谷津干潟から三番瀬へ。
満潮の時間が近いのでシギチドリ観察にそれほどの期待もしなかったのだが、、、。
海岸に出ると干潟はほぼ消滅しており、水没を免れた場所にシギチドリが集まっている状態だった。
キョウジョシギ雄 頭頂の縞模様と指先に目が行ってしまった
水没してもオオソリハシシギはくちばしが長いので、なお活発に食事中。
オオソリハシシギ雌 この画像からくちばしの前方は柔らかいのが分かる
オオソリハシシギ雌 雌のくちばしは雄より長くて立派である
動き回るオオソリハシシギと対照的にオバシギがのんびりとしていた。
オバシギ 奥はオオソリハシシギ
ギリギリまで食事をしていたシギチドリ達が立ち去った後、今度はトウネンの群れが波打ち際にやって来た。
トウネンは食事をするのではなく、海に向かってじっとしている。
トウネンの群れ
じっくり観察する良い機会だと1羽1羽の繁殖羽の様子を観察していると群れの中に1羽どこか違和感を感じる個体がいた。
よく見ると喉が白く、胴体も周囲のトウネンに比べて寸詰まりに見える。
おぉ、ヨーロッパトウネンだ!
ヨーロッパトウネン
そのまま、そのまま!と飛び去らぬように祈り続けながら観察・撮影を開始する。
この群れは飛び去るどころか、その場でしゃがみこんで本格的に休憩に入り出した。
幸福な時間が続くかと思っていたが、向こうから波打ち際を歩く人がだんだんと近づいてきた来て、悲しきカウントダウン開始。
ゼロになる前に群れは飛び去ってしまった。
その後もトウネンの群れは時々波打ち際に飛来するものの落ち着きなく直ぐに飛び去るの繰り返し、やがて姿が見えなくなった。
帰る前にとりあえず三番瀬の左突端の堤防へサルハマシギがいないか確認に向かった。
堤防上ではハマシギやトウネンなどの大群が休憩中。
何度も群れの端から端まで探索してようやく赤褐色の目立つサルハマシギを発見。
本日はここでお開き。
谷津干潟よりも更に間近でトウネンやヨーロッパトウネンの繁殖羽を観察することができて、立ち寄って良かった!
明日に続く?
見聞きした野鳥(観察順)
キョウジョシギ
オオソリハシシギ
ダイゼン
キアシシギ
コアジサシ
オバシギ
トウネン
ヨーロッパトウネン
ミユビシギ
サルハマシギ
計10種