探鳥記 2021.5.8 柏尾川(戸塚駅~金井遊水地~大船駅)16:10~17:50 晴

3月31日以来の探鳥。

前回は夏鳥として飛来したコチドリを6羽も確認できた。

ここで繁殖するのか?かれらのその後が気になるところ。

戸塚駅から金井遊水地までの柏尾川はさすがに冬鳥の姿はなかった。

金井遊水地手前の水道局付近でチョウゲンボウを観察。

金井遊水地に入ると枯草模様から緑色に風景が一変していて新鮮な気持ちになった。

遠くからセッカオオヨシキリの声が早速聞こえて来た。

今年もここで繁殖するのだろう。

本日の主役はカイツブリ達。

盛んに鳴き交わしたり、営巣作業をしていた。

バン

営巣作業中の動画
運んできた巣材の形や長さを見て、あれこれ適切な配置を考えて巣に仕上げていくのは大変な作業だろう。

関心事のコチドリであるが、草が生えた水辺で探すのは大変であったが、なんとか一羽を確認。

1羽目のコチドリ

昨年は付近でイカルチドリが繁活動を行っていたが、その場所も工事中となり、姿は確認できず。

金井遊水地を出て、柏尾川に戻る辺りで2羽目のコチドリを発見!

2羽目のコチドリ

そろそろ暗くなってきたので、双眼鏡をしまおうとしたところ、いまだ滞在中のコガモマガモを発見。

すでに5月なのに居心地が良いのだろうか。

マガモ雌 

ここで更に3羽目のコチドリを発見。


3羽目のコチドリ

大船駅が近づいてきた。

最後に観察したのは1羽のオオバン

こちらも冬の間は見慣れた水鳥であったが、そろそろ見納めだと思うと普段よりじっくり観察していた。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、カルガモ、ツバメ、ハクセキレイ、チョウゲンボウ、カワウ、ムクドリ、ウグイス、セッカ、オオヨシキリ、ダイサギ、イソヒヨドリ、カワラヒワ、カイツブリ、ヒバリ、バン、コチドリ3、カワセミ、ハシボソガラス、イソシギ、コガモ、マガモ、オオバン 計24種

探鳥記 2021.5.6 平潟湾 10:50~11:30 晴

ベイサイドマリーナから平潟湾へ。

GW終盤となり、平潟湾のシギチドリメダイチドリハマシギからキアシシギへ主役が移行する時期である。

今季はここでメダイチドリハマシギをいまだ観察していないので、スッキリしない。

現地に到着すると潮が満ち始めた頃合い。

満潮時にシギ・チドリ達が集まる場所に行くと、メダイチドリがいました!

眼が慣れてくると、周囲に次々とメダイチドリが現れるから不思議だ。

メダイチドリ

その中には2羽のハマシギもいた。

寄り添うように2羽で休憩中している姿が愛おしい。

ハマシギ

キアシシギはボートの前方に群れで休憩中。

以前は船着き場の鉄柵の上で休憩していたのだが、取り除かれて以来、ボートがお気に入りのようだ。

まだ上面の繁殖羽が綺麗な状態のキアシシギ

この日はメダイチドリ13羽、ハマシギ2羽、キアシシギ22羽がおり、主要な3種を相当数観察できて、ホッとした。

まとめ動画をどうぞ。

見聞きした野鳥(観察順)

メダイチドリ、ハマシギ、キアシシギ、スズガモ、ハクセキレイ 計6種

 

探鳥記 2021.5.6 ベイサイドマリーナ 9:30~10:20 晴

本日はシギ・チドリの動向をチェックすべく、金沢区臨海部へ。

前回の巡回からは10日ぶりの探鳥で、春渡りのシーズン中にしては時間を空け過ぎてしまった。

まずはベイサイドマリーナ。

前回キョウジョシギが25羽いた側壁付近では、本日はキョウジョ

シギ5羽とキアシシギ3羽であった。

キョウジョシギ

キアシシギ

60倍スコープで向こう岸を見ると、前回同様にチュウシャクシギを発見!

チュウシャクシギ

今回は堤防上におり、分かりやすかった。

前回から10日間ずっと滞在していたのか?それとも新たな飛来個体か?

近くには繁殖羽のヒメウが5羽おり、こちらも地味に貴重な記録である。

ヨットハーバー付近では上空を時折コアジサシツバメが飛翔していた。

コアジサシ

テトラポットではキョウジョシギを少なくとも27羽確認。

キョウジョシギ

ここで出会ったバーダーの方の話ではGW前半に100羽前後のキョウジョシギを観察したとのこと。

昨年もこの時期に八景島で100羽近くの群れを観察したので、2年連続この付近に渡り途中で立ち寄ったことになる。

恐るべし!

更に、昨年はチュウシャクシギと推察される100羽前後の群れを観察されたというトドメのお言葉をいただき、心肺停止寸前であった。

まだまだ知らないことが多くて嬉しい悲鳴である。

湾内には繁殖羽へ移行中のアカエリカイツブリが浮いており、こちらも小躍りするくらいなのだが、先の衝撃エピソードにしばし呆然と観察した。

アカエリカイツブリ

次の目的地・平潟湾へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)

キョウジョシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、イソシギ、トビ、カワウ、ヒメウ、コアジサシ、イソヒヨドリ、カルガモ、アカエリカイツブリ 計11種

キビタキ 2021.5.4 円海山 

今回の特集は地元で観察したキビタキです。

鳴き声は前週から聞いていましたが、姿は見れずの日々、、、。

ようやく姿をじっくり観察できました。

朗らかな鳴き声、鮮やかな黄色の装い、キリッとした顔つき。

大好きな夏鳥です。

最後は動画をどうぞ。

探鳥記 2021.5.1 酒匂川 9:15~13:30 曇一時雨

本日は酒匂川河口での探鳥。

本来なら私が担当するホビーズワールド主催の観察会の実施日であったが、コロナ禍で残念ながら中止なってしまった。

企画者としては実際に開催していたならば、どんな様子であるかは知りたいところである。

小田原駅に到着後、酒匂川に向かう前に観察会後のオプショナルツアーを予定していた小田原城址公園へ。

天守閣の付近をサラッと探鳥しただけだが、キビタキの声を2か所で聞くことができた!

渡り途中の立ち寄りと思われるが、朝からご褒美をいただいた気分である。

小田原のランドマークである小田原城天守閣

バスで酒匂川河口へ移動。

酒匂川河口を望む 洪水の度に水域の地形が変わる酒匂川 

ここでの注目はコアジサシの小群と渡り途中のシギ・チドリ達。

コアジサシはキリッ、キリッと鳴きながら上空を舞ったり、まったり休んだり、魚をくわえて飛び去る姿も観察できた。

小田原市の鳥であるコアジサシ

そして、いよいよシギ・チドリ達。

国道一号線付近の対岸に赤褐色の大きなシギがいたので、パッと見てオオソリハシシギ雄の繁殖羽だろうと思っていたのだが、何とオグロシギの繁殖羽!

オグロシギ雄繁殖羽 まさかここで出会えるとは、、、。

神奈川でオグロシギが観察されるのは珍しいが、特に春の渡り時の綺麗な繁殖羽が観察されるのは非常に珍しいだろう。

しばし頭部や胸付近の鮮やかな赤褐色の繁殖羽に魅了された。

他にはチュウシャクシギコチドリキアシシギソリハシシギメダイチドリウズラシギを確認。

キアシシギ

左)キアシシギ 右)オグロシギ

左から、飛翔ソリハシシギ、水際チュウシャクシギ、飛翔キアシシギ

いつの間にかウズラシギが降臨 本日はオグロシギの登場でインパクトは大きくないが、普段なら好きなシギなので小躍りレベル!

左)ウズラシギ 中央)ソリハシシギ 右)オグロシギ このトリオが並ぶのは珍しい。

途中から雨が降り始め、中断の合間に上流域を簡単に探索。

ここではいまだ滞在中のカワアイサマガンを観察。

昨年のこの時期も2羽のカワアイサを観察しており、そのまま越夏したそうだ。

このカワアイサはどうなるのか?

カワアイサ

マガン 後日の観察談によると、この個体は片方の翼の動きがぎこちないようでケガによる滞在の可能性もある。

雨により行程の半分くらいの探鳥となったが、予想していた鳥の観察状況だったので、中止の口惜しさ半分と安堵感半分で終了した。

見聞きした野鳥(観察順)

ツバメ、アオサギ、コアジサシ、オグロシギ、オオバン、メダイチドリ、コチドリ、キアシシギ、ソリハシシギ、ウズラシギ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ、ハシボソガラス、コシアカツバメ、イワツバメ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、カワウ、ウミネコ、オオヨシキリ、ツグミ、コガモ、ハクセキレイ、トビ、カワアイサ、マガン、セグロセキレイ 計29種

探鳥記 2021.4.26 平潟湾 10:00~10:30 晴

ベイサイドマリーナから平潟湾へ。

地元バーダーの方の情報ではメダイチドリハマシギが飛来しているとのこと。

先週からチェックしているが、タイミングが悪く、観察できない日々が続いている。

到着して直ぐにチュウシャクシギがそばにいるのを発見!

ここでは2年連続の飛来となったチュウシャクシギ

先程のベイサイドマリーナでの興奮が再び蘇った!

警戒心が強く、飛び去っては戻ってくるを繰り返していた。

同じ日に金沢区の別々の場所に飛来していたことになり、2羽並んでの観察より嬉しい。

幸浦沿岸など周辺部には3羽目がいるかも。

そばには今季ここでの初認となるキアシシギの姿も。

常連さんだが、毎年初認するまでは旅の無事を祈るばかりだ。

この日は3羽のキアシシギを確認。

ちなみに本日もメダイチドリハマシギには出会えなかった。

見聞きした野鳥(観察順)

チュウシャクシギ、キアシシギ、スズガモ、イソヒヨドリ、ムクドリ、アオサギ 計6種

探鳥記 2021.4.26 ベイサイドマリーナ 8:20~9:20 晴

シギ・チドリの渡りシーズンということで、金沢区臨海部の様子を見に行くことに。

まずはベイサイドマリーナ。

ここでは越冬中のキョウジョシギの動向と渡り途中のシギ・チドリの動向に注目である。

ほぼ干潮ということで、道路沿いの側壁基部付近が露呈しており、そこには予想通りキョウジョシギの群れがいた。

その数25羽で盛んに採食行動をしている。

中には側壁の高い部分にいる虫を捕るために背伸びをした格好のキョウジョシギもおり、いつ見ても興味深い。

次に対岸の防波堤をチェックすることにする。

昨年、小型のシギを複数目撃したので、今年も何かいるのではないか?いつも以上に期待を込めて注視していると、何とチュウシャクシギがいるではないか!

この時期、平潟湾では観察することはあるが、ここでは初見である。

かなり遠いが独特のくちばしはハッキリと認識できる。

周囲には20羽前後のキョウジョシギがいるのも判明。

先程の群れとこちらの群れのどちらが越冬組か渡り組か?あるいは全て渡り組か分からないが、昨年の八景島での約100羽の群れといい、やはり、このエリアは一大中継地であることは間違いないだろう。

シギ・チドリ以外では常連のミサゴ、ペアで行動していたイソヒヨドリ、地味ではあるが5羽の繁殖羽のヒメウがいた。

興奮を抑えて、次の目的地。平潟湾へ。

まとめ動画

見聞きした野鳥(観察順)

チュウシャクシギ、キョウジョシギ、イソシギ、イソヒヨドリ、カワウ、ヒメウ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、ツバメ、カルガモ 計11種