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探鳥記 2021.8.24 金沢臨海部 10:00~11:30 晴

午前中に臨海部をサラッと探鳥。

これから干潮に向かう時間帯なので、期待したいところ。

まずはベイサイドマリーナへ。

早速、道路際の護岸で採食中のキアシシギを発見!

開始早々に出会えたアシシギ

向かいの防波堤でシギチドリクロサギミサゴを探索する見つからず。

奥のテトラポットでは遠くに見え隠れするキョウジョシギを発見してニンマリ。

1羽目のキョウジョシギ

1羽だけじゃないでしょ!とスコープで手前から奥へと何度も探察して、3羽を確認。

2羽目・3羽目のキョウジョシギ テトラポットの陰にまだまだいる気配、、、。

もう少し粘れば、もっと確認できたかも。

ここではキアシシギ2・キョウジョシギ3・イソシギ2を確認。

平潟湾へ移動中、普段はスルーする八景島が妙に気になった。

探鳥するか迷ったが、取り合えず寄ることにして、正解!

八景島の護岸で一緒に休憩中の2羽のソリハシシギ幼鳥を発見!

実は臨海部での観察は7年ぶり、しばし横浜ソリちゃんを堪能した。

上からイソシギ、2羽のソリハシシギ

2羽ともにソリハシシギ


カニを捕まえたキアシシギ

ここではソリハシシギ2・キアシシギ2・イソシギ1を観察。

そして、次の目的地の野島へ。

野島水路はほぼ干潮状態。

干潟に降りている人を避けるようにメダイチドリキアシシギの群れを発見。

前回と同じメンバーではあるが、メダイチドリの群れの中には冬羽へ換羽中の個体が多くおり、興味深く観察できた。

メダイチドリ成鳥 黒い顔とオレンジの胸とボロボロの雨覆など夏羽の名残があり、そこに綺麗な灰色の冬羽が見えて、換羽の様子を興味深く観察できた。

何かを捕まえたキアシシギ

ここではメダイチドリ9・キアシシギ6を観察。

短時間ではあるが、5種を観察でき、また幼鳥や換羽個体を観察できて満足の探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ10、カワウ、ハクセキレイ、ウミウ、ハシボソガラス、ウミネコ、トビ、キョウジョシギ3、イソシギ3、アオサギ、ツバメ、イソヒヨドリ、スズメ、ソリハシシギ2、カワラヒワ、メダイチドリ9 計16種

 

セイタカシギ 2021.8.17 平塚市

今回の特集は先日平塚市で観察した2羽のセイタカシギです。

東京湾岸部(最近では東京港野鳥公園六郷干潟など)では観察することが多いですが、田園地帯で予期せぬ出会いは嬉しいもの。

渡り途中の立ち寄りで、この日に到着したと思われます。

以下は雄です。上面に羽縁の白い羽根が見え、また深緑色の光沢がまだないので若鳥と思います。

以下は雌です。頭部や後頸付近に褐色の斑が見えるので、夏羽から冬羽へ換羽中です。下嘴の基部が赤いので成鳥ではなく若鳥と思います。

最後に動画をどうぞ!

 

 

ソリハシシギ 2020.8.16 三番瀬

今回の特集は昨年のこの時期に三番瀬で観察したソリハシシギです。

この個体は、成鳥の夏羽の特徴である肩羽上方にある太く伸びた黒線のような斑がまだ残っており、また下方にある雨覆がかなり摩耗しています。肩羽辺りに新鮮な冬羽が生えているような感じがしますが、どうでしょうか。成鳥夏羽後期か冬羽へ換羽中の個体と思います。

採食行動中の動画
この個体は捕獲したカニを直ぐに食べるだけでなく、水たまりまでカニを運んで水洗いしてから食べる行動もしていました。この違いはカニの大きさのよって分けているように見えました。

メダイチドリ 2021.8.11 平潟湾

今回の特集は昨日撮影したメダイチドリの動画です。

羽繕いの様子
丁寧にくちばしで翼の初列風切羽をケアしていますね。

採食行動の様子

ゴカイを上手に取り出して食べる様子はメダイチドリ観察の一番の楽しみです。

探鳥記2021.8.11 平潟湾 9:50~10:30 晴

約1週間ぶりの平潟湾。

本日も探鳥を躊躇してしまうほどの暑さだ。

到着時、野島水路前は干潟が出ており、直ぐにキアシシギを発見!

キアシシギ

周囲を見渡すと、潮干狩りをする人を避けるようにメダイチドリキアシシギがあちこちで採食中であった。


メダイチドリの群れ 飛んでいるのは着地体勢に入るキアシシギ

本日のキアシシギは「ピュイー、ピュイー」より「ピピピピピ」という声を盛んにしていた。

強い陽射しの中、彼らの採食行動の観察をしばらく楽しんだのち、お開きとした。

結局、滞在中にキアシシギを8羽、メダイチドリを13羽確認。

現地で出会ったバーダーの方によると、朝はキアシシギは少なくとも22羽を確認されたとのこと。

ちなみに何とこの方はBIRDLINKの読者さんでした!

フィールドで読者の方と出会えるのは運営者としては嬉しいもの。

今後の運営の励みとなりました!!

※最後に動画をどうぞ。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ8、メダイチドリ13、スズメ、カワウ、ハクセキレイ 計5種

 

 

キアシシギ 2020.8.3 平潟湾

今回の特集は8月3日に平潟湾で観察したキアシシギです。

キアシシギの着地までの連続画像を見ていたところ、翼の羽根(初列雨覆)の一部が換羽中であることに気が付きました。


※拡大図

この個体は渡りをしながら換羽していることになります。

 

 

探鳥記 2021.8.3 平潟湾 9:30~10:00 晴

本日は平潟湾へ。

前回の探鳥(⇒7月22日探鳥記)ではキアシシギ8羽とメダイチドリ19羽を観察。

例年、成鳥の戻り渡りが活発になり始める八月初旬、平潟湾のその後の動向が気になるところ。

本日の潮の状況は長潮で干潮が7:01(57cm)で、野島水路付近は観察するには十分な干潟が残っていた。

肝心のシギチドリというと、到着して直ぐにブイの上で休憩中のキアシシギを発見して、一安心。

1羽だけかと眼の前の干潟を丁寧に見直すと、キアシシギメダイチドリを発見。

左)キアシシギ 右)メダイチドリ

メダイチドリ やはりこの時期は繁殖羽がかなり摩耗している。

結局、本日はキアシシギ6羽とメダイチドリ2羽を確認できた。

干潟が徐々に縮小して、分散していたキアシシギが集まり始めた時間帯なので、この数が本日のシギチドリの総数に近いと推定。

昨年は8月後半にキリアイ幼鳥が目撃された平潟湾。

猛暑が続くが、定期的に観察したい場所である。

見聞きした野鳥(観察順)

キアシシギ6、メダイチドリ2,スズメ、アオサギ、コサギ、ウミネコ、カワラヒワ、カワウ 計8種

探鳥記 2021.7.31 相模川河口 11:30~12:20 晴

またまたシギチドリの様子を見に相模川河口へ。

前回はチュウシャクシギの群れと出会えたが、今回はどんな出会いがあるのか?

茅ヶ崎側の砂州を丁寧に探索したが、本日は見当たらず。

海岸に進むと、岩礁にたたずむキアシシギを発見!

拡大画像

キアシシギ

合計4羽を観察できた。

しばらくすると2羽のキアシシギが鳴きながら平塚側の防波堤へ移動。

着地点をスコープで確認するとキョウジョシギも一緒に飛翔して移動していた。

帰宅後に画像を確認するとキョウジョシギも写っていた。上) キョウジョシギ 下) キアシシギ

拡大画像
キョウジョシギ 特徴のある上面模様

帰り際、橋の橋脚付近から再び砂州を探索すると、2羽のコチドリが水浴びをしていた。

ここでは子育て中のハクセキレイと黄色が眩しいカワラヒワを観察。


カワラヒワ雄 

種数は少なく、まだまだ始まったばかりだが、戻り渡りを実感した探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ、カワウ、スズメ、ハシボソガラス、トビ、キアシシギ4、キョウジョシギ1、コチドリ2、ハクセキレイ、カワラヒワ、ツバメ 計11種

探鳥記 2021.7.24 相模川河口 6:45~7:45 晴

約2週間ぶりの相模川河口。

前回は渡り途中のキアシシギ1羽を観察。

本日はどんなシギ・チドリと出会えることか、期待しながらの現地入り。

前回ササゴイキアシシギを観察したゴルフ場そばの岸辺ではイソシギ1羽を観察。

キアシシギソリハシシギなどをイメージしていたが残念!

砂洲にも気配がなく、海岸の岩礁エリアへ。

キョウジョシギを中心の探索中、海上を飛翔する8羽のチュウシャクシギを発見!

こちらに来い!と念じながら観察すると、見事に先ほどの砂洲方向へ視界から消えていった。

砂洲に急行すると、チュウシャクシギ達は遠くの水際で水浴びと羽繕いをしている最中。

見たところ、群れには幼鳥はおらず。

今まさに渡り途中に立ち寄って、休憩している様子を観察できて嬉しい。

大きさに違いがあるのが分かる。性差か?個体差か?

水浴びや羽繕いをした後に群れで水を飲みに来た。

動画をどうぞ。
遠目でも腰の白さが際立ちます。後半は飛翔シーンのスロー再生を長めにアップしました。


こちらに近づいて来ました!水しぶきが画面越しに飛んできそうな水浴び。水を盛んに飲んでいる姿はまさに到着した直後といった感じ。

しばらく休憩した後、頭上を越えて海上へ飛び去っていった。

そのほかには、コチドリを2羽観察、こちらは地付きの個体であろうか。

これからの時期、更に立ち寄るシギ・チドリが増えていくと思うので、チェックしていきたいと思う。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ハクセキレイ、イソシギ、ハシボソガラス、ツバメ、トビ、ウミネコ、カワウ、カワラヒワ、チュウシャクシギ8、コチドリ2 計11種

探鳥記 2021.7.22 平潟湾 8:00~9:00 晴

7月も後半に入り、三番瀬・谷津干潟・東京港野鳥公園など東京湾岸の各地でシギチドリが観察されている。

いよいよシギチドリ達の戻り渡りの始まり始まり!

ということで、様子を見に地元の平潟湾へ。

到着して直ぐに目の前に採食中の5羽のメダイチドリを発見!

三ヵ月ぶりの再会となり、またここに戻って来たことに感謝!

干潟に降りて潮干狩りをしている人が近づて来たので、ローソン前の干潟へ飛び去ってしまった。

そちらに移動すると、キアシシギの群れがこちらに飛んできた。

その数、何と7羽。

例年キアシシギは7月前半には戻り渡りの個体が初認されるが、群れを観察できるのは嬉しい。⇒2020.7.11の平潟湾の様子(掲載済み)。

キアシシギ

群れに警戒されないように忍び寄って近づいたが、アクセス方法が悪いのか?警戒心が強いのか?セブンイレブン前の干潟へ逃げてしまった。

キアシシギ

セブンイレブン前の干潟には先ほどのメダイチドリの5羽の群れ?が、野島の対岸の干潟には他のメダイチドリ14羽と先ほどのキアシシギの群れが集結しており、意外にシギチドリが多いことに驚いた。

メダイチドリ雄 

種数は少ないものの、これから10月中旬くらいまでは平潟湾でシギチドリが観察できる楽しみがある。

シギチドリが南国へ向かうまで今後も定期的に見回りしていきたい。

見聞きした野鳥(観察順)

メダイチドリ19羽、アオサギ、キアシシギ8羽 計3種