探鳥記 2021.3.9 宮ケ瀬湖 早戸川林道 10:35~15:40 曇

2月23日以来の早戸川林道。

本日はガイドとしての探鳥で、目標はヤマセミを観察すること。

鳥仲間の情報では最近は午前中から観察される機会が多いそうだ。

駐車場からスタートして早々にエナガの群れと出会った。

良く見ると1羽が鳥の羽根だろうか巣材をくわえていた。
エナガ あの小さく短いくちばしにたくさんの巣材をくわえていることにビックリ!

エナガの群れに続いて、今度はミヤマホオジロが登場!

今季初めての観察となり、一気にテンションが上がった!

ミヤマホオジロ雌 換羽付近の黄色と腰の灰褐色に注目!

宮ケ瀬湖が見えてので水面付近をチェック。

前回は飛翔するヤマセミを観察した場所だ。

ヤマセミの気配はなかったが、ミサゴと遠くに浮かぶホシハジロが目に付いた。
拡大画像白い頭部が際立つミサゴ

ヤマセミのポイントである金沢橋まではベニマシコカケスが印象に残った。

木の実をくわえたまま森の中へ飛び去ったカケス

肝心のヤマセミは金沢橋を通過するまで見当たらず、バーダー達の中には諦めて帰る姿も。

本日はこのまま現れないのか?

最近の出現状況から楽観的であったが、ここにきて初めて不安となった。

その不安も金沢橋からさらに奥へ進む途中で解消、枝どまりする2羽のヤマセミを無時観察できた。

左)雌 右)雄 今季のお気に入りのポイントだが、2羽との距離が遠く、しかも手前のある樹木で撮影には不向きなポイントである

ヤマセミ観察を十分に堪能して、もうしばらく先に進むことにした。

途中でフサザクラのつぼみに群がるアトリマヒワカワラヒワ達や巣材集めに奔走するミソサザイを観察することができた。

マヒワ

アトリ

巣材をくわえるミソサザイ

巣材集めの合間に小休止するミソサザイ

復路もヤマセミウソの登場で盛り上がった。

さきほどより更に遠い場所にいたヤマセミ 

ウソ雄(亜種アカウソ) 出会えた喜びと見納めの悲しみが入り混じった

恵まれた天候の中、目的のヤマセミを観察でき、またこの時期にしては冬鳥を一通り観察でき、気持ち良く探鳥を終えることができた。

見聞きした野鳥(観察順)

ツグミ、シジュウカラ、エナガ、ヒガラ、アオジ、ミヤマホオジロ、ウグイス、キジバト、ホシハジロ、ミサゴ、トビ、マガモ、カワウ、アオサギ、ヤマガラ、ベニマシコ、カケス、カワセミ、ダイサギ、ヤマセミ、カルガモ、キセキレイ、コゲラ、メジロ、コガラ、マヒワ、アトリ、カワラヒワ、カヤクグリ、ミソサザイ、ルリビタキ、ウソ、ハシボソガラス、カンムリカイツブリ 計34種

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