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トモエガモ雄 2021.2.7 恩田川

今回の特集は恩田川に登場したトモエガモです。

この個体は脇の部分に褐色の羽根が残っているので、まだ繁殖羽へ換羽中です。

しかもその形状は、成鳥の特徴である丸みのある形ではなく、幼鳥の特徴である先が尖るV字の形です。

つまりこの個体の状況は幼鳥から第1回繁殖羽へ換羽中といえます。


上方に尖った羽根が連なっています。


お約束の巴模様の頭部


ユーモラスな正面顔


左)トモエガモ雄 右2羽)コガモ雌 コガモより大きいのが分かりますね。(全長:トモエガモ40cm・コガモ38cm)


上の拡大画像 脇羽根の形状に注目!

最後に動画をどうぞ。

 

探鳥記 2021.2.7 恩田川 14:40~15:30 晴

鳥仲間から恩田川にトモエガモがいるとの連絡を受けて急行。

鳥仲間からは親切にもトモエガモは右岸で寝ているので左岸からの観察を勧められた。

中山大橋の左岸からスタート。

スタート直ぐに恩田川では今季初観察のタヒバリを発見。

タヒバリ 恩田川ではセキレイの仲間で見る頻度が少ないので出会うと嬉しくなる

しばらく進むと通行人の方から「この鳥なんですか?」 正体は枝影に潜むゴイサギ幼鳥だった。

ゴイサギ幼鳥(通称ホシゴイ)

現場に近づいたので、川面を更に集中して探索。

お導き通り、左岸から無事にトモエガモを発見、運よく川面の中央に出て来て採食行動中。

今回、右岸左岸と詳細に記載したのには理由がある。

1月22日に神奈川支部のガンカモ調査で恩田川を担当した私は右岸から調査をしていたので、右岸の水際は見えにくい。

つまり、もし調査時点でトモエガモがいたとしたら見逃していたのではないか?という疑念が生じたのだ。

もちろん2週間も間が空いたので、調査後に移動してきた可能性もあるが、次回は更に注意深く調査をしたいものだ。

このポイントでは今季ヨシガモの雄雌が珍しく滞在していたが、しばらく見ていない。


オカヨシガモのペア?

本日は十日市場方面には進まず、ここで引き返すことに。

往路では何もいなかった中州ではタシギイソシギイカルチドリを登場。


いつもよりスマートに見えるタシギ 実は恩田川では初めての観察となった。

コサギをあちこちで見たが、繁殖羽が生えている個体もいた。


コサギ 胸飾りに春の到来を感じた

短時間でしかも短いコースであったが、相変わらず鳥との距離も近く、楽しい探鳥だった。

見聞きした野鳥(観察順)

ヒヨドリ、カワセミ、タヒバリ、コガモ、ゴイサギ、コサギ、カワラヒワ、キジバト、ハクセキレイ、オナガ、カルガモ、ヒドリガモ、
キセキレイ、トモエガモ、オカヨシガモ、スズメ、シジュウカラ、ジョウビタキ、イソシギ、タシギ、イカルチドリ、カイツブリ、オオバン、バン、アオジ 計25種

探鳥記 2021.2.5 新横浜公園 

いつもより鳥が少ない気配を感じながらの探鳥となった。

自称横長池ではカモが少なく驚いたが、ミコアイサ雄4と雌1を確認できた。

このまま、ここで越冬してもらいたいところ。


遠くにいても際立つ白さのミコアイサ

クイナは相変わらず見つからないが、タシギとの相性は抜群で本日も無事会えた。


今回は全身を披露してくれたタシギ
カモが寂しい状況であったが、ハシビロガモが登場!


渋すぎる雰囲気を醸し出すハシビロガモ雄 幼鳥から第1回繁殖羽へ換羽中の個体 


飛び去って行くハシビロガモ達 後ろ姿もなかなか派手である 


虹彩が黒くないノスリの幼鳥

そういえば最近はチョウゲンボウオオタカを新横浜公園では見なくなったが、ご縁がないだけかも。

引き続きクイナを求めて、巡回は続く。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キジバト、ダイサギ、オオバン、モズ、ハシビロガモ、ミコアイサ、コガモ、オカヨシガモ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、カワセミ、メジロ、シジュウカラ、ノスリ、アオサギ、ハシブトガラス 計20種

エナガ 2021.2.5 円海山周辺

今回の特集は大きいイモムシを捕まえたエナガの様子です。

眼の前の樹木にエナガの群れがやってきたので、ニヤニヤ観察ていると大きなイモムシを捕まえたエナガを発見。

エナガの小さいくちばし(長さは7~8mm)に不釣り合いなぐらいの大きいサイズでした。

カワセミのようにイモムシを枝に打ち付けて動かなくなってから飲み込んでいました。


今回の主役


大物捕まえました!これから仕留めます。


打ち込み1回目  頭でなく体全体を使って打ち付けます。尾の曲がり具合から捻りと強さが伝わってきます。


まだ足りん!


打ち込み2回目  今度は逆回転で。


どう?


もう一丁いく?


打ち込み3回目  今度は真っすぐ下へ。


よし!食べごろ!


肝心の飲み込む姿は後ろを向いて撮影できず、、、意地悪(笑)。

シメ 2021.1.20 こども自然公園

今回の特集はシメが実を採る一連の画像です。

休んでもいたと思っていたら、いきなりジャンプしたので急いで連写しました。


休憩中と思いきや、、、。


いきなりジャンプ! 口を大きく開けて実を見つめる顔の表情がいいですね~。


キャッチの瞬間! 顔の向きを変えて、ひねり取っているように見えます。


無事に収納、降下開始。


尾の先端が白いのも特徴です。


初列風切の基部の白い横帯が目立ちますね。


着地も決まりました。


さて、食事のスタートです。

この実の名前が分からないのが残念でした、、、。

観察している鳥が何を食べているのか?

勉強しようと思いつつも後回しになってしまいますね。

 

アオアシシギとキアシシギのハーモニー 2020.8.15 葛西臨海公園

今回の特集は昨年の夏に葛西で聞いたシギ達のハーモニーです。

まずは動画をどうぞ!しつこい5連発でございます。

季節外れの動画ですが、蝉の声や強い陽射しなども懐かしいですね。

どちらの鳴き声も、アオアシシギ(手前)なら「チョー、チョー、チョー」キアシシギ(奥)なら「ピュイー」という、よく聞く鳴き声ではありませんが、丸みのある綺麗な鳴き声ですね。

 

 

イソシギ 2021.1.29 横浜市早渕川

今回の特集は頭部の一部が白くなっているイソシギです。

横浜市の北部を流れる早渕川上流のガンカモ調査中に発見しました。

一部分ではありますが、シギの白化個体を初めて観察しました。


拡大画像

参考画像

こちらはいつものイソシギです。

動画 ※最後にパタパタのスロー再生があります。

 

カワセミ 2021.1.27 横浜駅そばポートサイド地区

今回の特集は横浜駅周辺のガンカモ調査の際に出会ったカワセミです。

ポートサイド地区の岸辺から遠くに浮かぶキンクロハジロホシハジロを観察中、ふと目の前にある鉄柱を何気なく見ると何とカワセミが止まっているではないですか!!!

まさか横浜駅そばで観察するとは思わなかったので、久々にカワセミを見て仰け反ってしまいました。


下くちばしが赤いので雌ですね。


カワセミのいる風景 画像中央の支柱上にいます。

アオサギ 2021.1.13 三ツ池公園

今回の特集は苦労に末にウシガエルを飲み込んだアオサギです。

すでに何度も飲み込めずに苦労している様子のアオサギ

最後は意地で飲み込みました!


ウシガエルをがっちり咥えて、飲み込む準備完了!


前のめりで飲み込み開始!と思いきや、飲み込めないと悟ったのか、一時停止。


飲み込み失敗!飲み込むべきか?諦めるべきか?しばし思案中か。掴み方は流石に上手ですね。


再挑戦の瞬間を撮れず!もう半分飲み込んでいました。


今度は大丈夫か?喉の膨らみが凄いですね。


ピタッと動きが止まりました。今回もダメなのか!


アオサギに角が生えているみたいですね。


もう、後には引けねぇ~!顔付きにアオサギの覚悟を感じました。


必殺・天空回し飲み!そんな技はないでしょうが、大学時代の飲み会でアオサギと同じ格好で「天空回し飲み!と叫んでビール瓶を回しながら飲んでいた先輩を思い出しました。


この状況でアオサギを見つけたバーダーは何事かと思うのでしょうね。


ラストスパート!


無事に収納完了!

最後におさらい画像です!

 

ヒメウ 2021.1.17 八景島

今回の特集は八景島で観察したヒメウ幼鳥です。

ガンカモ調査中に八景島に立ち寄った際、岸辺から20mくらいの海面に浮かんでいる黒い塊のように見えるヒメウ幼鳥を発見。

近くにいるので絶好の撮影チャンスと思いきや、漁船が近づいては逃げるのを2回繰り返して沖合に飛び去りました。

冬季の金沢区臨海部では、カワウに比べてヒメウの数は圧倒的に少ないものの幸運にも観察する機会が多いです。


細長い黒褐色のくちばし

幼鳥は全身が黒褐色なので、分かりやすいですね。