今回は氷上に着地した際に滑って尻もちをついたハシビロガモをお見せします。
池が結氷したため、下りる場所に困りながらのハードランディングとなりました。
とはハシビロガモは思っていないでしょうが、個人的には滑った場面とウンチの場面を見ることができて楽しかったです。
以上
今回は先日、谷戸山公園の探鳥の際に観察した2羽のハイタカです。
鳥を捕まえて地面で抑え込んでいる個体A(画像の左個体)前に、右側から別の個体B(画像の右個体)が登場。
個体Aは獲物を奪われないように隠す?威嚇?のため、翼を広げています。
個体Bの拡大画像
個体Bに獲物を奪われないと見切ったのか?別方向を注視する個体A
ちなみに個体Aは体下面の横斑の幅が不規則で乱れ気味であることや眉斑が太いので幼鳥と思います。
個体Bは体の上面が青灰色(特に頭部は濃い)で眉斑も細く不明瞭に見えるので雄成鳥と思いました。
が、体下面に赤褐色の横斑がなく、胸や脇に赤橙色の部分がない、、、。
もちろん雄でも赤みの無い、あるいは少ない個体もいます。
現時点では成鳥雄と思っていますが、皆さん、どう思われますでしょうか?
どちらにせよ、同時に2羽のハイタカを観察できて嬉しい!(この日はその後の磯部堰でも1羽、帰りの車窓からも1羽と合計4羽を観察!まさにハイタカDAYでした)
境川遊水地から金井遊水地へ。
開始0分でアシ原の際をちょこちょこ歩くヒクイナを観察。
ヒクイナ登場!赤褐色の体色は遠目からだと黒っぽく見える。下腹から下尾筒部分の白黒の横縞模様は尾を立たせていると一際目立つ。
2014年2月にここでヒクイナを観察した時は、19年ぶり!しかも横浜市内!ということで感激したことを覚えている。
今季も境川遊水地・金井遊水地・舞岡公園・新横浜公園など、横浜市内でもクイナがいるような場所では同時に観察されており、丁寧に探索(静かにゆっくりとヒクイナがいると思って探すこと)すれば出会える可能性は高い。
水面にはオカヨシガモとハシビロガモをおり、特にオカヨシガモは32羽もおり、横浜市内でも屈指の多さと思う。
アシ原が浅く刈られた場所ではイカルチドリとタシギが盛んに採食行動中。
イカルチドリ第1回冬羽 ちなみに昨年春に金井遊水地そばで繁殖した場所は建設工事が始まり、消滅することになった。
タシギ 見つけるまでは苦労するが、1羽見つけるといつものように次々と発見できた。
ここはタヒバリが観察しやすい場所であるが、本日はいまだお目にかかっていない。
と、思った矢先、直ぐに群れで登場してくれて、気持ち良くお開きとした。
ツグミ、ムクドリ、ヒクイナ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、メジロ、シジュウカラ、イカルチドリ、タシギ、カイツブリ、ダイサギ、アオサギ、オオバン、アオジ、モズ、ウグイス、タヒバリ、カワラヒワ 計18種
相模川の磯部堰から境川遊水地へ。
次の目的地の金井遊水地での探鳥も考慮して、俣野と下飯田エリアを簡単に探鳥した。
まずは俣野エリア。
今回は珍しく?イカルチドリがいつも観察する河原以外のビオトープ内、野球場、河川敷で目撃した。
ビオトープは例年通りの微妙な(笑)なアシ原の刈り方だったが、野鳥観察には良いかどうかは3月までの楽しみである。
俣野ビオトープ 昨シーズンはヨシゴイやシベリアジュリンが登場した
冬の常連さんはタシギとバンだけで、クイナ、ヒクイナ、オオジュリンとは会えず。
下飯田エリアでは珍しくヨシガモやオカヨシガモがいた。
今田遊水地から移動した個体だろうか。
鷺舞橋ではクイナとヒクイナの登場をしばし待ったが、出会えず。
厳しい寒さと消化不良感がある探鳥となったが、仕方なしか。
金井遊水地へ移動。
続きは次回。
スズメ、イカルチドリ、ツグミ、ウグイス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カイツブリ、シジュウカラ、ヒヨドリ、キジバト、アオジ、キジ、バン、カワセミ、コガモ、カルガモ、マガモ、ムクドリ、アオサギ、キセキレイ、オオバン、カワウ、ハクセキレイ、タシギ、コサギ、ヨシガモ、イソシギ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、メジロ、ハシボソガラス 計31種
谷戸山公園から相模川の磯部堰へ。
到着して、まず目に付いたのは上空を乱舞するヒメアマツバメ達。
この辺りでは普通にみられる光景なのかも知れないが、新鮮だった。
目の前の堰にはマガモの大群、そして休憩中のハイタカ。
ハイタカは先の谷戸山公園で観察した2個体を合わせて一日で3個体も観察してしまった!
ハイタカ幼鳥 肩羽から雨覆にある淡色の羽縁や太い眉斑が目立つ。頭部が大きく見えるので雄かも。
肝心のトモエガモは堰の下流で雄2雌2を発見!
トモエガモ雌 脇の羽が尖って見える(黒褐色の▲部分)ので幼鳥
ようやく観察できて、寒さを忘れて喜びに浸った。
対岸の方では5羽からなるホオジロガモの群れがいた。
探鳥の終盤にオオタカが登場!
オオタカ雄 先ほどのハイタカと比べると明らかに体の大きさ、そしてオーラの違いを改めて実感。
カモも猛禽類も楽しめる素敵なフィールドで、じっくり腰を据えて定点観察したい場所であった。
ヒメアマツバメ、マガモ、コガモ、カルガモ、ハイタカ、オカヨシガモ、トモエガモ、キンクロハジロ、オオバン、オナガガモ、ホオジロガモ、オオタカ、ミサゴ、ハシブトガラス、カワウ、ジョウビタキ 計16種
今回はトモエガモを観察すべく座間市の谷戸山公園へ。
トモエガモは神奈川県では珍しいカモで、神奈川支部のガンカモ調査でも例年1、2羽程度しか記録されていない。
このトモエガモが昨年11月29日に谷戸山公園で観察された、しかも20羽近い群れで!
トモエガモとの距離が遠くて観察・撮影しにくいとの話だったので、ずっと現地入りを保留していたのだが、そろそろ結氷していなくなる頃、、、。
ということで、やっと重い腰を上げての現地入りであったが、2日前から結氷という重すぎる現実が待ち構えていた!
トモエガモのいただろう池では、氷上のハクセキレイとキセキレイ、降り立つ場所に困って頭上を飛び交うカモ達、強行着陸して滑ってしまったハシビロガモなどがいた。
トモエガモは残念であったが、公園内では様々な野鳥を見聞きすることができた。
探鳥中もトモエガモはどこに移動したのか?と時折思いを巡らせていたが、探鳥終盤に助け舟が!
現地の親切なバーダーの方から近くに流れる相模川の磯部堰付近にいる可能性があるとのアドバイスを受けたのだ。
トモエガモを求めて、磯部堰に急行した!
次回に続く。
シメ、ウグイス、シジュウカラ、ハイタカ、ヒヨドリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キセキレイ、ハシビロガモ、エナガ、アオサギ、リュウキュウサンショウクイ、ツグミ、メジロ、ミソサザイ、オカヨシガモ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ルリビタキ、アオジ 計22種
今回も新横浜公園へ。
ミコアイサをじっくり観察したくなったのだ。
こちらはオカヨシガモの雄(右)と雌(左) すでにペアとなっているのだろうか?
突然、タシギが目の前を横切って、飛び去って行った! 公園外の畑に着地したようだ。
ミコアイサの(雌)が姿を見せたので、急いでチェック! 背景にタシギが写っており、まさかのツーショットとなった。このミコアイサ、前頭部の一部に白い部分があるように見える、、、実は雄で換羽中の個体? この観察が本日の目的であったのだが、今後の展開が楽しみだ。
ホシハジロ雌 本日は4羽のホシハジロ雌を確認した。4羽もいるのは珍しいのでは? カモの中で一番優しそうな表情に見えて、ホッコリしてしまう。
タシギ、モズ、ミコアイサ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、ハシビロガモ、コガモ、オオバン、キンクロハジロ、ハシボソガラス、カイツブリ、バン、タシギ、ハクセキレイ、ムクドリ、ヒヨドリ、アオサギ、ツグミ、ノスリ、ハシボソガラス、スズメ、シジュウカラ、カワラヒワ、ベニマシコ、アオジ 計26種
今年初めての新横浜公園での探鳥。
ミコアイサが雄2雌2に増えていた!
ミコアイサ雄 繁殖羽へ換羽中の個体 巫女?パンダ?への衣装替えももう直ぐ完了である
何とタシギを3か所で観察できた!
左端にタシギ 右端にミコアイサ雄雌 自称「横長池」では2羽のタシギを確認
自称「奥池」ではカワウの脇で休むタシギを発見。無防備な状況に猛禽注意報を知らせたいくらいだった。
ミコアイサも無事到着して出揃った感じの新横浜公園。
いまだに新横浜公園でクイナに会えない!残念!
タシギ、ハクセキレイ、トビ、カワウ、オオバン、ミコアイサ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、ハシボソガラス、
ハシブトガラス、バン、ヒヨドリ、アオサギ、ツグミ、ノスリ、スズメ、カワラヒワ、カワセミ、アオジ、キジバト 計22種
今回の特集は大好きなオカヨシガモの求愛行動です。
ようやく動画を撮ることができました。
この日は横長池にはハシビロガモの姿がちらほら見えるだけで、ちょっとカモが寂しい状態。
そこに、突然オオタカがオオバンを襲撃するため低空で横切って行った!
突然のオオタカの襲来にオカヨシガモの群れ(10羽くらいはいた)が鳴きながらアシ原から出て来てビックリ!
そんなにいたんですか!!
水草の陰から出て来たオカヨシガモの群れ 一時水面はパニック状態に!
水面ではオカヨシガモ達が右往左往していたが、しばらくすると雄達が雌を囲むようにして求愛行動を開始。
おそらくオオタカに襲われる死に直面して、一刻も早く子孫を残すべく求愛行動のスイッチが入ったのでは?と思わせる場面でした。
それでは動画をどうぞ!
知り合いの方が1月2日に三渓園の上空高く海側から西へ飛翔するカササギを撮影されました。
今回は撮影された方の許可をいただいての掲載となります。
以下はその時の画像です。
カササギと言えば佐賀県の県鳥であり、佐賀県では鳴き声と黒っぽい色からカチガラスと呼ばれることもあります。
生息地は以前は九州北西部の限られた地域でしたが、1990年代に室蘭や苫小牧で観察されて、野鳥界を震撼?させました。
近年、本場の生息地以外での観察例が全国にありますが、愛読書の『日本の野鳥650』(平凡社)には、港を中心とした狭い範囲での繁殖する例が増加していると記載されています。
苫小牧で発見されたカササギはその後も生息数が増加して繁殖も確認、現在200羽近くいるとのこと。
最近の研究では苫小牧周辺に生息するカササギはロシアで生息するカササギと遺伝子が同じで、ロシア船で運ばれてきたとする説が有力です(BirdNewsJapan参照)。
さて、今回の横浜カササギに話を戻します。
このカササギはどこから来たのでしょうか?
①本場の九州からの移動?
カササギは移動距離が短い鳥なので、ツリスガラやリュウキュウサンショウクイのように西日本から徐々に東進してきた経緯があれば納得しますが、今回のように大遠征は可能性は低いと思います。
②動物園からの飼育個体の篭脱け?
横浜にあるズーラシラ・野毛山動物園・金沢動物園に問い合わせたところ、飼育していないとのこと。
③船に乗って運ばれてきた?
港・横浜しかも本牧エリアということで、苫小牧のようにロシアや韓国などから船舶に運ばれてきた可能性は高いと思います。
真相は?カササギのみぞ知る。
ちなみに、この冬は横浜北部でのカササギの目撃談があります。
同一個体かどうか不明ですが、この冬、横浜市内にカササギが2羽いる可能性があります。
苫小牧のように、横浜がカササギの繁殖地となる日が来るのか?
将来予想は置いといて、現実を直視せよ!
ということで、皆さん横浜のどこかにカササギがいると思って、探索してみてください!
過去の投稿⇒カササギ 2017.9.9佐賀市