探鳥記 2019.8.17 三番瀬 12:10~15:30 晴れ

谷津干潟から三番瀬へ。

今季の三番瀬の状況はいまだにシギチドリの渡来が種数ともに低調気味だ。

単に渡る時期が遅れているのなら問題ないが、、、。

気になる干潟の様子だが、徐々に満潮へ向かっているが、十分に干潟は残っている。

まずは左手の船橋側へ。

メダイチドリミユビシギの小群を観察。

2種とも繁殖羽の名残がある成鳥である。


左)メダイチドリ 右)ミユビシギ

奥の水際では存在感のあるオオソリハシシギ雄成鳥食事中。

立派なくちばしを駆使して干潟の中にいる生物を上手に捕食している。

上面は羽根の摩耗が進んで黒ずみ、下面は赤褐色の繁殖羽の名残が見える。

※逆光ではあるが、海面がキラキラ輝いて綺麗な光景だ。

市川側に移動して再びミユビシギの群れを観察することに。

この時期に観察されるミユビシギは、羽根が摩耗して黒っぽい繁殖羽(夏羽)に見えるが、よく見ると肩羽などに灰色の非繁殖羽(冬羽)がある個体が多い。

探鳥中に本日ここでオオメダイチドリの目撃談があると聞いた。

メダイチドリの群れに紛れていないか?チェックしたり、観察する頻度の高いエリアを意識して探索。

ようやく遠くの水際にいるオオメダイチドリを発見!

やはり遠くからでもくちばしと脚の長さは目立つ。

8月に入って毎週オオメダイチドリを観察しているが、三番瀬での観察は格別である。

シギチドリが年々少なくなる中で、毎年オオメダイチドリが三番瀬で観察できることに感謝!


 ※何回も撮影しているオオメダイチドリだが、走るスピードに追い付けないことが多くて苦労。後半はカニを捕食する場面と走り出しの場面のスロー再生あり。

そろそろ引き上げることにするとして、次はどこに行くか?

通常なら葛西臨海公園へと向かうが、来週の探鳥会前に行くことにしよう。

多摩川河口に行くか迷ったが、横浜の平潟湾へ帰り道に寄ることにした。

見聞きした野鳥(観察順)

メダイチドリ
ミユビシギ
オオソリハシシギ
ミヤコドリ
チュウシャクシギ
ハクセキレイ
ダイサギ
アオサギ
ウミネコ
コアジサシ
キアシシギ
オオメダイチドリ

計12種

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