谷津干潟から葛西臨海公園へ。
まずは西なぎさへ。
橋の上から東なぎさの様子を簡単に探索すると、クロツラヘラサギを発見。
ちなみにこの日はクロツラヘラサギが2羽いたとのこと。
他に目立つのはユリカモメ、チュウシャクシギ、ミヤコドリの大群。
橋を渡り終えて西なぎさの波打ち際を観察するもシギ・チドリはいない。沖合の杭にコアジサシが2羽、今期初めての観察。
東なぎさの方へ移動し、中の様子を探索。
ホウロクシギが少なくとも3羽いた。
ダイシャクシギと迷う個体もいたが、この3羽は羽を広げた際に腰が白くなかった。
ミヤコドリはざっと約300羽、三番瀬の越冬組が潮干狩り回避で移動して来たのだろう。
チュウシャクシギは約130羽、さきほどの三番瀬組と別なら合計160羽近くがいることになる。
西なぎさから東なぎさを望む 手前)チュウシャクシギ 奥))ミヤコドリ
両なぎさの間にある水路付近には、この時期キョウジョシギ、キアシシギ、アオアシシギなどがいることが多いが、本日は見当たらず。
目の前にはスズガモやホシハジロが珍しく上陸中。
潜水しないカモに比べて脚がより後方に付いているのは分かっているが、両脚の幅もより広い気がした。
羽繕いをするスズガモ雄
鳥類園に移動して、レンジャーと最近の様子を聞くと、擬岩付近で渡り途中のオオルリとキビタキが、またクロツラヘラサギは何と2羽いるそうだ。
汽水池の擬岩観察舎ではアオアシシギ3羽とコチドリ1羽を確認。
繁殖羽となったアオアシシギ
アオアシシギは嘴が上にやや反り気味なので、水面近くにいる魚をすくい取るような採餌行動をしていた。
比較的大きいシギの部類に入るアオアシシギだが、時折このように歩くスピードが速い場面を見ることがある。
干潟で早足のシギ・チドリといえば、シロチドリ・ソリハシシギ・アオアシシギを直ぐに思い浮かべてしまう。
今回3羽のアオアシシギが汽水池にいたが、この冬の間、3羽で群れていた個体かもしれない。
夕暮れが近づいて来たので、本日はこれで終了。
見聞きした野鳥(観察順)
ダイサギ
クロツラヘラサギ
カワウ
ユリカモメ
ミヤコドリ
スズガモ
チュウシャクシギ
コアジサシ
ホウロクシギ
アオサギ
ウミアイサ
ホシハジロ
ハクセキレイ
イソシギ
カワラヒワ
ツバメ
セッカ
キンクロハジロ
カイツブリ
シジュウカラ
ヒヨドリ
カルガモ
ツグミ
アオアシシギ
コチドリ
計26種