「神奈川探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2021.11.27 早戸川林道 14:00~16:50 晴

柔らかい西日が差し始めた頃に早戸川林道へ移動。

時間帯と体力を考えて、2往復から1往復へ!

林道は日陰に入ると寒気がするくらいであった。

鳥の気配は少なかったが、ルリビタキミソサザイジョウビタキアオジカラ類の混群などを見聞きした。

エナガ

エナガ

アオジ

出会った方々の話では、ベニマシコカヤクグリもいるようだが、林道そばまで降りてこないそうだ。

探鳥を終える頃に日没を迎え、本日の探鳥をお開きにした。

見聞きした野鳥(観察順)

ルリビタキ、ジョウビタキ、エナガ、ミソサザイ、シジュウカラ、トビ、ミサゴ、コゲラ、カワウ、マガモ、アオサギ、メジロ 計12種

探鳥記 2021.11.27 松茸山  10:00~13:50 晴

早戸川林道を2往復!する予定で現地へ向かったが、途中の分岐点に差し掛かった時に違う道をノリで選択。

結果として松茸山を登頂するコースとなった。

鳥が少ない中ではあったが、カラ類の混群の中にキクイタダキアトリを見つけたり、稜線上空を飛ぶペアのクマタカを発見できて良かった。

2羽でソアリングするクマタカ 突然の登場かつ短時間観察ではあったが、丹沢の盟主の風格をしばし堪能。

クマタカ 翼の後縁の膨らみは遠くからでもハッキリと目立つ!

コガラ ふだん観察機会が少ないことやそのベレー帽の可愛さに遭遇すると見入ってしまう。

アトリ雌 嬉しい出会いとなった。

松茸山山頂付近では所々に残る紅葉を堪能したり、周囲の山稜を眺望した。

まだまだ探鳥は続く。次のポイント・早戸川林道へ。

見聞きした野鳥(観察順)
キジ、メジロ、シジュウカラ、キクイタダキ、コガラ、カワウ、トビ、ヒガラ、ヤマガラ、コゲラ、エナガ、ヒヨドリ、キセキレイ、ルリビタキ、クマタカ2,アトリ 計16種

探鳥記 2021.11.27 相模川自然の村公園 8:00~9:20 晴

本日は宮ケ瀬湖周辺に詳しい方と探鳥することに。

まずは橋本駅から宮ケ瀬湖へ向かう途中にある 相模川自然の村公園へ立ち寄った。

2014年の冬にウタツグミを観察した場所だから、7年ぶりの再訪となった。

駐車場付近の池周りではアオジジョウビタキシメの冬の小鳥を観察。

ジョウビタキ雄 私にとって冬鳥の象徴はジョウビタキであり、更に突き詰めると、この大きく目立つ白斑!小学生の時に隣家の庭先に来るジョウビタキを楽しみにしていたことを思い出した。

河川敷では2羽のイソシギが行動を共にしていた。

川面ではセグロセキレイが濁った声を出して飛び回っていた。

カモの姿を求めたが、1羽も見つからず。

周辺の農耕地ではタヒバリ、そして背後にある山の上空ではオオタカが飛翔していた。

次の目的地・宮ケ瀬湖へ。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、アオジ、シメ、ジョウビタキ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイ、イソシギ、アオサギ、
トビ、ダイサギ、ホオジロ、メジロ、シジュウカラ、キジバト、エナガ、タヒバリ、オオバン、オオタカ、モズ 計21種

探鳥記 2021.10.3 権現山 9:00~11:30 晴

タカの渡りを観察に権現山へ。

駐車場から鷹見の展望台までの間でエゾビタキコサメビタキを観察。


コサメビタキ

普段見慣れている小鳥達とは飛び方が異なるので、遠くからでも意外と見つけやすい。

展望台の到着すると、早速クマタカが山の斜面から急浮上して、上昇気流に乗ってソアリングを開始。

クマタカ 突如現れて現場は騒然とした!

途中からノスリのちょっかいを出されたりもした。

その後は停滞した時間が続いたが、久々にお会いする先輩方との鳥談義は興味深く楽しい時間となった。

観察後半にノスリが前方近くに登場して、そのまま頭上を通過。後を追って富士山方面に目をやると、ノスリのそばにサシバを発見!


ノスリ 久々に特徴のある体下面の黒斑を観察。


サシバ 

どこから飛来してきたのか?誰も気がつかなかったようだ。

やはりサシバを見ないと秋のタカの観察では寂しいので、良かった。

展望台周辺ではタカ以外では樹上にいるエゾビタキヤマガラを上から目線で何度も観察できた。

3年前には仲間が展望台からハイイロオウチュウを観察するなど、猛禽類だけでなく渡り途中の小鳥にも目が離せない場所である。

次の目的地へ向かうべく、午前中でお開きとした。


エゾビタキ

※ふれあいグループの皆様、お世話になりました!

まとめ動画

 

見聞きした野鳥(観察順)

エゾビタキ、コサメビタキ、アオゲラ、ヒヨドリ、クマタカ、ノスリ、ハシボソガラス、アマツバメ、イワツバメ、サシバ、ツミ、メジロ、ヤマガラ、コゲラ、シジュウカラ 計15種

探鳥記 2021.9.4 平塚市の水田地帯 9:00~12:30 曇

本日は雨が降るまで平塚の田園地帯を探鳥することにした。

今季は何度も休耕田巡りをしているが、17日にセイタカシギを観察できたぐらいで、相性が悪かったのだが、、、本日は様々な出会いがあった。

アカエリヒレアシシギ幼鳥

アカエリヒレアシシギといえば、クルクルと回り続けながら落ち着きなく採食行動する姿を思い浮かべるが、本日は羽繕いするなど、のんびりと過ごしていた。

2羽だけかと思いきや3羽目が登場!

セイタカシギ

本日は2か所で観察したが、同一個体?

最初の出会いは目の間を飛び去る姿であった。ピンと伸ばした長い脚が目を引いた。

次の出会いではじっくり観察できた。

トウネン幼鳥

トウネンにとっては水深が深い休耕田だったのだろう、この後すぐに飛び去った。

ヒバリシギ幼鳥

2羽を同時観察。スッキリと全身を観察するのは難しかったが、首の長い姿勢の良い姿や鮮やかな幼羽を垣間見ることができた。

その他、羽縁は黄褐色のイソシギ幼鳥やジシギ類を3羽観察できた。

シギ・チドリ以外では2羽のヒクイナの観察と3か所でモズの高鳴きを見聞きしたことが印象に残った。

見聞きした野鳥(観察順)

チュウサギ、ハクセキレイ、セッカ、ツバメ、スズメ、アカエリヒレアシシギ、チョウゲンボウ、ヒヨドリ、セイタカシギ、イソシギ、ダイサギ、ハシボソガラス、キジバト、モズ、トウネン、ヒクイナ、カルガモ、アオサギ、ヒバリシギ、ヒメアマツバメ、ジシギ類 計21種

探鳥記 2021.7.31 相模川河口 11:30~12:20 晴

またまたシギチドリの様子を見に相模川河口へ。

前回はチュウシャクシギの群れと出会えたが、今回はどんな出会いがあるのか?

茅ヶ崎側の砂州を丁寧に探索したが、本日は見当たらず。

海岸に進むと、岩礁にたたずむキアシシギを発見!

拡大画像

キアシシギ

合計4羽を観察できた。

しばらくすると2羽のキアシシギが鳴きながら平塚側の防波堤へ移動。

着地点をスコープで確認するとキョウジョシギも一緒に飛翔して移動していた。

帰宅後に画像を確認するとキョウジョシギも写っていた。上) キョウジョシギ 下) キアシシギ

拡大画像
キョウジョシギ 特徴のある上面模様

帰り際、橋の橋脚付近から再び砂州を探索すると、2羽のコチドリが水浴びをしていた。

ここでは子育て中のハクセキレイと黄色が眩しいカワラヒワを観察。


カワラヒワ雄 

種数は少なく、まだまだ始まったばかりだが、戻り渡りを実感した探鳥となった。

見聞きした野鳥(観察順)

ウミネコ、カワウ、スズメ、ハシボソガラス、トビ、キアシシギ4、キョウジョシギ1、コチドリ2、ハクセキレイ、カワラヒワ、ツバメ 計11種

探鳥記 2021.7.24 相模川河口 6:45~7:45 晴

約2週間ぶりの相模川河口。

前回は渡り途中のキアシシギ1羽を観察。

本日はどんなシギ・チドリと出会えることか、期待しながらの現地入り。

前回ササゴイキアシシギを観察したゴルフ場そばの岸辺ではイソシギ1羽を観察。

キアシシギソリハシシギなどをイメージしていたが残念!

砂洲にも気配がなく、海岸の岩礁エリアへ。

キョウジョシギを中心の探索中、海上を飛翔する8羽のチュウシャクシギを発見!

こちらに来い!と念じながら観察すると、見事に先ほどの砂洲方向へ視界から消えていった。

砂洲に急行すると、チュウシャクシギ達は遠くの水際で水浴びと羽繕いをしている最中。

見たところ、群れには幼鳥はおらず。

今まさに渡り途中に立ち寄って、休憩している様子を観察できて嬉しい。

大きさに違いがあるのが分かる。性差か?個体差か?

水浴びや羽繕いをした後に群れで水を飲みに来た。

動画をどうぞ。
遠目でも腰の白さが際立ちます。後半は飛翔シーンのスロー再生を長めにアップしました。


こちらに近づいて来ました!水しぶきが画面越しに飛んできそうな水浴び。水を盛んに飲んでいる姿はまさに到着した直後といった感じ。

しばらく休憩した後、頭上を越えて海上へ飛び去っていった。

そのほかには、コチドリを2羽観察、こちらは地付きの個体であろうか。

これからの時期、更に立ち寄るシギ・チドリが増えていくと思うので、チェックしていきたいと思う。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ハクセキレイ、イソシギ、ハシボソガラス、ツバメ、トビ、ウミネコ、カワウ、カワラヒワ、チュウシャクシギ8、コチドリ2 計11種

探鳥記 2021.7.11 相模川河口 7:45~8:25 晴

GW以来の相模川河口へ。

茅ヶ崎市側のゴルフ場周辺を探鳥した。

開始早々に上空を飛び回るヒメアマツバメを観察、巣はそばの工場にあった。

巣の形態からコシアカツバメの古巣を利用していた。

巣に入る直前のヒメアマツバメ

ゴルフ場そばの護岸ではひっそりとたたずむササゴイを発見!

今季はササゴイの観察機会が多いそうだ。

拡大図 ササゴイ発見!

ササゴイを観察していると、そばにシギがいる。

イソシギかと思いきや、何とキアシシギ

遠くからでも黄色の脚は目立っていた。

戻り渡りの途中の立ち寄りだろう。

ちなみに三番瀬でも数日前にキアシシギが観察されたそうだ。

前回のGWにチュウシャクシギオオソリハシシギハマシギメダイチドリコチドリを観察した砂洲には何もおらず。

ゴルフ場の鉄塔上ではハヤブサが食事中。

拡大図 食事中のハヤブサ

動画 ※鳥を食べている様子が流れますので、ご注意下さい。


いよいよシギ・チドリなどの渡りがスタート。

10月ぐらいまで様々な鳥がここに立ち寄ることだろう。

思わぬ出会いがあるかも。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒメアマツバメ、スズメ、ハシボソガラス、ササゴイ、キアシシギ、ウミネコ、カワウ、トビ、イソシギ、ハクセキレイ、ムクドリ、ハヤブサ、カルガモ、オオヨシキリ、ツバメ、カワラヒワ 計16種

探鳥記 2021.6.20 早戸川林道 8:10~12:30 晴

夏鳥シーズンの早戸川林道の様子が知りたくなった!

前日に雨が降ったので、ヒルに気を付けながらの探鳥となった。

本日は駐車場〜金沢橋〜早戸川橋を往復するコース。

全面アスファルトで真ん中を歩けばヒルは回避できるだろう。

駐車場に着くと早速「ヒリリ、ヒリリ」というサンショウクイの鳴き声が聞こえて、テンション急上昇。

スタートして直ぐの樹上で姿を確認できた。

サンショウクイ 鳴きながら飛び回る姿を見ることが多いので、久々にじっくり観察できた。

そばではホオジロカラ類がにぎやかだ。

ホオジロ

森の奥からはキビタキサンコウチョウセンダイムシクイオオルリの声が響き、早くも役者が揃った。

サンコウチョウは探鳥中に少なくとも5箇所から声が聞こえて来た。

前回3月に探鳥した際はヤマセミを観察したので、今回は湖面が見えれば注意深く探索したが、結局見つからず。

今回は特にオオルリ雄の幼鳥、若鳥、成鳥を観察できて、違いを楽しめた。

オオルリ雄第1回夏羽

猛禽類はミサゴノスリトビで、残念ながらクマタカは観察できず。

換羽中のミサゴ 

また今回は幼鳥を各地で観察することができた。

エナガ幼鳥

シジュウカラ幼鳥

姿を見ることが難しくなる時期ではあるが、その分、美声を聴いたり、声を聞き分ける楽しみを味わえることができる早戸川林道であった。

見聞きした野鳥(観察順)

サンショウクイ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、キビタキ、サンコウチョウ、ウグイス、コゲラ、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、センダイムシクイ、オオルリ、エナガ、ノスリ、トビ、カワウ、カケス、ホトトギス、ヤブサメ、アオゲラ、ジュウイチ、ヒガラ、ヤマガラ、ミソサザイ、イカル、キジバト、カワラヒワ、イワツバメ、ハシブトガラス、キセキレイ、ミサゴ、アオサギ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ツバメ 計36種

探鳥記 2021.6.18 森戸川 11:10~15:50 晴

およそ一月ぶりの森戸川。

今回も相変わらずサンコウチョウの観察は難しく、姿を1回チラッと見ただけと声を3か所で聞いただけ。

例年に比べて、明らかに見聞きできる機会が減少しており、この状態はサンコウチョウが南に帰る秋口まで続くのか。

飛来個体数は例年と同じくらいなので、サンコウチョウが林道沿いの観察しやすい場所に近づかないだけだとは思う。

他の野鳥の動向であるが、センダイムシクイは林道入り口をちょっと進んだ付近で1羽のみのさえずり。

ホトトギスは何度も上空?高い樹上付近?から声を聞いた。

林道終点付近では雄の声に呼応して、雌のピピピピ、、、という声を3回聞いた。

あの周辺のウグイスの巣を狙っている感じだ。

キビタキは森戸川では声のみを聞くことが多い鳥であるが、今回は林道終点で観察できた。

キビタキ 観察時間中、縄張りを2周巡回していた

そして今回の主役はオオルリ、今までで一番じっくり観察できた。

特に林道終点では見つけやすい枯れ枝の止まることが多く、その美声と瑠璃色の姿を堪能。

観察最中にキビタキサンコウチョウホトトギスが同時に見聞きする機会があり、嬉しい悲鳴を上げたのだった。

見聞きした野鳥(観察順)

カワラヒワ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、カルガモ、ホオジロ、オオルリ、センダイムシクイ、キビタキ、ホトトギス、ヤマガラ、メジロ、シジュウカラ、キジバト、エナガ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、トビ、カワセミ 計20種