探鳥記 2019.6.14~16 宮古島③ 2日目 5:30~19:00 晴れ

昨日、無事にオオクイナを観察できたので、本日はまずはキンバト観察に集中しよう。

宮古島で探鳥経験のあるバーダーの話によると、簡単にみられる鳥ということだが、鵜呑みにするのは危険である。

人気のない早朝に森の小径の地面に降りて餌を探しているキンバトのイメージを持って大野山林へ。

まだ暗い5時に出発、コンビニで朝食を取って、森に到着した時にはすっかり明るくなっていた。

大野山林 5:30~7:45

さすがに早朝なので、昨日より野鳥の鳴き声が盛んに聞こえる。

まだ日の出直後で夜の余韻があるのかアオバズクの声がした!

さらに驚いたのはカッコウの声がしたことだ。

この時期なので通過中に立ち寄ったとは考えにくい。

宮古島ではホトトギスは夏鳥ということは知っていたが、カッコウは想定外だった。

鳴く度に探索するも観察できないのはカラスバトアカショウビンキンバト

しかし、普段聞くことができないので声を聞くだけでも嬉しい。

森に入って水場へ向かう途中で、この旅で一番気合が入っている仲間が前方の小径にいるキンバトを発見!

イメージ通りの遭遇場面となったが、どんどん奥に行ってしまって、直ぐに姿が見えなくなった。

水場をのぞくも野鳥の気配なし。

昨日は探索できなかった森の奥へと進む。

特にリュウキュウアカショウビンリュウキュウサンコウチョウの鳴き声が森に響き渡る。

こんなに鳴き声が聞こえるのだから意地でも探すぞ!

しばらくして声を頼りにようやくリュウキュウサンコウチョウ雌を目撃できた。

森からサトウキビ畑に出ると、畑奥からミフウズラの単調な鳴き声がした。

再び森に戻って水場経由で展望台へ。

途中で本日2回目のキンバトを発見。

樹木からこちらに向かって飛翔して来て、目の前を横切った後、前方の小径に降り立った。

※動画前半は1回目、後半は2回目の様子

展望台周辺は昨夜リュウキュウコノハズクの鳴き声の密度が濃かった場所である。

ひっそりと眠っている姿を観察できるかな?

淡い期待をしながら周囲の森を探索しながら展望台に到着。

階段の壁に設置してある野鳥の点画を楽しみながら最上階へ。

南国の日差しを浴びながら大野山林を360度見渡すことができた。

昨日からカラスバトの鳴き声を樹上付近から何度も聞いているが、姿を見ていない。

この展望台から上から目線でカラスバトを観察できるのではないかと探索するも見つけるのはキジバトであった。

さて、そろそろ次の目的地に移動しよう。

本日は終日探鳥できるので、行く場所がたくさんあるのだ。

メンバーの見たい鳥と行きたい探鳥地を移動時間と移動距離を考慮して効率良く回るのが遠征探鳥の醍醐味である。

激論?の末、次の目的地は宮古島最北端にある池間島にある池間湿原に決定!

カーナビ頼りの名ナビゲーターの私は地点名ではなく画面地図から目的地付近を設定。

さすが迷ナビゲーター、画面地図のコンパスが南北逆さまであることに気が付かずに!!

我々はどこにたどり着くのか?

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
イソヒヨドリ
メジロ
ホトトギス
アオバズク
カッコウ
アカショウビン
ハシブトガラス
サンコウチョウ
カラスバト
キジバト
キンバト
カルガモ
ミフウズラ
コサギ

計15種

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