今回は、前回の長井で観察したオオセグロカモメの特集です。
観察場所には、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメがいました。
成鳥冬羽
セグロカモメと比較すると、体上面の灰色の濃さが濃い点、頭部の褐色斑が目の周囲に集中する傾向にある点、くちばしがより大きく特に先端部は太く見える点が主に異なります。
第2回冬羽と推定
この画像から識別するのは乱暴ではありますが、①肩羽にも雨覆にも褐色の軸斑があるように見えますので、肩羽が灰色になる第3回冬羽ではない②くちばしの先端部の黒斑も第3回より第2回冬羽の模様に近いので、第2回冬羽と推定しました。
第1回冬羽と推定
上画像の拡大図。
この画像だけから識別するのは乱暴とは思いましたが、淡色の羽先縁がハッキリとあるので、セグロカモメではなくオオセグロカモメと推定しました。
飛び去る姿
飛び去るオオセグロカモメ達。体上面の濃い灰色と翼の後縁の白が目立ちます。
参照:「カモメ識別ハンドブック」 氏原 巨雄・氏原 道昭氏 著