探鳥記 2018.1. 27 金沢臨海部 前半 10:35~16:15 晴れ

富岡総合公園 10:35~12:30

数日前に富岡総合公園にレンジャクが飛来した話を聞いた。

ここ数年はレンジャクの飛来が確認されておらず、久々の朗報であった。

ということで今回は富岡総合公園を含めて金沢臨海部探鳥を行うこととした。

レンジャクポイントへ向かう前に公園内を見ることにする。

駐車場そばのスロープ付近は冬のこの時期は要チェックの場所だ。

駐車場から見たスロープ

昨年はクロジアオジアトリシメカラ類の混群、アオゲラを観察でき、充実した探鳥だったが、今回はシメウグイスをチラッと観察しただけとなった。

公園内は閑散としていたが、知り合いバーダーの御夫婦とお会いすることができ、しばらく野鳥談義に花が咲いた。

いよいよレンジャクポイントへ向かう。

バーダーが数人おり、ここで鳥仲間と合流する。

話によるとレンジャクは朝から観察されていないようだ。

いつ来るかいつ来るかとレンジャクの登場を期待したが、盛り上がった場面はノスリが上空を通過したのみ。

今日は残念ながら出ないと見切りを付けて、次のポイントである幸浦沖へ移動した。

見聞きした野鳥(観察順)
ヒヨドリ
シメ
ウグイス
ハシボソガラス
ヤマガラ
エナガ
メジロ
ノスリ
ムクドリ
キジバト
ツグミ
トビ
カワラヒワ
コゲラ

計14種

幸浦沖 13:10~14:00

富岡総合公園近くにある幸浦沖の岸壁に移動する。

ここは前方奥には300羽近くのスズガモの群れと数羽のカンムリカイツブリが混ざっている。

今年は両種とも例年より半分くらい少ない感じだ。

湾内奥に浮かぶスズガモの群れ

遠くからだとスズガモ雌の目先部分の白さが目立つ。

左岸の堤防下にはキョウジョシギが打ち寄せる波を避けて群れで食事中である。

画面中央にキョウジョシギが群れでいる

今年も越冬中のキョウジョシギを観察できたが、その数は約30羽で今までで一番多い。

横浜の湾岸でキョウジョシギが30羽も越冬中していることに改めて驚くし嬉しいことだ。

左右に伸びる前方の堤防では頻繁にクロサギミサゴが観察されるが、今回は観察できず。

※2月4日に湾内を飛翔するクロサギを観察した。

この堤防突端はウミウポイントであるが、今回も観察できて地味に嬉しい。

ウミウは冬季は三浦半島では普通に観察できるが、東京湾岸では稀である。

更にここから南の岸壁に移動する。

ここでは例年カンムリカイツブリの大群とそれに混じるアカエリカイツブリが見どころである。

また時々ヒメウウミアイサウミウも観察できる場所だ。

今回はいつも前方にカンムリカイツブリの群れがいるのだが、数羽がポツリといるだけである。

こんなにカンムリカイツブリが少ないのは初めてなので戸惑った。

左右をじっくり観察すると左手奥の水面に数羽のカンムリカイツブリを発見。

アカエリカイツブリも少し離れたところにいる。

遠目だとなおさらアカエリカイツブリカンムリカイツブリの白さに比べて灰色に見える。

幸運にもヒメウが岸壁の上でカワウとともに上陸して休憩中だった。

ヒメウの背中が太陽光線を受けて緑色光沢に輝く様は綺麗でしばらく見入ってしまった。

※幸浦沖は60倍のフィールドスコープを使用しての観察となるため、カメラ撮影には厳しい探鳥地です。

見聞きした野鳥(観察順)
キョウジョシギ
スズガモ
カンムリカイツブリ
イソシギ
ムクドリ
カワウ
ウミウ
オオセグロカモメ
セグロカモメ
アカエリカイツブリ
ヒメウ
ミサゴ
ウミネコ
オオバン

計14種

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