相模川河口から酒匂川河口へ。
酒匂川河口の右岸を西湘バイパス付近から飯泉取水堰手前までの区間を探鳥した。
昨年の台風被害で酒匂川は橋脚の修理等の工事中の箇所があり、また河川敷の運動場は荒れ地と化していた。
水際の草地で小鳥でを見る機会がほとんどなく、オオジュリン、ホオジロ、シジュウカラ、カワラヒワなど常連さんを観察できず。
10羽前後のヒメアマツバメが乱舞していたが、その中には何とコシアカツバメやイワツバメの姿が!
冬の酒匂川の名物カワアイサは例年なら中流域での観察が多いが、本日は河口近くに多い。台風の影響で河川の様子もずいぶんと変わったからであろう。
カワアイサ雄
河川敷といえば、イカルチドリが3羽、時折背伸びをするポーズで向かい合っていた。
求愛行動の一つなのか?
猛禽類の観察も冬の酒匂川の楽しみである。
河川敷の草原ではオオタカ幼鳥、上空では獲物を持ったミサゴを観察。
河口付近では例年なら飯泉取水堰にいるカモメ類やカモ類の群れがいた。
カモメ類にはカモメの成鳥と幼鳥も混じっており、久々に成鳥のレモン色のくちばしを観察した。
昨年の台風は環境、施設、野鳥の生息域等に変化をもたらしたが、それでも相変わらず酒匂川の探鳥は種数も多くて楽しい。
見聞きした野鳥(観察順)
ヒメアマツバメ、カワアイサ、オオバン、アオサギ、カワウ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ユリカモメ、カモメ、ウミネコ、トビ、マガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、コサギ、ハシボソガラス、タヒバリ、ウグイス、ヒヨドリ、イカルチドリ、イソシギ、セグロセキレイ、ミサゴ、ハクセキレイ、ハマシギ、コシアカツバメ、イワツバメ、ツグミ、カワセミ、ハシブトガラス、オオタカ、コガモ、キジバト、モズ、ジョウビタキ、キセキレイ 計37種