今回の特集は恩田川に登場したトモエガモです。
この個体は脇の部分に褐色の羽根が残っているので、まだ繁殖羽へ換羽中です。
しかもその形状は、成鳥の特徴である丸みのある形ではなく、幼鳥の特徴である先が尖るV字の形です。
つまりこの個体の状況は幼鳥から第1回繁殖羽へ換羽中といえます。
左)トモエガモ雄 右2羽)コガモ雌 コガモより大きいのが分かりますね。(全長:トモエガモ40cm・コガモ38cm)
最後に動画をどうぞ。
鳥仲間から恩田川にトモエガモ雄がいるとの連絡を受けて急行。
鳥仲間からは親切にもトモエガモは右岸で寝ているので左岸からの観察を勧められた。
中山大橋の左岸からスタート。
タヒバリ 恩田川ではセキレイの仲間で見る頻度が少ないので出会うと嬉しくなる
しばらく進むと通行人の方から「この鳥なんですか?」 正体は枝影に潜むゴイサギ幼鳥だった。
ゴイサギ幼鳥(通称ホシゴイ)
現場に近づいたので、川面を更に集中して探索。
お導き通り、左岸から無事にトモエガモを発見、運よく川面の中央に出て来て採食行動中。
今回、右岸左岸と詳細に記載したのには理由がある。
1月22日に神奈川支部のガンカモ調査で恩田川を担当した私は右岸から調査をしていたので、右岸の水際は見えにくい。
つまり、もし調査時点でトモエガモがいたとしたら見逃していたのではないか?という疑念が生じたのだ。
もちろん2週間も間が空いたので、調査後に移動してきた可能性もあるが、次回は更に注意深く調査をしたいものだ。
このポイントでは今季ヨシガモの雄雌が珍しく滞在していたが、しばらく見ていない。
本日は十日市場方面には進まず、ここで引き返すことに。
往路では何もいなかった中州ではタシギ、イソシギ、イカルチドリを登場。
いつもよりスマートに見えるタシギ 実は恩田川では初めての観察となった。
コサギをあちこちで見たが、繁殖羽が生えている個体もいた。
短時間でしかも短いコースであったが、相変わらず鳥との距離も近く、楽しい探鳥だった。
ヒヨドリ、カワセミ、タヒバリ、コガモ、ゴイサギ、コサギ、カワラヒワ、キジバト、ハクセキレイ、オナガ、カルガモ、ヒドリガモ、
キセキレイ、トモエガモ、オカヨシガモ、スズメ、シジュウカラ、ジョウビタキ、イソシギ、タシギ、イカルチドリ、カイツブリ、オオバン、バン、アオジ 計25種
いつもより鳥が少ない気配を感じながらの探鳥となった。
自称横長池ではカモが少なく驚いたが、ミコアイサ雄4と雌1を確認できた。
このまま、ここで越冬してもらいたいところ。
クイナは相変わらず見つからないが、タシギとの相性は抜群で本日も無事会えた。
今回は全身を披露してくれたタシギ
カモが寂しい状況であったが、ハシビロガモが登場!
渋すぎる雰囲気を醸し出すハシビロガモ雄 幼鳥から第1回繁殖羽へ換羽中の個体
そういえば最近はチョウゲンボウやオオタカを新横浜公園では見なくなったが、ご縁がないだけかも。
引き続きクイナを求めて、巡回は続く。
ツグミ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キジバト、ダイサギ、オオバン、モズ、ハシビロガモ、ミコアイサ、コガモ、オカヨシガモ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、カワセミ、メジロ、シジュウカラ、ノスリ、アオサギ、ハシブトガラス 計20種
今回の特集は昨年の夏に葛西で聞いたシギ達のハーモニーです。
まずは動画をどうぞ!しつこい5連発でございます。
季節外れの動画ですが、蝉の声や強い陽射しなども懐かしいですね。
どちらの鳴き声も、アオアシシギ(手前)なら「チョー、チョー、チョー」キアシシギ(奥)なら「ピュイー」という、よく聞く鳴き声ではありませんが、丸みのある綺麗な鳴き声ですね。