今回の特集は舞岡公園で撮影したハイタカです。
遠くの森の方から登場した猛禽類の第1印象はオオタカ!でしたが、急いで撮影した画像を確認するとハイタカでした。
ハイタカの観察や撮影は一瞬の出来事が多いので難しいのですが、この日のハイタカは上空高くゆっくり飛んでくれたので幸運でした。
※後半は0.125倍のスロー再生です。
動画の注目ポイントは翼をパタパタするスピードです。ハイタカはオオタカより身軽なので、軽快な動きをしています。
鶴見川の右岸コースから新横浜公園へ。
入口の堤防上から普段は見ることができない長池の裏側を探索したところ、2羽のオオジュリンを発見!
本日の長池は前回より更にカモの数が減っていた。
水面では久々のホシハジロの姿が。
新横浜探鳥のルーティンであるクイナ・タシギ探索も本日は不発。
水門付近の小池に珍しくにオカヨシガモペアとミコアイサ雌幼鳥がいた。
ミコアイサ雌幼鳥 雨覆が純白ではなく褐色の羽縁となっています
オオジュリン、ムクドリ、ツグミ、カンムリカイツブリ、カルガモ7、ホシハジロ雌2、カワラヒワ、アオサギ、オオバン、カワウ、カワセミ、ダイサギ、コガモ雄10雌11、オカヨシガモ雄4雌3、ミコアイサ雌1、アオジ、シジュウカラ、メジロ、ハシビロガモ雄3雌2、ノスリ、トラフズク、ハクセキレイ、スズメ 計23種
前回の探鳥(⇒探鳥記2020.1.14)からちょうど1か月。
気温が高かったためか河川敷の様子は春を予感させるものであった。
鴨居駅をスタートしてすぐの河原でイカルチドリを発見!この区間では初見なので嬉しい。
カモ類では相変わらずオカヨシガモは多く、本日はヨシガモ雌を観察できた。
今回の探鳥でカモが雄雌でいる場面が多く見かけるようになり、繁殖に向けてペアが形成されていると思われた。
ウグイス2個体のさえずりを今年初めて聞くことができた。
モズが青虫を捕って、枝に刺すいわゆるはやにえの場面に遭遇。
はやにえ後のモズは青虫のそばにいたが、気に留める様子もなく周囲を見渡し、次の狩りに備えている様子。
その後、縄張り内を小移動の巡回をしていた。
縄張り誇示の意味合いもあるのでは?と感じた。
セグロカモメを2羽同時に観察したので、鶴見川中流域の1羽仮説は消滅。
まったり休憩中のセグロカモメ 撮影直後に上空を別のセグロカモメが上流に向かって飛んで行った。
ゴールの新横浜公園の探鳥は次回で。
ヒヨドリ、カルガモ8、オカヨシガモ雄24雌13、セグロセキレイ、ハシブトガラス、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ツグミ、ヒドリガモ雄7雌6、カワラヒワ、モズ、シジュウカラ、ヨシガモ雌1、セグロカモメ、キジバト、アオジ、ウグイス、スズメ、ホオジロ、ムクドリ、ハクセキレイ、コガモ雄23雌23、カワウ、ハシボソガラス、コサギ、メジロ、トビ、カワセミ 計28種
酒匂川から境川遊水地へ。
日没までの時間はそれほどないので、私はビオトープのある俣野遊水地へ、他のメンバーはヒクイナを求めて今田遊水地へ一時別行動となった。
俣野遊水地での探鳥としたのは先月ここで何と夏鳥であるヨシゴイの越冬が目撃されたのだ。
横浜バーダーとしては是非とも観察したいところである。
ヨシゴイということで水際の草地を丁寧に様々な角度から探索するも本日はご縁がなかった。
しかし、時間をかけて探索したおかげで普段の探鳥より野鳥との出会いや生態を知ることができた。
前回観察できなかったタシギを無事観察できたが、クイナは発見できなかった。
赤みの強いベニマシコ雄を奥のアシ原で発見、前回も中島の裏手で観察したのだが同じ個体なのかどうか?
日没後、辺りが更に暗くなり始めた。
ねぐらに向かうチョウゲンボウが上空を通過したり、ねぐら入りする前のモズやホオジロの鳴き声が草地から聞こえて来た。
ついに暗くなって探鳥終了、帰り支度をしていると境川の川面から複数のイソシギの声がした。
普段なら聞き流すだけだが、いつもの鳴き声と少し違う声なのが気になる。
川面を見ると上流からイソシギの3羽と2羽の群れが砂利の中州へ降りた。
何と1m×2mのエリアにイソシギが8羽!
どうやらイソシギはここに集まってねぐら入りするようだ。
本日は最後の最後まで楽しめて充実した探鳥であった。
キジ、オオバン、モズ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ベニマシコ、バン、スズメ、カワウ、ツグミ、カワセミ、ジョウビタキ、ウグイス、ムクドリ、タシギ、キジバト、カワラヒワ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、コサギ、アオジ、シジュウカラ、タヒバリ、チョウゲンボウ、ホオジロ、イソシギ 計28種 同行者観察 クイナ
相模川河口から酒匂川河口へ。
酒匂川河口の右岸を西湘バイパス付近から飯泉取水堰手前までの区間を探鳥した。
昨年の台風被害で酒匂川は橋脚の修理等の工事中の箇所があり、また河川敷の運動場は荒れ地と化していた。
水際の草地で小鳥でを見る機会がほとんどなく、オオジュリン、ホオジロ、シジュウカラ、カワラヒワなど常連さんを観察できず。
10羽前後のヒメアマツバメが乱舞していたが、その中には何とコシアカツバメやイワツバメの姿が!
冬の酒匂川の名物カワアイサは例年なら中流域での観察が多いが、本日は河口近くに多い。台風の影響で河川の様子もずいぶんと変わったからであろう。
カワアイサ雄
河川敷といえば、イカルチドリが3羽、時折背伸びをするポーズで向かい合っていた。
求愛行動の一つなのか?
猛禽類の観察も冬の酒匂川の楽しみである。
河川敷の草原ではオオタカ幼鳥、上空では獲物を持ったミサゴを観察。
河口付近では例年なら飯泉取水堰にいるカモメ類やカモ類の群れがいた。
カモメ類にはカモメの成鳥と幼鳥も混じっており、久々に成鳥のレモン色のくちばしを観察した。
昨年の台風は環境、施設、野鳥の生息域等に変化をもたらしたが、それでも相変わらず酒匂川の探鳥は種数も多くて楽しい。
ヒメアマツバメ、カワアイサ、オオバン、アオサギ、カワウ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、カモメ、ウミネコ、トビ、マガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、コサギ、ハシボソガラス、タヒバリ、ウグイス、ヒヨドリ、イカルチドリ、イソシギ、セグロセキレイ、ミサゴ、ハクセキレイ、ハマシギ、コシアカツバメ、イワツバメ、ツグミ、カワセミ、ハシブトガラス、オオタカ、コガモ、キジバト、モズ、ジョウビタキ、キセキレイ 計37種
本日は神奈川県を流れる相模川と酒匂川の河口巡りを行った。
まずは相模川河口へ。
今回は平塚港からではなくゴルフ練習場のある茅ヶ崎側から探鳥した。
ちなみに河口にできた砂州は以前は神奈川県屈指のシギ・チドリの観察エリアでもあった。
昨年、秋の渡りの時期に探鳥したところ、チュウシャクシギやオオソリハシシギを観察した。
同時期にオバシギやコオバシギも観察されていたので、再注目のエリアである。
この砂州ではカルガモやヒドリガモを観察、もう少し鳥が多くても不思議でない感じがする。
海岸に出ると目の前の海面にヒドリガモの大群、左手の岩礁ではミユビシギとクロサギ。
この冬、相模湾湾岸ではクロガモの観察例が多いので、意識して探索したところ、海上に1羽のクロガモ雄、平塚港の堤防そばで3羽の雄を発見。
探鳥終盤に同行メンバーが遠くの海上を横断するビロードキンクロを発見!
飛翔すると次列風切の白さが目立つので、遠くからでもビロードキンクロと分かる!
次の目的地・酒匂川へ。
オオバン、トビ、ハクセキレイ、ヒドリガモ、カルガモ、アオサギ、カワウ、スズメ、オカヨシガモ、コガモ、クロガモ、ヒメウ、ユリカモメ、カンムリカイツブリ、ミユビシギ、ビロードキンクロ、クロサギ、ハシボソガラス、ツグミ、ハシブトガラス 計20種
前回の稲敷探鳥から約3か月、その後の動向は?(⇒2019.11.17稲敷探鳥記① 探鳥記②)
本日のコースは本新地区⇒浮島湿原⇒ハス田街道沿い⇒西ノ洲干拓地⇒稲波干拓地⇒甘田干拓地⇒本新地区⇒浮島湿原。
本新地区では21羽のオオハシシギと遭遇!
こんなに多くのオオハシシギを観察できるのは最後かも、、、と最近のシギ・チドリの減少を目の当たりにすると喜びと不安を感じながらの観察となってしまう。
オオハシシギ その後、オオタカが群れに突っ込んで飛び去ってしまった!
稲敷大橋のそばの水面にあるいけすのようなところには何とミサゴが11羽も止まっていて、びっくり!
ハス田街道周辺では例年通りオジロトウネンを無事に観察、少なくとも7羽はいた。
西ノ洲干拓地ではツルシギ、オオハシシギ、セイタカシギを観察。
左からセイタカシギ、オオハシシギ、ツルシギ このトリオを同時に観察するのは初めて
稲波干拓地では残念ながらオオヒシクイの群れは午前中に鹿島灘方面に飛び去ったとのこと。
現地の観察員の方の話では現在189羽で昨年より約50羽も多いとのこと。
前回探鳥した11月に時点では飛来数が5羽だったので心配したが、一件落着となった。
甘田干拓地ではハイイロチュウヒ雌や時々コミミズクが遠くで舞うことがあるそうだが、ノスリとチュウヒのみを観察。
本新地区ではホシムクドリは観察できなかったが、2羽のムナグロを観察、西日を受けて金色に輝く背中を観察できた。
最後は恒例の浮島湿原での猛禽類のねぐら入り観察。
コチョウゲンボウの頭掻きや俊敏な飛翔にニンマリ。
ほとんどのバーダーが撤収した頃、霞ケ浦の湖面の方向から翼先の幅が広い猛禽類が登場。
チュウヒではないな?と双眼鏡でチェックすると、何とコミミズク!
浮島湿原のねぐら入り探鳥では初観察となった。
ねぐら入りではなく活動開始のコミミズク 何とか撮影することができた!
人気者のハイイロチュウヒ雄はカメラ撮影が厳しくなる暗くなってからの登場!
ここ数年の観察では最後の最後での登場が続いていて、ヤキモキさせられる。
稲敷はどのエリアでも様々なタイプの野鳥がおり、鳥を探す楽しみと鳥から学ぶことの多いフィールドである。
ムクドリ、ツグミ、トビ、ノスリ、ハクセキレイ、スズメ、タゲリ、タヒバリ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ミサゴ、オオバン、アオサギ、カイツブリ、オオハシシギ21、タシギ、オオタカ、イソシギ、カシラダカ、ホオジロ、カワセミ、モズ、チュウヒ、ユリカモメ、マガモ、ミコアイサ、ウミネコ、カワウ、ハシブトガラス、ダイサギ、タカブシギ、クサシギ、セグロセキレイ、アオジ、オジロトウネン、コサギ、セイタカシギ、ツルシギ、バン、ウグイス、カルガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、ムナグロ、ヒバリ、ヒドリガモ、オナガガモ、セグロカモメ、キンクロハジロ、ハジロカイツブリ、コチョウゲンボウ、コミミズク、ハイイロチュウヒ、オオジュリン 計55種 同行者観察 アリスイ、アカハラ