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探鳥記 2019.6.14~16 宮古島① 1日目 13:30~21:30 雨のち曇り

いよいよ本日から2泊3日の宮古島探鳥のスタート。

宮古島空港に到着した時からあいにくの雨。

まずは荷物を預けている宮古島温泉ホテルへ向かう。

雨の道中、この3月の石垣島で雨探鳥は慣れたから問題ない!と何回も言い聞かせたが、雨足は強くなるばかり。

気分が萎え萎えモードなので、雨宿り&昼食を兼ねてホテルそばにある評判の良いなかやすみ(中休味)商店へ。

駐車場そばで「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴くセッカを目撃、記念すべき宮古島探鳥第1号となった。

このセッカの鳴き声、聞きなれた声より金属音っぽい感じがした(この個体だけかと思いきや宮古島滞在中に聞いたセッカ達の声はやはり金属音っぽい声がしていた)。

なかやすみ商店では元祖鶏宮古そば(中600円)を注文。

宮古島では珍しい手打ち麺と鳥ガラをメインにしたダシ汁で、地元民からも支持されているとのこと。

もちもちした麺とあっさりして飲みやすいダシ汁は美味しかった(ちなみに一般的な宮古そばのダシ汁は主に鰹だそうです)。

タイミングが良いことに食事を終えた頃には雨は小康状態。

空をにらみながらも貪欲に探鳥しよう!というテンションにまで回復して、いよいよ本格的な探鳥開始である!

城辺地区 13:30~14:30

問題はどこへ行くか?だが、移動時間がもったいないので探鳥予定地のうち最も近場にある大嶽城址公園へ。

移動途中にサトウキビ畑が見えたので、雨上がりでミフウズラクイナ類の警戒心が薄いと思ってチェックすることにした。

すると何と最初に探鳥した畑で幸運にも2羽ミフウズラを発見!


左)メス 喉から胸が黒くて雄より大きい 右)オス  Sさん撮影

ミフウズラは全長14㎝のスズメぐらいの大きさで、しかも警戒心が強く観察難易度が高いと予想していた種であったので嬉しい。

さとうきび畑の縁を一緒に歩いていたが、やがて畑の中に消えて行った。

観察中、別のペアが道路を横断するのを目撃したり、大嶽城址公園の方からアカショウビンが聞こえるなど、大いに盛り上がった。
咄嗟の撮影で、いつもより更に不鮮明画像だが、それでもオス・メスの違いは分かる

見えなくなったミフウズラの再登場を期待すべくしばらく待ったが現れず。

この他、近くの草地でアマサギを中心としたサギ類の小群やツバメチドリの小群、そしてクロハラアジサシの飛翔も観察できた。

特にツバメチドリは宮古島では相当数が繁殖している話は聞いていたのだが、実際何羽も上空を鳴き交わして飛翔する姿を見ると興奮した。

思わぬ通り道での野鳥達との遭遇に時間があっという間に過ぎてしまった。

大嶽城址公園そばでは車中から遠くで枝止まり中のアカショウビンを目撃、しばらく観察できた。

カワセミの仲間であるが、大きさはカワセミに比べて2周り以上大きく見える。

ちなみに全長はカワセミ17㎝・アカショウビン27.5㎝、ヤマセミ37.5㎝で、ざっくりの胴体の大きさのイメージはスズメムクドリキジバトの感じ。

簡単にアカショウビンを観察できたこと・満潮になる前に与那覇湾でアジサシ類を見たいことから、大嶽城址公園は明日以降に探鳥することにして、与那覇湾に向かうことにした。

見聞きした野鳥(観察順)

セッカ
スズメ
ヒヨドリ
キジバト
ミフウズラ
アカショウビン
シロハラクイナ
アマサギ
ツバメチドリ
コサギ
チュウサギ
クロハラアジサシ
イソヒヨドリ

計13種

野鳥 ムラサキサギ 2019.3.8~10 石垣島

忘れた頃に石垣島ネタの投入です!

ムラサキサギの特集をアップするタイミングを逸してしまい、どうしようか迷っているうちに宮古島探鳥の前日を迎えてしまいました。

明日から宮古島ネタなので、その前に駆け込みアップします。

初日に雨の水田でシギチドリ観察をしていると、いつの間にか待望のムラサキサギが降り立っていました。

アオサギよりも首が長く見え、ゆっくり動く様はヘビを見ているようでした。

次の動画は、同じ草地にいた若鳥と成鳥です。

成鳥と若鳥で体色の濃淡の差がハッキリしていますね。

若鳥

 

成鳥

頭部全体がくちばし!と思えるほど大きく、くちばしの先に目が付いているように見えませんか。

 

 

 

 

 

 

 

クロツグミの巣 2019.5.19 富士山麓

先月19日に富士山で探鳥した際にクロツグミの巣を偶然に発見しました。

遠くに見える高い樹木を眺めていたところ、横枝に止まるクロツグミ雌を発見!

この雌は飛び去ると思いきや幹と反対側の横枝のある枝葉の塊のような中に入りました。

外からは中の様子が分からないので、当初は食べ物を探しているかと思っていましたが、なかなか外に出て来ません。

どうした?どうした?と思い始めた頃、雌が真っ逆さまに落ちるように飛び出して行きました。

もしかしたら営巣中?と思ったので、しばらく注視していると5分後にまた先ほどと同じ流れで今度はホバリングしながら入って行きました。

これはいよいよ怪しい、、、巣があるに違いない。

さらに観察を続けると、今度は直接枝葉の塊を目掛けて飛んできて今度もホバリングしながら入ったのでした。

結局、雌は20分の間に4回、出入りしました。

この時の動画です。

① 全体像 地上から10mの高さはあったと思います。

② 右上に鳥影あり、ホバリングしながら巣に入り、その後に真下へ出る

③ ②の巣に入るスロー再生

④ ②の巣から出るスロー再生

⑤ ④とは違う、巣から出るスロー再生 ※ほとんど同じ軌道です

結局、このクロツグミ雌は何をしているのか?巣作り?抱卵?エサ運び?

クロツグミは雌のみが巣作り・抱卵・抱雛するとのこと。

雄の巣の出入りがなかったことを考慮して検討してみます。

雌が頻繁に巣を出入りしていることから抱卵ではないようです。

エサ運びならクロツグミは雄と雌が一緒にしますが、たまたま観察中に雄が現れなかっただけなのでしょうか?

さすがに遠くからの観察なので、くちばしにミミズなどのエサをくわえているかどうかは分かりませんでした。

雌だけの出入りを前提にすると巣作り中も考えられますが、枝などを運び入れているなど明確に巣作り中とは分かりませんでした。

結局、答えはでませんが、あれこれ想像すること自体が楽しいです。

探鳥記 2019.6.2 円海山 16:00~18:00 晴れ

午後遅く、近所の円海山へ。

6月になっても、この森でホトトギスをいまだに見聞きしていない。

この森を見渡せる尾根沿いの場所に到着すると、さっそく待望のホトトギスの声が聞こえて来た。

鳴き声の出どころを探したが、さすがに森が広すぎて分からないし、頻繁に移動しているのだろう点々と鳴く場所が変わる。

ホトトギスの鳴き声の合間にウグイスの声も聞こえて来た。

托卵する方と托卵される方の両者の攻防がいよいよ始まったようだ。

尾根沿いを進むと瀬上池方面からはキビタキの声、氷取沢方面からはヤブサメの声が聞こえてきた。

ここから沢を降りて氷取沢へ。

本日は常連のオオルリセンダイムシクイの声も聞こえない。

静かなおかげでヤブサメの声がいつもより耳に届く。

再び尾根に上がって瀬上池へ向かう。

途中の杉林では前回と同じ場所でキビタキがさえずっている。

さすがにカメラ撮影は困難な暗さなので、今回は音声録音をした。

さえずりの後半部分がずいぶん長い特徴からも前回ここにいた個体だろう。

ここから50mくらい離れた場所でも前回同様に別のキビタキがさえずっている。

こちらの声の方が震えるような音色で個人的にはタイプである。

ねぐら入りする前のなわばり宣言なのか?

それとも、いまだ両者とも恋人募集中なのか?

誰もいない薄暗い森の中でのキビタキ達のさえずり鑑賞はぜいたくな時間であった。

見聞きした野鳥(観察順)

ホトトギス
ウグイス
ハシブトガラス
キビタキ
ヤブサメ
ヤマガラ
コゲラ
エナガ
シジュウカラ
センダイムシクイ
メジロ
アオゲラ

計12種

探鳥記 2019.5.19 富士山 東部 後半 6:05~17:20 曇り

前半からの続き

北富士演習場 9:45~12:15

場内に入って直ぐ、近くの森からホトトギスも声が聞こえてきた。

これが今シーズンのホトトギス初認となった。

声を聞いても姿を見るのが難しいホトトギスなので、いつもは探すのをなかば諦めてしまう。

しかし、今回は近くからの声なので、車から降りて探索すると、何と前方10mくらいの枝に止まっているのを発見!

しかし喜ぶ間もなく、発見と同時に気付かれて飛び去ってしまった。

演習場の中心部へ進み、周囲を見渡して驚いたのは、演習場に広がる草原がいまだ枯草模様で新緑が少ないことであった。

そのせいか、コヨシキリホオアカは例年より明らかに観察できた個体は少なかった。

まだまだ本格的な繁殖時期という感じではなく、托卵するカッコウの姿も見えない。

ノビタキは例年通りの数のようで、草原に小さい鳥影が見えるとほとんどがノビタキという感じ。


ノビタキ雄 黒い頭部は草原で目立つ存在である

その他ではアカゲラコムクドリ、そして何とオオルリを観察することができた!

北富士演習場では初めて見たというか場違いの鳥である。

オオルリは森から森への移動中だったのか?

妙に細長く見えてサンショウクイのような印象を持った。

オオジシギは8時までは出が良かったそうで、この時間では遅すぎであった。

ディスプレイフライトを楽しみにしていたが、それどころか姿も見えないとは!

かろうじて草原の中から声を聞くことができたので良しとしよう。

総じて、まだまだ繁殖時期が始まったばかりという北富士演習場であった。

次の探鳥地・山中湖畔へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)
ホトトギス
ヒヨドリ
ノビタキ
コヨシキリ
モズ
コムクドリ
アカゲラ
ウグイス
オオルリ
ホオアカ
ハシブトガラス

計13種

山中湖畔(文学の森・大洞の泉) 12:30~15:20

この時期、文学の森は富士山に行けば必ず立ち寄る場所だ。

探鳥はもちろん森林浴をして癒してもらう場所となっている。

今回はキビタキアオゲラの何度も観察できた。

しかし、昨年に続きノジコを観察できず残念!もう会えないのか?

※ということで、2015.6.7に撮影したノジコちゃんを掲載

文学の森での探鳥を一通り済んだので、付近にある大洞の泉へ行くことにした。

前回の富士山探鳥時、知り合ったバーダーから今年は大洞の泉での野鳥の出が良いとの話を聞いたので。

あまり相性の良い場所ではなく、久々に行くことになったので道に迷いながら何とか到着。

すでに数名のカメラマンが泉を注視して、水浴びに来る野鳥を待っている。

野鳥が登場しないまま20分くらいまでは声を出せずに注視していたが、それ以後は苦行そのものであった。

重苦しい雰囲気の中で約1時間も登場を待ったが、結局1羽も水浴びに来なかった!!

性格上、こういう観察スタイルは不向きだとつくづく実感して立ち去ることにした。


沈黙の水場

帰還するには早過ぎる時間なので、十里木周辺で探鳥することにした。

見聞きした野鳥(観察順)
センダイムシクイ
キビタキ
アオゲラ
コゲラ
ホオジロ
ヒヨドリ
カワラヒワ
コサメビタキ
トビ
ハシブトガラス
シジュウカラ
メジロ
オオルリ

計13種

十里木周辺 16:20~17:10

本日最後の探鳥は前回鳥密度が濃かった十里木の森。

ここでの狙いはクロツグミ

午後遅くに森の小径で食事中の姿をよく見ることが多い。

飛ばさないように小径をゆっくり進むも姿を見ることは叶わず。

クロツグミに限らず、ここで観察できる主要な夏鳥達は鳴き声はすれども姿は観察できず。

こういう日もあるだろう、、、。

帰りの東名高速の渋滞を回避すべく、今回は早めにお開きにした。

見聞きした野鳥(観察順)
センダイムシクイ
オオルリ
ウグイス
キビタキ
ヤブサメ
コルリ
クロツグミ
イカル
ヒガラ
シジュウカラ

計10種

 

 

 

探鳥記 2019.5.19 富士山 東部 前半 6:05~17:10 曇り 

2週間ぶりの富士山。

前回は南部を探鳥したので、今回は東部を中心に探鳥した。

河口湖畔の森   6:05~7:15

朝のコーラスが一段落した6時過ぎの到着のため、野鳥の鳴き声は不活発。

水場周辺でコルリクロツグミノジコに期待するも、よく考えてみれば水場に来るのは早朝よりももっと遅い時間だろうと気が付き、周辺を探索することにした。

小道では巣材を嘴にくわえたキビタキ雌と遭遇。

くちばし一杯に巣材を咥えて森の奥へ飛んで行った。

森の中ではキビタキクロツグミイカルが登場!

その美声を披露してくれた。

ただ、いつもより何となく活気がない雰囲気なので、次の目的地・吉田口登山道周辺へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)
センダイムシクイ
ヒガラ
キビタキ
シジュウカラ
メジロ
アオゲラ
キジバト
コゲラ
クロツグミ
イカル
ヒヨドリ
カワラヒワ
コサメビタキ

計13種

吉田口登山道周辺 7:30~9:10

探鳥開始して間もなく、樹上でもぞもぞ動くコムクドリ発見。

更に高い場所に移動して探鳥開始。

ここでは初めてウグイスが地上を歩いている姿を目撃、地味に嬉しい。

森からはルリビタキメボソムシクイの声が聞こえてきた。

直ぐそばの地上の開けた場所でアカハラを発見。

こちらを気にしている様子ではなく、採餌行動をしている。

森の中の方がえさが豊富な気がするが、、、。

ルリビタキの声が近くから聞こえて来た。

声を頼りにようやく発見、急ぎ撮影したのが、以下の動画。

密かにジュウイチに期待していたが、声は聞こえず。

次の目的地・久々の北富士演習場へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス
ヒガラ
ヒヨドリ
コムクドリ
コルリ
アオゲラ
コガラ
クロツグミ
キバシリ
ミソサザイ
ビンズイ
ゴジュウカラ
アカハラ
ルリビタキ
ハシブトガラス

計15種

後半へ続く

探鳥記 2019.5.18 円海山周辺 7:50~11:20 曇り

2週間ぶりの円海山。

瀬上池周辺では前回より野鳥の気配が少ない。

センダイムシクイの声も本日は低調。

葉が更に生い茂り、野鳥の声はすれども姿が見にくくなる時期となった。

いつものなら声を聞くだけで姿を探すことを諦めてしまいがちだが、今回はきちんと姿を探し出すという目標を立ててみた。

負荷を掛けたおかげで予想以上に発見することができた。

本日の瀬上池周辺のの主役はキビタキ

まだ縄張り争いをしており、時々ブンブンという音を出しては雄同士で追いかけっこをしていた。

 

※典型的なさえずりの後半部分がいつもより非常に長く、雌へ猛烈にアピールしている感じがする。

キビタキ観察を終えて、尾根道を通って氷取沢へ。

氷取沢に到着すると常連のセンダイムシクイオオルリの声が聞こえてきた。

センダイムシクイの姿は結局見つけられなかったが、オオルリは何とか観察できた。

GWの早朝、ここでコルリオオルリウグイスコマドリ達のコーラスを聴いたことを思い出し、しばし脳内鑑賞をして、引き返すことにした。

本日は瀬上池でも氷取沢でもヤブサメの声を間近で聞く機会が多かった。

しかし、体が小さい・生息場所と同化した体色・警戒心が強いの3点セットなので、しつこく探索するも見つけられず。

次回はヤブサメを何とか観察したいものだ。

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
メジロ
コゲラ
ハシブトガラス
センダイムシクイ
カワセミ
ウグイス
キビタキ
ヤマガラ
オオルリ
ヤブサメ
カワウ
アオゲラ
エナガ
キジバト

計15種

野鳥 チュウシャクシギ 2019.5.11 平潟湾

今回は平潟湾では5年ぶりの再会となったチュウシャクシギです。

西日を浴びながら、カニを捕る様子をじっくり観察することができました。

飲み込める大きさのカニはそのままパクリ!

飲み込めない大きいカニはハサミや脚をくちばしでつかんでは振り回して取り除いた後、胴体だけをパクリ!

取り除いたハサミや脚も胴体を食べ終えた後に拾って食べるか?注目しましたが、食べずに新たなカニを求めて立ち去りました。

カニに泥が付いていても食べますが、カニを洗える水場がそばにあれば洗うに越したことはないというスタンスと思われます。

捕食行動① じっくり視聴編

大きなカニを捕まえたので、飲み込むのを諦めて両方の脚とハサミをじっくり取り除いています。

捕食行動② 3つの場面をまとめました

※それぞれの場面ごとに続けてスロー再生を付けています。

この大きさのカニなら飲み込めるかな?とトライして飲み込むのに苦労している表情は何とも微笑ましいですね。

探鳥記 2019.5.11 金沢臨海部 16:20~18:40 晴れ

午後、時間ができたので、動向が気になる金沢臨海部へ。

平潟湾 16:20~17:40

未だ平潟湾で春の常連ハマシギメダイチドリに会うことができない。

悶々とした気分を晴らすべく、今日こそは何としても見たい。

向かう車内でチュウシャクシギが以前は飛来したことがあるなぁと昔話をしながら現場に到着。

ほぼ干潮状態で干潟に下りている人も少ない。

絶好の状況下、期待しながら探索開始。

メダイチドリハマシギが例年観察できる場所を探索したが見つからず。

キアシシギはあちこちに分散して採餌中。

キアシシギが何羽いるか、カウントしていると、向こう岸にチュウシャクシギを発見!
平潟湾では5年ぶりの再会となった。

先ほど車中で話題にしていただけに大盛り上がりとなった。

このチュウシャクシギ、カニを取り損なうことなく確実に捕まえていく。

緩急をつけた採食行動にしばし見入ってしまった。

現場で出会ったバーダーから100円ローソン前にある小さな干潟にはメダイチドリ2羽がいる話を聞いた。

そちらに移動して、ようやく無事にメダイチドリを観察、念願がかなった。

メダイチドリがゴカイを上手に干潟から抜き取ろうとする姿は何度見ても飽きない。

このまま採食行動を観察したかったが、日没前にコアジサシを観察すべく、ベイサイドマリーナに移動。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ11
イソシギ
チュウシャクシギ
メダイチドリ2
トビ
スズガモ
イソヒヨドリ
カワラヒワ
アオサギ

計9種

 ベイサイドマリーナ 17:50~18:40

今季3回目の訪問。

もうすぐ18時ではコアジサシは観察できるかなぁと半信半疑の思いで到着。

周囲の上空を見渡すと前回同様、魚をくわえたコアジサシが我々の上空を飛翔しているではないか!

周囲の海上を見渡すと20羽前後を確認。

本日もキョウジョシギはテトラポット周辺で40羽近くはいる模様。

周辺の草地からはセッカヒバリのさえずりが聞こえてきた。

自然海岸ではなく工場が並ぶ臨海部に彼らの声が聞こえるのは不思議な感じだ。

さすがに辺りが暗くなってきた。

テトラポットのほうからキアシシギの「ピューイ」という声を聞いて、気持ちよくお開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

コアジサシ20
キョウジョシギ40
ツバメ
ムクドリ
イソヒヨドリ
ハクセキレイ
スズメ
ウミネコ
セッカ
ヒバリ
アオサギ
カワウ
キアシシギ

計13種

 

探鳥記 2019.5.5 富士山 後半 4:10~18:30 晴れ

前半からの続き。

富士山自然休養林 高鉢周辺 11:30〜12:10

5合目から下りる途中に高鉢という以前探鳥したエリアがあるので、簡単に寄ることにした。

過度な期待はしなかったが、ミソサザイキビタキをじっくり観察。

コマドリの目撃談が多いとのことだが、前回同様に出会えなかった。

見聞きした野鳥(観察順)
トビ
ゴジュウカラ
ミソサザイ
ヒガラ
キビタキ
ルリビタキ
ハシブトガラス

計7種

御殿場市内の森 11:30〜12:10

ここは300円の入場料を払って野鳥観察する場所であるが、来る度に人の手が入った森というのも悪くない、どころか素晴らしいと思えてしまう。

特に緑が目に優しくて探鳥というより森林浴をしている気分である。

GW前辺りのほうがオオルリキビタキなど夏鳥は見やすい。

案の定、受付の方に「もう少し早い時期に来た方がいいわよ」と突っ込みを受けて苦笑い。

森の遠くからオオルリキビタキ、時々サンショウクイの声がする。

今回の目玉は同行者が発見した、いわゆるエナガの巣立ち雛が寄り添って枝止まりするエナガ団子である。

初めて観察することができて大興奮。

枝被りをするなど観察条件は悪かったが、贅沢は言えない。

何羽いるか把握できなかったが、10羽くらいはいるか?

横一列の団子というより上下にも重なっているように見える。

成鳥が少なくとも3羽はいたので、親鳥以外のヘルパーがいる模様。

成鳥たちは巣立ち雛に盛んに餌を持ち運んでいた。

※動画の後半は後ろからの撮影 BGMでサンショウクイの鳴き声あり

夏鳥をじっくり観察・撮影することはできなかったが、アオバトクロツグミの声も聞くことができた。

次は目的地は本日スタート地点の十里木へ。

見聞きした野鳥(観察順)
ツバメ
スズメ
カワラヒワ
キビタキ
サンショウクイ
ヒヨドリ
シジュウカラ
オオルリ
エナガ
メジロ
ホオジロ
アオゲラ
アオバト
カケス
ビンズイ
ハシブトガラス
クロツグミ

計17種

裾野市 十里木周辺 15:40〜18:30

東富士演習場付近ではセッカヒバリを目撃。

早朝に声を聞いたオオジシギのフライトは確認できず。

再び、早朝コーラスを聴いた森へ。

早朝ほどではないが、様々なさえずりを夕方も堪能。

なかでもキビタキに似たオオルリのさえずりが印象に残った。

オオルリのさえずりの最後の部分の「ジジ」以外はキビタキそっくりであった。

録音できなかったのが残念!

夕方に登場することが多いクロツグミは今回も無事登場!

ヤブサメは夕方の方がさえずりの回数が多く、また何度も観察できた。

ここの主役コルリは暗くなるまでさえずりを披露してくれた。

山野の鳥のみで45種を観察でき、特にブランクのあった夏鳥観察の良い復習となった。

見聞きした野鳥(観察順)

セッカ
ノビタキ
ヒバリ
ウグイス
トビ
アオゲラ
ホオジロ
ヤマガラ
オオルリ
メジロ
ハシブトガラス
イカル
ミソサザイ
ヒヨドリ
アカゲラ
クロツグミ
シジュウカラ
センダイムシクイ
コルリ
ヤブサメ
コゲラ
キビタキ

計22種 同行メンバーがフクロウの声を聞いた