「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2018.1.20 新横浜公園 11:30~13:00 晴れ

最近、新横浜公園で昨年秋に飛来したメジロガモが再び観察されている話を聞いた。

時々観察されているようなので、昨年観察された以降も鶴見川流域のどこかで越冬していた可能性がある。

もちろん、別個体の可能性もあるのだが、非常に珍しいカモなので微妙ではある。

せっかくの再登場なのでメジロガモクビワキンクロを同時に観察するという贅沢?なことをしてみたくなった。

それぞれのカモを横浜で観察できるだけでも幸せなことなのに、欲には切りがないものだ。

現地で合流した鳥仲間と一緒に水門付近から観察開始。

向こう岸にノスリが止まっているが見えた。

ここではノスリは冬の常連さんである。

今シーズンはチョウゲンボウハイタカオオタカの観察が続いているのだが、残念ながら観察できず。

目の前でオカヨシガモが水中に頭を突っ込んで逆さになって採食中である。

下尾筒の黒パンツがはっきり見える。

足並みがそろっている


足並みが乱れた!シンクロの井本監督からお叱りを受けそうだ

池の中央に進むと本日もクビワキンクロ雌を観察できた。

動画

くつろいでいる様子を見るとすっかりここが気に入って春先まで滞在してくれそうだ。


細部を見比べれば、クビワキンクロ雌とは違うが、似ている部分も多いホシハジロ

一通り水面にいるカモを観察し終えたが、メジロガモの姿が見えない。

茂みに隠れているのか?そもそもこの場所にいないのか?

気分転換にタシギクイナを探索することにした。

タシギは今シーズンは池の対岸で何度も目撃しているし、クイナは今シーズンは未見だが、背後にある水路で観察することが多い。

今回も対岸の水際にいるタシギを発見することができて一人ご満悦。

カモ観察を再開。

水際で休んでいたハシビロガモが活発に泳いでいる。

繁殖羽へ移行中のハシビロガモ雄 

繁殖羽に移行中の個体が多いが、以前より白い繁殖羽が目立つようになってきた。

水門付近の池に突き出た木には本日もカワセミが止まっている。

本日の探鳥はここで終了。

最後までメジロガモを観察できなかったが、今回も短時間ながら楽しめた。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ
オオバン
コガモ
ハクセキレイ
ノスリ
オカヨシガモ
キジバト
モズ
ホシハジロ
カンムリカイツブリ
カワウ
クビワキンクロ
ハシビロガモ
ムクドリ
タシギ
アオサギ
バン
シジュウカラ
ダイサギ
カワセミ
カイツブリ
ジョウビタキ
ヒヨドリ
メジロ

計24種

探鳥記 2018.1.13 鶴見川下り④ まとめ 11:00~16:45 晴れ

前回の冒頭部を引用
本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。
担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。
①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。
②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。
③そして今回は久々に調査終了後このまま鶴見川を下って河口まで約16.3kmを走破した。

カモの調査結果 県境~河口

カルガモ 性別不明72
ヒドリガモ 雄19 雌19
マガモ 雄0 雌2
コガモ 雄92 雌148
オナガガモ 雄2 雌0
オカヨシガモ 雄17 雌5
ホシハジロ 雄31 雌4
クビワキンクロ 雌1
ハシビロガモ 雄2 雌2
キンクロハジロ 雄25 雌13
※コース外 オシドリ 雄8 雌4

※ほとんどが右岸からの観察で、両岸からの観察ではないので、死角にカモがいる場合は観察不能。

雑感

恩田川では例年に比べてヒドリガモマガモオナガガモが少なく、オカヨシガモは結局観察できませんでした。

鶴見川中流域も期待した鴨居周辺でもカモは少なかったですが、オカヨシガモは鴨居駅を過ぎた辺りから観察され始めて新横浜公園までで22羽も観察できて、当たり年でした。

見聞きした野鳥(観察順)県境~河口 ※カモを除く

キセキレイ
メジロ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
ユリカモメ
ハシボソガラス
キジバト
ツグミ
セグロカモメ
ジョウビタキ
イソシギ
モズ
コサギ
カワセミ
カイツブリ
アオジ
スズメ
ムクドリ
ゴイサギ
コゲラ
ウグイス
シジュウカラ
エナガ
オオバン
タヒバリ
キジバト
アオサギ
カワウ
タシギ
ダイサギ
カンムリカイツブリ
ウミネコ
イソヒヨドリ

カモと合わせて44種

イカルチドリハシブトガラストビバンノスリオオタカチョウゲンボウオナガヒバリベニマシコカシラダカは観察可能性があったと思います。

恩田川でのカワセミ観察ゼロは衝撃でした。例年調査中に何回も見聞きする普通種であり、横浜市内でも余程汚い川や池以外ではどこにもいるという感じの鳥なので。護岸工事の影響かカワセミの食べ物となる魚がいないのでしょう。周辺の池や河川に移動していると思われます。
また、恩田川で常連のイカルチドリを観察できなかったのも残念でした。毎回どこかで必ず観察しており、特に中山大橋周辺はポイントです。

参考資料 2014.1.18  鶴見川下り 県境~河口 10:30~16:30

カルガモ、オナガガモ、カワセミ、セグロセキレイ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワウ、ヒドリガモ、オオバン、コガモ、マガモ、イソシギ、 アオサギ、コサギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、トビ、ムクドリ、スズメ、カイツブリ、アオジ、シジュウカラ、タヒバリ、ヨシガモ、ツグミ、ジョウビタキ、アオジ、セグロカモメ、スズメ、イカルチドリ、シロハラ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、バン、トビ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハイタカ、イソヒヨドリ、セグロカモメ、ミミカイツブリ 計42種

探鳥記 2018.1.13 鶴見川下り③ 11:00~16:45 晴れ

前回の冒頭部を引用
本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。
担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。
①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。
②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。
③そして今回は久々に調査終了後このまま鶴見川を下って河口まで約16.3kmを走破した。

今回は①②のガンカモ調査を終えて、いよいよ河口へ突き進むのみ!

③鶴見川中流~河口

調査も無事終えたので、後は体力と気力は続く限り、河口を目指すことにした。

ゴール付近のすぐそばに水が留まっている場所があり、オカヨシガモ11羽、コガモ44羽を確認。

先ほど観察したのを合わせると20羽のオカヨシガモを確認、今年はオカヨシガモの当たり年?

新横浜公園までの川面ではカイツブリが目立っていた。

いよいよ新横浜公園へ。

堤防上から公園内を望む ここからだと普段死角となっている奥の水路も見ることができる

クビワキンクロ雌は本日も確認できたが、眠っている姿を見ただけ。

ガンカモ調査の流れで、他のカモの個体数も調べることに。

本日はハシビロガモが少ないようだ。

タシギが見やすいところに出てきており、得した気分だ。

キンクロハジロを最近ずっと観察していなかったが、奥の投擲場の方で久々に確認した。

時計を見ると15時で、ここから河口まで15キロである。

日没までには到着するだろうと2014年以来、久々に河口まで行くことにした。

亀甲橋を渡って左岸の堤防沿いを進む。

年末に探鳥した場所だが、野鳥状況は好転せず。

港北水再生センター付近からようやくコガモオオバンを観察できた。

道路沿いのアシ原でベニマシコを見聞きするイメージして探索するが、気配なし。

新羽橋を渡って右岸に移動する。

大綱橋付近のアシ原は特に注目である、以前にオガワコマドリツリスガラが記録されたので。

何事もなく無事?通過する。

この辺りでは前回2014年の時は、ホシハジロキンクロハジロの大群を観察したが、今回は1羽も見当たらない。

今年のカモの飛来数の減少を象徴する光景だった。

ここから先は前回同様に野鳥が一気に少なくなった。

オオバンが時々ポツンポツンと浮いているぐらいだ。

鳥を見ないせいか、体力も気力も出力低下が著しくなった。

サイクリング中の親子連れの子供にも抜かれる始末である。

JRの線路橋付近でホシハジロの小群をようやく観察。

手前の浮かぶのがホシハジロの小群


眼光鋭いホシハジロ

だんだん鶴見駅周辺の市街地に入ると、キンクロハジロユリカモメウミネコセグロカモメなど鳥が多くなった。


鶴見駅周辺の様子


急接近するキンクロハジロ


前回もゴールを迎えてくれたイソヒヨドリ


ゴール地点の様子

前回はゴールの前方の水面に浮かぶミミカイツブリを発見して喜んだことを思い出した。

おかげで横浜市内でカイツブリ類全種を観察できて記念すべき年となった。

今回も前回の再来を狙ったが、そう甘くはなかった。

源流からではなかったが、川下りで河口にたどり着いた達成感は格別であった。

カモの調査結果

カルガモ 性別不明9
ヒドリガモ 雄4 雌5
コガモ 雄30 雌60
オカヨシガモ 雄2
クビワキンクロ 雌1
ハシビロガモ 雄2 雌2
ホシハジロ 雄30 雌4
キンクロハジロ 雄25 雌13

見聞きした野鳥(観察順) カモを除く

アオジ
キジバト
カイツブリ
オオバン
タシギ
アオサギ
ダイサギ
カンムリカイツブリ
セグロカモメ
ウミネコ
イソヒヨドリ

カモと合わせて19種

探鳥記 2018.1.13 鶴見川下り② 11:00~16:45 晴れ

前回の冒頭部を引用
本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。
担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。
①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。
②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。
③そして今回は久々に調査終了後このまま鶴見川を下って河口まで約16.3kmを走破した。

今回は恩田川河口からいよいよ鶴見川本流の調査へ。

②鶴見川中流 

恩田川河口から鴨居駅周辺へ向かって大きく左に曲がる辺りまでのエリアで多くのカモを観察することが多い。

以前はヨシガモオカヨシガモを観察できるポイントで、ここでの調査を楽しみにしてきたが、今年も確認できず。

オオバンコガモは例年通り多く、ホシハジロは初めて?ここで観察した。

鶴見川では、ホシハジロキンクロハジロ同様に新横浜公園辺りから下流域で観察することが多い。

カワセミはようやく何度も目撃できるようになった。

毎回通る度に思うのだが、対岸の木々にノスリオオタカなどがいかにも止まっていそうな雰囲気がある。

岸辺の草原にはアオジジョウビタキタヒバリモズホオジロなどがいることが多いので要チェックである。

毎年、この付近で見かける孤高のセグロカモメはどこにいるのだろうか?見当たらない。


鴨居駅から中山駅方面を望む この付近は野鳥が多い

鴨居駅前を通過してしばらくはカモがいない状態が続いたが、ようやくオカヨシガモを発見、しかも9羽の群れでいる。

大好きなカモなのでテンションが上がる。

さらに進んで例年多くのヒドリガモオナガガモが餌付けされている場所へ。

今年は餌付けしていないのか両者の姿が見えない。

分かり易い光景を見ていると、その先にセグロカモメを発見、先ほど話題にした個体か。

遠くに小机城址が見えて来た!

無事新川向橋に到着して調査を終えた。


ゴールの新川向橋とその奥に小机城址を望む

カモの調査結果

カルガモ 性別不明5
コガモ 雄28 雌50
オカヨシガモ 雄15 雌5
ホシハジロ 雄1

見聞きした野鳥(観察順) ※カモを除く

カワセミ
ハクセキレイ
イソシギ
スズメ
ホオジロ
アオジ
ヒヨドリ
キジバト
アオサギ
ムクドリ
ハシボソガラス
カイツブリ
オオバン
モズ
セグロカモメ
ユリカモメ
カワウ

カモと合わせて21種

探鳥記 2018.1.13 鶴見川下り① 11:00~16:45 晴れ

本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。

担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。

①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。

②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。

③そして今回は久々に調査終了後このまま鶴見川を下って河口まで約16.3kmを走破した。

①恩田川

JR長津田駅で下車してスタート地点に向かう。

恩田川はざっくり説明すると横浜線の長津田駅から中山駅の線路に沿って流れている川である。

ちなみに昨年秋にノビタキを観察した場所も恩田川沿いであった⇒この記事はこちら


スタート地点 板の下にあるのは毎回調査で使用している折りたたみ自転車

恩田川はキセキレイセグロセキレイハクセキレイの3種が同時に簡単に観察できる場所が多く、特にスタート付近は密度が濃い気がする。

例年オナガガモカルガモが多いが、今回はオナガガモの姿は観察できず。

奈良川との合流点付近では田園が広がり、気持ちの良い眺めだ。

この辺りはユリカモメが集団越冬しており、2016年の調査時に確認して以来、年々増加しており、今回は恩田川全域で少なくとも150羽以上はいた。

横浜市ではユリカモメはこの時期なら山下公園など港湾部に多くいるイメージであるが、横浜奥地まで進出・定着した感じだ。
また周囲ではハヤブサチョウゲンボウなどの猛禽類の目撃談があるが、今回も会うことができなかった。

いつもならコース通りに恩田川を進むのだが、昨年11月下旬、このそばの貯水池でオシドリが観察された。

今回ガンカモ調査ということでオシドリがまだ観察できるか気になったので、スタート早々に寄り道をすることに。

そばといっても自転車で20分、なかなかの距離ではあるが、横を流れる奈良川ではカワセミを何度も観察することができ面白かった。

場所はこどもの国駅そばのならやま公園に隣接する貯水池である。

※付近では駐車場が乏しいので、電車手段をお勧めします。

前回11月26日に訪れた際はオシドリが20羽くらいは確認できた。

貯水池の水面や草むらを確認するもオシドリは見当らず。

もう移動したのかと思いきや、鳴きながらオシドリ雌が水面中央に出て来て、しばらく辺りをキョロキョロした後に茂みに隠れてしまった。

とりあえず1羽でもオシドリを確認できて良かったと安堵していると、今度は目の前の森の方から水鳥が群れとなって飛来して水面に着地した。

何だ!何だ!と急いで見ると、オシドリであった。

森の中でドングリでも食べていたのだろうか?直ぐに帰らずにいて良かった!

今までの静けさが嘘のように水面中央で雄雌が活発に動き回っている。

オシドリの婚活パーティー 目指せオシドリ夫婦!

綺麗な雄をじっくり見ると繁殖羽の三列風切の飾り羽根が一際目立っている!


気合がガンガン伝わってきます!

なるほど!雄雌が活発に動き回っているのは求愛行動なのだと、これを見て理解できた。

じっくり観察して勉強させてもらったが、スタート直後の寄り道で時間が気になる。

もう少し観察したいが、コースに戻ることに。

※詳しい婚活レポートは後日の特集で!

合流点から再スタート。

ここまではカルガモだけだったが、ヒドリガモマガモコガモと確認できてようやくガンカモ調査らしくなってきた。

護岸沿いには例年に比べて、イソシギが目に付くがカワセミの姿が見えないのは気になる。

田奈駅そばの公園で一休み。

ここの公園は狭いが、斜面の木々からはエナガシジュウカラメジロコゲラ、ウグイスなど水辺ではあまり見聞きできない小鳥がいて、毎年良い気分転換となっている。

この辺りもユリカモメの群れが目立つ。

田奈駅を過ぎるとようやくオナガガモを発見、コガモの数も上流より増えてきた。

十日市場の東名高速道路と交差する付近でまたもユリカモメの群れと会ったが、この下流以降は群れは見なかった。

八十橋付近は例年オカヨシガモを観察することが多いが今回はいなかった。

マガモカルガモの交雑種

この辺りから中山までは護岸工事が数年来続いているせいか、カワセミをここ数年観察できていない。

しかし、コガモは恩田川でも一番多く観察できた。

中山駅周辺に近づくとゴイサギが2羽休んでいるのを発見、恩田川での調査では初観察か?

中山大橋付近少し上流の浅瀬はイカルチドリを毎年観察することができるが、今回は観察できず。

中山大橋から河口までは川幅が広く、両岸は一番自然に近い形で残っている。

中山駅周辺から恩田川河口を望む

カモは例年より少なく、いつも観察できるカワセミもいない。

草地ではアオジモズタヒバリなどの小鳥を観察、特にタヒバリはようやく会うことができた。

ゴールの恩田川河口に到着。

ここで青葉台付近を流れる谷本川と恩田川が合流して、鶴見川となって東京湾へと流れる。

次回は②鶴見川中流域と③河口までの様子を掲載!

カモの調査結果

カルガモ 性別不明58
ヒドリガモ 雄15 雌14
マガモ 雄0 雌2
コガモ 雄34 雌38
オナガガモ 雄2 雌0

※コース外 オシドリ 雄8 雌4

※ほとんどが右岸からの観察で、両岸からの観察ではないので、死角にカモがいる場合は観察不能。

見聞きした野鳥(観察順)※カモを除く

キセキレイ
メジロ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
ユリカモメ
ハシボソガラス
キジバト
ツグミ
セグロカモメ
ジョウビタキ
イソシギ
モズ
コサギ
カワセミ
カイツブリ
アオジ
スズメ
ムクドリ
ゴイサギ
コゲラ
ウグイス
シジュウカラ
エナガ
オオバン
タヒバリ

カモと合わせて31種

探鳥記 2018.1.7 舞岡公園 16:15~17:40 晴れ

横浜自然観察の森から舞岡公園へ。

元旦に舞岡で、本日観察の森でヤマシギを観察できなかったのが重なり、何とかヤマシギだけでも見たくなった!

この時間から探鳥するのも珍しいだろう。

到着後、直ぐに堆肥場近くの湿地帯で無事ヤマシギを観察できた。

辺りは暗くなり始めていたが、気持ち昼間より活発に見えた。

暗くなる前にきざはし湿地と池の周辺だけでも観察しよう。

きざはし湿地では他のヤマシギを探すもいない。

道を挟んで反対の湿地には、いつものようにタシギが食事中。

例年この時間帯ならクイナヒクイナ辺りが姿を出すのだが、クイナの声が草むらの奥から聞こえたのみ。

池周辺では2羽のバンカルガモを、森の奥からはアオゲラの声を確認した。

探鳥ができないくらい暗くなったので、帰り際さきほどのヤマシギを観察して終わりとすることに。

ほぼシルエット状態のヤマシギは依然として食事中。

突然、頭上で羽音がしたので見上げると、くちばしの長い鳥影が前方へ飛び去った。

その大きくずんぐりした重そうな飛び方からタシギではなくヤマシギと分かり、少なくともヤマシギが2個体がいることも判明。

その後も頭上をマガモが行き来したり、そして最後は目の前のヤマシギも奥の森へ飛び去って探鳥終了となった。

暗くなってからの舞岡公園の面白さを初めて知ることができた。

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ
ヒヨドリ
ウグイス
アオジ
シロハラ
ヤマシギ
タシギ
クイナ
バン
カルガモ
アオゲラ
マガモ

計12種

探鳥記 2018.1.7 横浜自然観察の森 13:05~15:45 晴れ

円海山から自然観察の森へ。

前回の訪問は2016年12月4日だから、久々の自然観察の森での探鳥である。

今回はどんな鳥との出会いがあるか?

まずはセンターに行って最近の冬鳥の動向を聞く。

スタンダードな冬鳥は観察されているが、最近はピクニック広場でヤマシギの観察例があるとのこと。

ヤマシギ探索は最後にするとして、まずはゲンジボタルの湿地⇒ノギクの広場を回る。

ゲンジボタルの湿地周辺では冬の小鳥、特にウソを観察する機会が多いが、アオジの地鳴きが聞こえたのみ。

ノギクの広場へ向かう小道は通称?クロジロードで、クロジの密度の濃い場所だ。

どうしてもクロジを観察したい時はここに来てしまう。

警戒心が強いので、ゆっくり前方の道と左右の藪に注意しながら進むも気配なし。

ノギクの広場は、前回立て続けにハイタカアトリウソを観察できて喜んだ記憶がある。

今回も期待して探索したが気配なし。

次はクロジロード経由でミズキの谷へ。

途中でようやく「フィッ、フィッ」というウソの鳴き声が森の奥から聞こえて来た。

なんとか姿を見たいと探索するも、それ以後は気配なし。

ミズキの谷の池でカワセミを、あわよくば木陰に隠れるオシドリを探すもいない。

ピクニック広場に最後の望みをかけてヤマシギを探すもいない。

ここは確かにヤマシギが夕方から現れてミミズなどをほじくって食べている姿をイメージできる場所だった。

スズメの群れが地表で夢中で採食している姿が印象に残った。

失意の中、探鳥時間が少ないとは思うが舞岡公園に向かった。

※今回は残念な探鳥でしたが、観察ポイントで取り上げた野鳥は観察可能性があるので、探鳥時は意識して探してみてください!

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
ヒヨドリ
モズ
ハシブトガラス
アオジ
メジロ
キジバト
ウソ
ホオジロ
コゲラ
シロハラ
スズメ
ハクセキレイ

計13種

探鳥記 2018.1.7 円海山周辺 7:50~12:15 晴れ

本日も元旦と同じ瀬上池・氷取沢往復コースで栄高校裏からのスタート。

元旦にルリビタキミソサザイを見聞きした場所では本日は確認できず。

瀬上池まではこの時期カシラダカウソホオジロモズなどを観察するのだが、元旦同様に鳥影が少ない。

瀬上池の入口での工事の影響もあるだろう。

瀬上池の対岸の樹木にカラ類の混群を発見。

今シーズン、このエリアではカラ類の混群の中にリュウキュウサンショウクイが混じっているが目撃されている。

いつもに増して混群を1羽1羽慎重に観察する。

もっともリュウキュウサンショウクイカラ類に比べて大きいので直ぐに分かると思うが。

慎重にチェックしたおかげか横浜では珍しいヒガラを見つけることができた。

シジュウカラが全長15㎝、ヒガラが11㎝の4㎝差はやはり見た目でもすぐ分かる。

ヒガラがいればキクイタダキも!と期待したが、いなかった。

ただキクイタダキは毎年このコースのどこかで観察しているので、この先も注意である。

池を通過して右奥に進む辺りのエリアは非常に鳥密度が濃いところである。

昨年はこの辺りでルリビタキカヤクグリを頻繁に観察した。

と思っていたら、時間を置かずにルリビタキの姿や「チリリリ、チリリリ」というカヤクグリの声を確認。

瀬上池に来てから良い流れになったと思いきや、カケスの姿と鳴き声を観察した以降は気配がない時間が過ぎる。

こういう時は場所を変えてリズムを作ろうと氷取沢へ移動。

途中でトラツグミポイントを警戒しながら通りも警戒されてなのか今回も観察できず。

尾根まで続く森の中はクロジポイントであるが、今年は全く気配がなく、心配になるぐらいだ。

尾根に出て氷取沢へ降りる分岐店の開けた場所もこの時期ならカラ類の混群とよく出会うが気配なし。

氷取沢へ降りるクロジ街道も気配なし。

氷取沢に着くとさすが地名通りで他のエリアよりも寒い。

枯葉が広がる場所ではトラツグミを、茂みではミソサザイクロジの存在にイメージしながら奥へ奥へと進むも気配なし。

横横道路の高架下あたりでを折り返す。

閉塞感が漂う中、鳥仲間がついに木道付近でウソを発見!

少なくとも4羽いるようだ。

希望の光となったウソ

植物の実を食べるウソ

しばらく目の前で採食してくれて、いままでのモヤモヤを忘れさせてくれる楽しい時間を過ごした。

瀬上池周辺に戻ると、ルリビタキ雌タイプをさっそく観察する。

どうしてもクロジを見たいので、漆窪の奥のクロジポイントに向かう。

薄暗い森の下草でよくクロジを目撃するのだが、本日はアオジもかなりいるので識別には注意が必要だ。

アオジ観察がしばらく続いた後にようやくクロジ雌を発見できた。

瀬上池に戻るとカシラダカを発見。

いつもなら群れでの行動が多いが、このカシラダカは単独個体で、しばらくじっとしていた。


カシラダカ

12時を過ぎてしまった!

この後、自然観察の森、舞岡公園へ探鳥予定がある。

周囲に目を配りながら早足でスタート地点に向かって帰路についた。

見聞きした野鳥(観察順)

ハシボソガラス
カワラヒワ
アオジ
ヒヨドリ
ハクセキレイ
キセキレイ
アオゲラ
シロハラ
ウグイス
シジュウカラ
ヒガラ
ルリビタキ
カヤクグリ
カケス
メジロ
ウソ
アオジ
ヒヨドリ
エナガ
モズ
クロジ
ジョウビタキ

計22種 目撃談 ノスリ

探鳥記 2018.1.4 新横浜公園 13:00~15:15 晴れ

前回はSDカード未装着の失態でクビワキンクロを撮影できなかったので、今回は何が何でも撮影するぞ!と鼻息荒く現地へ。

いつクビワキンクロが飛び去ってしまうか分からない。

さっきまでいたのになぁ~という死の宣告を何度受けたことか。

長池の前の到着するとちょうどクビワキンクロが奥の水際の盛り上がったところに上陸していた。

ほっと一安心して、早速撮影する。

動画

草陰に入ってしまったので、他のカモを観察することに。

まずはハシビロガモに目が行ってしまう。


エクリプスから繁殖羽へ移行中のハシビロガモ

今日もヒール役の雰囲気が漂う。この時期の雄が一番黒っぽく見える。

到着時は気が付かなかったがヨシガモ雄がいた。

横浜市内では観察する機会が少ないのでテンションがあがる。

目の前でハシビロガモヨシガモが羽繕いを始めた。

動画

しばらくするとクビワキンクロがまた見えるところに出て来た。

目の周辺はホシハジロ雌やオシドリ雌に似ている。

本日は前回と比べて採食行動よりも休息する時間が多かった。

休息中でも意外と器用に脚を使って動く様子が微笑ましい。

動画

キンクロハジロがそばにいると比較できて良いのだが、今回は見当たらなかった。

欲深いものでクビワキンクロ雌を見ているそばから今度は雄を見たくなった。

名前の由来である首輪を是非見たいものだ。

新横浜公園や近くにある三ツ池公園に雄がやって来るのも、そう遠いことではないような気がする。

以上。

見聞きした野鳥(観察順)

カルガモ
オオバン
クビワキンクロ
ホシハジロ
コガモ雄16雌12
ハシビロガモ雄8雌3
オカヨシガモ雄13雌6
ヨシガモ雄1
ノスリ
ヒヨドリ
キジバト
ムクドリ
モズ
アオサギ
トビ
カワウ

計16種

探鳥記 2018.1.2 こども自然公園 11:50~15:30 晴れ

本日2日は旭区のこども自然公園に行く予定だが、昨日の元旦探鳥が予想外の結果だったので、横浜市内の都市公園は似たような状況なのか?と気が進まない。

が、年末に鳥仲間がミヤマホオジロ雌を観察しているので、とりあえず探鳥に行こう。

つい箱根駅伝に見入ってしまい、到着は正午前となった。

まずはミヤマホオジロを探そうと遊具施設の手前の草原を探索する。

何年前になるだろうかミヤマホオジロ雄若を観察した場所で、昨年はハチジョウツグミが盛んに採食していた。

しばらく探索するも野鳥の気配がしないので、更に奥へ進み登り切ると周囲を疎林に囲まれた広い空間に出た。

鳥仲間が年末にこの辺りでミヤマホオジロ雌を観察したそうだ。

しばらく気配を伺っている間もカラ類、アオゲラカケスなどを見聞きした。

普段は何気なく素通りしてしまうポイントだが、こうしてじっくりと待っていると出会いが多いのに気がつく。

タイミングもあるので公園内を一回りして戻ってこようと梅園に向かう。

梅林までのアプローチはトラツグミポイントが複数あるので油断できない。

トラツグミは警戒心が強いので自然と忍び足が多くなるも他人から見れば怪しい人である。

梅林前のトイレ脇のせせらぎに青い物体がさっと横切った。

正体は2日連続のルリビタキである。

警戒心が強い個体でさっと茂みに隠れてしまった。

目の前の斜面では松の根元付近はビンズイを、枝先付近はヒガラキクイタダキをチェックするもいない。

斜面と森の縁はトラツグミポイントであるので、入念に探索するもいない。

山を越えてホタルの湿地付近でミソサザイクロジトラツグミを狙って探すもいない。

いない!いない!の連続で疲れたので、カワセミキンクロハジロがいつもいる!いる!中池へ。

本日もカワセミはカメラマンに大人気である。

まどろんでいる表情に見えるカワセミ

キンクロハジロの小群の中に虹彩が黄色の成鳥とは異なる個体を発見。

くちばしの基部と目元付近が白いから雌の幼鳥。

この卵も黄身のような虹彩が気になる。幼鳥でも短い冠羽が生えている!

この個体の観察に夢中になり過ぎてしまい、急いで最初のミヤマホオジロポイントへ。

ポイントの周囲からはアオジシジュウカラの鳴き声が時々する中で、ミヤマホオジロの探索に集中する。

しばらくすると前方を鳥が横切って、着地した付近を見るとミヤマホオジロ雌であった!

雌はカシラダカと似ているが、分かり易い違いは眉斑がミヤマホオジロは淡黄色、カシラダカは白である。

淡黄色でも濃淡の差はあるので、見分けが難しい場合もあるが、この個体は分かり易かった。

カメラ撮影を試みるも草むらの中を動いて見つけにくい。

そうこうしているうちに飛び去ってしまい、ここで探鳥をお開きにして帰宅した。

※横浜でのミヤマホオジロの記録は2014.1.13のここでの記録が最後ですので、4年ぶりでした。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
カルガモ
アオジ
エナガ
ヤマガラ
キジバト
アオゲラ
カケス
コゲラ
シジュウカラ
ルリビタキ
カワセミ
キンクロハジロ
ミヤマホオジロ雌

計14種