今回の特集は横浜トモエガモです。
トモエガモは横浜市はもちろん神奈川県でも観察する機会がとても少ないカモです。
なので、先輩バーダーの方からの一報に喜び勇んでの現地入りとなりました。
数日間の短い滞在となりましたが、間近での観察・撮影ができて幸運でした。
この個体は雄の成鳥で、エクリプスから繁殖羽へ換羽中の状態です。

脇には褐色のエクリプス(非繁殖羽)が残っています。長く下に垂れた肩羽は東海道線カラーで本当に綺麗ですね。
油断すると直ぐにHPの鮮度が失われてしまいますね、、、。
ということで、困った時の速報版!ということで、昨日の稲敷探鳥の結果をアップします。
昨日はガイドとしてシギ・チドリを中心に探鳥しました。
冬の稲敷名物?オオハシシギの群れを今季初認できたことが嬉しかったです。
キジ、ツクシガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、オオバン、タゲリ、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、オオハシシギ、コアオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、ヨーロッパトウネン、オジロトウネン、ヒバリシギ、エリマキシギ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ホシムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 計59種
聖蹟桜ヶ丘から登戸へ。
いよいよアフター探鳥会の開幕である。
カモ観察が消化不良なので、参加者の皆さんとカモを中心に楽しみたいところ。
駅から数分で多摩川の土手に上がると、早速カラス達にちょっかいを出されているノスリを発見!
目の前に広がる草地ではベニマシコやオオジュリンなどの冬の小鳥を期待するも前週同様に現れず。
宿川原堰に移動すると、先週同様にたくさんのカモがおり、種別・雄雌・換羽途中など様々な装いを楽しんだ。

ヒドリガモ雄成鳥 エクリプスから繁殖羽へ換羽中
ここではミサゴが何度も上空に登場するサービスを受けた。

翼の羽根が綺麗に整っており、また胸の黒斑が濃くて大きいのでミサゴ幼鳥と思われる
ミサゴは何度も水面を探索していたが、結局は魚を採らずに飛び去って行った。
猛禽ショーはさらに続く。
今度はミサゴの代わりに魚を運んでいるトビが登場!
案の定、カラスにロックオンされており、その後の顛末を知りたいところだが、2羽とも視界から消えていった。
シギ・チドリでは前週に観察したハマシギはいなかったが、前週いなかったイカルチドリと出会えて良かった。
アフター観察会の参加者の皆さん、お疲れ様でした!
ジョウビタキ、ユリカモメ、カワウ、ノスリ、ダイサギ、ハシブトガラス、マガモ、キンクロハジロ、オオバン、スズメ、トビ、コガモ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ヒヨドリ、オジロトウネン、イソシギ、セグロセキレイ、キセキレイ、タヒバリ、イカルチドリ、ミサゴ、カワラヒワ、ハシボソガラス 計26種
本日はホビーズワールド主催の観察会を実施。
天候は風穏やかな秋晴れで絶好の観察日和である。
聖蹟桜ヶ丘駅から多摩川の土手へ移動。
土手に上がって目の前に広がる草原、その奥の河川敷をじっくり時間をかけて観察した。
まず目に付いたのはハシビロガモ。
下見ではマガモの群れが上空を旋回しただけで、水面にはカモの姿がなかっただけに嬉しい。
草原ではホオジロやカワラヒワやモズなどの小鳥を、河川敷ではセキレイ類やサギ類を中心に観察。
下見では出会えなかったタヒバリやイカルチドリと出会えてテンションが上がる。
特にイカルチドリは見つけたというよりはキセキレイをスコープに入れたら、一緒に入り込んでいた!という偶然の出会いとなった。
コースの行き止まりにある交通公園では主に猛禽類を探鳥。
下見では比較的近くの崖でオオタカ、ハヤブサ、ミサゴの枝どまりを観察できたのだが、、、見つからず。
暖かい陽射し、多摩川のゆっくりとした流れと広大な河川敷、のんびりとした良い雰囲気であるが、ガイドとしては心中穏やかでない。
しばらくすると、待望のノスリ、オオタカ、ミサゴが続いて登場!
3種とも遠くの上空での観察でゴマ粒くらいの大きさだったが、贅沢は言えない。
カモ観察が低調だっただけに、とにかく猛禽類が観察できて良かった。
本日一番の盛り上がり!と思いきや、なんと帰り道では目の前の多摩川の上空にオオタカとミサゴが再登場!
オオタカがカラスにちょっかいを出されて逃げ回る姿
ミサゴの優雅な飛行から一転して魚を狙って空中で一時停止して降下する姿
最後の最後で参加者の皆さんと猛禽類観察の醍醐味を間近で味わうことができた。
猛禽類と冬の小鳥を中心に観察することができ、無事終了。
この後は、参加者の皆さんと前週と同じ流れで多摩川の下流域にある登戸駅周辺でアフター観察会をすることにした。
聖蹟桜ヶ丘から登戸へ移動。
続きは次回。
ハシビロガモ、カワアイサ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 計29種
今回の特集はまたまた新横浜公園でのオオタカの食事の動画です。
おそらく今季ここに定着しているオオタカと思われ、前回(⇒2020.10.21)と同じ個体と思います。
今回もオオタカはオオバンを食べており、この個体はオオバンが好物のようです。
前回同様に長時間キョロキョロと周囲を気にしていました。
ようやく食事を開始!
動画です。
今回の特集は新横浜公園の自称横長池付近で今季観察機会が多いチョウゲンボウです。
成鳥雌と幼鳥(雄雌の識別は簡単ではありません)は非常に似ているので現場では、雌タイプと呼んでいました。
どっちでも良いでしょ!という声が聞こえてきそうですが、今回撮影した画像を分析してみました。
この画像から上尾筒部分が灰色でないため幼鳥と思います。雄成鳥は上尾筒部分が無斑の青灰色で、雌成鳥は上尾筒部分が青灰色に黒い横斑があります。ちなみに文一総合出版の「新訂ワシタカ類飛翔ハンドブック」のP78の上段には、1月に撮影された幼鳥で上尾筒部分と頭部が青灰色となっている個体が撮影されており、この個体は第1回冬羽の雄と識別されています。もう少し時期が経過すれば、幼鳥の雄雌の識別がもっと簡単になるかと思います。今後もこの個体を注視していきたいと思います。
本日は主にヨシガモを観察すべく皇居へ。
皇居はヨシガモを間近で簡単に観察できる素敵な場所である。
このヨシガモ、神奈川県では観察する機会が不思議と少ない。
この1月に野鳥の会神奈川支部で行った県内一斉ガン・カモ調査では38羽しか記録されなかった。
昨年の観察時でも桜田門付近のお堀では神奈川支部の調査記録以上はいたと思う。
東京駅から真っすぐ皇居を目指して、突き当たる日比谷濠から探鳥をスタート。
キンクロハジロがまず目に付いた。
例年このお堀にはキンクロハジロが多い。
水面には2羽のカイツブリ。
カワセミが鳴きながら、水面近くを行き来している。
松の木の隙間からはアオサギと思いきやゴイサギが佇んでいた。
凱旋濠では待望のヨシガモとオカヨシガモの群れが30羽近くいた。

ヨシガモ雄 この2羽も繁殖羽へ換羽中 頭部の換羽状況は3羽とも明らかに差がある。
桜田濠でもヨシガモの姿が目立つ。
ここから桜田門を通って、二重橋へ。
この辺りではヨシガモの他、キンクロハジロの姿も目に付く。

ヨシガモ雄で繁殖羽へ換羽中の個体 2羽とも雌に似ているが雄である。奥の個体は三列風切は鎌のような繁殖羽になっている。

キンクロハジロ 手前)雌幼鳥と推定 奥)雄成鳥 ※手前の個体は①奥の雄より体が小さいこと②虹彩が成鳥に見られる黄色ではなく黄土色③羽色の黒味が弱いことから雌幼鳥と推定。
カモ観察を堪能した後、本丸跡のある東御苑へ。
園内のお堀では本日初めてのマガモ、樹上ではジョウビタキが盛んに鳴いている。
樹木に囲まれた庭園ではウグイス、アオジ、ツグミ、カケス?の声を耳にした。
まさに都会の喧騒を忘れてしまうくらい静かな場所である。
本丸跡は石垣の台座だけは残っており、台座まで上がることができる。
皇居で1番高い場所であり、見晴らしが良い。
突然、前方の樹上からハイタカが現れ、右奥に流れていった!
いつもながらの不意を衝く登場であるが、皇居という場所柄で大興奮であった。
興奮が落ち着いた頃、同じ目線に止まるジョウビタキを発見。
時々尾を揺らす仕草が可愛い。
台座を降りる間際に今度はオオタカが登場!
撮影する間も無く、林の中に消え去った。
ハイタカに比べて、太い胴体と下面の白さが目立っていた。
本日はハイタカとオオタカまでも観察できるとは!
気持ち良く探鳥を終えることができた。
キンクロハジロ、ヒドリガモ、カワセミ、カイツブリ、ゴイサギ、ハクセキレイ、オオバン、ヒヨドリ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、マガモ、トビ、カルガモ、アオサギ、ジョウビタキ、ウグイス、アオジ、ハイタカ、ムクドリ、オオタカ 計21種
聖蹟桜ヶ丘から約30分の電車移動で登戸へ。
前回の探鳥は2018年11月18日なので、2年ぶりということになる(⇒2018,11,18探鳥記)
聖蹟桜ヶ丘では消化不良であったカモ観察であったが、ここ登戸では十分に堪能できた。
ここはカモの他に越冬シギ・チドリの観察も楽しめる。
今回も無事にオジロトウネンやハマシギを観察できた。
特にオジロトウネンは定期的な越冬地としては関東地方では登戸と稲敷しか私は知らない。
その特徴である黄色の脚を見ると、今年も無事に飛来してくれて有難う!という気持ちになる。
ちなみにオジロトウネンは向こう岸近くにいることが多いので、スコープで観察しても小さく見えるのが残念ではある。
ハマシギも三番瀬では数百羽も毎年越冬するが、ここでは1羽しか観察したことがなく、その分思い入れが強くなってしまう。
残念ながら本日はイカルチドリは見当たらなかった。
本日は登戸でもハヤブサが登場!
こちらは幼鳥である。
カワセミ、ユリカモメ、カワウ、オオバン、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、カイツブリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、タヒバリ、イソシギ、オジロトウネン、ハマシギ、ジョウビタキ、ハシボソガラス、ダイサギ、アオサギ、コサギ、ハヤブサ、シジュウカラ、モズ、ヒヨドリ、スズメ 計30種
次週に行われるホビーズワールド主催の観察会の下見のため、現地へ。
コースは多摩川中流域の聖蹟桜ヶ丘駅付近から多摩市交通公園までを往復する。
同行者はこの夏に三番瀬でご一緒しました、大学のサークルの先輩。
先輩のご出馬で接待探鳥の雰囲気が漂う中、探鳥開始!
ここは先輩の小学生時代からのホームグラウンドとのことで、今昔物語や探鳥ポイントを聞きながらの探鳥となった。
最近の河川工事の影響によりカモが著しく減少したそうで、水面にはカモの姿が見当たらず!
少なくとも90年代はミコアイサの飛来地として有名で、ミコアイサを始め、たくさんのカモを見た記憶がある。
カモがいないと嘆いていたら、30羽近いマガモの群れが上空に出現!
広大な中州ではアオサギやダイサギが点在し、ハクセキレイやセグロセキレイが活発に動き回っていた。
交通公園そばの大栗川の合流地点では、先輩の予想通り、猛禽類の観察する機会に恵まれた。
特にハヤブサそのは水浴び、水飲み、飛翔、枝どまりと様々な場面を観察できた。

遠くでカラスが水浴びをしていると思いきや、よく見るとハヤブサではないか!!
遠くの崖で枝どまりするミサゴを発見!
オオタカ幼鳥も最後に登場。
なぜか?画像がないが、見とれていたのか。
小鳥はジョウビタキとモズを見る機会が多かった。
まだまだ日が高い。
越冬カモとシギチドリを求めて、ここから下流にある登戸駅付近へ移動。
続きは次回。
ハクセキレイ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、スズメ、イソシギ、ジョウビタキ、マガモ、セグロセキレイ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、アオジ、モズ、ミサゴ、ハヤブサ、カワセミ、トビ、ツグミ、カワラヒワ、オオタカ、エナガ、ウグイス、ヒヨドリ、ホオジロ 計26種