探鳥記 2018.1.13 鶴見川下り③ 11:00~16:45 晴れ

前回の冒頭部を引用
本日は日本野鳥の会 神奈川支部のガンカモ調査を行った。
担当エリアは①鶴見川の支流である恩田川と②鶴見川中流域である。
①の恩田川の調査エリアは町田市と横浜市の市境でもあり県境から河口までの約7.5㎞である。
②の鶴見川中流域の調査エリアは恩田川河口から鴨居と小机の間にある新川向橋までの約3.5kmである。
③そして今回は久々に調査終了後このまま鶴見川を下って河口まで約16.3kmを走破した。

今回は①②のガンカモ調査を終えて、いよいよ河口へ突き進むのみ!

③鶴見川中流~河口

調査も無事終えたので、後は体力と気力は続く限り、河口を目指すことにした。

ゴール付近のすぐそばに水が留まっている場所があり、オカヨシガモ11羽、コガモ44羽を確認。

先ほど観察したのを合わせると20羽のオカヨシガモを確認、今年はオカヨシガモの当たり年?

新横浜公園までの川面ではカイツブリが目立っていた。

いよいよ新横浜公園へ。

堤防上から公園内を望む ここからだと普段死角となっている奥の水路も見ることができる

クビワキンクロ雌は本日も確認できたが、眠っている姿を見ただけ。

ガンカモ調査の流れで、他のカモの個体数も調べることに。

本日はハシビロガモが少ないようだ。

タシギが見やすいところに出てきており、得した気分だ。

キンクロハジロを最近ずっと観察していなかったが、奥の投擲場の方で久々に確認した。

時計を見ると15時で、ここから河口まで15キロである。

日没までには到着するだろうと2014年以来、久々に河口まで行くことにした。

亀甲橋を渡って左岸の堤防沿いを進む。

年末に探鳥した場所だが、野鳥状況は好転せず。

港北水再生センター付近からようやくコガモオオバンを観察できた。

道路沿いのアシ原でベニマシコを見聞きするイメージして探索するが、気配なし。

新羽橋を渡って右岸に移動する。

大綱橋付近のアシ原は特に注目である、以前にオガワコマドリツリスガラが記録されたので。

何事もなく無事?通過する。

この辺りでは前回2014年の時は、ホシハジロキンクロハジロの大群を観察したが、今回は1羽も見当たらない。

今年のカモの飛来数の減少を象徴する光景だった。

ここから先は前回同様に野鳥が一気に少なくなった。

オオバンが時々ポツンポツンと浮いているぐらいだ。

鳥を見ないせいか、体力も気力も出力低下が著しくなった。

サイクリング中の親子連れの子供にも抜かれる始末である。

JRの線路橋付近でホシハジロの小群をようやく観察。

手前の浮かぶのがホシハジロの小群


眼光鋭いホシハジロ

だんだん鶴見駅周辺の市街地に入ると、キンクロハジロユリカモメウミネコセグロカモメなど鳥が多くなった。


鶴見駅周辺の様子


急接近するキンクロハジロ


前回もゴールを迎えてくれたイソヒヨドリ


ゴール地点の様子

前回はゴールの前方の水面に浮かぶミミカイツブリを発見して喜んだことを思い出した。

おかげで横浜市内でカイツブリ類全種を観察できて記念すべき年となった。

今回も前回の再来を狙ったが、そう甘くはなかった。

源流からではなかったが、川下りで河口にたどり着いた達成感は格別であった。

カモの調査結果

カルガモ 性別不明9
ヒドリガモ 雄4 雌5
コガモ 雄30 雌60
オカヨシガモ 雄2
クビワキンクロ 雌1
ハシビロガモ 雄2 雌2
ホシハジロ 雄30 雌4
キンクロハジロ 雄25 雌13

見聞きした野鳥(観察順) カモを除く

アオジ
キジバト
カイツブリ
オオバン
タシギ
アオサギ
ダイサギ
カンムリカイツブリ
セグロカモメ
ウミネコ
イソヒヨドリ

カモと合わせて19種

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