「オグロシギ」カテゴリーアーカイブ

オグロシギ 2019.8.25 三番瀬

昨日三番瀬で観察したオグロシギです。

まさかの出逢いとなり、興奮しました!

詳細は後日の探鳥記ということで、画像と動画を先行アップします。

羽繕い⇒翼を広げて黒い尾を披露して、似ているオオソリハシシギではないぞ!アピール⇒スロー再生⇒何とオオソリハシシギが右隣りに来て一緒に羽繕いの共演⇒頭掻き⇒再度オグロシギだぞ!アピール⇒スロー再生


ちなみにこのオグロシギは、①上面の羽根模様に繁殖羽(夏羽)の名残や新しい灰色の非繁殖羽(冬羽)が見える(この時期の幼鳥は上面の羽根模様が綺麗で整然としていることが多い)こと②胸から下腹付近に太い横斑(幼鳥にはない)があることから、夏羽から冬羽へ移行中の成鳥です。


真っ直ぐなくちばし、下腹の横斑、体上面の灰色の冬羽が確認できます

次に雄雌の判断ですが、オグロシギオオソリハシシギもほぼ同じ大きさで、オオソリハシシギ同様に雌の方が雄より胴体もくちばしも大きいです。

動画ではこの個体は隣にいるオオソリハシシギ雌より明らかに胴体もくちばしも小さく見えます。
オオソリハシシギの雄雌の大きさの割合をオグロシギにも当てはめると雄のように思えます。
また、雄雌それぞれの繁殖羽の姿をこの個体の重ね合わせてみても雄のように思いました。


左)オグロシギ 右)オオソリハシシギ

野鳥 オグロシギ 2018.8.6 東京港野鳥公園

今回はオグロシギです。

2015年以来、東京港野鳥公園では3年ぶりの再会となりました。

前年は公園には渡来しなかったようなので心配しました。

このオグロシギは成鳥雌の夏羽から冬羽へ移行中の個体と思います。

冬羽へ移行中とはいえ、夏羽の名残である薄い赤褐色が頭部や胸を中心に見られます。

体上面の拡大図  灰色の冬羽が目立ちますね。

オグロシギシギの中でも大きい部類ですが、やはりカワウに比べると小さいですね。

シギチドリ観察は遠方を何十倍もするスコープを用いて観察することが多いので、スコープに慣れてしまうと肉眼で見た時の小ささに改めて驚くことがあります。

以下、2つの動画ですが、内容は似たものですから1つにまとめても良かったですね。

オグロシギは首都圏、特に神奈川県では観察機会が非常に少ないので、歩行や採餌行動など動き方を知る際の参考にしていただけると嬉しいです。

参考 過去の掲載

野鳥 オグロシギの採餌 2015.8.2  東京港野鳥公園
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野鳥 オグロシギ 2017.9.24  稲敷
ここをクリック

 

野鳥 オグロシギ 2017.9.24 稲敷

今回の稲敷探鳥ではオグロシギを間近で観察できました。

まず目立ったのは幼鳥の中に1羽だけいた成鳥の繁殖羽がかなり残っている個体です。

赤褐色の頭部と胸、胸から腹にかけての横斑など繁殖羽の特徴が出ています。

くちばしの基部から半分までは鮮やかな山吹色のように見えます。


繁殖羽の状態が残る成鳥


群れの中でも目立つ存在。


幼鳥


左の個体の方が右の個体に比べて大きい。

大きさも形も似ているオオソリハシシギは、雌の方が体が大きく、くちばしは長いです。

以下、オオソリハシシギの大きさ比較画像です。中央左が雌、右が雄。

オグロシギも同様に雄と雌では差があるのでしょうか。

オグロシギの雄と雌の違いは、雌の方が雄より①体が大きく、くちばしが長い。②繁殖羽のの赤褐色が薄い傾向にありますが、相対的な違いであるので、現時点では断定しません。

以下は採餌中の動画です。

オグロシギ成鳥の採餌中の様子(ここをクリック)