朝起きて外を見ると、昨夜までの雨の天気予報が見事に外れて、晴れているではないか!
急ぎ準備をして、シギ・チドリの戻り渡りが始まっている三番瀬探鳥を決行した。
コロナの影響で楽しみにしていた春の三番瀬でのシギ・チドリ観察ができなかった分、戻り渡りは例年以上に探鳥したい!
いつも以上に気合を入れて現地入り。
干潟はほぼ干潮状態であり、潮干狩りの人達があちこちにたくさんいる。
肝心のシギ・チドリ達をどこにいるのか?ざっと探索すると、はるか遠くにバーダー達が集まっているのが見えた。
60倍スコープで見るとオオソリハシシギのように見える。
遠すぎるので潮が満ちて近づいて来た時に観察することにして、近場にいるミヤコドリの群れへ向かった。
鼻息荒く来た割には最初から日和ってしまった、、、。
ミヤコドリは23羽おり、繁殖地へ向かわずにそのまま三番瀬に居残った越夏組と思われる。
ミヤコドリ 三番瀬では1年中観察できる
ミヤコドリのそばにはメダイチドリが5羽、盛んに採食行動をしている。
彼らは夏羽が摩耗しており、繁殖地から戻って来たばかりなのだろう。
メダイチドリ雄成鳥
戻り渡りの序盤と人が多いこともあって、なかなかシギ・チドリを探すのに苦労したが、潮が満ちてくるにつれて出会える機会が増えていった。
まずはオオソリハシシギ雄の成鳥。
繁殖羽の体下面の赤褐色は薄れているが、雄と識別するには十分である。
1羽だけで寂しそうな背中?のオオソリハシシギ雄成鳥
次は2羽のオバシギ成鳥の夏羽の登場である。
冬羽への換羽前で夏羽の摩耗が目立つので全体的に黒っぽい。
この時期の黒っぽいオバシギ成鳥もこれはこれで好きである
正面から見ると更に黒さが増すオバシギ
上空を旋回飛行するオオソリハシシギ左)とオバシギ右)
その後はコアジサシの群れを観察したが、最近目撃情報のあるチュウシャクシギやソリハシシギは最後まで出会えなかった。
数種とも戻り渡りの序盤なので少なかったが、久々の再会となったオオソリハシシギやオバシギをじっくり観察できたし、何より久々に三番瀬で探鳥できたことが有意義であった。
見聞きした野鳥(観察順)
カワラヒワ、ウミネコ、ミヤコドリ23、ダイサギ、メダイチドリ9、オオソリハシシギ雄成鳥1、キアシシギ成鳥1、オバシギ成鳥2、ダイゼン、コアジサシ 計10種 目撃談 シロチドリ1