探鳥記 2017.7.22 二子山 15:15~18:20 晴れ

半年間ぐらい前からお腹が出ているのが気になっていた。

探鳥でずいぶん歩き回っていると思っていたが、、、。

どうせ運動するなら街中よりも森の中で野鳥を見聞きしながら歩くほうが良いだろう。

ということで、今回は探鳥目的というより減量目的で二子山の大山林道を歩くことになった。

林道を2往復するぐらいの勢いで逗子へ向かった。

1往復目 15:15~16:50

林道入口に到着。

上空では換羽中のトビが弧を描いて飛んでいる。

さすがにこの時期はオオルリセンダイムシクイなどの声はもう聞こえない。

林道沿いに流れる川では子供たちが川遊びをしている。

林道内では「ホーホケキョ」のウグイス、ホオジロの声が聞こえるが、それ以外の鳴き声は聞こえない。

が今回予想外に嬉しかったことは「カナカナカナカナ」というヒグラシの鳴き声を聴きながら林道を歩けたことだ。

汗がダラダラ状態でも不思議とヒグラシの声を聴くと涼しい気分になった。

ヒグラシの声です。

林道終点に16時に到着。

林道終点でサンコウチョウを見聞きできることを期待したが現れず。

ここではセンダイムシクイの「チ―、チヨー」という声を聞いた。

「チヨチヨビー」のさえずりにしては中途半端な感じがする。

地鳴きの意味合いなのか?若鳥の声なのか?

これがその声です。

復路の途中、ウグイスホトトギスの声がするポイントがあった。

しばらく待機したが、鳴き止んでしまった。

2セット目?の楽しみを取って置こうと先に進む。

17時前に無事大山林道の入口に戻って来た。

ようやく一セット目が完了だ。

もう一往復するか疲れからか迷うが、夕暮れ時の方が野鳥の声を聴けるはずと言い聞かせて2セット目へ突入!

2往復目 16:50~18:20

足取り重く林道を進む。

森の奥からアオゲラホトトギスの声が時々聞こえる。

2セット目にして、ようやくヤマガラシジュウカラの群れと会うことができた。

群れの中にオオルリ若がいないかチェックするが、いない。

先週探鳥した鳥仲間の話によると、カラの混群にオオルリ若が混ざっていたとのこと。

ようやく17:40に林道終点に到着。

林道終点で休んでいると樹林の上の方からサンコウチョウの地鳴きと脱力系?のさえずりが聞こえて来た!

2セット目の決断が報われた瞬間である!

長い尾をした雄と幼鳥?雌?の2羽を確認できた。

サンコウチョウは下には降りてこずに森の奥に消えていった。

1往復目のセンダイムシクイの声を今回も期待したが、聞こえず。

復路の途中ではウグイスが近い距離で「ホーホケキョ」と「ケキョケキョケキョ」と盛んに鳴いている姿を観察できた。

時々ホトトギスが「特許許可局!」と森の奥の方で鳴いている。その場で待機中に幸運にも上空を飛ぶ姿を確認できた。

このホトトギス、この時期になってもウグイスへの托卵を狙っているのか?

単に鳴いているだけなのか?

そもそもウグイスは繁殖条件が整えば、この時期でも繁殖活動をするのだろうか?

ウグイスホトトギス、ヒグラシの音が静かな林内に響いてなかなか良い時間だった。

だんだん林内が暗くなってきたので、先を急ぐ。

早足で進みながら、途中エナガカワセミの声を聞いて、無事入口に到着した。

まとめ

・大山林道を2往復で2万歩近く歩いた。

・ゆっくり歩いて片道平均40分くらい。

・消費水分量はペットボトル500ml×3本である。この時期はやはりこのぐらい用意して正解だった。

・逗子駅行きの最終バスの時刻(川久保バス停17:25)は過ぎており、歩く覚悟はできていたのだが、重い足取りでの駅までの徒歩40分はキツかった。

・今回の新発見は林道に響き渡るヒグラシだろう。ヒグラシ好きにはおススメの場所。

見聞きした野鳥(観察順)

スズメ
キジバト
ウグイス
ホオジロ
ヒヨドリ
トビ
ホトトギス
メジロ
センダイムシクイ
ハシボソガラス
ヤマガラ
シジュウカラ
サンコウチョウ
エナガ
カワセミ

計15種

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