウ、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、ツバメ、ウグイス 計10種 ※早朝にクロアシアホウドリ、クロトウゾクカモメ、シロハラトウゾクカモメ、コシジロウミツバメなどが登場したそうです。
3月20日以来の三番瀬。
4月に入り、ようやくシギ・チドリの渡りが本格的に始動。
シギ・チドリ達の冬季には見られなかった繁殖羽を見ることができ嬉しい。
特にメダイチドリやオオソリハシシギ雄の鮮やかな赤みのある繁殖羽は印象に残った。
本日が三番瀬の初認?と思われるメダイチドリ 遠くからでもオレンジ模様は目を引いた。
オオソリハシシギ左)雌 右)雄 前回は数時間差で初認に立ち会うことができなかったので、本日は念願の再会となった。
ダイゼン イトミミズを途中で切らさぬように引っ張り上げる光景はいつ見ても興味深い。
シロチドリ雄 この日はメダイチドリに注目が集まっていたが、容姿もしぐさも相変わらず可愛い。
ハマシギ 腹に黒い繁殖羽が出始めている個体が目立つようになってきた。
カワラヒワ、ダイゼン、ミヤコドリ、ハマシギ、メダイチドリ、シロチドリ、ミユビシギ、カワウ、スズガモ、ダイサギ、ユリカモメ、オオソリハシシギ、オオセグロカモメ、ヒドリガモ、ビロードキンクロ、アオサギ、ハクセキレイ、ミサゴ、オオバン、ウミアイサ、ツグミ、ムクドリ 計22種
2週連続の城ヶ島探鳥。
本日も強い南風なので、アホウドリ類や前回のトウゾクカモメなどを期待。
現地では先週ご一緒したご夫婦と再会、最後まで一緒に探鳥して、今回もお世話になった。
前回は海面を見れば観察できるほどのオオミズナギドリが飛翔していたが、今回はちらほらの状態。
本日は大丈夫か?と不安げに海面を見ていると、海面上を低空で真っすぐ飛翔するオオトウゾクカモメが登場!
全身が黒っぽくずんぐりした体型で、大型カモメぐらいの大きさがある。
トレードマークの初列風切基部の白斑が目立った。
しばらくすると1羽のトウゾクカモメが登場!
トウゾクカモメ若鳥
4羽のウミスズメ類が登場した後は、しばらく停滞ムード。
停滞を打開したのが2羽のトウゾクカモメ成鳥の登場であった。
スプーン状の尾羽をハッキリと確認することができた。
11時過ぎると海鳥の数がグッと減少、、、何かが出る!と祈りつつ12時まで粘って、お開きとした。
イソヒヨドリ、ツバメ、トビ、カワウ、ウミウ、ユリカモメ、ウミネコ、オオミズナギドリ、オオトウゾクカモメ、トウゾクカモメ、ヒメウ、ハクセキレイ 計12種 ウミスズメ類
3月20日以来の三番瀬。
前回は三番瀬での探鳥を終えて稲敷に向かった数時間後に何とオオソリハシシギが2羽渡って来たとのこと。
だいぶ時間が経過したが、取り合えずオオソリハシシギにご挨拶をしに行こう!
到着時の三番瀬は遠くまで干潟が現れて、ハマシギの群れが数か所に分かれて採食行動中であった。
その群れの中に一際大きいオオソリハシシギを直ぐに見つけることができた。
干潮の頃には小型のシギ・チドリ達が干潟のずっと奥に移動して、まだ見ぬミユビシギやトウネンやシロチドリを探索できなかった。
代わりに手前の方には付かず離れずのダイゼン達が集まって、ダイゼン鑑賞会となった。
ダイゼン 体下面に繁殖羽の黒っぽい模様が見え始めている個体 隣のハマシギもずいぶんと腹が黒くなっている。
周囲に見える水鳥達を一通り堪能して、そろそろ飽き始めた頃に新たな鳥が登場!
浦安側の堤防手前に2羽のムナグロがいつの間にか降臨していたのであった。
ムナグロは珍しいチドリではないが、三番瀬で観察するのは珍しい。
ムナグロとダイゼンは似たもの同士なので、同時に観察すると共通点と相違点がハッキリと分かるのだが、、、ダイゼンは干潟などのウエットな場所でムナグロは畑などのドライな場所を好む傾向があるので、なかなか同時観察が難しい。
本日はこの2種を観察する幸運に恵まれて、これだけでも三番瀬に来て良かった。
ただいま上空を警戒中の2羽のムナグロ 体の大きさの違いが目立った。
ムナグロを堪能したので、次は船橋側の防波堤へ移動。
ここではスズガモの小群の中にビロードキンクロを発見!
いまだ滞在しているとは思わなかっただけに嬉しい出会いとなった。
付近にはウミアイサの姿も!
思わぬ出会いが多い三番瀬であった。
本日はここでお開き。
カワラヒワ、ハマシギ、ダイゼン、ユリカモメ、オオソリハシシギ、ミヤコドリ、カモメ、セグロカモメ、ダイサギ、カワウ、
セッカ、ハシボソガラス、ムナグロ、スズガモ、ビロードキンクロ、オオバン 計16種
本日は夏鳥として飛来したコチドリの様子と、お花見目的で柏尾川へ。
大船駅から金井遊水池付近の間ではコガモやヒドリガモの小群がいまだ滞在中。
NIKON工場付近でコチドリを発見!
元気がないのか?しゃがみ込んでいて、ちょっと心配。
柏尾川に隣接する金井遊水地に入る。
まず目立ったのはカイツブリ。
遊水地内の広いエリアで採食行動をする姿やケンカをする姿が見られ、また甲高い声が響き渡渡っていた。
ここではコチドリが2羽と3羽の2つグループで採食行動中であり、先の個体を含めて6羽を確認。
この狭いエリアで6羽もいるのは横浜市内でも一番であろう。
ちなみに昨年繁殖したイカルチドリはいまだ確認できていない。
ここではタシギ探索も楽しみの一つ。
本日は2羽を見つけたが、そろそろ見納めである。
周辺ではチョウゲンボウが繁殖するので、鳴き声や上空は細心に注意である。
金井遊水地を出て、柏尾川に再び入れば、戸塚駅まで続く遊歩道をのんびりとした気分で探鳥することになる。
この季節は土手沿いに桜並木があるので、鳥見と花見の両方を堪能できる。
満開を過ぎて散り始めの状況ではあったが、花見には十分でった。
カワウ、オオバン、イソシギ、カワセミ、アオジ、ツバメ、スズメ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、コチドリ、コサギ、ダイサギ、キジバト、カワラヒワ、ヒヨドリ、カイツブリ、タシギ、オカヨシガモ、バン、ムクドリ、ホオジロ、ツグミ、ハシボソガラス、タヒバリ、ハクセキレイ、チョウゲンボウ、シジュウカラ、ハシブトガラス 計29種