「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2018.1.1 舞岡公園 12:30~13:50 晴れ

円海山から舞岡公園へ。


天晴な元旦の舞岡公園

毎年正月に舞岡に来てヤマシギ詣でをするので、まずはヤマシギを探すことに。

今年は堆肥場のそばにある湿地ときざはし湿地で観察されることが多い。

2つの湿地はもちろん、他のヤマシギポイントでも丹念に探索したのだが、ヤマシギが見つからない、、、。

観察時間とタイミングにもよるが、ここ数年舞岡では以前よりヤマシギを観察する機会が明らかに少なくなっている。

他の野鳥に目を向けると、きざはし湿地の道向かいの草地では今年もタシギが予想通り食事中である。

この草地の奥では今シーズンアリスイクイナが観察されているが、今回は発見できず。

瓜久保ではウソカシラダカを、大池周辺ではカワセミを期待するも観察できず。

夕方まで待てば、ヤマシギクイナは活発に動くと思うが、タイムオーバーで切り上げることにする。

観察時間帯が悪いとはいえ、冬の一番野鳥が多い時期なのに10種類の観察とは!

ジョウビタキモズシメなど冬の小鳥も常連バーダーもいない寂しい舞岡公園であった。

見聞きした野鳥(観察順)

アオジ
ヒヨドリ
コガモ
カルガモ
タシギ
ハクセキレイ
シジュウカラ
ハシブトガラス
メジロ
ウグイス

計10種

あまりに寂しい内容なので、以前の正月の舞岡で観察したヤマシギウソを掲載します

2016.1.2 ヤマシギ 

動画もあります


0:08 ミミズを捕まえて食べています

2015.1.3   ウソ雄

2015.1.3  ウソ雌

動画

正面から見るとふっくらした胴体がかわいいですね

 

 

 

探鳥記 2018.1.1 円海山周辺 9:30~12:00 晴れ

ようやくブログ上も新年を迎えることができました!

改めて本年も宜しくお願い致します。

起床が6:50。

毎年初日の出というより朝日を浴びる秀麗の富士山を見たいので地元の円海山に行くのだが、ちょっと間に合いそうもない。


昨年2017年元旦の朝富士

ということで、正月行事を済ませた後に円海山に初探鳥へ向かった。

本日の探鳥コースは栄高校裏~瀬上池~氷取沢の往復コースを採用。

スタートして直ぐにアオジを見聞きしてので、2年連続初見鳥はアオジであった。

しばらく歩くと小川沿いの露出した斜面にルリビタキを発見!

警戒心が強いのか直ぐに茂みの中に入っていった。

その直後、今度は崖の上部の水気のある窪地の方からミソサザイの「チョッ、チョッ」という鋭く高音の地鳴きが聞こえて来た。

さっと動いたがきちんと姿を見ることはできなかった。

何と幸先良いスタートではないか!

欲を言えば、初見鳥がルリビタキだったら最高だったと元旦から欲張りな気持ちになった。

この時点で今日は鳥運が良いと思ったが、この後はさっぱりの展開が待っていた。

瀬上池周辺は横浜でも野鳥が濃いエリアだが、この日は不思議と野鳥の気配がない。

トラツグミルリビタキウソクロジなどを観察できるイメージ場所を中心に探索するも見当たらない。

森で見かける地元バーダーも手持無沙汰な雰囲気だ。

こういう時は場所を変えようと氷取沢へ向かうことにする。

途中、富士山を見るためにコースを外れて、定点ポイントで初見富士。

今年2018年元旦の午前富士。雲が出てきてやはり朝の方が断然良い!

コースに戻って氷取沢へ下る。

途中の下り道はクロジ街道と呼ぶほど例年クロジを見聞きするのだが、全く気配がないのには驚いた。

その代わり、エナガの群れを何度も目撃できた。

エナガは同じところにじっとしないので、観察も撮影も難しい。

葉の裏に回って虫を探すエナガ

動画


氷取沢に到着して探鳥するも瀬上池と同様に野鳥の気配が少ないので瀬上池に戻ることにする。

帰りの登り斜面でもエナガの群れに遭遇して、エナガの機敏な動きに楽しく翻弄された。

瀬上池周辺では往路よりは幾分シジュウカラメジロエナガの声が増え、遠くからはカケスの「ジャー、ジャー」という声も聞こえた。

今日はこれ以上ここにいても厳しいだろう。

出だしは好調だったが、あまりの少なさに途中から今季の冬鳥の状況が心配になって来た。

次の目的地は毎年恒例の舞岡公園への梯子探鳥。

舞岡でこの停滞した雰囲気を変えようと鼻息荒く向かった。

見聞きした野鳥(観察順)

アオジ
ハシボソガラス
ヒヨドリ
シジュウカラ
コゲラ
モズ
ルリビタキ
ミソサザイ
メジロ
キジバト
トビ
ハシブトガラス
シロハラ
エナガ
ヤマガラ
カケス

計16種

探鳥記 2017.12.31 新横浜公園~亀甲橋~新羽大橋 11:30~13:30 曇り

2017年酉年の大晦日、隙あらば鳥見ということで、クビワキンクロ雌を観察するために新横浜公園へ。

小机駅から公園内に入る土手から周囲を見渡すと日産のスタジアムのサブグランドで横浜マリノスの選手が明日の天皇杯へ向けて最後の練習をしていた。

一際目立っていたのはボンバーこと元日本代表の中澤佑二選手だ。

やはり背が高く、リラックスしている雰囲気の中にもオーラが出ている。

この39歳のベテランの雄姿を撮らねば!

とシャッターを切るもどうも様子がおかしいので調べるとメモリーカードを家に忘れてきた!

初歩的ミスを大晦日にしてしまい、しばらく呆然。 ※皆さんも改めて気を付けてください。

元旦にミスするよりは良いかと気持ちを切り替えたつもりだったが、悲しいかなバックの中を何度も調べてしまった。

長池の前に立つとクビワキンクロ雌がちょうどタイミング良くこちらに向かって来た。

距離にして5mくらいか。

良いショットが撮れるだけに悔しい!

あまりに悔しいので拡大ズームで画面にあふれるクビワキンクロのドアップを連射してシャッター音の心地よさを楽しんだ情けない大晦日だった。

それにしても大晦日に横浜市内でクビワキンクロを観察できるとは!

新横浜公園では秋から大晦日までにメジロガモ雄、クビワキンクロ雌幼鳥、マガンホオジロガモクビワキンクロ雌成鳥が飛来しており、これも酉年のおかげか。

しばらく、ここで観察を続けてもよかったが、新横浜公園から鶴見川沿いに下流へ向かうコースも良い探鳥地なので、ちょっと足を延ばすことにした。

この時期の亀甲橋付近は木々のてっぺんの止まるチョウゲンボウ、川面ではキセキレイセグロセキレイハクセキレイタヒバリセキレイ科4種が一度に観察できる場所であるが、今日はどれも観察できない。

ここから鶴見川沿いに草原が広がり、アオジホオジロモズジョウビタキなどが多いが、今日はアオジがパラパラと観察できるだけ。

更に進むと新羽の地下鉄車両基地付近に到着するも鳥の気配がほとんどない。

ここはベニマシコカシラダカツグミが観察されることが多い。

冬の小鳥のあまりの少なさに戸惑いつつ、救いを求めて?川面を観察するも常連のキンクロハジロホシハジロカワセミもいない。

新羽大橋経由で東急大倉山駅に出て2017年の探鳥を無事終えた。

2018年1月13日15時の時点でクビワキンクロ雌を確認しました。水際の草むらに入って死角になることもあるので注意です。睡眠時に特徴あるくちばしを背中に隠している場合でも、ホシハジロ雌のように目の後方に涙が流れるような顔模様は見えることが多いので注目です。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ
ムクドリ
ホシハジロ
コガモ
クビワキンクロ雌
オカヨシガモ
ハシビロガモ
スズメ
オオバン
カワラヒワ
ハシボソガラス
トビ
ノスリ
カワウ
キジバト
ホオジロ
ヒヨドリ
アオジ
シジュウカラ
モズ
ハクセキレイ

計21種

探鳥記 2017.11.26 三ツ池公園 14:50~16:00 晴れ

寺家から三ッ池公園へ。

「三ッ池公園、野鳥」で脳内検索すると、2002年の冬クビワキンクロが観察された場所とトラツグミが割と観察できる場所(最近は分からない)とが出てくる。
魅力的ではあるがクビワキンクロの越冬も後日聞いた話であり、トラツグミも観察済みだったので、実は今回が初訪問。

三ツ池北門に到着するも駐車場が一杯で道路沿いに駐車待ちの車の列が見える。

しまった!入れないか!

正門の駐車場に移動するも、こちらも満車で焦ったが10分ぐらい待って何とか駐車できた。

刻一刻と夕暮れが近づく中でのスタート。

公園内は土曜日なので家族連れを中心に利用者が多い。

ちょっと落ち着いて探鳥するという雰囲気ではないが、カモ観察なので水面に集中して探索する。

下の池をさっと見るも水鳥がいないので、中の池へ。

中の池

水面中央にホシハジロ雌の姿を発見して、まずは一段落。

周りでは2羽のカイツブリが盛んに潜水漁をしている。

奥の方に目を向けるとキンクロハジロの群れを発見!

群れにクビワキンクロが混じっていないか?じっくりとチェックをするも残念ながら見当たらない。

というのも2002年に観察されただけでなく、今シーズン新横浜公園でクビワキンクロ雌幼鳥が観察されたのだが、新横浜公園で確認される前は三ツ池にいたという話を聞いていたのである。

珍鳥クビワキンクロとなぜか縁のある三ッ池公園、今後も注視していきたい。

キンクロハジロの群れは50羽前後で、雄の方が多いようだ。

キンクロハジロ換羽によるものだろう水面に白い羽毛があちこちに浮いている。

ほとんどのオスは脇羽に薄い褐色斑があるも繁殖羽へ完成間際といった感じ。

後もう少しで繁殖羽

キンクロハジロは時々ビックリするぐらい翼を水面に打ち着けてバシャバシャしたり、下腹を見せて羽繕いをしている。

シンクロ?


池の奥の方ではホシハジロの群れも見える。

同行者がキンクロハジロの幼鳥を見つけたので下腹の様子に注意して観察する。

キンクロハジロ雌幼鳥 上陸すると下腹の模様が成鳥とは異なることが分かる。

そばにいる小さい子供がキンクロハジロのことをカモメちゃんと呼ぶ度にニヤニヤしてしまった。

下の池に移動する。

ここではカルガモを多く観察したが、ペア?なのか2羽での行動が目に付いた。

夕暮れが近づいて来たので、観察を切り上げる。

今回ようやく探鳥することができ、三ッ池公園の様子を知ることができた。

週末は利用者が多いので、駐車も含めて快適な探鳥をするならば、早い時間帯がよいと思った。

ところで12月8日早朝に九州探鳥に向かう長崎行きの飛行機から横浜市内を見る機会があった。

水鳥の気持ちになって、どこに降りたら安全かという目線で見ると、横浜市北部なら三ッ池公園と新横浜公園の池が目についた。

北から飛来して来たカモにも同じように見えるのだろう。

ちなみに横浜以外だとやはり相模川や酒匂川流域は広々として降りて休憩したくなる場所に思えた。

こういう場所がガンツルなど警戒心がより強い野鳥の飛来地になっているのもうなずけた。

次回は三ツ池公園のキンクロハジロ特集!

見聞きした野鳥(観察順)

ホシハジロ
カイツブリ
キンクロハジロ
カルガモ
ヒヨドリ
ムクドリ
スズメ

計7種

 

探鳥記 2017.11.26 寺家 12:15~13:30 晴れ

新横浜公園から寺家へ。

寺家で最後に探鳥したのは4年前の冬。

最近はすっかり足が遠のき、また以前ほど寺家の野鳥の状況も耳にしない。

最近の様子が気になるし、同行メンバーも寺家はいまだ探鳥したことがないとのこと。

4年前はルリビタキを5か所で観察したのを覚えているが、今回はどんな冬鳥との出会いがあるのか?

四季の家の駐車場からスタート。

むじな池、大池方面の刈田を進む。

刈田にはセグロセキレイハクセキレイを発見。

前回はここでカシラダカの群れが入って盛んに採餌していた。

上空を見上げるとノスリが2羽のカラスにからまれているのを発見!

冬季はトビの次に観察する機会が多いノスリだが、意外にもこの冬シーズン初めての観察となった。

動画 ※スロー再生あり

前回ルリビタキを観察した場所をチェックするため、谷戸の奥に進む。

アオジの地鳴きが時々草むらから聞こえて来て冬鳥の到来を知ることができたが、ルリビタキは見聞きできなかった。

谷戸の最奥部の大池に到着した。

大池から谷戸を望む

水面を見ると3羽のキンクロハジロがひっそりと休憩中。

繁殖羽間近のキンクロハジロ雄

最初は気が付かなかったカイツブリを発見して、今年は大池でカイツブリが繁殖していた話を思い出した。

大池から尾根に登って野鳥の森に向かう。

大池から尾根への登り道手前付近は冬季はクロジルリビタキの観察スポットなので要チェックである。

尾根に出て野鳥の森を抜けるまで今回はほとん野鳥に出会わなかったが、冬季はアオゲラアカゲラを観察する機会が多い。
野鳥の森の中の様子

冬の小鳥達はまだまだこれからという感じだったが、今までの観察記録と潜在能力から今シーズンの冬鳥観察に期待したい。

時間が間に合うか分からないが、カモの様子を知りたいので三ツ池公園に向かう。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

セグロセキレイ
ハクセキレイ
ノスリ
ハシボソガラス
アオジ
メジロ
コゲラ
キンクロハジロ
カイツブリ
シジュウカラ
ヒヨドリ
ウグイス

計12種

 

探鳥記 2017.11.26 新横浜公園 7:50~10:30 晴れ

今回は横浜北部の探鳥地を巡ることにした。

まずは11月3日以来の新横浜公園へ。

話によると11月3日前の1週間のうちに、ここでマガンクビワキンクロ雌幼鳥、ホオジロガモなど短期間の立ち寄りがあった。

今年10月のメジロガモを含めると、今シーズンは凄いことになっている。

新横浜公園はガンカモ移動の時期は要チェックの場所であることを再認識した。

それにしてもまさか日産スタジアムのそばにマガンが飛来するとは思わなかった。

今回の探鳥目的は、昨年に続き今年も飛来したミコアイサ雌を見ることだ。

第3駐車場から真っ直ぐ進んで長池の前に出たところから探鳥開始。

池の向こう岸付近にじっとしているハシビロガモの小群がまずは目に付いた。

換羽中の様子をじっくり見たいと丁寧に観察していると、何とタシギがそばにいた!


左)ハシビロガモ雌、右)タシギ


繁殖羽へ換羽中のハシビロガモ

長池には数羽のコガモがいる他はハシビロガモの小群がいるだけ。

お目当てのミコアイサはどこへ?

姿が見えないとなると、飛び去ったのか?公園の右手奥の投擲場の方にいるのか?

長池を右に移動すると、バーダーがミコアイサは水門近くの小池にいると教えてくれた。

小池に向かう途中でミコアイサが長池の方に移動してきて、水面に浮かぶ姿をようやく観察することができた。

ミコアイサ雌はひんぱんに潜水を繰り返し、しかもかなりの距離を水中で移動するので最初はどこにいったか右往左往した。

ミコアイサ


通称パンダガモの雄の方が注目されがちだが、雌の落ち着いた色合いも良い!

ミコアイサに夢中になって気が付かなかったが、いつの間にかオカヨシガモ雄2羽が水面に浮いていた。

ようやく新横浜公園で今シーズン初対面となった。

ミコアイサオカヨシガモとも対面できたので、次の目的地の寺家方面に向かう。

次の目的地、寺家に向かう。

見聞きした野鳥(観察順)

モズ
ハクセキレイ
ハシビロガモ
タシギ
コガモ
バン
アオサギ
オオバン
ユリカモメ
カワラヒワ
ハシボソガラス
タヒバリ
ミコアイサ
オカヨシガモ
トビ

計15種 目撃談 ツグミ

探鳥記 2017.11.25 長浜公園 10:25~13:30 晴れ

今回は京急の能見台駅から長浜公園へ。

前回11月11日からどの程度カモの換羽の様子が変化しているか楽しみだ。

D観察窓

能見台駅利用なのでD観察窓からスタートする。

この窓は他の窓より1番広く池を見渡せることができるので、その日の長浜池の様子を知るには最適な場所だ。

D観察窓からの眺め

中の島には前回よりカモの姿が少ない。

左手にはキンクロハジロホシハジロの群れが集まり、点々とコガモがいる。

ざっと見終わえたので、今度はじっくり観察するためC観察窓へ移動。

C観察窓

まずはオカヨシガモ雌の非繁殖羽がすぐ目の前にいたので、さっそく撮影できた。

三列風切に薄褐色の斑が出れば繁殖羽、なければ非繁殖羽なのだが、鮮明な画像が撮れず。

この個体は確かに下腹が白いので雌ではあるが、胸の黒斑が細かく、また脇羽最上部の羽根模様も尖がっているので幼鳥らしい特徴がある。

ホシハジロ雌がペンギンのような格好で立っている。

通常は後ろの個体のような姿勢で休んでいることが多いのだが、下腹の日光浴?でもしているのかなぁ。

こう見ると改めて潜水型カモの特徴である脚が胴体の後方に付いているのが分かる。

ここで地元の先輩バーダーと出会い、じっくりと鳥談義。

今シーズンからカモの換羽の推移を特に意識するようになったのも先輩との鳥談義がきっかけである。

B観察窓

前回同様オカヨシガモはもちろん他のカモの姿も見えなかった。

A観察窓

まずはA観察窓そばで柿の実をついばむメジロをしばらく観察。

A窓をのぞくと止まり木にカワセミの姿が!

毎度のことだがA窓のカワセミの観察率は非常に高い。

しかし、このカワセミ、普通より痩せて見えるのは気のせいか?

前回はここでゴイサギを観察したが今回は残念ながら登場せず。

しかし、ここでまたもや先輩バーダーとの偶然の出会いがあり、しばらく鳥談義。

先ほどまで野島で探鳥して帰りに長浜公園に立ち寄ったとのことだが、野島は私が探鳥した11日とさほど状況は変わらない様子。

ここで時間となったのでお開き。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ
キンクロハジロ
ホシハジロ
カワウ
アオサギ
コサギ
コガモ
ハシビロガモ
カルガモ
オカヨシガモ
シジュウカラ
メジロ
ウグイス
キジバト
カイツブリ
オオバン
カワセミ

計17種

探鳥記 2017.11.11 野島 14:15~15:05 晴れ

幸浦駅から野島公園駅で下車して野島に向かう。

伊藤博文別邸付近から八景島を望む。

2017.1.9  撮影
ウミネコが海上でポツンポツンと浮いているだけである。

別邸前の護岸には例年通りヒドリガモの群れが水草を採餌していたので一安心。

実は渡って来たばかりのヒドリガモの換羽の様子をじっくり観察したかったのである。


ヒドリガモ雄。雨覆が白いのでエクリプスから繁殖羽へ移行中の個体。

しばらく1羽1羽の羽衣の様子をじっくり観察した。

自然海岸の方へ進むと、こちらでは単独で採餌中のヒドリガモを発見した。

以下、その様子の動画


波間に揺れながら水草を次々と採餌している。

沖合では5羽のスズガモを発見。

これからどんどん増えて行き、冬の最盛期にはスズガモ大群が沖合に浮かぶ光景を目にすることができる。


野島の自然海岸から沖合のカモの群れを望む。2017.1.9

野島水路には50羽近いオオバンの群れが工場の排水口付近に溜っている。

ここではカンムリカイツブリスズガモヒドリガモの姿を観察。

松林ではビンズイを探したが見つからず。

斜面の樹林からはウグイスジョウビタキの声がする。

モズシメアオジなどの冬の小鳥達もまだのようである。

昨シーズンは常連のカモの他に、シロエリオオハムオオハムホオジロガモウミアイサなどが現れて、この海域はずいぶんと海鳥観察で盛り上がった。

今シーズンはどうなるか今から楽しみである。


ウミアイサ雄 幼鳥から第1回冬羽へ移行中と推定。2017.1.9 野島沖


ホオジロガモ雄 第1回冬羽と推定。2016.1.1 野島水路

 

見聞きした野鳥(観察順)

ハクセキレイ
ウミネコ
オオバン
ヒドリガモ
ヒヨドリ
ハシボソガラス
スズガモ
カンムリカイツブリ
ジョウビタキ
カワウ

計10種

 

探鳥記 2017.11.11 長浜公園 12:05~13:45 晴れ

今回は横浜市金沢区臨海部のカモの飛来状況とカモの換羽の様子を知りたいので長浜公園と野島で探鳥することにした。

最近、新横浜公園ばかりでカモの観察をしていたので、ずっと長浜公園が気になっていた。

幸浦駅で降りて歩いて5分くらいで長浜公園に到着。

まずはD観察窓へ。

そばまで来るとカワセミの鳴き声が聞こえてきた。

急いでD窓から探すと、遠くの岩に上にカワセミを発見、しばらく美しさを鑑賞する。

茂みからはウグイスの「ジャッ、ジャッ」という声。

次にC観察窓へ。

これからのカモの時期、C窓前の水面にオカヨシガモの小群を観察する機会が多い。

毎年、不思議とこの場所にいることが多いのだが理由は分からない。

オカヨシガモの主食は植物なので、この付近に好物の水草でも自生しているのか。

今回はこの窓からは何も観察できず。

次にB観察窓へ。

到着時は潮が満ちてきており、中の島は干潮時の半分ぐらいの狭さだ。

ざっと見たところ、中の島にはカワウコガモカルガモホシハジロアオサギが目に付いた。

島の向こうの対岸付近にはキンクロハジロホシハジロの群れが休憩中。

今回は渡って来たばかりのハシビロガモオカヨシガモの換羽の様子を是非とも観察したかったのだが、まだ飛来していないのか?

まいったな~と再度1羽1羽丁寧に観察すると、なんだか周りのカモより黒っぽいカモを見つけた、ハシビロガモだ。


ハシビロガモ雄 エクリプスから繁殖羽へ移行中。

くちばしが見えなくても抜群の存在感!だったら早く見つけろ!ではあるが、悪役が似合いそうなカモだ。

当日は4羽確認した。

そして黒いお尻が目立つオカヨシガモも無事発見、目立つところに登場してくれた。

オカヨシガモ雄 繁殖羽

水浴びの時間帯なのか今回はあちこちでカワウの豪快な水浴びを観察できた。

この動画を掲載した理由は、カワウが長い羽根を咥えながら豪快な水浴びをしていたからである。

観察当初、魚を捕まえる練習でもしているのかと考えたが、幼鳥ならともかく成鳥であるから考えにくい。

巣材を運んでいるのかと思ったが、動画に映っているように最後は捨てているし、巣材を持って飛んでいく様子もない。

しばらくすると別個体が枝をくわえて泳いでいるのを観察したが、この個体もしばらくして枝を捨てた。

師匠S.Sさんによると、巣作りのための擬似行動の可能性があるとのこと。

フィールドに出るとまだまだ分からないことがたくさんあるのに気付かされる。

次に隣接する淡水池へ。

休憩中のコガモの小群とカルガモを観察。

ここでは樹木に止まっているゴイサギをイメージして探すが、最近は見る機会がない。

カワセミの声が聞こえてくるが、樹木で見えないのはいつもの光景である。

次にA観察窓へ。

ここからはB窓からは死角となるエリアを観察できる。

中の島の裏に2羽のハシビロガモを発見。


2個体とも先ほど同様にエクリプスから繁殖羽へ移行中の個体。

B観察窓からは気がつかなかったが、オナガガモもみつけることができた。

再度B観察窓へ。

オカヨシガモ雄とホシハジロ雌が並んで泳いでいたのだが、こんなに大きさに差があったのか?驚いてしまった。

両者の全長は、フィールドガイド日本の野鳥にはオカヨシガモ50cmホシハジロ45㎝で、日本のカモ識別図鑑にはオカヨシガモ45~57㎝ホシハジロ42~49㎝とある。

目視で10㎝くらいの差はあると感じた。

最後にD観察窓へ。

ちょうどゴイサギが正面手前の水面に現れたところだった。


何か違和感があると思ったら通常の個体より目玉が大きい!

成鳥のくちばしは非繁殖期になると、一部黄色になるとのことで、観察時は若鳥と勘違いしていた。

そろそろ次の目的地の野島に行く時間が来た。

続きは次回。

見聞きした野鳥(観察順)

カワセミ
ウグイス
ムクドリ
スズメ
モズ
ヒヨドリ
シジュウカラ
カルガモ
カワウ
アオサギ
トビ
ハシボソガラス
コガモ
ハシビロガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
オオバン
オカヨシガモ
カイツブリ
ヤマガラ
オナガガモ
ハクセキレイ
メジロ
ハシブトガラス
ゴイサギ

計25種

探鳥記 2017.11.4 舞岡公園 9:15~12:00 晴れ

ここ最近、舞岡公園と新横浜公園通いが続く。

1週間ぶりの公園内は紅葉が始まっていた。

まずは未解決のエゾビタキコサメビタキを解決すべくおおなばの丘へ。

シジュウカラの幼鳥を含む群れに出くわしただけで観察できず。

来年までお蔵入りの予感。

さくらなみ池へ向かう移動中に林内の下草でアオジを確認。

本日のさくらなみ池ではカワセミカルガモバン等の常連さんの姿は見えない。

周囲の高い所からモズの高鳴きが聞こえてきた。

辺りを見渡すと30mくらいの間隔でモズが3羽枝先に止まっている。

縄張り争い中なのか?確定したのか?どちらにしろ意外と近い距離間である。

きざはし湿地前では前回同様のモズが枝先に止まっている。


モズ雄 緊張感が漂う

しばらくバーダーと談義中もジョウビタキホオジロの声する。

ジョウビタキは先週確認した付近から声がしたので、冬季はこの辺りを縄張りにするのかも。

 

古民家そばの池では前回同様カワセミが枝の上でじっとしている。

カワセミ雄 眼光鋭く怒っている?ような表情

動画

 

瓜久保でミヤマホオジロが目撃されたので向かう。

途中、久々に知り合いバーダーと再会してまたまた野鳥談義が始まる。

この人の野鳥話は生態や識別など図鑑の解説にはない実体験に基づくもので、毎回勉強になる。

2人で瓜久保に向かい、ミヤマホオジロ探しを開始する。

目撃エリアで探索するも観察するのは、アオジシジュウカラウグイスばかり。

草原の中でこれらの野鳥がガサガサと移動して見えたり隠れたり、出たり入ったり。

なかなか集中力と持続力が必要とする観察である。

20分くらい経ってもミヤマホオジロは確認できず。

タイムオーバーとなって名残惜しくも舞岡を去った。

 

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ
ヒヨドリ
ムクドリ
ハシボソガラス
アオジ
ウグイス
モズ
ジョウビタキ
ホオジロ
カワセミ
コゲラ
メジロ
スズメ
コガモ

計14種