陣馬の滝から朝霧高原へ。
今回は主にハイイロチュウヒ、コミミズクなどの猛禽類と高望みで密かにオオモズを観察することを目的とした。
冬場の朝霧高原内の猛禽出没スポットを知らないので、まさに手探り状態での探鳥となった。
広大な草原内を転々としたが、牧場付近ではカラスとノスリを、草原ではホオジロを目撃することが多かった。
転々としたが、なかなか良い出会いがないので、長瀞ダムそばの見通しの良い草原での定点観察に切り換えた。
付近に到着してすぐに「フィッ、フィッ」というベニマシコの声が聞こえてきた。
周囲を探索すると、少なくとも5羽の群れを確認した。
我々にそこまで警戒した様子もなく、しばらく採食行動を観察できた。
動画① 雄と雌
動画② 雄
群れが去ったので、猛禽探索を開始する。
360度見渡す限り、ひたすら探索を繰り返す。
結局、この場を離れるまでに私は遠くの樹上にいるノスリを、仲間はハイタカが飛んでいくのを目撃しただけだった。
この場所はそもそも観察に不向きだったのか?それとも今年は猛禽類が少ないだけなのか?
野鳥観察はいまいちであったが、何と言っても雄大な富士山が目の前にあり、富士山好きにはたまらない光景だった。
横浜から見る夕暮れの富士山は山容がシルエットなのだが、反対側の静岡から見る富士山は刻々と夕暮れが進む中で山肌の色合いが微妙に変化していった。
朝霧高原から望む
夕暮れとなり、夜行性のコミミズクが動き出す頃である。
最後に草原の上をヒラヒラと舞う姿を想像して朝霧高原を去ることにした。
見聞きした野鳥(観察順)
ホオジロ
シジュウカラ
ノスリ
ハシボソガラス
ヒヨドリ
ベニマシコ
カワラヒワ
コゲラ
エナガ
モズ
計10種 目撃談 ハイタカ