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探鳥記 2020.11.2 本牧市民公園 9:45~10:45 晴

カモを観察すべく本牧市民公園へ。

今回初めて正式名称を知ることになったが、場所は三渓園で探鳥した方はご存じの三渓園と首都高速湾岸線の間に位置する池周辺である。

冬季は様々なカモを間近で観察できるので、三渓園での探鳥の際には必ず立ち寄る場所である。

到着して直ぐ、上空を飛ぶ2羽のチョウゲンボウを発見!

そのまま本牧の方へ流れていった。

池のカモの状況は最盛期に比べると種数ともに少なくかったが、今回はオナガガモの換羽の様子を間近で観察することができて良かった。


オナガガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ換羽中の個体


オナガガモ雄 繁殖羽 長い尾とチョコレート色の頭部に注目!


オナガガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ換羽中 翼鏡は湘南電車の配色


オナガガモ雌 非繁殖羽

オナガガモの他には奥の草陰でひっそりと休むマガモや換羽中のコガモを観察した。

園内ではジョウビタキの「ヒィッ、ヒィッ」という声が聞こえ、渡って来たばかりで縄張り宣言なのか?頻繁に鳴いていた。

一時間であったが、充実した探鳥であった。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、チョウゲンボウ2、ハシブトガラス、カルガモ10、コガモ10、オナガガモ雄8雌3、マガモ雄3、キジバト、ジョウビタキ、 トビ、メジロ、カワウ、アオサギ、ハクセキレイ、カワセミ 計15種

 

探鳥記 2020.11.1 長浜公園 9:30~12:30 晴

ベイサイドマリーナから長浜公園へ。

飛来情報のあるオシドリを含めてカモの様子を見に行った。

D窓から探鳥開始!

早速のぞき込むと、幸運にもちょうど2羽のオシドリ雌が目の前の水面に登場。

オシドリといえばド派手な雄の方が注目されるが、雌は雌で渋くて良い。


オシドリ

今年1月以来のオシドリをじっくり観察したかったが、右手の崖下へ流れるように移動して視界から消えていった。

正面を見ると中の島に1羽もいない不思議な光景が!

例年ならオカヨシガモハシビロガモなどのカモ達が多くいるのだが。

地元の先輩バーダーの方の話ではカワウの群れが占拠することがあるようで、カモ達が敬遠しているようだ。

それでは水面にカモがいるのかというと、5羽のホシハジロと対岸で休んでいるコガモの群れのみ。

この時期ならカモ達の姿をもっと見ることができるのだが、今年は飛来が遅いのだろうか。


ホシハジロ 左)雄 右)雌

隣接する淡水池ではヒドリガモハシビロガモを確認。


ハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ換羽中

カモ類以外では、夏鳥のササゴイ幼鳥、冬鳥のジョウビタキ、繁殖羽になっているカワウ、上空を乱舞した5羽のヒメアマツバメ、にぎやかに鳴くエナガの群れなど、様々な野鳥と出会えた。


左)ササゴイ幼鳥 右)カワセミ 


頭部と脇に繁殖羽の白い羽毛が生えているカワウ


声は聴いていたが、姿を見るのは今季初のジョウビタキ


ヒメアマツバメ 想定外の登場!しばらく5羽で上空を乱舞していた

 

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、メジロ、オシドリ、コガモ、オオバン、コサギ、カワウ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、キジバト、ホシハジロ、ササゴイ、アオサギ、ジョウビタキ、イソシギ、トビ、カワセミ、アオジ、カルガモ、ヒメアマツバメ、エナガ、ハシビロガモ 計22種

 

探鳥記 2020.11.1 ベイサイドマリーナ 曇り

およそ一か月ぶりのベイサイドマリーナでの探鳥。

今回の目的は、前回(⇒探鳥記2020.9.29)観察したキョウジョシギのその後と、毎年ここで越冬するスズガモの飛来の有無を確かめること。

湾内を囲む堤防上では常連のミサゴ、カワウ、ウミネコ、更にはオオセグロカモメセグロカモメが加わっていた。

前回観察したクロサギは見当たらず。

拡大画像

ミサゴ発見!

湾内では75羽のスズガモの群れがあり、群れの中には2羽のホシハジロのがいた。

今年も無事にスズガモが飛来してくれた!

これからどんどん数が増えて、数百羽の大群となることだろう。

スズガモの群れ

次はキョウジョシギの探索だ。

ヨットハーバーに近づくとキョウジョシギの声が周囲に響いており、思わずニンマリ。

何羽いるか?と急いでテトラポットを探索すると、相当数いることが分かった。


テトラポットで休憩中のキョウジョシギ

3回カウントして最大値が30羽!

テトラポットの裏に入り込んで確認できない個体もいるとは思うので、30羽以上は固いでしょう。

例年このくらいの数がここで越冬するので、おそらく彼らは越冬隊として春先まで滞在するだろう。

冬季の探鳥の楽しみが増えたベイサイドマリーナだった。

見聞きした野鳥(観察順)

イソシギ、ミサゴ、ウミネコ、カワウ、ハクセキレイ、スズガモ、ホシハジロ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カルガモ、ヒドリガモ、キョウジョシギ 計12種

 

探鳥記 2020.10.31 境川遊水地 

先週に引き続き境川遊水地へ。

今回の目的は2回続けて観察できずにいるヨシガモの雄。

二度あることは三度ある?三度目の正直?

いつものように俣野遊水地のビオトープからスタート。

最近観察されているヨシゴイ、アリスイ、ヒクイナ、クイナ、タシギ、セッカを意識して探索するもモズの鳴き声が虚しく聞こえる状況が続いた。

センター前の河原にイカルチドリは見当たらず。

本日はどうも鳥の出がいまいち、、、。

本日は観察時間が短いので、下飯田遊水地は省略して、ヨシガモの待つ今田遊水地へ。

到着して直ぐに食い入るように水面を見ると待望のヨシガモ雄を発見。

2羽のヨシガモ雌幼鳥とともに寝たり起きたりを繰り返していた。


到着時、お休み中だったヨシガモ


ハシビロガモ


頭部拡大画像 くちばしに小さい黒斑があるので幼鳥ではなく成鳥 


休憩中のイカルチドリ達 本日は今田遊水地で観察できた。

見聞きした野鳥(観察順)

オオバン、モズ、スズメ、コサギ、イソシギ、カワセミ、キジバト、カワウ、カイツブリ、シジュウカラ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、
ハクセキレイ、ハシビロガモ、イソシギ、ヨシガモ、カワラヒワ、ハシボソガラス、イカルチドリ 計20種

探鳥記 2020.10.31 舞岡公園 8:30~10:20 晴

本日は冬鳥のアオジアリスイに出会えた。

特にアオジは今季の初認、少なくとも4個体を観察した。

アリスイは先週の境川遊水地に続いての観察。

2週間前には飛来していた模様。

残念ながらキビタキエゾビタキなど渡り途中の小鳥達は観察できなかった。

舞岡公園の野鳥界は秋から冬へシフトしたことを実感した。


久々の再会となったアオジ達 「チッ、チッ」という懐かしいアオジの地鳴きを聞くことができた。


アリスイ いつ見てもキツツキの仲間に見えないのも好きなところ


アリスイ観察中にチョウゲンボウが上空に登場!


季節に関係なくバーダーを惹きつけるカワセミ 


改めてじっくり見ると可愛いハシブトガラス

 

見聞きした野鳥(観察順)

アオジ、ヒヨドリ、メジロ、ハシボソガラス、ウグイス、ハシブトガラス、モズ、カワセミ、シジュウカラ、エナガ、カルガモ、ハクセキレイ、コゲラ、チョウゲンボウ、アリスイ、ハシブトガラス、キジバト、アオサギ、スズメ 計19種

探鳥記 2020.10.25 稲敷 10:00~17:15 晴

三番瀬から稲敷へ。

3週間ぶりの稲敷、随分と間を空けてしまった!

この期間、ウズラシギオグロシギの群れが観察されていた模様。

秋の渡りも終盤、そろそろ越冬組も観察される頃である。

まずは本新地区のヨーロッパトウネンが観察された噂のポイントへ。

残念ながら見当たらず、ここではタカブシギコチドリを観察。

浮島地区ではアオアシシギコアシシギトウネンハマシギクサシギタカブシギの2ショット、そして2羽のツルシギを観察。
西の洲地区ではコアオアシギセイタカシギの2ショット、オオハシシギ幼鳥、そしてまたもや2羽のツルシギ


手前)セイタカシギ 奥)コアオアシシギ

先ほどの2羽のツルシギが飛来したと思ったが、別個体とのこと。

ここでは地味にオオハシシギの幼鳥を観察できて良かった。


オオハシシギ幼鳥の群れ

有名ポイントを一通り巡礼したが、まだオジロトウネンを見ていない。

秋冬の稲敷でオジロトウネンを見ずに帰るのはスッキリしないので、再び浮島地区で探索。

無事に小群を観察してホッと一息した。


ようやく出会えたオジロトウネン

更に先ほどのポイントに戻ると、今度はエリマキシギ雄が加わっていて本日一番の盛り上がりとなった。

その後、見れそうで見ていないタシギを求めて、本新地区を巡回し、最後は浮島湿原へ。

猛禽類のねぐら入りにはまだ早い時期と思っていたが、バーダー達が待機中。

すでにチュウヒが湿原中央の樹木にいて、こちらを見ている。

霞ヶ浦沿いの樹木の並びに猛禽類の姿はないが、背景の水面にマガモの群れが見えた。


狩りの情報交換でもしているのか?寄り添うオオタカ この後、2羽とも別々に飛び去って行った。

あっという間に夕暮れとなり、あちこちからチュウヒが集まり、上空を旋回しては1羽1羽草原の中に見えなくなった。


目の前を通過するチュウヒ

 

ハイイロチュウヒは確認できなかったが、草原を低空で疾走するコチョウゲンボウを目撃!

あのスピード感は痺れます。

いつの間にものように草原を縦横無尽に駆け回った後、右手に飛び去って行った。

草原からはクイナヒクイナの声が時々聞こえていたが、去り際の最後の最後にオオセッカの「ジュクジュクジュクジュク」という1フレーズが聞こえて、気持ち良く終了となった。

見聞きした野鳥(観察順)

モズ、ハシブトガラス、トビ、アオサギ、チュウサギ、タカブシギ、イソシギ、コチドリ、スズメ、セグロセキレイ、ヒバリ、ダイサギ、ハクセキレイ、コサギ、キジバト、オオバン、カルガモ、ツルシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ハマシギ、トウネン、クサシギ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、ヒヨドリ、ミサゴ、チュウヒ、カワウ、バン、ヨシガモ、カイツブリ、オオハシシギ、セイタカシギ、オジロトウネン、カワラヒワ、エリマキシギ、キンクロハジロ、チョウゲンボウ、マガモ、オオタカ、コチョウゲンボウ、ヒクイナ、クイナ、オオセッカ 計46種 目撃談 ショウドウツバメ

探鳥記 2020.10.25 三番瀬 7:15〜8:45 曇り

ヨーロッパトウネンが先日観察されていたので、三番瀬へ。

今年はヨーロッパトウネンに会っていないので、是非観察したいところ。

到着時、予想していたより潮が引いており、広範囲での探索が必要な状況。

まずはシギチドリが多い市川側を中心に探索開始。

秋が深まり、ハマシギミヤコドリが多さが目立ってきた。


食事中のミヤコドリ

例年2種ともこのまま三番瀬に越冬する個体が多い。

ちなみにミヤコドリは213羽を確認、最盛期には400羽前後に増えて、日本最大の越冬地となる。

気になるのは昨年カムチャッカ半島で生まれた足輪番号T6が見当たらなかったこと。

T6は稲毛か葛西方面に遠征していて観察できなかったと思いたい。


WANTED!

この日のハイライトは上空を「チョー、チョー、チョー」と鳴きながら干潟に舞い降りたアオアシシギだろう。


アオアシシギ幼鳥 第1回冬羽へ換羽中の個体

初秋に比べて、シロチドリの数が目立ち始めて来た。

この時期、夏羽から冬羽へ換羽するシギチドリが多い中、換羽のサイクルが早いシロチドリは徐々に冬羽から夏羽へ換羽していく。


シロチドリ雄 冬羽から夏羽へ換羽中の個体 目先と額が黒くなってきている

観察できたダイゼン達はすっかり冬羽に様変わりしていた。


ダイゼン成鳥冬羽

前回観察したオバシギコオバシギは見当たらず、渡ってしまったようだ。

ただオオソリハシシギはいまだ健在。

観察できるのは嬉しいが、そろそろ渡った方が良いのでは?と心配してしまった。


オオソリハシシギ幼鳥 

沖合には300羽近くのスズカモが集結。

だんだんと冬の三番瀬の景色に近づいて来た。


スズガモの群れ

結局、ヨーロッパトウネンだけでなくトウネンも観察できず。

ヨーロッパトウネンは東京湾最奥部で越冬することもあるので、引き続き注目していきたい。

次の目的地は東京港野鳥公園?稲敷?

ここで現場のバーダーから稲敷に先日ヨーロッパトウネンらしき個体が観察されたそうだとのお告げが!

欲望に引かれて、稲敷参りとなった。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ハクセキレイ、ミユビシギ、ハマシギ、ウミネコ、ミヤコドリ213、オオソリハシシギ、ダイゼン、シロチドリ、キョウジョシギ、アオアシシギ、トビ、オオセグロカモメ、スズガモ約300、カワウ 計15種 目撃談 ミサゴ

カワセミの縄張り争い 2020.9.17 恩田川

今回の特集は、前回と同じく恩田川で観察したカワセミです。

探索中、川に背を向けて妙に姿勢の良いカワセミを発見!

カワセミといえば高い場所から川面を見つめる姿を見慣れているので、何か違和感がありました。

注視すると、そばにもう1羽、同じような姿勢をしているカワセミが!

求愛行動でもしているのかな?

と思いきや、これは縄張り争いの示威行動の一つではないか!

とその場の雰囲気から感じました。


バチバチと火花が散っている?実際にはお互い丸見えですが、視線を外しているような位置取りが気に入っています。

立ち姿勢で頭を上方に向けて、お互い一時停止状態。

カワセミ達は必死とは言え、第三者の私は思わずニンマリ。

あの姿勢は体を大きく見せつけているものなのか?

どこか特定の部位を見せつけているのか?例えば、くちばしの大きさなど。

下記の動画にはその続きの様子があります。

頭を同じタイミングで上下させたり、突っかかる場面もあります。

しばらくすると、お互い反対の方向へ飛び去ったので、あの場所が境界線だったのでしょうか?


その場に残ったカワセミのどうだ!という勝ち誇った様子が良いですね。

その後の木片をくわえたり、排泄をする行為は縄張りのマーキングや示威の意味もあるのかなぁ?

 

 

 

 

 

コサギ幼鳥 2020.9.17 恩田川

今回の特集は先月に横浜市の鶴見川支流の恩田川で観察したコサギの幼鳥です。

探鳥中に目の前にコサギを何気なく見ると何となく違和感が、、、よく見ると脚が真っ黒ではない!

幼鳥だ!という驚きで今回の撮影となりました。

コサギといえば①黒いくちばしと②黒い脚に黄色の趾が大きな特徴の一つですが、幼鳥の時は①くちばしの下の部分は白っぽい淡色で②脚は黒味を帯びた黄緑色で趾は黄緑色のことが多いです。

 

大好きな頭掻きの動画が撮れてニンマリでした。

Q&A No.2 イカルチドリは何羽いるでしょうか?

10月23日に境川遊水地のセンター前の中州にイカルチドリ達が休憩していました。

毎年、遊水地ではイカルチドリ達が秋から春先まで越冬します。


イカルチドリ 2020.1.31  恩田川

さて、ここからが本題です。

 

以下の画像の中にイカルチドリは何羽いるでしょうか?

 

↓                             

↓ 

↓ 

拡大画像でもう一度トライ!

 

 

 

解りましたか?

正解は3羽でした。