探鳥記 2021.4.2 三番瀬 10:00~13:00 晴

3月20日以来の三番瀬。

前回は三番瀬での探鳥を終えて稲敷に向かった数時間後に何とオオソリハシシギが2羽渡って来たとのこと。

だいぶ時間が経過したが、取り合えずオオソリハシシギにご挨拶をしに行こう!

到着時の三番瀬は遠くまで干潟が現れて、ハマシギの群れが数か所に分かれて採食行動中であった。

その群れの中に一際大きいオオソリハシシギを直ぐに見つけることができた。

中央に2羽のオオソリハシシギ その周りにはハマシギ

干潮の頃には小型のシギ・チドリ達が干潟のずっと奥に移動して、まだ見ぬミユビシギトウネンシロチドリを探索できなかった。

代わりに手前の方には付かず離れずのダイゼン達が集まって、ダイゼン鑑賞会となった。

ダイゼン 体下面に繁殖羽の黒っぽい模様が見え始めている個体 隣のハマシギもずいぶんと腹が黒くなっている。

周囲に見える水鳥達を一通り堪能して、そろそろ飽き始めた頃に新たな鳥が登場!

浦安側の堤防手前に2羽のムナグロがいつの間にか降臨していたのであった。

ほぼ繁殖羽といえる個体

繁殖羽へ換羽中の個体

ムナグロは珍しいチドリではないが、三番瀬で観察するのは珍しい。

ムナグロダイゼンは似たもの同士なので、同時に観察すると共通点と相違点がハッキリと分かるのだが、、、ダイゼンは干潟などのウエットな場所でムナグロは畑などのドライな場所を好む傾向があるので、なかなか同時観察が難しい。

本日はこの2種を観察する幸運に恵まれて、これだけでも三番瀬に来て良かった。

ただいま上空を警戒中の2羽のムナグロ 体の大きさの違いが目立った。

ムナグロを堪能したので、次は船橋側の防波堤へ移動。

ここではスズガモの小群の中にビロードキンクロを発見!

いまだ滞在しているとは思わなかっただけに嬉しい出会いとなった。

悪役臭のする姿が魅力の一つである。

飛翔すると次列風切の白さが際立つ。

付近にはウミアイサの姿も!

普段より近くで観察できたウミアイサ

思わぬ出会いが多い三番瀬であった。

本日はここでお開き。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、ハマシギ、ダイゼン、ユリカモメ、オオソリハシシギ、ミヤコドリ、カモメ、セグロカモメ、ダイサギ、カワウ、
セッカ、ハシボソガラス、ムナグロ、スズガモ、ビロードキンクロ、オオバン 計16種

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