依然として上総一ノ宮でコシジロウズラシギが滞在中とのこと。
前回同行できなかった常連メンバーのSさんにも観察チャンスが巡って来た!
ということで、前回も同行したYさんと3人で再び当地へ。
今回は横浜からアクアライン経由の車移動、しかも観察ポイントも把握しているので、前回より格段に精神的にゆとりを持っての現地入りとなった。
到着して機材の準備をしていると、不意にハヤブサが上空を通過、しかも周囲をシギ・チドリが飛び回っているという恐ろしい光景付きで!
しまった!シギ・チドリが飛ばされた!!
足取り重く前回コシジロウズラシギを観察した河川敷のポイントへ。
前回に比べて干潟が出ているが、案の定シギ・チドリの姿は見えない。
しばし呆然としていると、今度はポツリポツリと雨が降り出した。
到着して直ぐのハヤブサと雨の洗礼で、出鼻をくじかれてしまい、すっかり意気消沈、、、。
幸運にも直ぐに雨が止み、後は目の前の干潟にシギ・チドリが舞い降りるのを待つのみ。
待機中、ここで越夏しているというクロガモ雌を発見・観察した。
クロガモ雌 遠くからでも頭部の特徴ある模様は分かった
余程ここが居心地よいのか?それとも怪我をして繁殖地に帰れなかったのか?
30分くらい待っただろうか。
待望の小型のシギ・チドリが舞い降りてくれた。
ミユビシギ、トウネン、メダイチドリ、そしてコシジロウズラシギ!
※動画 まずはミユビシギとメダイチドリ、次はキョウジョシギが登場!スロー再生あり
前回は日没間際のギリギリの観察だったが、今回はじっくり容姿と行動を観察することができた。
何と言っても国内で数例しか観察されたことがない珍鳥である。
目の前にいて、自分が観察しているのが不思議な気分である。
本日の主役の追っかけに夢中になって、ふと気が付くといつの間にかキョウジョシギ、ダイゼン、キアシシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、そしてムナグロまで登場!
種類が多いと異種との容姿や大きさ比較ができて、楽しく勉強できる。
左から、コシジロウズラシギ、キアシシギ、メダイチドリ
左からムナグロ、コシジロウズラシギ、キョウジョシギ
特に意外と同じ場所で観察する機会が少ないムナグロとダイゼンの似たもの同士の比較の良い機会となった。(並んでいる画像がなくて残念!)
この頃にはすっかり青空となり、日光を受けたムナグロの金色に輝く背中に魅了された。
主役のコシジロウズラシギは相変わらず活発に干潟を動き回って食事中。
※動画にはミユビシギ、メダイチドリ、ダイゼン、ソリハシシギが登場!スロー再生あり。
次の再会はいつなのだろう?と、コシジロウズラシギの特徴を再度復習して帰ることにした。
なにしろ、容赦なく太陽に照らされて汗もタラタラ状態なのだ。
帰り際に未練たらしく堤防を登りながら干潟を見ると、この日一番の近さでコシジロウズラシギが見えるではないか。
再び夢中に観察・撮影した後、名残惜しくも帰路についた。
見聞きした野鳥(観察順)
ハヤブサ
カルガモ
クロガモ
ミユビシギ
メダイチドリ
トウネン
コシジロウズラシギ
ハクセキレイ
キアシシギ
キョウジョシギ
ソリハシシギ
ダイゼン
ムナグロ
オオソリハシシギ
計14種