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探鳥記 2020.3.6 境川遊水池 11:10から13:20 晴れ

俣野遊水地のビオトープにヨシゴイが依然として滞在中。

前回(⇒2月11日の探鳥記)はフラれたが、本日こそ横浜越冬ヨシゴイを見たい!

下飯田駅⇒今田遊水地⇒下飯田遊水地⇒俣野遊水地のコース。

時間がないため、今田遊水地はサイクリングロードからの観察のみ。

珍しくサイクリングロード側にヒクイナが上陸して盛んに草を採食していた。


頭掻き中のコサギ 繁殖羽のコサギを多く見かけるようになった。

下飯田遊水地では留鳥のカルガモのみの観察だった。

小鳥ではウグイスが一番目立っており、あちこちで観察できた。

上空ではチョウゲンボウがしばらく旋回していた。


チョウゲンボウ よく見ると右脚で頭部を掻く寸前?掻いた直後?

そして、いよいよ俣野遊水地に到着。

ここで3人の知り合いの皆さんと偶然お会いして、皆さんからヨシゴイの観察ポイントを教えてもらった。

何とヨシゴイは目の前の水際に登場しており、幸運にも到着直ぐに目的達成!


両足で1本のアシを上手につかむヨシゴイ 知り合いの皆さんのおかげで念願のご対面となった 

ヨシゴイを動画撮影中、遠くからベニマシコの声が聞こえて来た。


そろそろお別れのツグミ

タシギセッカヒクイナは観察できなかったが、オオジュリンは最後の最後に登場してくれて、気持ちよくお開きとした。

 

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、コガモ、ハシビロガモ、ヒクイナ、カイツブリ、オカヨシガモ、カルガモ、ダイサギ、クイナ、オオバン、カワウ、シジュウカラ、アオジ、イソシギ、、ウグイス、カワセミ、コサギ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、バン、ツグミ、ホオジロ、ジョウビタキ、チョウゲンボウ、ヨシゴイ、ベニマシコ、ムクドリ、オオジュリン 計30種

コクマルガラス 2020.1.19 加須市

 

今回の特集は1月19日に埼玉県加須市で観察したコクマルガラスです。(当日の探鳥の様子→2020.1.19探鳥記)

渡良瀬遊水地へ向かう途中に農耕地の電線にミヤマガラスの群れを発見。

群れの中にはコクマルガラスが混じっていました。

まずは黒色型と白色型のコクマルガラスです。


コクマルガラス 左)黒色型 右)白色型

以下の動画は羽繕い⇒鳴き声×5回が収録されています。

コクマルガラスの鳴き声はカラスの鳴き声にしては可愛い声です。

この声でミヤマガラスの群れにコクマルガラスがいることが分かることがあります。

次にコクマルガラス白色型トリオです。

仲が良いと思いきや最後は喧嘩してしまいました。


バーダー注目の白色型が3羽も並ぶ光景は珍しいのでは?

以下の動画は羽繕いあり、頭掻きあり、喧嘩あり、意地悪な行動ありで面白いですよ。※後半にスロー再生あり。

ここからは動画の妄想解説でございます。

平穏な雰囲気の3羽、左からA,B,Cと名付けます。

Aが羽繕いの後にBに寄って頭掻き(ちなみ翼越しに脚で頭を掻く間接法を採用しています)をし始めた。

②寄られたことにイラッとしたのかBがくちばしでAを突きます。

③頭掻きを邪魔されて怒ったAは、「何しとるんじゃ!」と飛び上がってBの頭部を蹴り、上からBを威嚇。

BはいったんAの左へ避難。Bとしては軽いちょっかいを出したつもりだったので予想外のAの反応に戸惑い気味。

⑤荒ぶるABへ横移動して圧力をかける(よそ見しながらジワリと横移動するAのしぐさが好きです)。

Aの圧力に屈してたまらず飛翔して真ん中の位置に移動するBAを見ながら飛翔するBは「そんなに怒らなくても、、、」と目で訴えているかな。

⑦まだまだ追撃の手を緩めないA。再度圧力をかけられたBCを越えて右へ移動。Cを盾にしてようやく安堵したB。この間、Cは我関せずの大人の対応をして静観し続けている。

⑧不本意ながら?ABの間に入ってしまったC。電線上に不穏な空気が流れている、、、。

⑨八つ当たりモードのAがいよいよCに近づいて来る。Cはそれに合わせて一定の距離を取るため横移動。もはやAの攻撃を回避してマッタリしているBに接近するC。左の翼で「そこ、どいて!」「助けてくれ!」とBに訴えているようだ。

Aの圧力に屈したCはついに飛び去ってしまった。喧嘩に巻き込まれたCが不憫ですね。それを見たAにようやく心の平穏が戻ったところでおしまい。

以上、妄想解説終了。

それにしてもAは大人げないなぁ(笑)。

参考画像


コクマルガラスの飛翔


ミヤマガラス

探鳥記 2020.3.1 船橋市茜浜 15:30〜17:00 晴れ

三番瀬から近場にある茜浜へ。

三番瀬で出会ったバーダーの方の話ではビロードキンクロが近くで観察できるとのこと。

場所は三番瀬の対岸にあるエリアで、防波堤沿いを歩きながら海上を観察した。


幕張方面を望む

スズガモが各方面に点在している中、クロガモが直ぐに見つかった。


クロガモ 本日も安定感抜群の可愛さ!

お目当てのビロードキンクロを探すも見当たらず。

しばらくして遠く海上でも海鳥が行き来しているのが見えたので、意識して探索していると、幕張方面から三番瀬方面に向かって飛翔するミヤコドリの小群を発見。

ミヤコドリは三番瀬を起点として葛西臨海公園へ行き来するパターンだけかと思っていたので新しい発見だった。

その後、三番瀬方面から幕張方面に向かって低空飛翔するビロードキンクロを2回目撃した。

全体が黒い体色なので次列風切の白さが遠くからでも際立つ。


2羽のハジロカイツブリ 同じ種でも体毛の状況で見た目の大きさに違いが出る

防波堤の突端まで行くと対岸には三番瀬が見える。

いつもと逆からの眺めは新鮮である。

目の前に南北に伸びる防波堤にはカモメ類がたくさん止まっている。

この防波堤は三番瀬からは様子が分からないので興味深く探鳥した。

その中にオニアジサシがいないか探索するも見つからず。


三番瀬方面を望む 右の海上にある赤い建造物は三番瀬からも目立つ

帰り際、再度ホオジロガモアビ、そしてコオリガモがいないか探索して、本日の東京湾最奥探鳥を終えた。

 

見聞きした野鳥(観察順)

スズガモ、カワウ、オオバン、クロガモ、ヒドリガモ、カンムリカイツブリ、ダイサギ、セグロカモメ、ウミアイサ、ミヤコドリ、ビロードキンクロ、ハジロカイツブリ、ユリカモメ、ウミネコ、ムクドリ 計15種

 

 

探鳥記 2020.3.1 三番瀬 11:30~14:30 晴れ

この冬、腰を据えて三番瀬でシギ・チドリ観察をしていないことに今更ながら気がついた。

今の時期なら繁殖羽に移行中のシロチドリハマシギの群れ、今季観察されているダイシャクシギに期待したい。

急遽、予定を変えて三番瀬へ、正午前に到着。

ハマシギの大群が干潟で食事中。

奥にミヤコドリが点在している。


ハマシギ 第一回冬羽の幼鳥が多かった

ハマシギの群れの中にミユビシギが混じっていた。

ズグロカモメは干潟でポツリといる姿や飛翔する姿を何度も観察できた。


越冬地のズグロカモメ 頭部はずいぶんと黒い繁殖羽になっている

船橋側の防波堤から湾内を観察する。

本日は幸運にもビロードキンクロ雄が近くにいた。


王者の風格があるビロードキンクロ

再び干潟へ。

前半は見かけなかったトウネンダイゼンシロチドリが登場


トウネンと5か月ぶりに久々に再会した


徐々にこちらに近づいて来たダイゼン


前頭部に繁殖羽の黒帯があるシロチドリ

本日の三番瀬は穏やかな天候で探鳥しやすかった。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ハマシギ、ミヤコドリ、ハシブトガラス、ミユビシギ、カワウ、スズガモ、ズグロカモメ、ウミアイサ、オオバン、ダイサギ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハジロカイツブリ、ビロードキンクロ、セグロカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、シロチドリ、ダイゼン、トウネン、スズメ、キジバト、ムクドリ 計23種

 

エナガ 巣材集め 2020.2.29 円海山

今回の特集はエナガの巣材集めです。

忙しなく動き回ることが多いエナガちゃん、写真撮影するのも大変ですが、動画撮影は更にキツイです。

今回もエナガが登場したものの当初は動画撮影を諦めて観察・写真撮影に翻弄されていました。

が、途中から動きまわらずに1箇所で執拗に何か生き物を捕食している様子。

数秒でも動画を撮りたかったので、急いで捕食行動を撮影開始、案の定数秒で飛び去ってしまった、、、。

帰宅して動画を見返すと捕食行動ではなくクモの糸を引っ張っては口元に貯め込んでいる行動でした。

繁殖期に入り、巣作りためにクモの糸を収集しているのでしょう。

まずは画像から。動画を見てから画像を見返すと糸が写っていました。

拡大画像

次は口元に注目!

別画像 糸が絡んでなければ、黒いくちばしがハッキリと見えるはず。

今度は動画で確認しましょう!※後半にスロー再生あります。

思わぬ撮影内容にビックリ!

これだから動画撮影は止められないですね。

 

 

 

 

 

 

 

探鳥記 2020.2.29 舞岡公園 15:10~17:30 晴れ

本日は円海山探鳥後に午後遅く舞岡公園へ。

今季のヤマシギ動画を何とか撮影したいところ。

開始早々にアオゲラの鳴き声が聞こえて来た。

きざはし湿地ではヤマシギが珍しく登場していた。

今季、日中での観察では一番近い場所にいる。

拡大図

 

くちばし基部に泥が付着すると、脚で取り除く行動を何度も見ることができた。

※後半にスロー再生あり。

体を上下に動かしながらの採食行動。スロー再生では何度もくちばしの開け閉めをしているが、食べ物に付いた泥でも落としているのか?
 


モズ雄 冬鳥シーズン終盤になり、モズの姿を見る機会が少なくなってきた

 


本日の木道工事の様子 完成も近い

本日はアリスイクイナは観察できず残念ではあったが、探鳥中あちこちからアオゲラの「ピョーピョーピョー」という繁殖期の鳴き声を聞くことができた。

冬鳥がいる中でウグイスアオゲラのさえずりが聞こえ、冬から春へ徐々に移行している舞岡公園であった。

見聞きした野鳥(観察順)

アオゲラ、カワセミ、ハシブトガラス、シロハラ、ムクドリ、ヒヨドリ、アカハラ、カシラダカ、ヤマシギ、シメ、アオジ、ウグイス、ツグミ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、コサギ、ハクセキレイ、メジロ、コガモ、アオサギ 計22種

探鳥記 2020.2.29 円海山周辺 10:10~12:30 晴れ

本日は2月最後の探鳥、1週間ぶりに地元の円海山周辺へ。

開始早々、遠くの稜線にゴマ粒くらいのノスリを発見!

氷取沢周辺では藪から時々アオジウグイスの声が聞こえるのみ。

瀬上池周辺では池奥の湿地帯でいつものようにカシラダカの群れとアオジが活発に採食行動中。


毎回観察しているカシラダカだが、お別れの時期が近づいている

観察中に森の奥からウソの声が聞こえて来たり、エナガの巣材運びを観察することができた。


エナガ

本日は常連のシロハラキセキレイとは出会えず。

池では先週と同様にマガモカイツブリが滞在中。


先週よりカイツブリの赤みが増したような気がした(繁殖羽へ移行中)

 

見聞きした野鳥(観察順)

ノスリ、アオジ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、カシラダカ、ハシボソガラス、アオゲラ、ウソ 計15種

キレンジャク 2020.1.17 野辺山高原

前回はヒレンジャクでしたので、今回の特集は今年1月に野辺山高原で観察したキレンジャクにしました。

広大な野辺山高原を車で流しての探鳥スタイルで、キレンジャクに出会えた時は興奮しましたね。

国内でのキレンジャクの観察はヒレンジャクの群れに時々数羽混じっていればラッキーという具合が多いのですが、今回は何と5羽の群れ全てキレンジャクでした!


尾羽の先端が黄色なのがキレンジャクの分かりやすい特徴です。


正面顔です。ちなみに画像を見て思い出してしまったのは知る人ぞ知るボクシングのプロモーター、ドン・キングです。昔々マイク・タイソンの試合を見るのが好きでしたが、試合内容は忘れても試合前の記念撮影でタイソンの後ろに立つ大柄の彼は覚えています。善人にも悪人にも見える怪しい雰囲気で抜群の存在感がありました。以上、どうでも良い話でした!

 


凛々しい表情に見えます


偶然撮れていた画像です。翼の白と黄色の模様も綺麗ですね

※前半は映像よりBGMの鳴き声に注目です。後半は雪を食べている場面です。

ここからは採食行動です。

 

 

実を食べることはもちろん、樹上に積もった雪を食べたり、地上に降りて水たまりで水を飲む場面を何度も見ました。

※通常再生の直後にスロー再生あります。フライングキャッチの場面は必見!

ヒレンジャク 2020.2.22 富岡総合公園

今回の特集は2年ぶりの再会となった富岡ヒレンジャクです。

15時過ぎに現地入りして、観察できるか不安だった分、嬉しさの増す再会となりました。


横浜で観察するヒレンジャクは格別ですね。

当日は少なくとも12羽のヒレンジャクを確認しました。

数日前はヒレンジャクの群れの中にキレンジャクも1羽混じっていたそうです。


左奥に見えるのがヤドリギ(宿り木)で、他の樹木の枝の上に生育しているのが分かります。


尾羽先端が赤い(緋色)のでヒレンジャクという名前が付いています。

※採食行動の直後にスロー再生が続きます。

 

ヤドリギの果実は液果で、ネバネバしたものは種子を包んでいる繊維のようなものだそうです。

この種子を含んだ排泄物が樹木に絡み付いて発芽し、生長していきます。

植物に疎い私はレンジャクがヤドリギの実を食べる光景を見るまでは、ヤドリギが樹木に寄生している植物と知りませんでした。

※排泄行為の動画を見るのは気分の良いものではないかもしれませんが、ヤドリギの生長の出発点という意味合いもあるので掲載しました。

探鳥記 2020.2.24 酒匂川河口 9:15~13:00 晴れ

私のお気に入りブログに酒匂川で撮影されたミツユビカモメが掲載されていた。

前回2月11日の探鳥の時期とほぼ同じなので、河口付近に集まっていたカモメ類の中にミツユビカモメがいたのかも知れない。

気になったので酒匂川へ向かった。

国道1号線の高架橋のやや下流域に今季はカモメ類が集結している。

ここのカモメ類はカモメが多いのに驚いた。

オオセグロカモメセグロカモメカモメウミネコユリカモメと次々と観察したが、ミツユビカモメは見当たらない。

しばらくして鳥仲間が群れの影に隠れていたミツユビカモメを発見!


レモン色のくちばし、目の後方のある黒斑が目立つ


脚が短いので上陸すれば見つけやすい

カモメ類の観察に夢中であったが、いつの間にか目の前の中州にシロチドリ8羽とハマシギが舞い降りていた。


シロチドリ雄 頭部前方に繁殖羽の黒帯が生え始めている


左)ハマシギ 右)シロチドリ

河口でのカモメ類の観察を堪能したので、上流に移動。

今回の目的の一つである、前回乱舞していたヒメアマツバメコシアカツバメの姿が見当たらず、、、残念!

ハヤブサオオタカチョウゲンボウノスリ等の猛禽類も現れず。

今回幸運だったのはカワアイサを近くで観察できたこと。

盛んに潜水して採食行動をしていた。


カワアイサ

またイカルチドリが採食行動の合間にずいぶんと鳴いていた。

酒匂川では早ければ3月中旬にはコチドリが飛来するので、この似た2種類の同時観察が今から楽しみである。

東海道線本線の高架橋付近で引き返した後、ミサゴが登場!して、お開きとした。

 

見聞きした野鳥(観察順)

アオジ、カワウ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミウ、カモメ、アオサギ、オオセグロカモメ、ミツユビカモメ、コガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、コサギ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、タヒバリ、オオバン、イソシギ、ハシブトガラス、シロチドリ、トビ、ハシボソガラス、イカルチドリ、ハマシギ、ウグイス、セグロセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、モズ、ヒバリ、カワセミ、カワアイサ、ヒヨドリ、キセキレイ、マガモ、ミサゴ、メジロ、イソヒヨドリ 計40種