カモの観察シーズン序盤、横浜市内のカモの飛来状況を知りたく、前週の新横浜公園に続き、第2弾として長浜公園で観察することにした。
長浜公園に向かう途中、そばにある幸浦沿岸に寄り道することにした。
ここは冬の最盛期には数百羽単位のスズガモの大群が観察できる場所である。
なぜか例年1月に入ってからの観察が続いており、この時期がどんな様子か楽しみだ。
到着後、しばらくイソヒヨドリの姿や美声を堪能して、いよいよカモ探索を開始。
目の前に広がる湾の海面にはスズガモはもちろん他のカモ類やカイツブリ類もいない。
残念!と思った矢先、堤防上にいるキョウジョシギを発見!
1羽だけかと思いきや現場を去るまでに合計4羽を確認することができた。
ここでは毎年20羽前後のキョウジョシギの小群が越冬しているのが、この4羽が渡りの途中なのか?それとも越冬するのか?分からない。
ちなみに後日談であるが、我々が観察した日の以前に観察した先輩バーダーの方の話では、付近で19羽のキョウジョシギを確認したとのこと。今回のキョウジョシギ達はその19羽のうちの4羽の可能性もある。
例年キョウジョシギとの距離が遠いのでスコープでの観察で終わってしまうのだが、湾内を一通り探索し終えて再度キョウジョシギに目線を送ると、本日は珍しく10mくらいのところにいるではないか!
キョウジョシギ 幼鳥から第1回冬羽に換羽中の個体と思われる
たいてい観察する時は、下を見ながら採餌しているので、この姿勢は新鮮だ
遠くからの観察だと羽縁が白い幼羽が目立っていたが、近くから見ると冬羽がずいぶんと生えているのが分かった。
キョウジョシギを観察中、仲間が向かいの防波堤のテトラポットにいるクロサギを見つけた!
クロサギ 横浜市内での観察は興奮してしまう。しかも2羽!
冬季は、この防波堤でミサゴや東京湾では珍しいウミウがいることがあるので要チェックである。
スズガモは観察できなかったが、クロサギ・キョウジョシギと淡い期待をしていた鳥に出会うことができて、気持ちよく長浜公園に向かった。
続きは次回。
見聞きした野鳥(観察順)
イソヒヨドリ
キョウジョシギ4
イソシギ3
ムクドリ
カワウ
ウミネコ
セグロカモメ
ハシボソガラス
トビ
ミサゴ
クロサギ2
計10種