前回の稲敷探鳥から約3か月、その後の動向は?(⇒2019.11.17稲敷探鳥記① 探鳥記②)
本日のコースは本新地区⇒浮島湿原⇒ハス田街道沿い⇒西ノ洲干拓地⇒稲波干拓地⇒甘田干拓地⇒本新地区⇒浮島湿原。
本新地区では21羽のオオハシシギと遭遇!
こんなに多くのオオハシシギを観察できるのは最後かも、、、と最近のシギ・チドリの減少を目の当たりにすると喜びと不安を感じながらの観察となってしまう。
オオハシシギ その後、オオタカが群れに突っ込んで飛び去ってしまった!
稲敷大橋のそばの水面にあるいけすのようなところには何とミサゴが11羽も止まっていて、びっくり!
ハス田街道周辺では例年通りオジロトウネンを無事に観察、少なくとも7羽はいた。
西ノ洲干拓地ではツルシギ、オオハシシギ、セイタカシギを観察。
左からセイタカシギ、オオハシシギ、ツルシギ このトリオを同時に観察するのは初めて
稲波干拓地では残念ながらオオヒシクイの群れは午前中に鹿島灘方面に飛び去ったとのこと。
現地の観察員の方の話では現在189羽で昨年より約50羽も多いとのこと。
前回探鳥した11月に時点では飛来数が5羽だったので心配したが、一件落着となった。
甘田干拓地ではハイイロチュウヒ雌や時々コミミズクが遠くで舞うことがあるそうだが、ノスリとチュウヒのみを観察。
本新地区ではホシムクドリは観察できなかったが、2羽のムナグロを観察、西日を受けて金色に輝く背中を観察できた。
最後は恒例の浮島湿原での猛禽類のねぐら入り観察。
コチョウゲンボウの頭掻きや俊敏な飛翔にニンマリ。
ほとんどのバーダーが撤収した頃、霞ケ浦の湖面の方向から翼先の幅が広い猛禽類が登場。
チュウヒではないな?と双眼鏡でチェックすると、何とコミミズク!
浮島湿原のねぐら入り探鳥では初観察となった。
ねぐら入りではなく活動開始のコミミズク 何とか撮影することができた!
人気者のハイイロチュウヒ雄はカメラ撮影が厳しくなる暗くなってからの登場!
ここ数年の観察では最後の最後での登場が続いていて、ヤキモキさせられる。
稲敷はどのエリアでも様々なタイプの野鳥がおり、鳥を探す楽しみと鳥から学ぶことの多いフィールドである。
見聞きした野鳥(観察順)
※猛禽類 シギ・チドリ
ムクドリ、ツグミ、トビ、ノスリ、ハクセキレイ、スズメ、タゲリ、タヒバリ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ミサゴ、オオバン、アオサギ、カイツブリ、オオハシシギ21、タシギ、オオタカ、イソシギ、カシラダカ、ホオジロ、カワセミ、モズ、チュウヒ、ユリカモメ、マガモ、ミコアイサ、ウミネコ、カワウ、ハシブトガラス、ダイサギ、タカブシギ、クサシギ、セグロセキレイ、アオジ、オジロトウネン、コサギ、セイタカシギ、ツルシギ、バン、ウグイス、カルガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、ムナグロ、ヒバリ、ヒドリガモ、オナガガモ、セグロカモメ、キンクロハジロ、ハジロカイツブリ、コチョウゲンボウ、コミミズク、ハイイロチュウヒ、オオジュリン 計55種 同行者観察 アリスイ、アカハラ