探鳥記 2020.6.14 金井遊水地 10:15~12:00 小雨

イカルチドリの抱卵の様子が気になるので、金井遊水地へ。

駐車場から遊水地へ向かう途中、セッカの声が聞こえてきた。

遊水地ではオオヨシキリ、声はすれども姿は見れず。

昨日からの雨で柏尾川が増水しているので、カルガモ達が堤防上に避難していた。

金井公園そばの工事現場入り口からイカルチドリを探索開始。

間もなく周囲を活発に動いているイカルチドリを発見、しかも額の黒帯がハッキリと黒いので雄である。


イカルチドリ

6日と10日に観察した抱卵個体は黒帯が褐色味がある雌に見えたので、この雄は抱卵個体とは別個体でしかもペアの可能性が高い?

抱卵している雌を確かめて2羽いることを確認すべく、環状3号線近くのポイントへ。

本日も同じ場所で雌が抱卵していた。

抱卵中にイカルチドリやその卵がカラスや猛禽類などに襲われる可能性もあるので、毎回確認するまでは心配である。

抱卵場所から少し離れた場所で先ほどの雄を再発見して、雄雌を同時に観察することができた。

観察中に抱卵場所の工場跡地の上空をコチドリが旋回飛行した。

これに対してイカルチドリの雄と雌が何かアクションを起こすか?注目したが、動きなし。

ちなみに、この場所は例年ならコチドリが営巣する場所であるが、今季はイカルチドリが営巣しているので追い出されたのだろうか。

イカルチドリコチドリの繁殖エリアが重なった場合、イカルチドリの方が優位性があり、コチドリを追い出す傾向にあると聞いたことがある。

この場所は広大なので3ぺアくらい共存できると思うのだが、今のところコチドリの繁殖活動を確認していない。

※以下の動画は①最初に観察した雄②抱卵中の雌③雌と雄の同時撮影で構成。

イカルチドリの観察中、ウグイスオナガが見やすい所にいたので、じっくり観察した。


ウグイス


オナガ

最期に、今まで前提としてイカルチドリの抱卵と記載しているが、この場所は立ち入り禁止でしかも2か所の観察ポイントから卵が見えない。

間接証拠として①6日と10日と14日の観察で雌が少なくとも30分以上同じ場所から動かず、抱卵しているような姿を観察していること②雄と雌を1羽づつ確認したことだけである。

この先もさらなる間接証拠を積み上げるとともに、雛の確認という直接証拠を是非つかみたい!

イカルチドリの抱卵期間は約27日間だそうだ。

最初に確認した6月6日に抱卵開始とすると7月2日に雛が孵る計算だ。

それ以前に抱卵開始したとすると、もしや明日?の可能性も、、、。

雛との遭遇を期待して、今後も定期的に通うことになりそうだ。

見聞きした野鳥(観察順)

セッカ、オオヨシキリ、ムクドリ、ウグイス、シジュウカラ、カワウ、アオサギ、ハクセキレイ、カルガモ、イカルチドリ、シジュウカラ、ハシボソガラス、コチドリ、チョウゲンボウ、キジバト、スズメ、カイツブリ、メジロ 計18種

スポンサーリンク