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ミユビシギ 2019.8.17 三番瀬

今回の特集はミユビシギです。

登場するミユビシギ達は成鳥で繁殖羽から非繁殖羽へ移行中の個体です。

この時期のミユビシギは様々な装いを観察できて面白いですね。

一週間前より肩羽辺りに灰色の冬羽が多くなっている個体が多かったです。

画像整理中、真っ先にくちばしに目が行ったので、ヘラシギ⁈と一瞬興奮してしまった個体です。確かにくちばしを横から見るとヘラシギのくちばしと似ていますね。

上の画像では薄目ですが、下の画像は寝ていますね、これは。

 

※以下は食事を撮影した動画です。後半にスロー再生があります 

ミユビシギは忙しなく歩いたり走ったりするので観察には苦労しますが、スロー再生でちょうど良い観察ができました。

メダイチドリ 2019.9.17 三番瀬

今回の特集はメダイチドリです。

以下の画像に登場するメダイチドリたちは成鳥で繁殖羽の名残があります。

個体によって下面の赤褐色の濃淡の差があるなどが様々な装いですね。

 

※動画では食事する場面、威嚇の場面、飛び出しの場面があります。後半のスロー再生もお楽しみ下さい!

 

コシジロウズラシギ 2019.8.14 上総一宮

今回はコシジロウズラシギの特集です。

国内記録4例目と言われている珍鳥で、本来の生息区域は繁殖地は北アメリカの北部、越冬地は南アメリカの南部とのこと。

遠目からだと、①大きさはトウネンメダイチドリの中間くらい②くちばしと脚の長さは現場では思っていた以上に長く見えました③白い眉斑と太い目先線が目立ちました。


脚が特に長く見える画像です。ヨーロッパトウネンを思い出しました。


くちばしが特に長く見える画像です。


初列風切が尾羽から長く突出しているので、初列風切がハッキリと交わっています。

スコープで詳細に観察すると、上面には灰色の冬羽が一部あること、胸には密度の濃い細い縦斑があること、脇に細い縦斑が何本もあることが分かりました。


整った胸の模様はアメリカウズラシギを思い出しました。

動画

さて、この辺りで名前の由来である肝心の腰の白い画像を掲載したいのですが、、、ハッキリと撮影できませんでした。


2枚とも尾羽を手前の方に曲げている状態で右初列風切から白い腰の一部が見えています。

飛翔する動画の中に白い腰が映っていました!

周囲にいるミユビシギより小さいのがコシジロウズラシギです。後半のスロー再生の最後の画面右端にコシジロウズラシギの白い腰が見える状態に設定しました。

動画を一時停止してPC画像を撮影したのが下の画像です。

次の再会はいつの日か?

珍鳥とはいえ、これからはフィールドにコシジロウズラシギがいると思って探索していきたいですね。

探鳥記 2019.9.1 三番瀬 8:30~13:10 晴れ

4週連続の三番瀬探鳥である。

本日は私が所属するふれあいの探鳥会に参加した。

最近コオバシギ成鳥のほぼ繁殖羽の個体が滞在中とのことで、その観察が楽しみである。

到着時、すでに干潟に広がるネットの手前に50人くらいのバーダーが見えた。

注目の的はやはりコオバシギだった。

観察者の多さに遠目から観察を開始。

スコープで観察するとオバシギ幼鳥もいるので、さっそくオバシギコオバシギとの似たもの比較を実施。

※動画解説 前半)ダイゼンに包囲⇒オバシギ2羽が右から登場 後半)ウミネコの後ろを右へ進む⇒前をミユビシギが通る

しばらくすると、シギチドリ達は市川側の奥の水際の方へ飛び去って行った。

そちらには向かわず、左手の干潟を探鳥することにした。

まずは幸運にもオオメダイチドリを発見!

しばらくしたらメダイチドリがそばにやって来て、両者の違いを堪能した。

脚の長さの差は一目瞭然。


左)オオメダイチドリ 右)メダイチドリ

オオソリハシシギ幼鳥達が食事をしながら、こちらに近づいてきた。

幼鳥の整った綺麗な状態の羽根模様に魅了された。

集合時間となったので、いったん干潟から上がり、探鳥会開始後、今度は右手の市川側へ。

奥の波打ち際には大勢のバーダーが集結して観察中。

本日は我々を含めて少なくとも4つのグループが探鳥会を実施中。

一般バーダーを含めると200人くらいはいたと思う。

現場へ向かう途中、ミユビシギメダイチドリダイゼンなどを観察。


上空警戒中のメダイチドリ


空襲警報解除!⇒安堵の雰囲気が流れる

ようやく大勢のバーダーが集合する場所に到着。

やはり、皆さんのお目当てはコオバシギである。


コオバシギ成鳥 繁殖羽から冬羽へ移行中 下面に横斑のようなものが出始めている

先ほどよりも間近でじっくり観察できた。

シギチドリの群れにはオバシギ幼鳥、ダイゼンミユビシギキアシシギオオソリハシシギミヤコドリ、ハマシギらがおり、活発に食事中。

一度に様々な種類、大きさ、羽衣の違いを見ることができ、目移りして観察・撮影に困ってしまった。

昼休憩後、干潟に出るとまずはメダイチドリの小群が登場。

その中にオオメダイチドリがおり、目の前を素早く駆け抜けてカニを捕まえる行動を披露してくれた。

※その時の様子は以前掲載しました⇒ここをクリック

さすがに昼過ぎの干潟は遮るものがなく正に炎天下、暑い中を船橋側奥へと進む。

ここではオオソリハシシギ幼鳥をじっくり観察。

幼鳥ながらもくちばしや胴体の大きさに差があり、成鳥と同じく幼鳥の時から違いが分かれているのだろう。

船橋側の堤防とその向こうを探索するも成果なし。

暑い中、三番瀬の全エリアを一通り観察できて達成感を持って無事探鳥会を終えることができた。

見聞きした野鳥(観察順)

ダイゼン
オオソリハシシギ
オバシギ
コオバシギ
ミユビシギ
ウミネコ
ミヤコドリ
カワウ
メダイチドリ
オオメダイチドリ
ダイサギ
チュウシャクシギ
セッカ
ハクセキレイ
コサギ
アオサギ
ムクドリ

計17種

探鳥記 2019.8.25 三番瀬 13:10~17:20 晴れ

探鳥会開始の1時間前の直前下見では船橋側の小さな干潟にミユビシギトウネンキアシシギオオソリハシシギダイゼンオオメダイチドリなどを観察。

トウネンオオメダイチドリは結局その後の探鳥会では観察できず残念であった。

14時半となり、いよいよ探鳥会のスタート。

今回の潮巡りは若潮。

若潮とは小潮の翌日から潮の干満の差が大きくなることを言うそうだ。

昨年8月、小潮の三番瀬で午後遅くから探鳥をしたのだが、①鳥とのちょうど良い距離間、②人が少ないこと、③日差しが和らいで涼しく快適だったことから、この状況で来年は探鳥会をしようと決めていた。

開始時はまだ潮が満ちておりシギ・チドリの姿は遠くのネット上で休んでいる状態。

いくらこれから潮が引いてくるとはいえ、担当者にとってこの状況は体に悪い。

右手の岸辺にウミネコの大群と3羽のチュウシャクシギが見えたので、そちらに移動。

チュウシャクシギは先週から滞在中の3羽と思われ、そのうちの1羽は脚を怪我しており心配だ。

くちばしが頭部の1.5倍ぐらいの長さで羽根も綺麗なことから幼鳥である。


チュウシャクシギ幼鳥 

ウミネコの大群は換羽中の個体が多く、白い羽根が周囲にたくさん落ちていた。

だんだん潮が引いた来たのだろう、シギ・チドリが動き始めてきた。

チュウシャクシギのそばに5羽のソリハシシギが舞い降りた。

一度の5羽も見るのは首都圏辺りだと珍しいのではないか。

また明らかに体が小さい個体がおり、参加者の間で話題に上がった。

ハッキリ見えなかったので幼鳥か成鳥か判断できなかったが、幼鳥なら一番遅くに生まれて成長途中で渡って来たのか?渡りで脂肪を消費して瘦せた状態なのか?個体差なのか?雄雌の差なのか?


ソリハシシギ達 手前中央の個体は後ろの両個体に比べて明らかに小さく見えた

再び船橋側へ移動。

この時、今回の探鳥会の最大のヒットであるオグロシギと出会うこととなった。

将来の幹部候補生?のN君が遠くのネット上で後姿で休憩中の謎シギの存在を指摘してくれて発見にいたったのだ。

後ろ向きだあったが、時々パタパタと翼を広げるので、翼中央にある横に伸びた白帯と尾の先に広がる黒い帯がバッチリと観察できた。

三番瀬での観察は珍しい方だろう。

思わぬ出会いに参加者一同喜んで観察した。

※以前にこのオグロシギの詳細を掲載した記事があります⇒ここをクリック

しばらくすると目の前に広がるネットの手前に干潟が広がり、シギ・チドリが集まってきた。

オグロシギも飛来して食事や羽繕いをしている。

ここではオグロシギオオソリハシシギの似たもの同士の比較やオオソリハシシギ雄雌の比較など、生きた教材を使っての良い勉強となった。


左)オグロシギ 右)ダイゼン 

左)オオソリハシシギ雄 右)オオソリハシシギ

今回の探鳥会は予想通りの観察コンディションとオグロシギの登場など盛り上がる場面もあり、無事終了できて良かった。

参加者の皆さん、有難うございました!

探鳥会の様子 

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ
ミユビシギ
トウネン
キアシシギ
オオソリハシシギ
ダイゼン
メダイチドリ
オオメダイチドリ
ダイサギ
ミヤコドリ
カワウ
ソリハシシギ
チュウシャクシギ
オグロシギ
キョウジョシギ
ムクドリ
コサギ
ハクセキレイ
オオセグロカモメ

計19種 目撃談 イソシギ、シジュウカラ、オナガ、スズメ、

 

 

探鳥記 2019.8.25 葛西臨海公園 9:10~11:30 晴れ

本日は自分が担当する神奈川支部のシギ・チドリ探鳥会である。

場所は三番瀬で開始時刻は午後2時半。

そこで自然の流れ?で午前中は有志の皆さんと葛西臨海公園でプレ探鳥会を実施した。

肝心の本番前に疲れないように簡単なコースにしようと思っていたが、終わってみれば定番コースとなった。

まずは東西のなぎさへ。

東なぎさの波打ち際に小型のシギチドリがいるイメージで探索したが観察できず。

東なぎさの東端から西なぎさを探索。

間もなく遠くの干潟に少なくとも2羽のホウロクシギ、水路を挟んだ対岸ではキアシシギチュウシャクシギを見聞きできた。

対岸の先端部にはシギ・チドリがポツンとたたずんでいることが多いので、注意深く探索すると、やはりキョウジョシギソリハシシギがいた。

せっかくなので間近で観察してみると、イソシギソリハシシギキアシシギの似たもの同士がそばに寄り添っている。

こういう似たもの3種がそろう場面こそ、現場で各種の違いを学べる良い機会なので、探鳥会では欲しいところではある。

3種の大きさ・脚の色・上面の色などの違いを改めて観察した。

鳥類園への移動途中で西なぎさの対岸にいるアオアシシギを観察。

いつもの光景であるが、毎回思うのはアオアシシギの声がよく通ること。

シギチドリの識別は声までは余裕がないという方もアオアシシギチュウシャクシギイソシギキアシシギ辺りは分かり易いので、知っていると更に探鳥に役立つと思う。

鳥類園に到着。

淡水池ではオオヨシキリヨシゴイを探索するも確認できず。

2階のバルコニーから汽水池を探索するも、コチドリタカブシギなどは確認できず。

擬岩観察舎へ向かう通路からは水路で獲物を狙うゴイサギ幼鳥がいた。

何度も舌なめずりをしている姿は面白かった。

擬岩では3羽のコチドリを観察できた。

シギ・チドリの渡りの時期にしては淋しい葛西臨海公園を後にして、本番の三番瀬へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

カワウ
ウミネコ
ホウロクシギ
キアシシギ
ソリハシシギ
チュウシャクシギ
イソシギ
キョウジョシギ
カルガモ
ダイサギ
コサギ
アオアシシギ
クロツラヘラサギ
カイツブリ
バン
オナガ
ゴイサギ
ハクセキレイ
コチドリ

計19種

探鳥記 2019.8.17 平潟湾 17:10~17:40 晴れ

三番瀬から横浜市の平潟湾へ。

今年もキアシシギが戻り渡りの途中に平潟湾に立ち寄っているという吉報を受けている。

どうしても自分の目で彼らの旅姿を観察したいので、時間的にもコース的にも多少の無理はあったが、突入!

到着時、ほぼ満潮状態なので観察は厳しいかと思ったが、水際に休んでいるキアシシギの小群を発見!

疲れ気味に見える灰色の上面と下面の横斑模様から成鳥ばかりの群れだ。

幼鳥はもうしばらくしたらの到着だろう。

その群れの右上方に何とメダイチドリの群れも休憩中。

こちらも繁殖羽の名残のある成鳥だ。

八景島からの道路拡張工事(未着工)が公表された時は、平潟湾のシギチドリ達の姿はもう見られなくなるだろうと悲観していた。

が、本日の光景を見ていると、工事により彼らの居心地は悪くなると思うが、今後も立ち寄ってくれそうな気持ちになった。

来年の春の再会を祈って、帰宅した。

※昨年夏の平潟湾の様子⇒2018.8.5探鳥記

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ16
メダイチドリ6
トビ

計3種

探鳥記 2019.8.17 三番瀬 12:10~15:30 晴れ

谷津干潟から三番瀬へ。

今季の三番瀬の状況はいまだにシギチドリの渡来が種数ともに低調気味だ。

単に渡る時期が遅れているのなら問題ないが、、、。

気になる干潟の様子だが、徐々に満潮へ向かっているが、十分に干潟は残っている。

まずは左手の船橋側へ。

メダイチドリミユビシギの小群を観察。

2種とも繁殖羽の名残がある成鳥である。


左)メダイチドリ 右)ミユビシギ

奥の水際では存在感のあるオオソリハシシギ雄成鳥食事中。

立派なくちばしを駆使して干潟の中にいる生物を上手に捕食している。

上面は羽根の摩耗が進んで黒ずみ、下面は赤褐色の繁殖羽の名残が見える。

※逆光ではあるが、海面がキラキラ輝いて綺麗な光景だ。

市川側に移動して再びミユビシギの群れを観察することに。

この時期に観察されるミユビシギは、羽根が摩耗して黒っぽい繁殖羽(夏羽)に見えるが、よく見ると肩羽などに灰色の非繁殖羽(冬羽)がある個体が多い。

探鳥中に本日ここでオオメダイチドリの目撃談があると聞いた。

メダイチドリの群れに紛れていないか?チェックしたり、観察する頻度の高いエリアを意識して探索。

ようやく遠くの水際にいるオオメダイチドリを発見!

やはり遠くからでもくちばしと脚の長さは目立つ。

8月に入って毎週オオメダイチドリを観察しているが、三番瀬での観察は格別である。

シギチドリが年々少なくなる中で、毎年オオメダイチドリが三番瀬で観察できることに感謝!


 ※何回も撮影しているオオメダイチドリだが、走るスピードに追い付けないことが多くて苦労。後半はカニを捕食する場面と走り出しの場面のスロー再生あり。

そろそろ引き上げることにするとして、次はどこに行くか?

通常なら葛西臨海公園へと向かうが、来週の探鳥会前に行くことにしよう。

多摩川河口に行くか迷ったが、横浜の平潟湾へ帰り道に寄ることにした。

見聞きした野鳥(観察順)

メダイチドリ
ミユビシギ
オオソリハシシギ
ミヤコドリ
チュウシャクシギ
ハクセキレイ
ダイサギ
アオサギ
ウミネコ
コアジサシ
キアシシギ
オオメダイチドリ

計12種

探鳥記 2019.8.17 谷津干潟 10:20~11:20 晴れ

来週8月25日は神奈川支部のシギ・チドリ探鳥会を三番瀬で行う予定。

主担当なので、本日はその下見を兼ねて東京湾のシギチドリを観察へ。

まずは谷津干潟からスタート。

シギチドリの渡りのこの時期は連日センターのHPを見て、動向をチェックしているが芳しくない。

それでも行けば何かが観察できるだろうと期待を込めて谷津干潟へ。

到着時、干潟が多く現れており絶好の観察条件である。

メダイチドリキョウジョシギなどの群れが活発に食事中というイメージで探索したが、点々とサギが見えるだけである。

自分が見落としているだけではないか?と、対岸を丁寧に探索すると、、、やはりいた!3羽のキアシシギを発見!

時々、対岸にいるキアシシギの声がかすかに聞こえてくる。

しばらくするとキアシシギが近くの干潟に移動してきた。


キアシシギ成鳥 下面に太い横縞がハッキリあるので繁殖羽の状態

目の前でカニを捕まえ、カニの足を取り除いて食べやすい状態にしてパクリ!

※その時の動画 スロー再生あり

キアシシギに続いて、他のシギチドリの降臨を期待したが現れず。

しばらく待機した後、三番瀬へ移動することにした。

見聞きした野鳥(観察順)

ダイサギ
アオサギ
カワウ
コサギ
キアシシギ
ハクセキレイ
ムクドリ

計7種

 

探鳥記 2019.8.14 上総一ノ宮 8:00~11:20 晴れ

依然として上総一ノ宮でコシジロウズラシギが滞在中とのこと。

前回同行できなかった常連メンバーのSさんにも観察チャンスが巡って来た!

ということで、前回も同行したYさんと3人で再び当地へ。

今回は横浜からアクアライン経由の車移動、しかも観察ポイントも把握しているので、前回より格段に精神的にゆとりを持っての現地入りとなった。

到着して機材の準備をしていると、不意にハヤブサが上空を通過、しかも周囲をシギ・チドリが飛び回っているという恐ろしい光景付きで!

しまった!シギ・チドリが飛ばされた!!

足取り重く前回コシジロウズラシギを観察した河川敷のポイントへ。

前回に比べて干潟が出ているが、案の定シギ・チドリの姿は見えない。

しばし呆然としていると、今度はポツリポツリと雨が降り出した。

到着して直ぐのハヤブサと雨の洗礼で、出鼻をくじかれてしまい、すっかり意気消沈、、、。

幸運にも直ぐに雨が止み、後は目の前の干潟にシギ・チドリが舞い降りるのを待つのみ。

待機中、ここで越夏しているというクロガモ雌を発見・観察した。


クロガモ雌 遠くからでも頭部の特徴ある模様は分かった

余程ここが居心地よいのか?それとも怪我をして繁殖地に帰れなかったのか?

30分くらい待っただろうか。

待望の小型のシギ・チドリが舞い降りてくれた。

ミユビシギトウネンメダイチドリ、そしてコシジロウズラシギ

※動画 まずはミユビシギメダイチドリ、次はキョウジョシギが登場!スロー再生あり

前回は日没間際のギリギリの観察だったが、今回はじっくり容姿と行動を観察することができた。

何と言っても国内で数例しか観察されたことがない珍鳥である。

目の前にいて、自分が観察しているのが不思議な気分である。

本日の主役の追っかけに夢中になって、ふと気が付くといつの間にかキョウジョシギダイゼンキアシシギソリハシシギオオソリハシシギ、そしてムナグロまで登場!

種類が多いと異種との容姿や大きさ比較ができて、楽しく勉強できる。


左から、コシジロウズラシギキアシシギメダイチドリ


左からムナグロコシジロウズラシギキョウジョシギ

特に意外と同じ場所で観察する機会が少ないムナグロダイゼンの似たもの同士の比較の良い機会となった。(並んでいる画像がなくて残念!)

この頃にはすっかり青空となり、日光を受けたムナグロの金色に輝く背中に魅了された。

主役のコシジロウズラシギは相変わらず活発に干潟を動き回って食事中。

※動画にはミユビシギメダイチドリダイゼンソリハシシギが登場!スロー再生あり。

次の再会はいつなのだろう?と、コシジロウズラシギの特徴を再度復習して帰ることにした。

なにしろ、容赦なく太陽に照らされて汗もタラタラ状態なのだ。

帰り際に未練たらしく堤防を登りながら干潟を見ると、この日一番の近さでコシジロウズラシギが見えるではないか。

再び夢中に観察・撮影した後、名残惜しくも帰路についた。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ハヤブサ
カルガモ
クロガモ
ミユビシギ
メダイチドリ
トウネン
コシジロウズラシギ
ハクセキレイ
キアシシギ
キョウジョシギ
ソリハシシギ
ダイゼン
ムナグロ
オオソリハシシギ

計14種