探鳥記 2019.5.5 富士山 前半 4:10~18:30 晴れ

1年ぶりとなる富士山探鳥、今回は富士山麓の南部を中心に探鳥した。

裾野市 十里木周辺  4:10〜6:10

夜明け前の暗闇の中、耳をすますとノビタキのか細い鳴き声がする。

時々キジの甲高い鳴き声が周囲に響く。

ヨタカの鳴き声をキャッチすべく集中していると、近くからオオジシギの鳴き声が聞こえて来てビックリ!

上空からか?地上からか?辺りを見渡したが、どうやら目の前の草原にいるようだ。

早朝のコーラスが始まる前に森へ移動。

コーラスの序幕はクロツグミ

その後は様々なさえずりが聞こえて来たが、特に目立つのはコルリの声。

森のあちこちから聞こえて、5個体以上はいるようだ。

センダイムシクイウグイスオオルリキビタキイカルミソサザイなど分かりやすくハッキリと鳴く声がトーンダウンした頃に、遠くで鳴くアオバトトラツグミの声を聞こえて来た。

気づいたら周囲は明るくなっており、声だけでなく姿も楽しめるようになった。

前回同様にコルリが梢でさえずっている姿を発見。

更には地表で採食行動中のコルリを発見。以下の動画。

ぴょんぴょん歩く姿がカワイイ!

姿も声もしぐさも魅力、やはりコルリはお気に入り鳥だ。

野鳥の鳴き声も目撃回数も一段落した感じになったので、次のポイントへ移動。

見聞きした野鳥(観察順)
ノビタキ
キジ
オオジシギ
ホオジロ
クロツグミ
ハシボソガラス
ウグイス
シジュウカラ
ヤマガラ
センダイムシクイ
ミソサザイ
ヤブサメ
コルリ
オオルリ
キビタキ
イカル
アオバト
ツツドリ
カケス
エナガ
ヒガラ
ゴジュウカラ
トラツグミ
コサメビタキ
ハシブトガラス

計25種

西臼塚    6:45〜9:30

駐車場に到着してすぐ、地上にいる2羽のアカハラを発見。

森の中に入ると地上ではミソサザイ、樹上ではカラ類が目立つ。

遠くからはツツドリコマドリの声が聞こえて来た。

臼塚はこんもりした舞台のような場所で、声が良く周辺に通るせいなのかアカハラが盛んに鳴いた。

ツツドリは当初遠くから「ポポ、ポポ」とBGMとして聴き楽しんでいたが、何と4羽が一同にこの塚に集まり、鳴き始めたのには驚いた。

おそらく縄張り争いをしていたのだろう。

それにしても直ぐそばの樹上で重低音の鳴き合いは嬉しさよりむしろ何か怖さを感じるほどだった。

声といえば、メボソムシクイの悲しげな声をここで初認。

駐車場に戻り、今度は道を挟んでは反対側のさらに低いエリアに向かった。

ここではビンズイコサメビタキなどを観察。

以前探鳥した際はコルリコマドリが生息しているような場所があったと記憶しているが、見当たらず。

次のポイント・富士宮口5合目へ移動することにした。

見聞きした野鳥(観察順)
アカハラ
ヤマガラ
ヒガラ
ミソサザイ
ゴジュウカラ
ツツドリ
コマドリ
メボソムシクイ
イカル
コサメビタキ
キジバト
カケス
キビタキ
コルリ
コガラ
キクイタダキ
ハシブトガラス
センダイムシクイ
ビンズイ
ウグイス
アオゲラ
クロツグミ

計22種

富士宮口 五合目    9:50〜11:20

五合目の駐車場周囲の山肌にはまだ雪が残っている。

スキー板を担いでこれから斜面を滑る人もいるくらいだ。

ここから宝永火口の周辺を探鳥して、イワヒバリホシガラスなどを見る目論見だった。

しかし、コース上は雪が積もり、始めのうちは丁寧に歩いていけば大丈夫と思っていたが、歩行自体も難儀してきた。

ここはハマる前に引き返すのが良いと考えて、駐車場まで戻ることにした。

駐車場からの観察に切り替えて、下の斜面を注視すると、ルリビタキ雄を2羽発見。

意外と近くにいるので、まだ縄張り争いはしていないのかな?

ここでは少なくとも4羽のルリビタキを観察。

さえずりは控え目で、登ってきたばかりの感じがする。

期待のホシガラスを探索したが、ハシボソガラスばかりだった。

次の目的地へ移動。

見聞きした野鳥(観察順)
ルリビタキ4
ハシボソガラス
カヤクグリ
ヒガラ

計4種

後半へ続く。

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