探鳥記 2019.5.19 富士山 東部 後半 6:05~17:20 曇り

前半からの続き

北富士演習場 9:45~12:15

場内に入って直ぐ、近くの森からホトトギスも声が聞こえてきた。

これが今シーズンのホトトギス初認となった。

声を聞いても姿を見るのが難しいホトトギスなので、いつもは探すのをなかば諦めてしまう。

しかし、今回は近くからの声なので、車から降りて探索すると、何と前方10mくらいの枝に止まっているのを発見!

しかし喜ぶ間もなく、発見と同時に気付かれて飛び去ってしまった。

演習場の中心部へ進み、周囲を見渡して驚いたのは、演習場に広がる草原がいまだ枯草模様で新緑が少ないことであった。

そのせいか、コヨシキリホオアカは例年より明らかに観察できた個体は少なかった。

まだまだ本格的な繁殖時期という感じではなく、托卵するカッコウの姿も見えない。

ノビタキは例年通りの数のようで、草原に小さい鳥影が見えるとほとんどがノビタキという感じ。


ノビタキ雄 黒い頭部は草原で目立つ存在である

その他ではアカゲラコムクドリ、そして何とオオルリを観察することができた!

北富士演習場では初めて見たというか場違いの鳥である。

オオルリは森から森への移動中だったのか?

妙に細長く見えてサンショウクイのような印象を持った。

オオジシギは8時までは出が良かったそうで、この時間では遅すぎであった。

ディスプレイフライトを楽しみにしていたが、それどころか姿も見えないとは!

かろうじて草原の中から声を聞くことができたので良しとしよう。

総じて、まだまだ繁殖時期が始まったばかりという北富士演習場であった。

次の探鳥地・山中湖畔へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)
ホトトギス
ヒヨドリ
ノビタキ
コヨシキリ
モズ
コムクドリ
アカゲラ
ウグイス
オオルリ
ホオアカ
ハシブトガラス

計13種

山中湖畔(文学の森・大洞の泉) 12:30~15:20

この時期、文学の森は富士山に行けば必ず立ち寄る場所だ。

探鳥はもちろん森林浴をして癒してもらう場所となっている。

今回はキビタキアオゲラの何度も観察できた。

しかし、昨年に続きノジコを観察できず残念!もう会えないのか?

※ということで、2015.6.7に撮影したノジコちゃんを掲載

文学の森での探鳥を一通り済んだので、付近にある大洞の泉へ行くことにした。

前回の富士山探鳥時、知り合ったバーダーから今年は大洞の泉での野鳥の出が良いとの話を聞いたので。

あまり相性の良い場所ではなく、久々に行くことになったので道に迷いながら何とか到着。

すでに数名のカメラマンが泉を注視して、水浴びに来る野鳥を待っている。

野鳥が登場しないまま20分くらいまでは声を出せずに注視していたが、それ以後は苦行そのものであった。

重苦しい雰囲気の中で約1時間も登場を待ったが、結局1羽も水浴びに来なかった!!

性格上、こういう観察スタイルは不向きだとつくづく実感して立ち去ることにした。


沈黙の水場

帰還するには早過ぎる時間なので、十里木周辺で探鳥することにした。

見聞きした野鳥(観察順)
センダイムシクイ
キビタキ
アオゲラ
コゲラ
ホオジロ
ヒヨドリ
カワラヒワ
コサメビタキ
トビ
ハシブトガラス
シジュウカラ
メジロ
オオルリ

計13種

十里木周辺 16:20~17:10

本日最後の探鳥は前回鳥密度が濃かった十里木の森。

ここでの狙いはクロツグミ

午後遅くに森の小径で食事中の姿をよく見ることが多い。

飛ばさないように小径をゆっくり進むも姿を見ることは叶わず。

クロツグミに限らず、ここで観察できる主要な夏鳥達は鳴き声はすれども姿は観察できず。

こういう日もあるだろう、、、。

帰りの東名高速の渋滞を回避すべく、今回は早めにお開きにした。

見聞きした野鳥(観察順)
センダイムシクイ
オオルリ
ウグイス
キビタキ
ヤブサメ
コルリ
クロツグミ
イカル
ヒガラ
シジュウカラ

計10種

 

 

 

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