「横浜探鳥記」カテゴリーアーカイブ

探鳥記 2020.4.4 円海山周辺 9:30〜11:50 晴れ

そろそろ地元の円海山に夏鳥のヤブサメセンダイムシクイが到着する頃だ。

久々に聞く彼らの鳴き声を思い出しながら瀬上池へ。

池ではカルガモのペアが挙動不審?な行動。

池の奥では到着前にルリビタキが登場したそうだ、残念!

だが、この時期でも滞在しているとは思わなかったので、嬉しいニュース、ではあった。

氷取沢の森の奥からは、想定外のカケスの「ジャー、ジャー」という声を聞くことができた。

期待した夏鳥には会えなかったが、期待していなかったルリビタキカケスがまだいることが分かり、有意義な探鳥となった。


夏鳥の到来が楽しみな氷取沢

見聞きした野鳥(観察順)

ウグイス、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、アオジ、カルガモ、エナガ、トビ、ハシボソガラス、ヤマガラ、カケス 計13種

 

探鳥記 2020.4.2 新横浜公園 13:00〜14:00 晴れ

鶴見川から新横浜公園へ。

自称横長池ではカモの姿は見当たらず、代わりにツバメ達が飛び交っている。

水面すれすれを飛ぶことも多く、その時は水を飲むこともあった。


ツバメ


冬鳥のオオジュリン、未だ健在。


桜と菜の花で色鮮やかな横長池周辺。

投擲場付近では数は減ったが、オカヨシガモの群れやホシハジロの姿。

この冬注目されたトラフズクは発見できず、、、ついに旅立った模様。

トラフズクを横浜市内で観察できた驚きと喜びで記憶に残る冬鳥シーズンであった。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ムクドリ、ダイサギ、バン、ツバメ、カワウ、オオバン、オオジュリン、ハシボソガラス、アオサギ、コサギ、カルガモ、コガモ、ヒヨドリ、オカヨシガモ雄7雌2、ツグミ、ホシハジロ雌2、シジュウカラ 計18種

 

探鳥記 2020.4. 2  鶴見川 鴨居⇒新横浜公園 11:30〜13:00 晴れ

先日の鶴見川探鳥の流れで、本日は鴨居から探鳥開始。

前回よりツバメが明らかに増えて、川面から上空まで飛び回っている。

桜がちょうど見頃で、鳥見より花見の雰囲気。

上流の恩田川では観察できなかったヒドリガモだが、ここでは群れでいまだ滞在中。


まったり休憩中のヒドリガモ

岸辺の草地ではウグイスホオジロ、時々アオジを観察。


ホオジロ雄 この時期になるとアオジより見聞きする機会が増えてくる。

いつもは岸辺で散らばって休んでいるコガモ達だが、本日は30羽近くの群れが川面に集合して、羽をバタつかせたり、求愛行動をしたり、鳴いたりして、騒ついている。

これは集団で北へ渡る間際の準備行動なのか?

しばらく観察して、新横浜公園に向かった。

次回に続く。


繁殖羽の白斑があるカワウ

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ、ツバメ、カルガモ、ハシボソガラス、オオバン、コサギ、ムクドリ、オカヨシガモ雄1雌1、ヒドリガモ雄2雌6、イソシギ、カワセミ、シジュウカラ、モズ、キジバト、トビ、コガモ雄11雌24、カワウ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、ハクセキレイ、カイツブリ、ハシブトガラス 計23種

 

探鳥記 2020.3. 31 恩田川 十日市場⇒中山 11:30~13:00 晴れ

冬鳥がどの程度まだ観察できるのか?そしてコチドリやツバメなど夏鳥の到来の様子を確かめに恩田川へ。

十日市場駅付近の農耕地ではヒバリが舞い上がり、あの懐かしいさえずりを披露してくれた。
横浜市内でヒバリが舞い上がり鳴く姿を久々に見た

河川沿いの荒地で枝止まりするモズを発見。

繁殖に入るこの時期によく聞く複雑で甘い鳴き声を披露してくれた。

相手の雌がいるのでは?と見渡すと、案の定雄の近くにいる雌がいた。


モズ雄 

恩田川のカモであるが、北への渡去の時期が遅いコガモはいまだ相当数が滞在中。

先日アメリカコガモの目撃談があったので、コガモ雄を1羽1羽注視したが、観察できず。

すでにヒドリガモオカヨシガモはいないが、マガモは雄雌で行動していた。

減少するカモに代わって、ツバメが高速で飛び回っており、季節の移り変わりを実感。


撮影に苦労したツバメ

護岸の疎林ではコゲラシジュウカラが囀りながら盛んに採食行動中。


コゲラ雄 間近にいたので目の後方にある赤斑がかすかに見えた

前回何回もペアで行動するのを目撃したカワセミであったが、本日は一度見た限り、、、おそらく繁殖に入ったのだろう。

中山大橋手前の川面ではツバメの他にイワツバメも飛び回っていた。

イワツバメの白い腰は高速で飛翔しても目立つ。


乱れ撮影で何とか被写体にしたイワツバメ

帰り支度をしていると、そばの農耕地から冬鳥のツグミの鳴き声が聞こえて来た。

最後の最後で「おれはまだいるぞ~!」と伝えてくれたみたいで、ニンマリしてお開きとした。

見聞きした野鳥(観察順)

ムクドリ、ハクセキレイ、マガモ雄2雌2、カワウ、ヒバリ、コガモ雄27雌33、カワラヒワ、ハシボソガラス、カワセミ、オオバン、カルガモ7、イソシギ、アオジ、ヒヨドリ、スズメ、コサギ、キセキレイ、モズ、カイツブリ、コゲラ、シジュウカラ、アオサギ、ハシブトガラス、ウグイス、ツバメ、イワツバメ、ツグミ 計27種

 

探鳥記 2020.3.27 舞岡公園 10:30〜12:00 曇り

今回はヤマシギの終認の有無と完成した木道の様子を見に来た。

まずは駐車場から2つの池へ向かう。

カワセミに注目して池の周囲を見渡すと、何と宮田池の奥の水際にタシギを発見!


拡大画像

この冬は舞岡タシギを探索し続けただけに、冬鳥シーズンの終わる寸前でようやく出会えた。

普段見かけるタシギより体色全体が赤っぽく見えるのは個体差か繁殖羽なのか?

しばし採食行動を観察していると、カワセミが2羽登場。

良い距離間を保持しつつ鳴いたり採食しているので、ペアかと思いきや両方とも雌で驚いた。

この池からヤマシギのいるきざはし湿地を結ぶコースに新しい木道が設置された。

ゆっくりと新しい木道の感触を味わいながら進んだ。

きざはし湿地は地面から草が生え始めており、ヤマシギの姿は見当たらず。

常連バーダーの方の話では21日が終認とのこと。

その方は本日クイナを観察したそうだが、クイナがこのまま舞岡に留まって繁殖するのか?

最近は夏でもクイナの目撃談があるので、これからの楽しみである。

アリスイアカハラモズもいなくなった草地ではアオジの群れが食事中。

そろそろ移動する頃なので、記念撮影をして、本日はお開きとした。


アオジ雌 


桜が咲き、春爛漫の舞岡公園

見聞きした野鳥(観察順)

シジュウカラ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、ウグイス、ハシブトガラス、タシギ、カワセミ、アオジ、アオゲラ、シメ、ハクセキレイ、エナガ、ハシボソガラス、スズメ、ムクドリ 計16種

探鳥記 2020.3.22 金井遊水地 13:30〜16:00 晴れ

前回観察できなかったコチドリを求めて城ヶ島から金井遊水地へ。

到着して直ぐに遊水地内のアシ原を刈った場所で2羽のコチドリを無事発見!


コチドリ 黄色のアイリングが懐かしい

そばには3羽のタシギイソシギもおり、久々にシギチの宴となった。


左手前)タシギ 右手前)コチドリ 右奥)イソシギ


タシギ 北へ旅立つお別れ前の姿をパチリ

上流に行くとチョウゲンボウの交尾を目撃!


チョウゲンボウ 交尾前に雄雌が鳴き交わしていた

この辺りはハッカチョウが多く、見やすさも抜群。


ハッカチョウ 最近、自宅周辺でも目撃する機会が多くなっている

本日はここでツバメを観察した。

下流ではタヒバリセグロセキレイカワセミが目に付く。

下流の住友電工付近の護岸コンクリートでは先程の2羽のコチドリなのか活発に食事中。


コチドリ 胸の黒帯の幅が狭い個体

ようやくツバメコチドリが出揃った。この勢いでツバメチドリも飛来して〜。

見聞きした野鳥(観察順)

オカヨシガモ、タシギ、コチドリ、イソシギ、ムクドリ、カイツブリ、コガモ、オオバン、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワセミ、シジュウカラ、スズメ、ハシブトガラス、キジバト、アオサギ、カルガモ、チョウゲンボウ、ツバメ、ハシボソガラス、トビ、キセキレイ、ダイサギ、コサギ、ウグイス、アオジ、ホオジロ、タヒバリ、カワラヒワ、セグロセキレイ、バン、メジロ 計32種

探鳥記 2020.3.20 円海山 10:30~12:15 晴れ

本日は地元回り。

強風のおかげで富士山がはっきりと見えて気分よく開始。

いっしんどう広場から氷取沢への尾根道ではウグイスの声。

氷取沢周辺はほとんど鳥の気配がなく寂しい状況。

カラ類の混群れにも出あえず、混群は解消されたのだろうか。

瀬上池奥では冬の常連カシラダカの群れ、アオジシロハラの姿はなく、北へ向かったと思われる。

池ではマガモ雌はいまだ滞在中。

本日のハイライトはカワセミがペアで観察できたこと。


画像両端にいるカワセミペア

微妙な距離感で枝どまりしては追いかけっこしていた。

池際の樹林では本日もウグイスの姿を観察することができた。

更に冬鳥が少なくなって寂しいが、2週間もすれば夏鳥の第1陣のヤブサメセンダイムシクイが来るだろう。

 

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、ハシボソガラス、トビ、ウグイス、ヤマガラ、アオジ、エナガ、マガモ、カルガモ、カワセミ 計10種

 

探鳥記 2020.3.18 新横浜公園 13:00〜14:00 晴れ

鶴見川から新横浜公園へ。

自称横長池は昨日より水鳥が少なく、オオバンの群れとホシハジロ雌のみ。

本日もアシ原ではオオジュリンが活発に食事中。

何と12羽の群れで行動していた。


オオジュリン雄 喉付近に繁殖羽の黒斑が出てきている

地上ではツグミがピョンピョンと歩いている。

もう直ぐお別れなので記念撮影。


ツグミ

横長池の端でオカヨシガモハシビロガモをようやく観察できた。


奥へ飛び去るオカヨシガモ雄 黒パンツが注目される雄だが、飛翔すると翼の模様も地味だが個性的。

投擲場周辺では本日もトラフズクは滞在。

ベニマシコは本日も昨日同様に活発に食事中。

あいにく本日は茂みにいることが多く、昨日ほどのサービスはしてくれなかった。

しか本日はオオジュリンが目の前に飛来したので、横長池より近く丁寧に観察できた!


オオジュリン雌 足指に注目!

見聞きした野鳥(観察順)

バン、ハクセキレイ、オオバン、ツグミ、ハシブトガラス、トビ、ムクドリ、コサギ、スズメ、オオジュリン、アオサギ、ダイサギ、ホシハジロ雌1、オカヨシガモ雄6雌2、ハシビロガモ雄2雌1、コガモ雄11雌12、シジュウカラ、カワウ、トラフズク、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ベニマシコ 計22種

 

 

探鳥記 2020.3.18 鶴見川 鴨居⇒新横浜公園 11:30〜13:00 晴れ

春を感じる温かさの中、探鳥開始。

鴨居駅周辺では川面にいるカモの数は減少していたが、滞在組の中にヒドリガモ雄がいた。

最近市内でヒドリガモの観察機会がなく、北国へ帰ったと思っていたっていだけに嬉しい。


ヒドリガモ雄 

冬鳥のカモの減少は寂しいが、ここでは新手の夏鳥ツバメの飛翔と鳴き声を観察できた。

河原では珍しくタシギを目撃、うろうろ歩いている様子から隠れる場所を探しているのかな。

越冬セグロカモメは本日も健在、1羽は休憩中、もう1羽は水浴び中。


伸びをするセグロカモメ 

土手では今季はもう会えないと思っていたジョウビタキがせわしなく採食行動中。

普段より明らかに落ち着きがない様子で、北に戻る旅支度にしているのか急いで栄養を補給しているのか?


ジョウビタキ

川向橋周辺はカモの密度が濃いエリアである。

前回より明らかにオカヨシガモは減ったがコガモの数はさほど変わらない感じ。

コガモは北国への戻りがカモ類の中では遅いので、しばらくはこの状況だろう。

小机城址付近の土手でキジを発見、このコースだは初めての観察となった。


キジ

 

見聞きした野鳥(観察順)

ハシボソガラス、シジュウカラ、イソシギ、オオバン、カルガモ、アオジ、カワウ、ヒドリガモ雄3雌1、コガモ雄11雌19、ムクドリ、ハクセキレイ、オカヨシガモ雄6雌2、ツバメ、スズメ、タシギ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ウグイス、ジョウビタキ、モズ、コサギ、カイツブリ、ホオジロ、ハシブトガラス、キジ 計26種

 

探鳥記 2020.3.17 新横浜公園 12:15〜14:15 晴れ

菊名池から昼食後に新横浜公園へ。

冬鳥の渡去の状況を確かめようと現地入り。

奥にある自称横長池には繁殖羽へ移行中のカンムリカイツブリ、先程観察した菊名池の繁殖羽個体と比べるとまだまた換羽途中なのが分かる。


換羽中のカンムリカイツブリ

※参考画像 先ほど探鳥した菊名池でのカンムリカイツブリ

池周りのアシ原にはオオジュリンが活発に食事中。

繁殖羽への換羽が始まるこの時期になると、雄の頭部は黒さが増して来るので要チェック!


オオジュリン雄 徐々に頭部が黒くなり、繁殖羽の面影が濃くなっていく。

アオサギが近くにいるので、久々にじっくり観察することにした。

繁殖期に入り、クチバシは赤みが増し、体色は濃淡がはっきりして綺麗である。


アオサギ

トラフズクは本日も樹木の中にいるのを確認、いつまで滞在するのか気になるところ。

ここでも活発に動き回るオオジュリンを観察中、そばの樹木でベニマシコ雌を発見!

テンションが上がって間もなく、今度は赤の濃いベニマシコ雄を2羽も発見!


2羽のベニマシコ雄が目の前に登場!


繁殖羽と言っても問題なさそうなベニマシコ

深紅色の美しい姿を十分に堪能できて、本日ここを探鳥して良かったと何度も思うのであった。

見聞きした野鳥(観察順)

ムクドリ、ツグミ、シジュウカラ、オオバン、キンクロハジロ雄1、ホシハジロ雌1、コガモ雄16雌14、スズメ、オカヨシガモ雄2雌2、カルガモ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、ハシボソガラス、トラフズク、ベニマシコ、コサギ、ホオジロ 計20種