年明けの頃だったろうか、秋に新横浜公園に飛来してその後立ち去ったメジロガモが薬師池公園で見つかったという話を聞いたのは。
その後、薬師池公園から新横浜公園に舞い戻って来て、メジロガモとクビワキンクロ雌の豪華2ショットがしばらく新横浜公園で観察された。
そして、最近は2羽とも薬師池公園に移動して観察され続けている。
もうすぐカモのシーズンも終わり、今シーズンは2羽とも偶然の長逗留であって、来年会える保証はない。
また、渡って来た頃とは羽根の様子に変化があるかも気になる。
町田市の薬師池公園に14時40分到着。
薬師池公園の裏山は恩田川の源流域であり、以前に恩田川の源流から河口までの探鳥の際に来たことがある。
滞在時間が限られていたので、2種中心にさっと観察した。
まずはメジロガモである。
昨年10月15日以来の再会である。
到着時には居眠りの最中で時々目を開けては周囲を観察していた。
メジロガモ雄は、他のカモとの識別の観点からはお尻と虹彩の白さが重要であり、遠目からでも目に付く。
が、今回久々の再会で印象に残ったのは、赤を基調とした格調ある色合い、特に頭部と胸の小豆色の鮮やかさである。
動画
次にクビワキンクロ雌だが、2羽同時に観察できない日もあるようだが、今回はキンクロハジロの小群の中にいるのを観察できた。
新横浜公園では、この距離で観察できることは珍しかったので、今回はじっくり観察できた。
この顔を見るとなぜか小鹿を思い出してしまう。
下腹は真っ白ではなく細かな斑が見えること、脇腹は成鳥に比べて赤みが乏しいことから、雌の第1回冬羽と思われる。
左前)キンクロハジロ雌、左奥)キンクロハジロ雄、右)クビワキンクロ雌
薬師池公園での観察を終える時間となった。
改めて町田の都市公園でメジロガモとクビワキンクロを観察できるとは不思議な気分だ。
大阪からわざわざ観察に来たバーダーもいた話を聞いた。
同行者の一人と町田駅で別れて、強欲カモツアーは終わる予定だった。
が、まだ明るいということで近所にある奈良山公園でオシドリを観察へ向かった。
見聞きした野鳥(観察順)
メジロガモ
キンクロハジロ
クビワキンクロ
キジバト
シジュウカラ
コゲラ
計6種